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独り言: オタクとネトウヨ

 まあ俗説として、オタクにネトウヨは多いですよね。

 と言ってはみましたが、そもそもネトウヨとは何なのか?

 右翼左翼ってのも、日本に当てはめるとどうにも変な言葉です。
 なんというか、普通は、まず国を維持することはそもそもの前提であり、その中で立場の違いによる右翼と左翼があり、別の国が外敵として存在するという構図が基本なんじゃないでしょうか。
 その辺り日本では、ちょっとずれていますよね。

一般的な例:右翼 - 左翼 - 国家の敵(外国)
日本の場合:右翼 - ?? - 国家の敵(外国, 左翼)
みたいな感じ。

 そしてオタクという言葉もいい加減わけわからないものではありますが、日本の文化に根差しているものを好んでいる場合が一般的でしょう。典型的には、アニメだの漫画だの。そして、日本の文化とは言っても新しいものです。

 その「オタク」と「ネトウヨ」が結構重なったりする。そこについては、サブカルチャーであるオタク文化の担い手が右傾化するなんてのは、文化の存在上の危機であるという見方もあります。
 しかし、「右翼」が何なのかを考えてみると、「右傾化」というのもわけがわかりません。
 日本文化を好む。そして新しい筈のサブカルチャー。まあ、それが保守化しているのはおかしいという見方は言葉の上では筋が通っているようにも見えます。
 でも、そもそも言葉の意味を考えてみると、途端にその説得力が失われる気がします。

 何の文化であれ、その背景がないものなど薄っぺらで大した価値があるとも思えません。サブカルチャーなどの新しいものが何かを否定するにしても、それは否定する相手があるからできることです。ピカソの若い頃の絵は実に「上手」でしたし。
 文化的な背景があってその上で何かが産み出される。そういう意味では、その立脚点であるもの、別の言い方をすればその文化圏に属していることで持つこととなる感性のようなものがなくては成り立たない。

 それはつまり、今回のテーマに当てはめてみれば、オタクが日本文化を強く意識するのは当然であるということでもあります。
 では、本来おかしい筈のサブカルチャーの右傾化とは何なのか?

 まあ簡単に言えば、日本では、自分の国を意識することが即ち「右翼」「右傾化」だということでしょうね。上記の「日本の場合」の「??」のところも、日本を肯定しているから「右翼」なのです。
 政治的な思想の上での分類ではなく、立脚点と向かう方向のみで考えてみると、オタクというのはその「??」のところに当てはまる場所にいるのではないかと思います。

 そして、所謂「ネトウヨ」は、保守、というよりも守旧である日本の意味での右翼(これまたややこしいことに右翼団体とはまた別ですね)とはちょっと違い、教育や報道などで伏せられることの多い情報(海外からのものも含む)に触れることが多いネットの民が日本を意識したときに生まれるケースが多いように見受けられます。
 これは、ネットのコミュニティを活用することが多かったり、そもそもの誕生の頃からコンピュータとの親和性の高かった「オタク」の条件と極めて高い相関が見込まれるグループであると言えます。

 パリでフランス文化に根差した新しい芸術が生まれたとして、それは「右傾化」なのか。日本以外でそんなことが叫ばれるとは思えません。要するに、右翼だの左翼だの言っても、たまたま右とか左とかいう表現になっているだけで、意味の上では日本独自のガラパゴス(笑)な言葉なんですよね。
 だから、「ネトウヨ」にしても、それはいわば語源もないぽっと出の薄っぺらで大した価値がない言葉なのであり、深い意味を期待することなどできない。

 結局のところ、恣意的にしか使えない言葉であり、だから恣意的に使われているということでしょうし、そもそもその誕生からして何らかの意図から発生したのではないかという気もします。そう主張している人もいますしね。

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

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