FC2ブログ

独り言: 報道用語の基礎知識

 今朝の日経新聞に、「古いプログラム言語「現代語訳」 基幹システム改良容易に」と題する記事がありました。
 何かというと、

古いシステムのプログラム言語を「現代語」に翻訳、若手技術者でもシステムを改良できるようにする。(略)ベテラン技術者の大量離職で古い言語を扱える人材が不足、システム運用に支障が出かねなくなっていることに対応する。

という趣旨だそうで。
 まあ、何を今更、という気がしないでもないですが本題はそこではなく、文中に出てくる用語が気になったのです。

 何かというと、「メーンフレーム(大型汎用機)」という表現ですね。

 うーむ。

 「メーンフレーム」でぐぐってみると、大概の場合、「メインフレームとも」と注釈があります。では、「メインフレーム」をWikipediaで調べてみると、「メーンフレームとも」なんていう表現は出てきません(さっき現在)。
 他の用語解説等を見てみても、「メーンフレームとも」という注釈があるものは見掛けませんでした。実際、私がIT業界にいたときも、「メーンフレーム」などと記述する人はそこでは見たことがないし、新聞等の報道以外の、その筋の文書でも見た覚えがありません。要するに、共通化のためか何か知りませんが、「報道のための記法」なんですね。

 そう言えば以前、なんでマスコミは「メイド」さんを「メード」と書くんだという話をしたことがありましたが、これも同じですね。実際に使われている記法がどうであれ、報道では報道の業界の記法で記述する。そういうことです。
 まあ、メーンとメインくらいならまだ音が同じですが、「プログラム言語」とか言われると、をい、という感じになりますし、同じく今朝の日経新聞の別の記事にある「交流ゲーム」ってなんだ?とか(「交流ゲーム 陰る成長 グリー、今期営業益横ばい」)、報道では色んな「報道でしか用いられない」用語が登場し、読むときに頭の中で、あーあれのことか、と翻訳しなければなりません。
 そして、新聞等で使用されると、一般の人がその用語を使い始めるんですよねー。

 結局のところ、そうやってわけのわからない用語が氾濫して、あちこちで認識の食い違い、齟齬が発生することになります。
 別にメディアでしか起きない現象というわけではありませんが、迷惑な話です。実際の用法とか全然関係ないんですから。

 今回、タイトルに「〜の基礎知識」と付けてみました。これは単なる様式美というかノリなんで、特に意味はありませんし、本文の内容でも基礎知識になんて触れていません。
 ちょっと、メディアの姿勢を参考にしてやってみました(笑)。

コメント

非公開コメント

No title

あー報道用語ってアレですか、「バールのようなもの」みたいな(笑)

Re: No title

名状しがたいというのなら無理して造語を用意してくれなくてもいいんですけどね。
プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
アクセス解析中