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独り言: 敢えて時流に逆らってITと著作権法制

 ちょっと前から話題になっていて数日前にコメントしようかと思っていたことですが、疲れていてタイミング逃した(らまとめができてた)のと考えてたら結局面倒くさくなったので、最初の第一印象に立ち返ってみます。というか一言言っておきたい。
 ネタはこれ。
偽史「著作権法のせいで日本では検索エンジンができなかった」は誰が吹聴しているのか - Togetterまとめ
 ネタにすると言いつつ面倒なのでちゃんと読んでないんですけど。

 基本的には私は、日米の著作権法の違いはやはり業界の勢いに影響しているという立場なんですが、さすがに
  • 日本に検索エンジンがなかったとか
  • フェアユースのお陰でGoogleが生まれたとか
いうような話が出てくると背中から撃たれているという感じ。まあ私自身も調子に乗った話をしちゃったことはあるので反省(笑)。
 前者については明確にデマとしか言いようのないものだし。いやまあ生き残るようなのがという意味でも篭ってれば別ですけど。後者については、それは有利な条件の一つとして挙げ、「〜得た」くらいの表現ならまだ……。

 考え方としてはこんな辺りが近いかな。
日本製検索エンジンが生まれなかったわけ: 花水木法律事務所
 タイトルはちょっとアレですが、

話半分以下で読んでほしい。

と宣言しているのでまあいいですよね。で、キモはこの辺り。

結局のところ、彼我の違いは法制度ではなく、精神構造の違いではないのだろうか。

つまり検索エンジンを違法と断ずる法律がないとき、Googleは「検索エンジンを作ってよい」と理解し、日本人は「作ってはいけない」と理解した。「規制が無い」ことを「自由」と理解するのか、「禁止」と理解するのかの違いである。もし違法となった場合のリスクを、Googleは「取り」、日本人は「避ける」。


 私はこれに加えて、これはちょっとどこで読んだのか失念してしまいましたが、日本の企業は役所に、どう判断/解釈するのか決めて欲しいと言うらしいんですよね。だから、ここで言うところの「精神構造の違い」は法制度にも込められていると思うんですよ。いや立法府は国会だという建て前はおいといて(笑)。

 私がよく使う言い方だと、日本では役所の人が考えて判断した結果を法律にしますが、あちらだとその考えて判断するための基準が法になっているという印象です。だからスピードも違うしムチャを押し通す余地がある。
 余談ですが、日本で著作権的にグレーというのは、クロだけど訴えられるかどうかがグレーという場合が沢山あるので区別が必要ですよね。二次創作とか。

 また、これは精神性の問題と片付けてしまえることでもないとも思います。
 日米で比較すると、あちらはまず訴訟でまあ場合によっては示談もという感じだと聞きますが、日本では訴訟ってそういうの全部駄目だったときの最終決戦の場で、訴訟やってるというだけで企業イメージに影響あったりしますしね。逮捕された!→即ち犯人、というのとも似ているかも。そりゃリスクそのものの大きさが違うんだから違いも出るんでは?

 あと、著作権法の話をするのなら検索エンジンよりもYouTubeみたいなのの方が適しているかも知れませんね。
 まあ、あそこがその後どこの傘下になったかを考えるとやっぱり紛らわしいですけど(笑)。

独り言: 来週、日美がエロい!

 いやまあそう言う程のことでもないですけど、方向性がね。

 タイトルの「日美」とはNHK Eテレの日曜美術館のことですが、来週(2017-03-05)の日美は、朝と夜(前週=今日の再放送)が
という組み合わせ(笑)。いやクラーナハはアンコール放送らしいですけど。その意味では両方とも再放送かな。

 クラーナハについては、

16世紀、謎めいたヌードを描き続けたルカス・クラーナハ(1472~1553)。500年たった今も、見る者たちを“誘惑する”その絵の魅力をひもといていく。

などという解説が付いていますが、ぶら美で特集してたときの山田五郎の解説が笑えましたっけ。
 ティツィアーノの方は、

エロスを追求したかに見える作品にティツィアーノが込めたメッセージとは?

