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創作観: C-Japan構想(仮)

 またまた毒の籠ったエントリなんですが、前回果てしなく後ろ向きの内容だったのに対し、今回は日本賛歌の方針で行きます。
 ただ、やや過激な発言(笑)も含まれるので、本文は「追記」部分に書きます。と言っても、直接このエントリを開くとそのまま見えちゃいますが。
 ちなみに、本エントリのタイトルにある『C-Japan構想』というのは、『Chaos Japan構想』の略です。これは単に、『Cool Japan』を皮肉るために「C」が共通するように付けた名前であり、そのために「(仮)」なのです。
 だって、「日本独自の文化を海外に紹介しましょう」「で、どう銘打って進めるね?」「イギリスに倣って『Cool Japan』で行きましょう」「アホかい!」という感じです。
 個人的に全然「クール」じゃないと感じている、というのもありますが、「独自の文化」を紹介するのにその煽り文句が『Cool Britannia』のパクリ、というのが果てしなく、この上なく、情けない。
 で私は、日本文化と言えば、何でもあり、何でもかんでも呑み込んでしまうカオス、混沌っぷりが魅力だと思っているので、Cを『Chaos』にしてみました。
 でも、ぐぐってみたら、『カオスジャパン』とう会社が実在するようなので、そういう意味でもやっぱり「(仮)」ですね。


 大体において、これまで日本という国が持ち続けてきた文化には、色んなものがごちゃごちゃっと混ざっています。海外から来た漢字や仏教も混ざっています。が、それらはなんかやっぱりカオスっぽい。
 漢字がやって来た頃も、万葉仮名みたいな使い方してましたし、平仮名や片仮名と言った、なんかわけのわからないものも生れました。
 仏教も、日本には異常に沢山の、へんてこな宗派があって、「南無阿弥陀仏」とか「南無妙法蓮華経」とか唱えるだけでいんじゃね?みたいな、あまりにもフリーダムな教えもあったり。
 外国の食文化も色々。東京には世界中の料理があると言いますが、さりとて各国の料理がそのままあるかというとそんなことはなくて、随分アレンジされてます。場合によっては、オリジナルの国の人が、自分の国のものよりもいうまい、ということもあるとかないとか。
 でも、寿司とかも海外では日本のものと似ても似つかない料理になってたりしますから、お互い様?

 色々呑み込みはするけど、ちゃんと消化する。また、食うときにより分けることもする。宦官とか科挙なんかは採用しなかったし。

 ちなみに、あまり関係ないでしょうけど、日本は色んなものが集まる国ですよね。プレートとか、海流とかもそう。まあ、海流は関係あるかな? それに乗って各地から人が集まってきた、というのはあるかも。

 そんな感じの日本ですが、どうやらキリスト教は呑み込むには大きすぎたようです。
 私に言わせれば、イエスが何を言ったか行ったかとは関係なく、人類最凶害毒思想であるキリスト教。アレのお陰でどれだけ科学や芸術が後退したことか。科学に関しては言うまでもないでしょうし、芸術に関しては単に私がキリスト教の宗教画が嫌いだから言ってるわけじゃありません。それしか描けない、そういう社会が問題なんでは。

 昭和一ケタ~団塊辺りまでは、これの毒にあてられ、食中毒を起こしてしまったようです。
 特に、昭和一ケタの連中は始末に負えない。奴等は、「俺らは戦争を知ってるんだ。若いモンはガタガタ言うんじゃない」とエラソーに言いますが、その実、戦争中にはガキんちょに過ぎなくて、思想的には戦後の教育そのまんま。知ってるとか言っても、身の周りで起きたことだけ。GHQの検閲を通ったことしか知らない
 ビスマルクの名言、「愚者は……」というのがそのまんま当てはまりそうな感じ。ま、この有名な言葉は、オリジナルをあたるとちょっとニュアンスが違うようですが。
 そういう奴等が、なんだかキリスト教的倫理観を振りかざして、何もかも叩き潰そうとしている。

 でも、所謂「新人類」辺りから揺り返しがある感じ。
 揺り返しというくらいで、それ以前よりも無茶苦茶な、無軌道みたいな?

 キリスト教の害毒にカブれた(本人達はそんな風に思ってないでしょうが、感性がそうなっちゃってる)世代。その排他性、不寛容さを彼等は後続の世代に一所懸命植え付けて洗脳しようとしますが、お生憎さま。もうそんなの、すがりつくようなものじゃない。
 既に取り込んで、咀嚼して、消化してしまった。
 毒抜きは完了しそうだ。

 さて、こういう本があります。

エロティック・ジャポンエロティック・ジャポン
(2010/12/18)
アニエス・ジアール

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 帯の煽り文句を見ると、こんなことが書いてあります。

気鋭のフランス人女性ジャーナリストが論じる<日本のエロティック・カルチャー>
あまりに奇妙で、あまりに豊穣な
日本のエロス的イメージ!

