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アニメ: 『アマガミSS』 詞編第二章「ウラガワ」

 この間に引き続き、『アマガミSS』絢辻詞編第二章「ウラガワ」です。
 いやーもうなんつーか、猫被り腹黒キャラの王道ですね、絢辻さん。

 前回、「見ちゃったんだ……」で終わった事件の続きから始まります。
 詞は純一に話したいことがあるらしく、連れ出そうとします。

「これから少し、付き合ってくれる?」
「え!? で、でも……」
「付き合ってく・れ・る?」


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 もう、完全にモードチェンジしてます。で、場所を変えて再確認。ずしりと重たいBGMが流れる中。

「それで、書き殴ったアレを見ちゃったわけだ……。ふ、残念だわ。クラスメイトが一人減っちゃうなんて」


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 ちょ、それ、脅迫ですか!?
 ところが結局、純一はほんとにヤバいところを見ていない、つまり勘違いだったことが判明し、前回のレビューのラストに紹介したこの表情になるわけです(笑)。
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 でも、冒頭の教室での出来事でちょっとした事故がありまして、それをネタにされたり。

「さ、復唱して。「僕は何も見ていません。絢辻さんは裏表のない素敵な人です」」
「えぇ? なんで僕がそんなことを」
「だって、橘君、私の胸、触ったくせに」
「あ、ああ、あれは……」
「酷いわ! 私の純情が穢されたわ! あなたの家族先生にでも相談しないと……うぅ……」

 ずるい! さすが腹黒キャラ。しょうがないんで純一が言う通りにすると、「ご褒美に、もう一度触ってみる?」なんて言うから、つい彼も反応してしまって……。

「冗談に決まってるでしょ!」
「あ……」


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 純一、手、手!

「あ、あの、ひとつ訊いてもいいかな」
「なに」
「殴り書きのアレって、結局何が書いてあったの?」
「ふーん、そうね。見られたら私が学校にいられなくなるようなこと、かな。その代わり、見た人も学校にいられなくしてあげるけどね」

(世の中には、知らない方が幸せなことってあるんだな……)


 なーんて展開で、その後、純一がその秘密をうかつにも漏らしそうになり、それを察した詞は、創設祭の準備で純一を散々扱き使うことにするわけです。でも、そのお陰で二人は結構接近するんですね。
 さて、いつものように準備で帰るのが遅くなった二人。まだまだ作業を続けている詞に、純一が差入れをし、ちょっと一休みって事でお話。

「絢辻さんてさ……」
「?」
「どうして、そんなに創設祭の準備を頑張るの?」
「決まってるじゃない。自分のためよ」
「は?」
「作業が遅れれば、実行委員長である私の評価に傷が付くわ。そんなの、絶対許せないじゃない。私は完璧を求めてるの」
「はぁ……」
「それに、元々仕切るのは好きだし、クラス委員とか実行委員とかやっておくと、推薦入試のとき有利になるのよ」
「打算的だ……」

 ところで、詞は猫被り腹黒キャラなわけです。言っていること、そのまま受け取っていいのでしょうか?
 前回のレビューで紹介したシーンを、ここでも引用してみましょう。

 まあ、純一が知らないところで言えば、第一章冒頭、一年前の創設祭のシーンで、詞が何か思い詰めた表情で独り言。

「来年はきっと……」

 口で言ってる「打算」は、まあ嘘じゃないでしょう。でも、他にも何かありそうな気がします。こういう人は、嘘を吐く、というよりも何かをごまかすときに、本音を混ぜるものですからね。
 ともあれ、なんかの出し物にペンキを塗る作業を続ける詞は、こんなことを言います。

「橘君て変な人ね」
「えぇ?」
「だって、私の秘密を知ってるわけでしょ? 私だったら、そんな人には絶対に近付かないわ。何を考えているのかもわからないし、近付くことに何の得も見出せないもの。なのに橘君は、自分から手伝うとか言い出したり、差入れしてくれたりして。ねえ、どうして?」
「どうしてと言われても……。んー、そうだな、楽しいからかな」
「楽しい?」

 このとき、つまり「楽しい」と言われたときの詞の表情は、画面上、隠されてしまいます。
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 一体、どんな表情をしていたのでしょう?
 詞の表情は、二面性、いや多面性があるだけに見ていて面白い。とても興味深い。
 ところで、純一は、ほんとにまずい「秘密」までは知っていないわけですけどね。

