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マンガ: 『それが彼女のセイギなら』vol.2

 以前、第一巻をレビューしたときには、ヒロインの綾について書くことしか頭になかったので、ついタイトルに巻数を入れるの忘れてしまいました。
 この間二巻を買ったので、今回はそのレビューです。
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(2011/08/27)
真田 鈴

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 でもなんか、綾があまり目立たないですね。どっちかというと、とある二人の人物の方が印象に残りました。
 というわけで、今回はその二人について。

 まず一人目。クラスメイトの高峰はるか。
 いつものごとく、綾の母から祐樹に指令が下されます。その日はアスレチック公園に遠足に行くんですが(高校で遠足(笑)?)、綾を撮るようにとカメラを渡されました。
 出掛けるときにはそれだけしか言いませんでしたが、弁当箱の中にメッセージが。

渡したカメラで「男の子目線」による「綾のグッとくる」写真を撮ってきてね♥


 しかし、グッとくるってなんだ?とか考えているうちに、思うわけです。今日ぐらいは綾に「楽しい遠足」を、と。
 でもそれが綾にバレてしまい、彼女はそういうのを撮ってもらおうとしたりします。

 ところで、ここで噂の人、はるかが水に落ちてしまうんですね。祐樹は助けようとしたのですが間に合わなくて、結局彼のほぼ目の前で。
 ここで、綾なんですが、うーん、「濡れた」ところを撮ってもらおうとの意図があったのか?なんかたまたまのような気がしますが、これまた水に落ちてしまいます。
 で、目の前で水に漬っているはるかをほったらかしにして、祐樹は綾のところに行ってしまうわけです。

 ちょっと不機嫌そうに、「どんだけ桐生さんのこと大事にしてんの──?」とか言ってますが、水から上がって、祐樹と綾の様子、なんか凄くいい雰囲気の二人を見ているはるかの表情(p129)が、妙に気になりました。

 ……って、いや、それだけなんですけどね。たった一コマです。
 でも、これはどういう意味なんでしょう?
 ある意味はるかは「見捨てられた」わけですが、まあおぼれるような危険な状況でもなし。浅いですから。
 その、いい雰囲気を、彼女もいいと思ったのでしょうか?
 それともそれよりも、目の前で水に漬った女の子を放り出しても綾のところに行く祐樹、その「冷たい」態度に逆に「熱い」想いを感じ取ったのでしょうか?
 クラスの女の子達とは普通に接している普通の少年が、そんな酷いことをするほどに、祐樹の綾に対する想いは強いのか。
 はるかは、あのコマで何を思っていたのでしょうか。
 とても気になります。

 もう一人は誰かというと、特別編その二に登場する、少女時代の絹(綾達の母、官能小説家)です。掃除したら出てきたアルバムに、超絶に可愛い、純情そうな少女がいたわけです。
 で、思い出話が始まります。
 箱入りの超弩級純情少女の絹は、親友の祐子の彼氏に無理矢理対面させられるのですが、そのとき同席していた書生風の少年に絹が一目惚れ!
 絹が勇気を振りしぼって声をかけようとしたら、いきなり彼はこう来ます。

「絹さん、今度僕とデートしましょう!」

 かなり唐突ですが、百歩譲ってそこまではいいとしても、続きがこれですから(笑)。

「そのときは、パンツは履かないっていいと思う」

 爽やかな笑顔でこう言い放つ彼にドン引きしている親友とその彼氏の前で、絹は答えます。

「はい! 喜んで!」


 で、そのデートの日。
 ベンチで待つ彼の前で、絹は愛の証しとして、自らスカートを持ち上げるのです!

「絹さん…僕はあなたに恋をした…一目惚れでした…」「けれど…君を壊してしまうかもと思うと…」
「そんなの…全然構いません」「私…貴方になら…どこまでだって壊されてもいい…!!


 とかいった回想なんですけど、「お母さんあんまりからかっちゃかわいそうよ♥」「あらバレちゃった」という会話で作り話でしたっぽく終ります。
 終りますが、いや、ほんとにそうか?
 上のはるかのときもそうでしたが、この「からかう」というのが、思い出話が終ってからの祐樹への流し目のことなのか、話そのもののことなのか。
 そして、話が捏造だったという会話だとして、本当に捏造なのか?
 そう韜晦しつつ実は真実の思い出なのではないか?

 なんとなくどっちとも取れる二人の少女のお話でした。

tag : 電撃コミックス 真田鈴

コメント

非公開コメント

No title

2巻目が出たんですね、しかし飲みながら読んでたら絶対盛大に噴出しますな(笑)

Re: No title

特に、後半に書いた「特別編その二」はそうなること請け合いです。
あの清楚な美少女で、あの超展開ですからね。p163辺りからの計4ページなんてもう(笑)。素晴らしいとしか。
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水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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