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独り言: TPP賛成論者の類型

 前にも書いたように、当然のことながら私は日本のTPP参加に反対しています。
 で、当然のことながら賛成論者もいるわけですが、反対している立場から(つまり偏見に満ちた目で(笑))彼らを分類してみようかと思います。

○ 矮小化派
 TPPを、特定の部分だけ取り出して論じ、矮小化する奴。農業のことしか言わないとか。マスメディアは殆んどこれですね。
 例えば、昨日のNHKのニュースだったかな、「両論併記」のように見せ掛けて、実は農業対製造業というごくごく限られた視点だけで対立を演出していました。

○ レッテル貼り派
 アメリカ有利を指摘して反対すると、「陰謀論だw」とか言う奴。
 陰謀ってのは「陰」謀なわけですが、アメリカは別に隠してませんよね。経済・外交交渉を、国益を考えて行っている。ある意味当然です。謀っているとは言えるかも知れませんが。
 隠しているのはむしろ、日本の政府やメディアですけど。

○ 暴論派
 今の時点でいきなり「既に議論は出尽くした感もあり」などと強引に結論を出そうとする、議論そのものを叩き潰そうとする奴。

○ 嘘吐き派
 これこれこんな感じだからこうなります、とか言いながら、実はその論拠がデタラメな奴。
 特徴は、数字を出さないこと。日本は~ですから、とか言うけど実際の統計情報とかと食い違っている。
 アメリカだけが得をするなんてのは嘘でアメリカは参加なんてしたくないんだ、とか言う奴もいました。折しも今日、途中で離脱するのは許さないぞ、とアメリカから言われたという報道がありましたけどね。

○ 思考停止派
 「自由なんだからいいに決まってるじゃんw」とか言う、そもそも論拠もなにもない奴。

 全てに共通する特徴として、言ってることに含まれる情報が少い、というのが挙げられます。
 知らないのか隠蔽しているのか。
 TPPとは何かとか、言っていることの論拠とか、過去の歴史とか。
 そもそもTPPとは何なのか?ということは、殆んど報道されません。特に、アメリカが手をあげてからの変遷とか。
 日本の製造業の輸出では何が強い? やはり中間財なんですけど、それはどこに輸出されている? それは何故?
 冒頭で紹介した文章でも、関税自主権の話をしましたが、果たして放棄してしまっていいものなのか? 今の時点での「開国」とは何をもたらすのか? それは単に、玄関と金庫の鍵を取っ払うことなのではないか?

 もうなんというか、第一次・二次産業を排除したTPPの議論というのを誰かしてみてくれませんかね。
 サービス、金融だの投資だの知財だの。それから、勿論人の流動性についても。報道では「単純労働者が押し寄せることはない」とか言っていますが、(そもそもそれも信用できませんが)そうでない人こそがそれらをやりに来るわけなんですけど。そして、法制度に対する要求の受け入れ。

 ふと思ったんですけど、ユーロの害毒とTPPって似てるかも知れません。
 ユーロは結局、経済の事情の異なる各国を無理矢理結び付けて、事実上経済政策の自由を奪ったことで様々な弊害が発生しました。
 TPPは、経済政策だけではなく、ほぼ全てにおいて自由が奪われるわけです。参加する国々の利害を見ると、日本以外の国はアメリカの側に立つのが目に見えているので、日本の惰弱な外交では明らかに孤立します。

 韓国に続いて日本も、先はもうないかも知れませんね。

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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