FC2ブログ

アニメ: 2012夏アニメ感想(13の二)

 夏アニメ感想、分割した二つ目です。

ソードアート・オンライン #13「奈落の淵」
 ついに、運命の75層ボス攻略です。

 ですが、その前に、大事な出来事が。例の釣り師のニシダさん↓との出会いです。
sao12_nishida1.png
 #11「朝露の少女」で出てきたこの↓おっさんは、やはりニシダさんだったようですね。
sao12_nishida2.png
 釣りをしているキリトに声をかけ、親しくなったニシダさん。筋力パラメータを買われて一緒に湖の「[ヌシ]」を釣ろうという話になります。
 そこで、ひと騒動あって、ちょっとした休日のお祭り状態に(笑)。

 そんな彼は実は、SAOの回線保守の責任者の人でした。それでこんなことに巻き込まれてしまい(原作によれば、彼は「自分の仕事はこの目で見ないと収まらない性分」だとか)、もう戻っても職があるかもわからない。キリトとアスナがヒースクリフからの連絡で前線に向かおうというとき、もうこのままでも、みたいな話になりました。
 そのとき、アスナが心の内を明かすのです。
 キリトによって、自分がどれだけ救われたか。

 それは、「圏内事件」の冒頭で描かれた、あの昼寝のときのこと。
 アスナは、最初のうちは悲嘆して毎日泣いていた。そして、あるときからは、現実に戻るために武器のスキル上げばかりしていた。張り詰めたそんな毎日の中、キリトの隣にいることで安らげることに気づいたのです。

「この世界で一日過ぎる度に、わたしの現実がどんどん壊れていっちゃう気がしたんです」
「彼はこんな世界でも、ちゃんと生きてる。現実世界で一日無くすんじゃなくて、ここで一日積み重ねてる」

 アスナがそれでどれだけ救われたのか。それからの、そして今のアスナがどれだけキリトを想っているか。そのことが彼女自身の口で語られたのでした。

 ここでひとつ、演出面で思ったこと。
 原作では、第一巻に収録されているこの話。しかし「圏内事件」は、ずっと後の第八巻収録。というわけで、原作ではここで結構な驚きがあるわけですが、アニメでは圏内事件が既に描かれているので、アスナがキリトを意識し始めたときのことは既知なのです。
 ならば、「圏内事件」のとき、冒頭の副団長としてきびきびと働く「攻略の鬼」アスナと共に、悪夢に苛まれるアスナをほんの一カット入れてくれたら良かったな、とか思いました。

 ところでどうでもいいんですけど、釣った魚を食うにも醤油がないからと残念がっているニシダさんにキリトが、醤油(の味のするもの)ならあると言ったときの驚きの表情と、「[ヌシ]」の顔が、これまた完全に一致(笑)。
sao13_nishida2.pngsao13_nushi1.png
 あと、それでキリト達の家に招待したときのアスナの自己紹介、やって欲しかったな。「キリトの妻のアスナです」というやつ。

 さて、どうやらかなりの強敵であるらしい75層のボス攻略に臨むにあたり、本当は逃げたいというキリト。ニシダさんが言っていたのと同じようなことを、つまりはずっとSAOの中で二人で暮したい、と弱音をはいてしまいます。
 でも、アスナは気づいていました。現実での自分達の体がどうなっているのかということに。

sao13_asuna1.png
「そうできたらいいね……毎日、一緒に……いつまでも……」
sao13_asuna2.png
「キリト君。考えたことある……? わたしたちの、本当の体がどうなってるか」

 つまり、現実でどうなっているかを考えると、そこにはタイムリミットがあるだろう、と。
 これまでにも何度か書いてきましたが、いくら別格の強さを誇るキリトでも、まだ「少年」に過ぎない。そんな彼にはやはり、脆さや死角、盲点があるのです。そこを補えるのがアスナなんですね。
 だから今回のボス攻略でも、

「だいじょうぶだよ。キリト君は、わたしが守る」
「……だから、キリト君はわたしを守ってね」

こういうことが言える存在なんでしょう。

 しかし、かなりの人数で挑んだ75層のボスは、それでもあまりに強すぎる。
sao13_boss1.png
 弾き飛ばされた仲間を受け止めようと腕をのばすアスナですが、
sao13_asuna3.png
その腕をすり抜け、消えていく仲間達。
sao13_asuna4.png
 広げた両手は虚しく空を掴むばかり。
 それでも、みんなと共に果敢に挑む二人。
sao13_boss2.png

 次回、#14は「世界の終焉」。一つの大きな区切りが訪れることになりましょう。

 というシリアス展開の感想のオチには、こんなものを。
sao13_asuna5.png
 アスナの脇乳の描き方がアレ過ぎる(笑)。

TARI TARI 最終話「晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり」
 いい最終回だった……(笑)。

 いや、言葉通りの意味でね。
 そしてもう一つ、これは声を大にして言いたいことが。

 私は、校長先生の待遇改善を切に望むものであります!

