FC2ブログ

ポルノ: 好みのエロ作品と拙作の傾向

 別にわかつき先生のブログにこんなことが書かれたからというわけではなく、単なる偶然です。元々は昨日辺り書こうと思っていたことでした。

 今回の話は、私のこれまで書いた作品が、エロ系でもどうもほのぼのしたのが多いな、と思って。
 なんでそんなことをわざわざ言うかというと、私は結構の凌辱ものとかも読んだりするからです。
 美少女文庫だと、これなんか好きですね。

Will 薔薇のお嬢様 (美少女文庫)Will 薔薇のお嬢様 (美少女文庫)
(2005/07)
北都 凛、鬼ノ 仁 他

商品詳細を見る

 また、漫画だとこれとか。
壊して下さい (MUJIN COMICS)壊して下さい (MUJIN COMICS)
(2010/02/05)
墓場

商品詳細を見る

 それなのに、自分で書いた作品では、一番鬱展開の『碧の森の住人たち』でも、主人公のみのりが最後に自爆テロをぶちかましたりする割には途中で出てくる父や同人作家や美大生やその友人の女子大生に愛されています。
 とか考えてみて、ちょっと思いました。
 小説と漫画で傾向がちょっと違う、と。

 きっちり分類できるわけではありませんが、なんとなく、小説ではヒロインの心を、漫画では体を堕としたい、そんな傾向がある気がします。
 上に挙げた二つの作品(小説と漫画)なんかそんな感じですね。
 まあ、後者には『若葉』というお気に入り前後編があって、それは両方混ざっているとも言えますが。
 要するに、漫画では視覚、ということかな?

 以前ここでレビューした小説で、これがあります。
ボクのメイドは同級生 (二次元ドリーム文庫 155)ボクのメイドは同級生 (二次元ドリーム文庫 155)
(2010/04/05)
神楽陽子

商品詳細を見る

 レビューのエントリは、これです。 基本的に、レビュー記事を書くのは気に入った作品です。そうでないのは、スルーします。
 というわけで、これもタイトルに「色気が……」と書いてある割には気に入ってます。というか、気に入ったからこそその微妙なズレが気になる、という感じでしょうか。気になったところを書いた部分を引用しましょう。

 でも、ちょっと作品自体の雰囲気に色っぽさが足りない。なんでだろう?と思ったら、彼女の思ってることが全然文章に出てこないんですね。モノローグとかも一切なし。

 やっぱり、ヒロインの心がターゲットになるわけです。

 そう考えてみると、自分で書く作品に凌辱ものがない理由というのが、なんとなく見えてきた気がします。
 自作のヒロインの場合、感覚的に、堕とす、落とす、征服する種類のものじゃないんですね。何故なら、元々自分の中にいる人物だから。というか、自分の一部だから。
 もうちょっと距離を置いてヒロインを想定しないと、そもそもそういう対象になり得ない、ということかな。

 でもまあ、わざわざそんな難しいことをしなくても、ひとが書いたのを読めばいい、とも言えますが。
 結局のところ、今考えている新作は、倒錯系の百合だったりしますし(笑)。

コメント

非公開コメント

No title

>自作のヒロインの場合、感覚的に、堕とす、落とす、征服する種類のものじゃないんですね。何故なら、元々自分の中にいる人物だから。というか、自分の一部だから。
この一文には、なるほどと頷いてしまいました。確かに、自作キャラは自分の一部ですよね。
心をターゲットにする。つまりクローズアップするというか、そこに焦点を当てるというか。要するに心の移り変わりを描写するということですよね?
私の場合、奈菜(一作目)は既に高感度MAXでほぼ結ばれているからそーいった部分は出てきませんでしたが、湊(二作目)は離れた心を寄り合わせるという描写・展開を出しましたね。あまり上手くいきませんでしたが、それもそういう理由が関係するんでしょうか? まぁ自分の力量不足というのは大いになると思いますが。
だから、私はまだまだ書かんとならんのだよっ!
ということで、三作目もがんばります。ちなみに私も倒錯系の百合(を含む)ものだったりします。まぁ私自身が倒錯しまくった人間ですが (´・ω・`)

Re: No title

> 確かに、自作キャラは自分の一部ですよね。
そのせいか、なんというか、手の届かないモノという感じが中々しなくて。

> 心をターゲットにする。
> 要するに心の移り変わりを描写するということですよね?
今回のテーマの方向性に即した言い方をすれば、心を支配することは相手の全てを支配することですからね。

> ちなみに私も倒錯系の百合(を含む)ものだったりします。
私のは、登場人物の嗜好と言うよりも、設定自体がひねくれていたりします(笑)。

わかつき先生がブログで指摘されている「読者の嗜好の変化」ですが、以前2ちゃんねるで興味深い分析をしている書き込みがあったのを思い出しました。
確かこんな感じの書き込みだったはずです↓


読者は「現実では満たされない欲求・欲望」つまり一種のファンタジーをポルノに求めるのであり、以前の美少女文庫で陵辱路線が主流だったのは、読者にとってのファンタジーが「女を自分の思うがままに陵辱したい・堕としたい」だったためなのではないか?
同様に、イチャイチャ和姦路線が現在の主流になり、さらにはボテENDが増えたのは、読者にとっての「満たされない欲求・欲望」が「恋人と幸せに過ごし、子供をもうけること」になったからでは?
つまり現代の日本では「幸せな家庭を築くこと」がファンタジーになっているのではないか?


細部を憶えてないのでかなり僕自身の考えも混じっていると思いますが、この書き込みを見て膝を打つ思いだったことは確かです。
だからなんていうかこれらの潮流の変化は、わかつき先生がブログに書かれているような肉食だとか草食だとか、そういうのとはちょっと違うと思うんですよね。
もっと社会的な変化というか、世相の変化というか。言うなれば「幸せな家庭を築くこと」でさえファンタジーになってしまうほど現代は「希望を持てない社会」なのではないかな、と。
……ま、考え過ぎですかね?(笑)

Re: タイトルなし

> 言うなれば「幸せな家庭を築くこと」でさえファンタジーになってしまうほど現代は「希望を持てない社会」なのではないか
なるほど、そうかも知れませんね。以前、こんなことを書いたのを思い出しました。
http://mizukifu.blog29.fc2.com/blog-entry-72.html

恋愛とかに関しては、ミソジニーなんていう言葉を持ち出して解説する人もいますが、日本ではなんかそれとも少し違うような。
特に最近は、どちらかというと「スルー」している、みたいな? まあ、私はもう若くないので、若者(30代含む)がどう思っているかはよくわかりませんが。
どうしてそう感じるかというと、私はバブルを経験しているからです。あの頃は、みんながアッシーだなんだと騒いでいたように思われているかも知れませんが、私や私の周囲には、そういうのを冷(醒)めた目で見ていた、メディアに現れない層がいたんですよね。
それが今の人達と関係あるかどうかはわかりませんが、草食系はサイレントクレーマーだ、という人もいますし……?

> 肉食だとか草食だとか、そういうのとはちょっと違うと思うんですよね。
まあ、草食は原因ではなく、作品に対する嗜好の変化と同じく「結果」なのではないでしょうかね。
プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
アクセス解析中