 その後、詞は過労で倒れてしまい、純一は見舞いに行くことにします。
 差入れにバナナと栄養ドリンクを持って!
 当然のことながら、詞に言われてしまいます。「女の子相手に、バナナと栄養ドリンクっていうのはどうかと思うけど」と。まあ、確かに(笑)。
 このとき、詞の家に行く途中で、前回顔を合わせたお姉さんの縁を見かけて事情を聞いたら、彼女、詞の部屋まで案内してくれます。
 うーん、病気で寝ている女の子の部屋に……。この人、わざとなのか?
 結局、前にも言ったように何か縁に含むところのある詞は寝たフリをしていて、彼女が出て行ったのを見計らって起き上がり、汗をふくんですけど。
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 純一、部屋にいるんですけど!
 男を置いていくなよ、縁さん! そして、気付けよ詞!!
 ついダブルで突込んでしまいました(笑)。
 でまあ、体調を確認したあと、雑談。で、縁の話が出てきたり。

「でも、絢辻さんのお姉さんも、個性的だよね」
「ん? えぇー?」


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 いや、マジで嫌そうな顔ですね……。ほんと、表情のいい人だな。

「なんか、ぽわぽわっとしてるというか、浮世離れしてるっていうか、雰囲気も絢辻さんと全然違うし」
「そうね」
「絢辻さんのお姉さんてさ、」
「ごめん。私少し寝るわ」

 やはりなんか色々縁に対しては鬱屈したものを抱えているようで、ついつっぱねてしまいますが、気遣って出て行こうとする純一に一言。

「橘君」
「?」
「お見舞い、ありがと」

 この辺り、冒頭に述べたように、王道的な展開をしていますね!

 この後、塚原先輩が創設祭実行委員長である詞のところに、ミスサンタコンテストに出ようなんて話を持ってきて、居合わせた純一が妄想を膨らませようとしたところ。

「絢辻さん、足、踏んでる!」
「あら、ごめんなさい」


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 なーんて。これ、もう一回繰り返します(笑)。
 あと、詞が犬におしっこをかけられてしまったとき。

「校内で高そうな犬を見かけたから、何か使い途があるんじゃないかと思ってつかまえようとしたの。そしたら、妙に懐かれて」

 ってなわけで、しょうがないから水道のあるところまで純一がおぶっていくことに。
 詞、楽しそうです。
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 ちなみに、純一が詞の見舞いに行ったとき、縁が犬に懐かれなくて、というエピソードがありました。
 夜。

(橘君……本当に不思議な人。
私とは違う価値観を持ってるのかな?
ちょっと気になるかも。
あれ? そう言えば、私が誰かを気にするなんて、もしかして初めてじゃない?
ふふ、変なの。もしかして、詞、お気に入り?
は、もう、何考えてんだろう、私。
あー、橘君のせいで勉強する時間が減ってるじゃない!
んー、もう、あったま来た! 今度からもっといじめてやるんだからぁ!
ふふふ、覚悟してなさいよ!)


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 いやー、こういうキャラって表情の変化が面白いんで、つい画像を一杯貼ってしまいました。
 それにしても、これまでどのヒロインとの話でもヘンタイぶりを見せてくれた純一も、そんな余裕はないくらいたじたじ。これはこれで面白い。やはり、腹黒キャラの相手役をつとめて振り回される人は、マトモじゃないとね(笑)。
 さて、順調に進展している二人の関係。
 創設祭にまつわる詞の思い入れ。縁との軋轢。そして、手帳に書き殴られた「アレ」。今後、まだまだ色々なことが起きそうです。
 楽しみ、楽しみ。

tag : アマガミSS 絢辻詞

コメント

非公開コメント

No title

しかしこの子怖いですねえ・・・一体どんな裏の顔を持っているのやら、それともジキルとハイド??
たかが生徒手錠の中身の事で水着姿ですっ飛んできて殺そうとするとは・・・

Re: No title

いやいや、さすがに殺そうとまではしてませんよ。ネクタイひっつかんで締め上げただけで。
「学校に」いられなくすると言っただけで、「この世に」とは言ってませんし。
それと、二重人格でもないと思います。自分のしていることはちゃんと把握してますから。

…………多分(笑)。

No title

.>自分のしていることはちゃんと把握してますから。
なるほど、自覚はあるのなら本性が相当どす黒く歪んでるんだなあと

Re: No title

実際のところ、こういう黒いキャラは大概の場合、実は可愛いですよね。
というか、そうじゃないと「リアル」でつまらなくて、作品が成立しないんで。
ま、ヤンデレというケースもありますが、多分この作品は違うでしょう。

…………違うこと祈ってます(笑)。
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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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