 それは、処分の再考とかではなく(それもあれば望ましいですが)、あそこまで頑張ってくれた校長先生に、物語として、何か報いるものがあって然るべきと感じるからです。例えば、合唱部面々からの感謝の言葉でもいい。

taritari13_rijicho1.png

taritari13_wakana1.png
「脅迫ですか」
taritari13_rijicho2.png
「教育だよ」

 こんな一触即発のやり取りの中、颯爽と(というわけにはいきませんでしたが(笑))登場し、

「やりなさい、文化祭。私が許可しよう」
taritari13_kocho1.png
「この学校の校長は私だ。文化祭に理事長の許可は必要ないし、理事長には生徒を直接処分する権限もない。私を……馘にすることはできるけど」

 いや、実はよく聞き取れなかったんですが(笑)、こう言っていたと思います。そして、こう叫ぶのです。

taritari13_kocho2.png
あんたにとってここはただの資産でも、生徒達にとっては大切な場所なんだ!

 これが、カッコ悪くてもこの職を賭しての頑張りがあったから、この後の全てが、あの素晴らしい白祭が可能になったのです。
taritari13_shirosai1.pngtaritari13_shirosai2.png
taritari13_shirosai3.pngtaritari13_shirosai4.png
taritari13_shirosai5.pngtaritari13_shirosai6.png
taritari13_shirosai7.png
taritari13_shirosai8.png
 劇の台詞にあった失った故郷とは学校の隠喩でしょうか?

 白祭の後には、紗羽が海外へ、そして卒業、卒業後のみんな。紗羽の渡航に当たっては、大智のちょっとしたドラマもありました。
 前回の感想に書いたことですが、OPムービーの最後でみんなが別々の方向に歩き出すのは、こういうことを示していたんでしょうね。
 大智と言えば、最後のテーマ曲とともに描かれた「その後」でのバドミントンの練習風景。以前は手の動きの話をしましたが、今回は全身が描かれているので、その足にも注目です。これ、ちゃんとできる人の動きを撮影してコピーしたんでは(笑)?

 そして、最終話はいつにも増して、背景が美しかったですね。もう、面倒くさくてやってられないくらいいい絵が一杯ありました。というわけで、その多さに圧倒されてここでの紹介は挫折。
 ネット配信か再放送があればテレビか、もしくはBDで、とご紹介しておきましょう(笑)。
TARI TARI 6 [Blu-ray]TARI TARI 6 [Blu-ray]
(2013/02/06)
高垣彩陽、瀬戸麻沙美 他

商品詳細を見る

tag : アニメ

コメント

非公開コメント

No title

 校長に関しては救いが欲しかったですね。

 彼だけその後不明というのはちょっと腑に落ちないというか、気に入らないというか、
不満ですね。
 あの学園祭は校長の行動があって出来たのだし。
 校長によってパンツを見せつけた理事長だが、あのシーン携帯電話のカメラで撮って
「これをネットでばら撒かれたくないなら学園祭をやらせて」という展開にしていたら
この作品台無しだったなぁ。
 
 バドミントンの動きはモーションキャプチャーによるコピーなのでしょう。
 
 このアニメはいい作品でした。
 本当に。

Re: No title

> 不満ですね。
あと教頭先生の言い方も。
理事長のいるあの場では正しかったと思いますが、やはり後で一言あっても良かったのではないかと。

> ネットでばら撒かれたくないなら
い や す ぎ る w

> バドミントンの動き
普通は描けませんよね。まあ、自分でかなりやってるという人がいたらできるかも知れませんが、それよりキャプチャーした方がはやいかと。

> このアニメはいい作品でした。
フミツキマサヒトさんのところ(一般)のコメントにも書きましたが、オリジナル作品の良作が出てくれると、なんかいい感じですよね。
プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
アクセス解析中