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独り言: 二段階定額制とゲームについて

 二段階定額制ってのがあります。通信などで、ある程度までは定額で使い放題なんですが、それを超えると従量制になり、でもそれにも上限があってそれ以上は請求されない、という方式。
 今では結構見られるようになったこのやり方を私が初めて知ったのが、インターネットプロバイダのDTIとの出会いでした。14~15年くらい前のことです。昔のことなんでもうよく憶えてませんが。

 このプロバイダは中々に見所のあるところという印象を受けたものでした。この料金設定もそうですし、売りにしていたのがバックボーン回線の太さでした。設備が充分に用意できない間はユーザの契約を控えるという辺りにも、その姿勢が貫かれていました。
 そんな風に、ユーザの求めるものが何なのかというのをきちんと把握している、そんなところが「見所がある」という印象につながったのでしょう。そのためでしょうか、今になってもちゃんと生き残っています。まあ、勿論完璧というわけにもいかず、例えば昨年はメールシステムのトラブルなんかが結構あったりしましたが。

 さて、以前私は、最近流行りのソーシャルゲームについての印象をちょっと書いたことがありました。
 書いたのはその「ソーシャル」性のことではなく、課金の仕方のことです。ちょっと引用すると、こんな指摘でした。

 それは即ち、各人の出発点が違うということで、ゲームの世界にリアルの世界の属性、つまりカネを持っているかどうかが持ち込まれてくるわけです。
 つまり、ゲーマーとしての才覚、テクニックだったり他のプレイヤーとの色々だったり、そういったものの重要性が薄れてしまうのではないか、とか思うのです。


 ところで、最近こんな記事がありました。
日々是遊戯:アイテム課金はゲームバランスを著しく崩す? 「脱・アイテム課金」に向け動き出した、あるオンラインゲームの取り組み - ねとらぼ
 その中に、こんなことが書いてありました。

 「DOFUS」を運営するAnkama Japanは、アイテム課金モデルが抱える大きな問題の1つとして、「お金のあるプレイヤーが、お金があるというだけで力を持てる」という点を挙げ、同時に「ゲームバランスを著しく崩す危険」もあると指摘します。

 私の感じたようなことに加え、提供側としての視点も述べられていて興味深い取り組みです。

 今の所謂ソーシャルゲームの課金の仕方は、いわば従量制ですよね。
 従来のゲームパッケージは定額制と言えなくもないですが、こちらは内容もパッケージに含まれるものに限られるので、ちょっと話は違うでしょう。
 その従量制の中に、変則的ではありますが二段階定額制のような方式を持ち込んだ、というように私には見えます。

 「無料ゲーム」の件は上記のエントリにも書いたように消費者庁も動く事態となり、業界としても対処を迫られている、ということかも知れません。それに、良心とかではなく(まあそれもあるかも知れませんが)、収穫し尽くしてしまうことへの危機感も企業として抱いているのではないでしょうか。
 流行の「ソーシャルゲーム」も、その課金の仕方を考えないと、本質とは違うところで躓いてしまう危険性を孕んでいる、そんな気がします。

 とかいいつつ、最近の動向を詳しく追っているわけでもなく、既に上記以外でも動きが出ている可能性はあるわけですが。
 これからは、その辺りに気づいたところが本当に長生きする、そんな風になってくれればいいな、と思うのです。

コメント

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No title

業界自体が議員に政治献金してないだろうし叩き潰す時は情け容赦なく駆逐されてしまうでしょうね、かつてのグッドウィルやクリスタルといった派遣会社の大手が軒並み日雇い派遣から駆逐されていったように

Re: No title

まあ、個人的には今の二強辺りがどうなろうと知ったことではないのですが、業界丸ごと潰れてしまうのはちょっと勿体ない気がします。
過去、政府にいじめられた企業の方が結局のところ長生きしていたりしますしね。今はもう老害だったりしてますが。
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水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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