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アニメ: 2012夏アニメ感想(3)

 夏アニメ感想、その3です。

うぽって!! 第3話「あらって こすって」

「何だ、あれ」
「居合い撃ちですよ。本来点攻撃しかできない銃で、刀と同じような線攻撃を繰り出す技です。居合いの抜刀のようなスピードと遠心力で、フルオートの反動を打ち消すという、サブマシンガンの達人テクなんですよ」

 これで思い出したのが、これ。
狼の星座
 横山光輝の漫画で、時代は大正から昭和初期、日本人の主人公が大陸にわたって馬賊のリーダーになる話です。
 この中で、馬賊の銃の使い方というのが出てきました。モーゼル(C96らしい)を馬上で使うために、振り降ろすような撃ち方をしてたんですよね。
 いやー、懐かしい。

エウレカセブンAO 第十四話「スターファイアー」(episode:14 another truth)
 今週のエレナさん。
 エウレカを攻撃した筈なのに、皮肉にも助けるような結果になってしまって礼を言われ、一言。

「ありがとうじゃないっ!」

 前回、「ろくでもない女よ」と言っていたエレナさん。過去(もしくは未来)に一体何が?
 というかこの問いにももうそろそろ答えが欲しい……。

ココロコネクト #3「ジョバーとローブロー」

「自分以外の人間は、みんな敵だ」
「あんな不安定な人間、あたしは他に見たことない」
「あいつは拠所を必要としてるんだよ。何があっても自分を肯定してくれる存在をな」

 伊織のことをきちんと見て分析している、ように見える姫子。しかしなんだか、彼女自身が非常に不安定な人間に思えてしまいます。
 実際、太一が唯の抱えていた深刻な悩み、男性恐怖症の解決に一つの光明を見せるに至り、確信していた筈のことを考え直したりすることになりましたしね。
 …………。
 それにしても太一、そのぉ、いくら唯のためでもアレはねー…………(笑)。

ソードアート・オンライン #03「赤鼻のトナカイ」
 このエピソードを描くには、ちょっと、というか絶対的に時間が足りませんでしたね。
 原作ではこの話、50ページ強の短編です。しかし、それならなぜそんなに時間が足りないのか?
 それは、サチを死なせてしまったことをキリトがどんだけ引き摺るか、それが重要なんですが、そのことはこの短編以前に(つまりこのエピソード以外の所で)描かれていたからです。しかしこのタイミングでこれを入れようとすると、それを一緒に描かなければならない。よって、尺が足りないということになります。
 なんか、以前ブログに寄せられたコメントを思い出しました。

 また、なぜあの歌なのか。それもはっきりとはわかりませんでしたね。
 原作の、サチの遺してくれたメッセージから一部引用します。

 なんで《赤鼻のトナカイ》だけは覚えてるかって言うと、こないだの夜、キリトが言ってくれたからです。どんな人でも、きっと誰かの役に立ってる、私みたいな子でもこの場所にいる意味はある、って。それを聞いた時、私すっごく嬉しくて、それでこの歌を思い出したんです。なんだか、私がトナカイで、君がサンタさんみたいだな、って。

 そう、単にクリスマスだからクリスマスソングを歌った、それだけの意味ではないのです。その歌詞こそが重要だったのでした。そして、サチのメッセージでは、最後にこの意味が反転します。

 ……私にとって、君は、暗い道の向こうでいつも私を照らしてくれた星みたいなものだったよ。


○ おまけ:映画『けいおん!』
 昨日のBDレビュー(投稿日付的には今日ですが)に続き、スタッフのコメンタリを聞きました。
 キャストのコメンタリがキャラへの視点、世界の中からの視点になる傾向があったのに対し、スタッフのコメンタリでは、絵の説明が多かったですね。細かいところに実に色んな意味が込められていたり、とか。
 それと、ここは誰々さんが描いたみたいな固有名詞が一杯出てきました(笑)。
 あとは、前のレビューで言った画面の周辺部の効果ですが、撮影処理でレンズ収差とか本当に入れているらしいです。それとフォーカスワークなんかについても説明がありました。