とか書いてありますが、番組最後の辺りに出てきたこの人の言葉を聞くと、やっぱりエロ絵描きだったんじゃね?としか(笑)。それも、考えてみると神話や古典の二次創作エロ同人みたいなもんですよね。事情は違うにしても。

 それにしてもこの組み合わせ、わざとなんじゃないかと思えちゃって(笑)。

独り言: こ れ は ひ ど い(CSVバージョン)

 ちょっと話題になっていたのでどんだけ酷いのかと思ったらほんとに酷かった(笑)。
国民の祝日について - 内閣府

 もうだいぶ前にとあるPDFの話をしましたけど、あれはまあ状況が状況だったし、というのもないではないかな。ですが、今回のこのCSVはなんというか……もう言葉が出ない(笑)。
 まあ、こういうのが出てくる理由は多分決まっていて、「見やすい」ようにしているといったところではないでしょうか。問題は、人の目で見やすいこととプログラムで見やすい(つまり処理しやすい)ことは全く違っているということで。

 こういうのを作っちゃう人には、例えば今の時期に合う話題だと、給与支払報告の総括表でも書かせるとわかってもらえるんじゃないかな。同じ役割の書類で書く内容はどこも似たようなものなんですけど、自治体によって違う様式を送りつけてきてそれに書いて寄越せと言われる。
 中には紙が二つ折りになってるとか複写になってるとかあったりしてね。

 話が逸れますが、今年は地方税のポータルシステムであるeLTAXでトラブルがありました。
eLTAX | eLTAXへの接続障害について(これまでの経緯等)
[追記: 2017-02-24]
 情報が古かったようです。
eLTAX | eLTAXへの接続障害について(これまでの経緯と再発防止対策)
 まあ、どうせ本題とは関係ない話なのでどうでもいいですね。
[追記終わり]
 eLTAXのサイトで公開されている利用届出数を見ると大体毎年1月にどーんと増えているのですが、ここ数年を見てみると、これまでは多くても10万は行かなかったのが今年は14万近くに跳ね上がっています。
 これ推測ですけど、マイナンバーのせいじゃないですかね。
 つまり、これまで郵送していた給与支払報告書に、今年からは個人番号を記載することになったわけで。じゃあ書留で送らないとまずい?郵便料金跳ね上がるじゃん?なら電子化した方がいんじゃね? みたいな。

 話を戻すと、今回問題にしたようなデータは……いやあれはまあ大した量がないのでその観点で見る必要がどれだけあるかというのはありますが、ああいうのは「処理する」ためのものであって、であれば自ずとどのようであるべきかの判断基準も変わってくる筈で。
 つまり、同じ(ここでは祝日についての)情報なら形式を合わせてくれよ!という気持ちは、同じ内容の文書を相手に合わせて違う様式で出さないといけないような状況を想像してくれればわかってくれるのではないかな、と。
 だって、いかにもそういうのに苦労してそうな人が作ったっぽいデータだし。

 でも、ならなんであんなのが出てきたのかという謎が実は残るのですが……ほらお前等も苦労しろ!とわざとやったなんてことはまさかないですよね(笑)?

独り言: 凄いぞ、偽メディアは本当にあるんだ!

 ほぼ記事の紹介だけですが、トランプがよく言っているfake media(かな?)は本当にあったようで。

トランプ「スウェーデン」発言騒動 不正確な引用はメディアの信頼揺るがす(楊井人文) - 個人 - Yahoo!ニュース

毎日新聞は2月20日、ニュースサイトに「トランプ氏 偽ニュース発信?『スウェーデンでテロ』」との見出しで、トランプ米大統領のスウェーデンに関する発言とその波紋を報じた。これはトランプ氏が18日、フロリダ州で行った演説での発言を取り上げたもので、欧州の難民政策を批判する文脈で「あなたがたはドイツで起きていることを見ている。スウェーデンで昨夜、起きていることも見ている」(You look at what’s happening in Germany. You look at what’s happening last night in Sweden)と発言していた。しかし、トランプ氏は「テロ」とは言っていなかった。
(略)
問題となったトランプ氏の発言内容

We've got to keep our country safe. You look at what's happening in Germany. You look at what's happening last night in Sweden. Sweden, who would believe this? Sweden. They took in large numbers. They're having problems like they never thought possible. You look at what's happening in Brussels. You look at what's happening all over the world. Take a look at Nice. Take a look at Paris.