 また、訳者あとがきから一部引用してみましょう。

 本書は、二〇〇六年にフランスの老舗出版社アルバン・ミッシェル(Alban Michel)から刊行された『日本のエロティックな想像力(L'imaginaire érotique au Japon)』の邦訳である(現在の権利者はGlénat社)。
(略)著者のアニエス・ジアールは(略)本書の功績が認められ、フランス政府の運営する京都にあるヴィラ九条山二〇一〇年レジデントとしても選出された。だが、そのことに一番驚いていたのは著者である彼女自身だ。
「政府や研究機関がこの私の本を受け入れてくれるとは想像もしていなかった。お堅い機関は、エロティスムの書籍なんかには見向きもしないと思っていたわ」と彼女はいたずらっぽく笑ってみせた。
(略)じつは、この本を読み、「自分自身を解放することができた」と語るフランス人読者が少なくない。彼らは、アニエスの日本文化論に出会って、キリスト教的なセックスに対する罪悪感を捨て去り、自分の真の姿を取り戻すことができたというのだ。どうやら日本のポップカルチャーは、親日フランス人にとって「自分探し」のための手段のようなものでもあるらしい。

 キリスト教(というかユダヤ教)の神は人間を造ったくせにいじめてばかり。しょっちゅう腹を立てて、罰を与えている。産めよ、増えよ、地に満ちよと祝福したのに、ちょっとばかりへくったからってなんたること。
 YHVHは、全知全能とかいいながら、なんと狭量器の小さいこと。

 でも、「彼」は反面教師としては最適です。
 日本は、日本の伝統に則って、なんでも放埒にやろうではないですか。
 なに? 教義も持たない人間が、どうやって倫理を維持するのかって? ああ、アレね。日本人が海外に行って、「自分は無宗教だ」と答えると、人間性を疑われる、というやつね。心の指針を持たない、と。
 でも、そういう(主に)キリスト教徒は、そんなに倫理観が発達しているのかな?
 以前、共通の教義があると対立が生れる、と言ったことがあります。所詮言葉なので、どうしても解釈の違いが生じる。それにより意見が食い違ったとき、どちらも正典(Kanon)を根拠にしているので、自分が正しくて相手が間違っているのが前提。これでは溝は埋まらない。
 イエスやゴータマは自分では経典を書き残さなかったし、日本の今で言う神道も定まった教えというものがない。結局のところ、それが正しいのかも知れません。

 そういう意味では、著作権法なんて、日米が逆転していると言えましょう。
 日本では、法律で「やっていいこと」が全部決められていて、それ以外はやってはいけない。
 アメリカでは、法律は「やってはいけないこと」だけを決めていて、やってみて双方の利益になるようならいいんじゃないの?みたいな風になっている(フェアユースの考え方の基本)。
 この点で、日本はキリスト教的です。
 尤も、じゃあアメリカがいいかというと、それもまた。なんでかと言うと、トラブったときの話し合いが「経典」「教義」(つまり法律)だから。
 日本では、コンテンツに金を払った奴は、即ち泥棒予備軍取り締まり対象。視聴者・読者は、誕生した(買った)時点から、原罪を背負って生きて行くのです。
 最近の動きで、日本の著作権法はどんどん厳しくなっていこうとしています。BDやDVDを買ったのに、決められたやり方以外で見てはいけない。それで制作者が儲るならそれでもいいが、そんなことはない。更に、不正競争防止法まで、コンテンツ産業を衰退させる方向に変えられそうな感じ。
 誰も、権利者さえ得をしない
 これも、日本の政治家の本能でしょうか。日本に少しでもいいところがあったら、それを潰す。徹底的に。
 もう、無視しましょうよ。
 私は、制作者のためになると思えるように、勝手にやります。皆さんも、いかがですか?
 (犯罪教唆(笑))。

 さて、冒頭でC-Japan構想(仮)としましたが、もしちゃんと名前を考えるなら、「Japan」はあまり使いたくないですね。どうせなら、「日本」がいい。
 それで、NipponかNihonかわからないようにする。
 どっちなんだと聞かれたら、どっちでもいいんじゃない?と答えよう。
 いや、自分の国の名前だろ、はっきり定義しろ、と言われたら、日本人はどっちも使うよ、それが日本という国だよ、と。
 まず名前からして日本らしいいー加減さを押し出してみたい。
 「名は体を表す」と言うじゃないですか(笑)。

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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