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独り言: 科学の……知識?

 今朝、例によって読売新聞を読んでいたら、社説にこういうのがありました。

「「放射線」を学ぶ 基礎知識の習得で偏見なくせ」
↓一部引用

 放射能が人に感染するという誤解に基づく心ない行為だ。基礎的な科学知識の欠如で人を傷つけることは看過できない。放射線教育の充実を図ることが急務だ。


 それは確かに問題であり、是正を叫びたいというのもわかります。
 しかし、「科学知識」ねぇ。
 みんなこぞって、知識偏重はいけないと言っていた筈なのに、この社説、結局知識の話しかしませんでした。

 まあ、それは仕方ないかも知れません。社説だから、そもそも短いし、テーマを一つに絞って書かないといけないというのもあるでしょう。ただ、そういう制約の中で選んだのが「基礎知識の習得」ですか。

 一応毎日読んではいますが、そうそう真剣に熟読しているわけでもないので、見落としはあるかも知れません。
 その上で敢えて述べてみると、そういうテーマ以前に取り上げるべき事があるんじゃないかな、と思います。

 一例を挙げれば、もういつ頃習ったか忘れましたが(昔のことでもあるし、そもそも学校で習う前に知ってたこともあるし)、小学校か中学校くらいで集合のベン図とか、中学校か高校くらいで論理学の基礎(逆、裏、対偶等)とか、やってました。
 せめてこういうことくらいは認識しておくべき、という気がします。

 挙げた例の中からまた更に例を選んで、論理の話。
 「AならばBである」というのが正しかったとしましょう。このとき、「BならばAである」(逆)というのが常に正しいと言えるでしょうか? 「AでないならBでない」(裏)というのが常に正しいと言えるでしょうか?
 ある事柄について言うとき、
A:科学的に証明されている
B:科学的に正しい
とした場合、「AならばBである」と言えましょう。でもこのとき、裏である「科学的に証明されていないことは正しくない(非科学的である)」というのは、常に正しいでしょうか?
 以前血液型の話をしたのは、別に布教のためではなく、このことが言いたかったんですけどね。
 (話を簡単にするために、「科学的」というのはあまり追求しないでください(笑)。例えば、新発見で覆されることもある、とか)

 こういう風に、「非科学的」という言葉は大概非論理的(非科学的(笑))な使われ方をしています。

 科学万能主義は危険だ云々、とよく言いますが、そもそもその主義とやらを叫んでいた人がそれに詳しかったとは思えません。だって、ちょっとでも知っていれば限界があることが骨身にしみている筈ですから。限界を見据えているからそれを乗り越えようとするのですよね。

 ま、こういう偉そうなことを言う奴が一番信用できないというのは、世の中みんなよくわかってるでしょうけど(笑)。

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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