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アニメ: 2017夏アニメ感想 (11)

 夏アニメ感想、8週めくらいのその二です。

Re:CREATORS #19「やさしさに包まれたなら "The story continues, as long as there is someone out there, who believes in my existence."」
 いきなり退場者が3人か!
 ……ごめん。今「2人」って書こうとして、あもう一人いたと気付いた。
 ただ、アリスは強烈な一撃を残していきましたね。それは攻撃のことではなく、ここしばらくの間で唯一アルタイルの「地」を出させたという意味ですけど。
 ずっと余裕を見せてこんなことも言っていたアルタイル。

recreators_19_1.pngrecreators_19_2.png
「そう、これは物語であると同時に、諸君等もまた演目の中にいるのだ。
我が兄弟達」

 しかし、アリスの言葉に対し、こんなことを言っています。

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「愚弄なんかではないよ。私は、この世界にただ銷魂の念しか懐いていない!」

 言っている内容よりも注目すべきは、一人称代名詞が「私」になっていることです。これまで多分、プライベートな場での対話(等)でしか使っていなかったように思うのですが。
 珍しいという意味では、
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サーベルを手で使うアルタイルも珍しいですが、こちらはどちらかというと、少し冷静になっていて「見せる」ためにやっている感じかな。

 ところで、上記の「物語であると同時に」という台詞ですが、こちらはその意味が気になりますね。これは観客との境界を曖昧にするものであり、それはつまり、メテオラが鳥籠と表現した結界の喪失を承認させる言葉なのではないか? そんな気がします。

 さて、前回のラストで切り札のように登場したカロン。
recreators_19_5.png
 まあ確かに切り札ではあったのですが、どちらかというとブラックな職場で過労自殺寸前の人みたいになっていますね。
 以前どこかで読んだのですが、鬱の場合、治りかけの頃が最も自殺リスクが高いそうで。彼の場合も、「神の世界」で希望を見てしまったから一気に「俺は……もう疲れたんだ」という状態になってしまったのかも知れない。

 色々と背負っているという意味では、ラブコメなギャルゲー(元エロゲ)のヒロインのひかゆにも、色々とあったようです。
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 もしかして彼女のゲームは、所謂泣きゲーにジャンル分けされるような作品だったのかも?
 ただ、そのひかゆについてアルタイルは重要な指摘をしています。

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「承認力は得たようだが、そういう人物像は作劇の運びにあまり宜しくないぞ」

 確かにファンディスクで承認力を得た。そのやり方は確かに単品では賢かったかも知れませんが、この場ではバランスを崩すものだったということですか。
 それは言い換えれば、(メテオラが想定してる)アルタイルの目的にむしろマッチするものだった可能性があるわけですね。

 ともあれ、アリスとセレジア、そして多分カロンと一気に大きな異動のあった回でしたが、一番頑張ったのは鹿屋だったかも。

recreators_19_8.png
「主人公だなんて言うんなら、セレジアの言ったことにブルって脅えてんじゃねーよ」


プリンセス・プリンシパル #07「case16 Loudly Loundry」
 今回は、実に意外な方向性の話でした。
 重大な犯罪が起きている割にそれに関する直接の描写はなく、白鳩の宿敵であるノルマンディー公の姿も見えない。いやいたかも知れませんが印象には残ってないし、敵役はせいぜいあの金貸し程度です。
 しかも、ラストも極めて和やかな雰囲気。いやまあスパイとしての仕事をしている最中だから穏やかではないわけですが、彼女等にしてみれば平和な日常の一コマに過ぎない筈。

 今回の仕事は、毒ガスを使った犯罪に関する調査。疑わしい人物は既に目星が付いていて、薬物を扱っていれば服に付着する筈だから洗濯屋に潜り込めばいい、ということで始まったのですが……いや実際、そんなことは本人も気付いていて洗濯は自分でやってたので、同僚の余計なお世話がなければ白鳩の仕事も行き詰っていたかも?
 要は、そういう本業はどうでもよくてこの工場でのドタバタが描きたかったみたいなある意味癒し回かな。

 実際、アンジェの出番が殆んどないというのは平和の証拠だし、アンジェに関して言えばむしろ、
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これの意味が気になる(提供バックを選んだ意味は特にありません(笑))。細かい設定とか言っていますが、ただ単にプリンセスがこんなところに来て働くのが気に入らないというのを隠さなくていいやり方を選んだだけ、かも?

 ベアトは意外にも……でもないですけどメカをいじるのが得意らしいですね。機器の動作の問題点を指摘し修理やメンテもやってたみたいだし。多分一人で。
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 ただ、仕事中には
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寝ちゃってますけど、それはまあいいですよね。インターバルってことで(笑)。

 ちょっと印象的だったのが、このシーン。
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 勤勉なのが必ずしも美徳ではないこと、そして、機械はちゃんと動くのが当たり前という感覚の間違い。この時代の日本、特にそこでの機械がどういう様子なのかはわかりませんが、ちせも何かを得たかも知れません。
 ところでこの時にもいたこの人。
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 別に磨かなくても光ってるんじゃね?

