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独り言: 製造業大手の惨状について

 このところ、ソニー、シャープ、パナソニックのような家電大手の赤字が大きく報道されています。
 ここ三年くらいで、TOPIXとか見ると三割くらい下がってるようですが、でもこの期間、上場企業の三割くらいは実は株価が上がっているそうです。酷いのは主に大手企業なんですね。

 以前、日経ビジネス誌の特集についてコメントしたことがありました。
 その中で、シャープに関してはかなりダメっぽい感想を述べましたが、どうでしょう。あそこに書いたのは今後の戦略についてであって、今の決算、つまりこれまでの話とは別ですから。
 しかし、全く切り離せることかというと、やはりそうでもないでしょう。

 冒頭で挙げた三社のうち、パナソニックに関して書いたことはないと思います。
 これは中高年層としての感想ですが、ブランドを「パナソニック」に統一したとき、えぇー……?という感じでした。昔は、家電はナショナル、AV機器なんかはパナソニックとブランドをわけていたわけですが、それがパナソニックに統一されたと言うことは、「AV屋さんの家電製品~?」というイメージになるのです。
 作ってる人が同じだとしても、所詮は別分野のブランドであり、そんな軽いイメージの家電大丈夫?という気になります。ブランドイメージというのはそういうものです。
 そうなってからもうだいぶ経つわけで、若い層ではそんなことはないかも知れませんが、定着するまでの間のマイナスイメージの影響とかどうだったんでしょうね?

 家電大手、というよりも製造業大手が軒並惨状を呈しているのには、まあ共通するものを感じますね。というか、以前からずっと言っていることそのままですけど。
 結局、ものづくりだとか人材立国だとか言っていながら、人を大切にしていないからでしょう。

 モノを作る。機械のスイッチを入れて放っておけばできちゃうなら別にいいんですけど、そうじゃないですよね。
 はっきり言って、日本の製品は「仏作って魂入れず」という印象が拭えない。機械で測定できるようなところの出来はいいのもないではないんですけど。
 そういう、人に依存する部分がダメだから、こういうことになるんでしょう。パナソニックのブランドについてのことは単なる私の印象で実際に悪影響があったかどうかは知りませんが、私としては同じことを主張しています。

 ついでに言えば、人(従業員)を大切にしていないということは、人(顧客)も大切にしていないということになります。国内で販売していないものでなければ。

 そう言えば、昨年の年初、なんかのときに、経団連の会長の米倉が、内部留保が増えていることを指摘されて、あれは従業員に賃金を支払うためのだと言っていましたっけ。ならば、賃金は増やしたんでしょうかね? 過去、内部留保が増えるのに比例して人件費もかけてきたというようには思えないのですが。

 ソニーに関しては、前述のエントリで私は、復活するにはストリンガーがいなくなることが必須だろうと書き、そのストリンガーはCEOの座からは退きました。しかし、それは必要条件であり十分条件とは言えません。それにさよならも言いましたし。
 更には、上で製造業大手と言ったように、家電以外の業種も。

 個人的にはこれらの企業にあまり期待できるものはないと思っていますが、さて、どうなることでしょう。

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Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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