 結局問題はどこにあるのかというと、この記事で言う

日本のメディアでは「 」(引用符)をつけて人の発言を引用している形をとりながら、記者が発言の趣旨を解釈・忖度し、さざまざな手を加えてしまうことが、ほぼ常態化しているといっても過言ではない。

というところでしょう。
 実際のところトランプがどのようなメディアを指しているのかはともかくとして、偽メディアは実は、海を越えた我々の身近なところにあったんですね!

独り言: 言偏と人偏の混同?

 今回のネタはこれ↓。
道徳でプログラミング学習 規則尊重を順次処理通して | 教育新聞 電子版

小学校の道徳にプログラミング学習を関連づけた特別授業が2月6日、さいたま市立七里小学校(丸山雅夫校長、児童数411人)で行われた。指導したのは埼玉大学教育学部の山本利一副学部長。1年生道徳の内容項目「規則尊重」を、プログラミングの順次処理を通して考える展開を実施した。
(略)
内容項目「規則の尊重」を児童に考えさせるために、最初に山本副学部長と指導サポート役を務めた同大の学生たちは寸劇で、「バス停での割り込み」を再現。割り込みは迷惑行為であり、公共の場で順番を守る大切さを考えさせた。
(略)
最後は、再度、バス停での割り込み寸劇を見せ、順番を守る大切さを再認識させる締めくくりを工夫していた。


 あのー、プログラミングの世界で割り込みって普通、優先度の高い処理を行いたい時に使いますよね。重要だったり緊急だったり。
 ということは、「バス停での割り込みは迷惑」って話とかよりもむしろ、「救急車には道を譲らないといけませんね」的な題材になるべきじゃない? それが道徳ってもんよ。

 まあなんというか、形式上似ているところがあるからって、必然性のないものを結び付けるからこういうことになる。つまり、ちょっと考え方を変えただけで全く逆の意味になっちゃったりしてね。

 この件で連想したものがあって、それは前にも指摘したことがある、掛け算の順序の話。
 意味を理解させるのも重要だけど、だからと言って日本語の語順と掛け算の順序を一緒にしなければいけないなんていう必然性のないローカルルールを作っちゃったりすると、例えば中学に入って方程式を習い始めたらいきなり、習ったはずのことが「嘘」になる。
 xが二つとyが三つ合わさったら7になるのは普通、
2x + 3y = 7
このように書きますよね。
 こういうことが起ると、数学的センスがある子供は数学が嫌いになるんじゃない? バカバカしくて。センスがない子供は特に気にしないだろうけど。

 もっと連想をしちゃったものがあるんですが、それは、安倍内閣とTPP。
 TPP成立は確定したものと考えてそれに便乗して色んなものを混ぜちゃったもんだから、TPPなくなりそうでもTPP法案はやめられない、みたいな。まあそれに限らず、共謀罪だって児ポ法だって違法ダウンロードだって、なんかついでに他のもしょっぴければみたいな部分ありますし。

 これは、誰がどのような文脈で何について言っていた時の言葉か忘れましたが、目的の違うものを一緒にすべきではないというような話がどこかにあったように思います。
 タイトルで言っているのは論理と倫理ってことですが、上記の例全部、なんかそういう指摘が当てはまりそうな気がします。

独り言: トランプのことがほんとにわからないワケ

 これまでに何度か、トランプのことはわからないと言ってきました。
 彼が大統領に選ばれたことは、まあさほどわからなくもなかったんですけどね。だって、実にアメリカらしい人だし、彼が掲げるアメリカ像も実にアメリカ的だから。大統領になってからやっていることも、ああ実にあの国だなぁ、という感じ。

 本人のことは、まずその本人が色々と変化球を投げてくるので、本心がわからないというのはあります。
 しかしそれだけでなく、それを伝えるアメリカメディアが、たまに本当にトランプの言うような捏造(かそれすれすれのこと)をしているし、それを伝える日本のメディアはまたいつもの如く事実よりもイデオロギーだし。
 つまり、ただでさえわからない人物を、二重の(歪んだ)フィルターを通して見ていることに。