 ともあれ、
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なんか穏やかなBGMと共に穏やかに終って、なんかこう清涼感すらあるような、たまにはこういうおとなしいのもいいよね的ないいお話でした。

○ 番外編:けものフレンズ
 現在、テレ東などで再放送中の本作。再放送はまさに佳境に差し掛かるというところで、BD(付オフィシャルガイドブック)の最終巻も発売されました。

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 ガイドブックには非っっっっ常に気になる一言が。
 の前に、二つほど。一つは11話に出てきたサンドスター・ロウについて。「カビの胞子みたい」という表現が出てきたので一瞬、感想に書いたように「roe」(これは胞子じゃないですけど)が正しいのかと思ったのですが、多分ここでは単に見掛けが似てるというだけなんでしょうね。
 よしざきおにいさんによる情報開示(p20)では、黒塗り……じゃなく赤塗りになって隠してある個所があるのですが、なんかそれが相当しそうな感じ。つまり結局よくわかりません。

 よしざきおにいさんと言えば、インタビューでこんなことも言っています。

それが4話のラストまで完走できたので、自分としてはもう、これでよかったよかったと。ホっとしました。

(p26)

 同じページの上の方で、「大人が見ればその深刻さは伝わるし、子供が見てもその重さはあまり関係ない」という二重構造について触れていますが、となると、4話辺りからの大きなお友達による急激なブレイクはある意味必然だったわけですね。

 さて。
 そのインタビューのその部分の「深刻さ」が何を意味するか、です。
 前のページから、このように続いています。

主人公を作劇的に、地球最後の一人にしました。

(p25-26, 強調は引用者による)

 …………えっ…………。
 その後の話でも別にやっぱり見直したとかいう話はないし。
 やっぱり、あれは「遺した」ものだったし、ツチノコの言った「絶滅」は用法が違っていたようですが、実は言葉通りの解釈が正しかったとか……?

コメント

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No title

レクリエイターズ
攻撃を加えれば加える程にさらに深い顔をのぞかせるアルタイル。
まるで主人公のようだ。ラスボスなのに主人公。
今回は数話構成のその序章、みたいな話に見えた。
そして新展開に向けていらないキャラと強すぎるキャラの処分。

言葉が悪いが極端に言うとそういう展開にも
見えたなぁと思った。

プリンセスプリンシパル
今回の話は前回の前の話。
つまりドロシーの父親絡みの話の前。
こういう構成って前にもあったような気がする。

まあ番外編的な話だったのかな、今回は。
シリアスばかりじゃなくこう言う回も中にはあるよな、そう取れる話だ。
細かい設定とか、アンジェ以外と楽しんでいる?と思いました。

ベアトのメカいじりは、一種の改造人間、サイボーグで父親のいない今
体のメンテナンスとかは自分でしないといけなかったろうし、もしかしたら
父親の助手とかをしていたのかもしれないし、そう考えると納得がいくものかも。
ちせの労働に対する価値観は「日本人だなぁ」と思った。
事情が分からないままに、自分の価値観を押し付けるのが時にどういう結果を産むか
彼女もこれで理解したのかも。
ちせと言えばあの歌の歌詞は英語なのか日本語なのか。
リズムを取って集団で動きやすくするための物なので細かい点は気にするな、
なのかもしれないが気になる。
日本の民謡、いや歌の中にはこういう労働に対するものがどの位ある?
音楽って偉大だ。

今回のガス殺人犯、服を自分で洗濯していて見つからなかったが、
もしもあのおせっかいがなかったらどうやって見つけていたか。
逆に一人だけ洗濯を出していない人間がいると気付くのにどれ位かかったかな。

前年比200%越えの収益。
今までがひど過ぎたとはいえ、凄いアップだ。

もりいさんは、一回だけの出演じゃなかったのか。
三回目は・・・ないよな。

Re: No title

> レクリエイターズ
> 攻撃を加えれば加える程にさらに深い顔をのぞかせるアルタイル。
> まるで主人公のようだ。ラスボスなのに主人公。
どうやら、一話で颯太が言っていた「彼女」とはアルタイルのことであるようですし。

> そして新展開に向けていらないキャラと強すぎるキャラの処分。
多分、颯太とアルタイル、そして颯太が呼び出すもう一人の計三人の場を作らないといけないと思いますし。

> プリンセスプリンシパル
> まあ番外編的な話だったのかな、今回は。
やはりそう感じますが、この作品でそういうのがあると、何か別に意味があるんじゃないかと勘繰ってしまいます。

> 細かい設定とか、アンジェ以外と楽しんでいる?と思いました。
特に、プリンセスと一緒にお仕事ってのが嬉しそう?

> ベアトのメカいじり
結局、ある意味でメカに最も近しいわけですからね。

> ちせの労働に対する価値観は「日本人だなぁ」と思った。
やっぱりそうですよね。

> ちせと言えばあの歌の歌詞は英語なのか日本語なのか。
そうですね、ちょっと気になりました。曲は日本風だなと感じましたけど。

> 日本の民謡、いや歌の中にはこういう労働に対するものがどの位ある?
歌いながらの仕事って、ドラマなんかでは見たことありますが、実際にはどうなのか(直接にも実録の映像でも)見たことがないんですよね。

> 今回のガス殺人犯、服を自分で洗濯していて見つからなかったが、
そういった辺りを突き詰めて考えると色々と穴の開いた話でした。
やはり今回はそういうの度外視の癒し回か?

> 前年比200%越えの収益。
> 今までがひど過ぎたとはいえ、凄いアップだ。
こういうのを合理化って言うんですよねきっと。
昨今の経営では非合理的な「合理化」が蔓延っているような気がして……。

> もりいさんは、一回だけの出演じゃなかったのか。
> 三回目は・・・ないよな。
もう一回くらい見たい気もしますが、そう感じるくらいでとめる方がいいのかも?
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水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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