 そして、とても印象に残った言葉。
 ラストの『天使にふれたよ!』のお披露目のシーンですが、あそこは山田監督(だと思うんですけど)の中では、感動するシーンと言うより、「気持ちのソフトランディング」とでも言うべきものらしいです。静かな着地、のような。
 私としては、テレビを見たときにはかなーり感動したのですが、映画を見たときの印象はというとなんか違っていて、で今回この表現が出てきて、ああ、なるほど、という感じでした。そういう表現があったか、という。

 ともあれ、キャストのもそうでしたが、制作に携わった人たちがどれだけこの作品やキャラたちを愛しているかがよく伝わってくるコメンタリでした。

tag : アニメ

コメント

非公開コメント

No title

モーゼルの馬賊撃ちは銃を横にしてなぎ払うんでしたっけ?地平に向かって水平に撃てばどれかしら当たるんじゃね的な発想で

No title

僕は物語に触れる上で、「時間」って大切なファクターだと思うんですよね。

それは「作中における時間(時系列)」のことでもあるし、「読者にとっての時間」のことでもあります。

もちろん時系列は大切です。時系列が破綻している物語はそれだけで興醒めしてしまうこともありますしね。

ただ。だからと言って「時系列的に正しい順番」が果たして「物語を見せる(魅せる)上で正しい順番」なのかな、と。

読者はよっぽどひねくれた読み方をしない限り、1巻・2巻…と読んでいきますよね。
読者はそうやってその物語との「思い出」=「時間」を積み重ねていくわけで。
その積み重ねがあるからこそ、「過去」のエピソードが生きることもあるわけで。

その積み重ねを考慮しないで「時系列的に正しい順番」に物語を再配置してしまうと、途端にそのエピソードが持つ「重み」が損なわれてしまうのではないかな、と。

「作中の時間」と「読者が積み重ねてきた時間」、どちらを優先して物語を見せるべきなのか。きっと難しい問題なんでしょうね。

Re: No title

> モーゼルの馬賊撃ち
昨日このエントリを書くときにちょっと調べたら、横、水平というキーワードが確かに出て来ました。しかし私の記憶では、『狼の星座』では縦だったんですよね。
というわけでもうちょっとぐぐってみたら、どうやら『メタルギアソリッド3』が水平だったようです。
連射するときはそう撃つのがいいらしく、また単発のときには振り降ろすといい銃なのだとか。
『狼の星座』では連射をしていた描写は記憶にないのですが、単に銃の特性以上に、またどれか当たるというのでなく、反動の受け流し、そして馬上の揺れ方等総合的に考えてそうしているという理由だったような。

Re: No title

>「時間」
先日の『氷菓』も今回のもそうですが、結局のところ、小説とアニメの形態の違いというのがこういった改変関連の事情にあると思います。

殆んどの場合、アニメは一つのシリーズで一作品のイメージがあるので、全体を貫く一つの何かがないとわけがわからなくなってしまうのだと思います。で、その「何か」に時間の流れを選ぶのが一般的な作り方のように思います。
対する原作小説は、これまた『氷菓』も『ソードアート・オンライン』も、典型的には一冊で区切ったものが連なっているわけです。リアルタイムに発行を追っている人は各巻の間に通常数ヵ月も間を空けるし、そうでない人もやはり意識の上で「ああ一冊読み終わった」と区切っているでしょう。

その「明確な区切り」がない状況で、どうやって時間を行ったり来たりしつつわかりやすく構成するか。
もしくは逆に、どうやってその「明確な区切り」を設けるか。
アニメのシリーズ構成ではその辺りが考えどころなのではないでしょうか。

No title

モーゼルはコンパクトだけどストックとタンジェントサイトで長射程を狙えるっていうんで体格の小さいアジア圏でもかなり好んで使われたみたいですね、日本軍ですら准制式の拳銃として採用していたぐらいですし
うぽって関連といえばFALとSG550はグアムで撃ちましたけどあれはあのキャラクターの通りのスペックですわ、エアガンしか弄ったことのない素人の私ですらかなり正確に当てられます、FNCも民生バージョンでいいからいつか撃ってみたいですねえ

Re: No title

なるほど。
思うんですが、うぽってのような作品って、銃に関してはかなり拘って作ってると思うんですよね。私にはわかりませんが。
多分、そうしないとマニアから苦情が出るんじゃないでしょうか(笑)。

ちなみに私は、実銃を撃ったことありません。そもそも海外に出たのって一度だけ(アメリカ本土)で、それも仕事でしたし。
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水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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