 まあでも、メディアがそうだからこそ彼の影響力はあるんだなぁと、これは橘玲氏が言っててなるほど確かになー、と思った次第ですけど。
 わざとやってるなら凄いなぁ。

独り言: エロと芸術の違い(笑)

 今週もまたアニメの感想も書かずにおかしな話を。サボってないで真面目にやれ(笑)?
 題材はこれ↓。
JASRAC、音楽教室から著作権料徴収へ 業界は反発「演奏権及ばない」 - ITmedia NEWS
 で、ネタとなるポイントはこの辺りです。

 少数ずつの生徒への教室使用が「公衆に聞かせるための演奏」(著作権法22条)かが論点だ。従来、裁判所は生徒も不特定者であるなどの理由で「公衆」と理解してきたがそれで良いのか。

 こういうテーマだとちゃんと、こういう議論が出てくるんだなぁ、と。

 何が言いたいのかというと、タイトルの通りエロのことです。
 公然猥褻とかって、愛好家が密室でやっても公然ですからね。で、上記のように、著作権の場合のような議論が発生することがありそうにも思えない。ただまあ、本質的に違うところがあるのである意味で必然と言えますけど。
 どこかというと、こちらは基本的に音楽で言うところの「聞かせるため」に相当するものしか多分ないし、増して教育のためのエロなんて考えられないですからね。むしろ教育上良くないものとされているし。
 だから、隠れてやっているものでも「取り締まり」の対象である、というわけですか。

 まあこういう話になるとまたいつものことを書いてしまいそうになるので、続きは省略することにしましょうか。
 それでもちょっとだけ書いちゃいますけど、そうやってエロを悪として取り締まる事って、まあやってる人たちは世の中をキレイにしているつもりでしょうけど、むしろ何かを助長していないですかね。
 約二つのことをね。

独り言: 昨年(2016年)の映像コンテンツ

 非常に今更なんですけど、昨年(2016年)は妙に、話題になる映像コンテンツの多い年だったような印象です。映画とかテレビドラマとか。
 その中から4つほど選んでコメントしてみますが、そんなことを言っている割にはうち2つしか見ていないという(笑)。

 最初のは、何度か感想を書いた劇場アニメ『君の名は。』。
 この作品については、実はこれまでに書いたこと以外にもうちょっとだけ指摘したいことがあったんですが、それとほぼ同じようなことを日経新聞の記事で読んじゃったので、結局やめました。まあそこで読まなかったからと言って同じことを考えている人がいないとも思えないのですが、一応(誰も知りませんけど)ここのルールなので。
 まあ非常に緩い、気分次第のルールですけど(笑)。
 あの作品はリピーターが多いと聞きますが、それはつまり、感覚面での魅力が多いということだと思うんですよね。知的好奇心だったら、そう何度も見るものでもないでしょうし。まあ、見る度に発見があるようなのもありますけど。
 あとこれは最初の頃にも書いたと思いますけど、あの作品って、というか新海さんの作品って、基本的にSFっぽいネタを使ってるの多いけどSFっぽくないですよね。少なくとも私の中ではそうではない。あまりそういう方面を追求しようとして味わう作品じゃないかな、と。
 突っ込みどころは沢山あるけど、見てるとそんなのどーでもいいかという気分になる圧倒的な美とノリが魅力かな。

 続いて、見てない作品を二作。
 一つは、劇場アニメ『この世界の片隅に』。見てないし多分これからも見ないでしょう。
 でも興味はあったので、あちこちの記事読んだしクロ現の特集番組なんかも見ました。一番最初は、これは誰がどこで言っていたのか忘れましたが、主役のCVがのんさんだということでこの作品を紹介できない日本のメディアは、という批判でした。
 それで大体のストーリーはわかりましたし、良作らしいということもわかりました。でもやっぱり見る気にはならないなぁ。もしかするとテレビで放送されたらわかりませんけど。いくらこれまでのとは違うと言っても、ああいうネタはもう散々なんですよね。
 喩えて言えば、霜降のステーキはとてもおいしいけど胃がもたれるから食べないとか、そんなのに似てるかな。いやあの作品を牛肉に喩えるのってどーかと思いますが(笑)。
 ちなみに全く関係ないし全く以てどうでもいいことですが、私は本当に霜降よりも赤身が好きです。どうもあれは、脂の味で誤魔化しているような気がして。ドレッシングで野菜の味がわからなくなったサラダみたい。

