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読んだ: 『純粋娯楽創作理論 VOL.2』読後メモ

 VOL.1に続いて第二章収録のVOL.2についても、読後メモということで思ったこと書いたりちょっと頭の整理したりしてみました。

純粋娯楽創作理論 第二章・キャラクター分類指標
開巻書房 (2014-09-11)
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 第一章を収録したVOL.1では、面白さとは予想外のことが起きることと定義されています……と言うと多分ちょっとおかしくて、作中で予想外のことが起きたときの「快」を面白さとしているという方が近いですかね。
 で、物語を動かすのはまあ多分殆んどの場合で人であるわけで、ならば面白くしてくれる登場人物について分析しようってのがこの第二章ってことでしょうか。……と言うと多分ちょっとおかしくて、キャラ(キャラクター)と言うべきでしょうね。人と書きましたがそれはホモ・サピエンスに限らないので。
 というわけで本書では、なんというかそういうキャラのタイプを列挙してる、という感じかな。

 さて、物語を面白くしてくれるキャラ=予想外の展開をもたらしてくれるキャラ≒予想外のことをしてくれるキャラなわけですが、本書ではそれを「馬鹿」と表現しています。第十項冒頭で「天才が馬鹿のバリエーションとして分類されているのは、単語の意味からすると矛盾に思われるかもしれません。」とありますが、それは多分そもそも「馬鹿」という命名がおかしいからだと思います。第二項に「「馬鹿」と呼称され」という表現がありますが、これはこうした分類のために使われて来た表現なのでしょうか。なら仕方ないですけど。
 実際には、規格外の人を表す言葉があれば多分それが適切ですね。規格外の人は非常識なことをしてくれるので。

 で、規格外、つまり機能や性能が常人、というよりも読者から掛け離れている人物が本書で言うところの「馬鹿」ということになります。
 例えば持っている情報。超越している、つまり沢山持っているのが天才パターンですね。天才は通常、知識も豊富ですから。違う情報を持っているのが旅行者や異邦人など、少ないのが世間知らずや狭義の馬鹿とか。
 論理とかだと、超越しているのが天才、違う(論理的に間違っている)のが狭義の馬鹿や破綻しているタイプの狂人。ただ、価値観が異るために狂人と表現される場合も。
 体力などの物理的な能力なら、超越しているのがスポーツエリートだったり、違うのが超能力社とか神とか。
 他にもありますが(途中出てきた価値観とか)、こんな感じでしょうか。持っている能力それぞれについて、機能や性能を縦軸や横軸にしてどっち方向に外れているのかを考えると体系が作れそうですね。

 さて、どうもよくわからないのですがこの第二章、途中の第七項で感情移入について触れています。うーん、これがここにある理由って……。
 まあそれはおいとくとして、次は第三章。構成の話ですか。
 娯楽の原理、素材に続いて組み立て方ということですかね。

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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