 そしてもう一つは『シン・ゴジラ』。
 これも見てないんですが、なんというか、日経ビジネスオンラインで特集組んでまして。
 それがまあ、一週間くらいならともかく、しまいにゃあんたらバカですか?と言いたくなるくらいの長期間やってまして。最初のうちはちょっと興味そそられましたけど、あれはもうネガキャンですね。なんか利害の対立でもあったんでしょうか。

 最後は、NHKの大河ドラマ『真田丸』。オフィシャルサイトは(ほぼ)なくなっちゃってて、ちょっと前に誰かが勿体ないと叫んでましたっけ。
 昨年中は全く触れませんでしたが、大河ドラマをあんなに真面目に見たのって一体何年振り?というくらい久し振りでした。いや真面目にっていうのも娯楽としてですけど。
 なんとなく予感はありました。始まる前、NHKのドラマ解説本に加え、A5版くらいのもちょっと真面目な解説本なんか買っちゃいましたし。

 敢えて一言で表すならば、三谷幸喜の脚本が凄かったという辺りに落ち着きましょうか。
 ちゃんとフェーズが考えてあるし。1月からの導入ではとにかくまず「掴み」に徹してるし、ちょっとさすがにくどいかなと思い始めそうな微妙なタイミングで過剰な演出がすっとなくなるし。
 物語のあちらとこちらのつながりがよく見られるし。例えば、信繁と秀吉の出会いのシーンが、秀吉が死ぬ少し前に視聴者に思い出させるように繰り返されるし。真剣にという意味で真面目に見ていると、私が気付いたのよりもっと沢山あるでしょうけどそういうの。
 秀吉と言えば、小日向文世氏は面白かったですね。

 しかし、一番感じ入ったのは、関ヶ原でした。
 あれは、ほんの数十秒で終わってしまった(笑)というのも話題になりましたが、連絡が来たときにはとっくに終わってしまっていたという描写は、現代の人間には意表を突かれるところがあるでしょう。思えば、秀吉が中々登場しなかったのもある意味では同じ理由でしょうか。

 まあ、書いているときりがないし、などと言いつつももう始まったのは一年以上前なので細部まで憶えてないというのもあるしでこの辺りで切り上げますが、脚本の重要さをしみじみ感じた作品でした。過去の指摘とは正反対の意味で。

 って、何で私は、もう2017年になって一ヶ月も経った今頃になってこんな話をしているんでしょうね。
 実は自分でもよくわからないんですけど(笑)。

独り言: 倒錯集

 なんかこう名称と実体が乖離していることが多いなーという話を何度もしてきましたが、ここらでちょっとまとめてみようかと思い、徒然なるままに書き連ねてみようかと。
 まあたまにやっている「焼き直しシリーズ」のようなものですが、それだけだとさすがに何の芸もないので、ちょっとくらいは書き足すことにしましょうか。

 まずはサヨク。あるいは≒リベラル。
 とは言え、これはもしかすると日本の固有種かも知れず、となると倒錯的なのも半分くらい必然かも。
 どういうことかというと、もう言い飽きた感もありますが、右翼左翼という分類に入りませんよねサヨクって。まず国家(政府とか体制ではない)を非難しなければいけない。そういう構造を思想的に否定するというのではなくね。我らの国家は悪だ。それを出発点とすることが正しいのであり優れた者の証しであり選ばれたものである、と。
 で、どの辺りが倒錯的なのか。
 そのことを是としつつ、極めて日本的であることです。日本古来の感性がなければ成立し得ない。だから固有種かも?と思ったわけですが。
 例えば、言霊思想。「〜はない」と唱えれば存在しないことになると思っちゃうところ。
 例えば、想定される敵に武士道精神を期待しちゃうところ。丸腰の相手は見逃してくれるかなーみたいな。
 他にもありますが挙げていると次に進めないのでそろそろ切り上げます。

 次に挙げるのはメディア。
 メディアってつまりは媒体ですけど、実体は違いますよね。ネットで言えばゼロレーティングみたいな。情報に「角度を付け」て無知な民を正しい方へと導くのが仕事だと思ってるところ。表現は特定の新聞社から借りてきましたが、基本はどこも同じですよね。全然「媒体」じゃない。むしろクリエイターかも?

 これは元はこのブログじゃなく裏の方に書いたのですが、人権活動家が大概差別主義者であるという話。
 まあ要するに、特定の人(達)の人権を特別視することからスタートするので、ある意味そうなるのは時間の問題とも言えますか。

 そういう活動家の中で女性の権利がどーしたこーしたの人たちは、どうやら西洋に於て女性が解放される前の時代を目指しているようで、特に性に関しては極めて潔癖性というか嫌悪しているというか。
 ところが、これがまた正反対の立場である(自称)保守の人たちがそっくりなんですね。

 道徳だとか青少年の健全な育成がどーしたーこーしたの人たちは、まるでマンガの世界で不純異性交遊!と叫ぶ風紀委員みたいで。不純な異性交遊は好ましくないという話かと思えばそうじゃなく、異性交遊は不純だから不可になっちゃう。
 まあ確かに男女七歳にしてとか言いますが、(自称)保守の人たちが大切にする筈の伝統によれば、そこから十年もすると結婚していることが多いんじゃない?

 性のことが問題にされることがまあ一番多い気がしますが、そうやってお綺麗に育てるのって、食事で言えばサプリメントだけで育てるようなもので、実に「合理的」じゃないですかね。でも、「合理的」って彼等嫌いそうな気がするんですけど。清濁併せ呑むことも必要、とか言ってそうじゃないですか。
 勿論、鍵かっこを付けていることで表しているつもりではありますが、ここで言う「合理的」というのは一般的に使われている意味での所謂合理的のことであり、理に適っているか、筋が通っているか等とは関係ありません。

 結局こちらも、西洋人が見て驚いたような奔放な日本人ではなく、その西洋人、それも昔の(いや今でもそう変ってないと思いますが)彼等の感覚そのもので、一体どこが保守なのか私にはよくわかりません。
 明治以降とか今の政権は特にかもですが、長州辺りのかぶれ具合いが元でしょうか。

 さてこの辺りで上記の「書き足し」も含めて終りなのですが、予定外のことを考えちゃったのでちょっと更に書き足しておきましょうか。
 最後に出てきた明治の話ですが、王政復古って、あれ良かったんですかね。
 つまり、天皇さんにそんな俗なことさせて良いん?ということですけど。
 長いこと権力と権威を分離してきたのに、わざわざそれを西洋みたいにしなくとも良かったんでは。天皇陛下には維新のごたごたの時だけ降りてきてもらって、後はまた殿上だか天上だかにいてもらった方が、日本の神話にも似てこの国らしい構造が保てるんじゃないかなーと。

独り言: 表現の自由「か」

 こういう記事を見掛けまして。
表現の自由か、冒涜か-朴槿恵氏を題材にした「裸婦画」で論争勃発 「セクハラ」「やり過ぎ」批判根強く:イザ!

韓国の野党議員が主催した展示会に、朴槿恵(パク・クネ)大統領の写真を合成した裸婦画が出展され、大論争となっている。主催した議員側は「表現の自由だ」と強弁して徹底抗戦の構えだが、「セクハラだ」との厳しい批判も巻き起こっている。


 ここで見出しを「か」としてしまうのがいかにも産経ですね。それは全く別のレイヤー(コスプレイヤーではない(笑))の話であり、同列に並べて優劣を付けるべきものではないと思うんですけど。
 でもそういう意味では、以前同じくこういう話をしたときに引用したのも同じ「イザ!」でしたね。
佐世保の事件で気になる産経の今後の動向

 エントリ本文中で記事を引用した部分にはこうあります。

 日本も表現の自由との兼ね合いからヘイトスピーチ自体の規制はせず、名誉毀損(きそん)や脅迫など現行法の枠内で対応。弁護士出身の橋下市長もこうした背景を理解し、「(独自策は)表現を規制したり、罰則規定を設けたりするやり方はできない」と明言している。

 いや、エントリの最後の部分は引用の体をなしてないというのはおいといて。

 レイヤーが違うものなのにごっちゃにしてしまうというのは、やっぱり日本のメディアですねぇ。
 どういう辺りが、というのはまあ言わないでおきますけど(笑)。
プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

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