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ラノベ: 最近読んだラノベ - 2017.7

 このところあまり感想書いてないですけど、実は読んではいるんですよねそこそこ。

天使の3P!×10 (電撃文庫)
蒼山 サグ
KADOKAWA (2017-07-07)
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 最近この手の本って、帯がとても重要な役割を担っているような(笑)。

 響とリヤン・ド・ファミユは着実に歩んでいて、ついには他のバンドとのジャムセッションをやったりするまでに成長しています。うーん、まったく最高だね!(彼がそう言った理由に即した意味で)
 音楽についても、このシリーズでは毎回なんかためになるっぽいネタが出てきます。っぽいってのは、知ったからと言って音楽やってるわけでもない私としては、ということですけど、でもなんかそれでもためになったような気がするのは、やはりヒトというのはそういう種だということか(笑)?

 今回は、即興みたいなのも結局はまず引き出しありきだよね、みたいな見ようによっては身も蓋もない話ですが、でも逆にどんなことでもそういうもんかも、という気がしてきます。また、そういう話題であるために、DTMの系統にある響も一緒にお勉強という感があり、一体感が増しているようにも見えてきます。
 そしてクライマックスシーンでは、リヤンのメンバーの感性が光り、それが問題解決の鍵となるって辺りが中々に熱い展開です。前作もそうでしたが、このシリーズも登場人物の割に熱血ストーリーですよね(笑)。

 ただ、ちょっと気になったのがエピローグ。
 アニメが始まった時期に出版された一冊が、こんな終り方しちゃって大丈夫?とちょっと心配になったり。

 あとこれはもう恒例と言える話ですが、あんなに素晴らしい人物であるくるみの兄への愛が、ますます暴走してるのが(笑)。
 まあ、ちょっと今回はストレスもあったのかな?

ゲーマーズ!8 星ノ守心春と逆転バックアタック (ファンタジア文庫)
葵 せきな
KADOKAWA (2017-07-20)
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 こちらは上記の『天使の3P!』とは逆に前の巻のラストが大変だったのですが、その事情やら何やらは(予想はされてたとは言え)概ね明らかになり、でもそれですっきりと解決しないのが本作。なんだよ≪背後にそっと這い寄られる月間≫って(笑)。
 ただ、巻を重ねたことで各人物の気持ちがだいぶ定まってきていたり、それが伝わってきていたりで、当初のようなシューティングゲームで敵の弾をすり抜けるみたいな際どいすれ違い(笑)はあまりなくなってきた感じかな。代りに増えてきているのが、人の意図による展開とか。
 具体的に言っちゃうと、コノハさんこと心春さん。
 個人的な趣味の話ですが、コノハさんいいですね。趣味(笑)といい、性格といい(いやいいのか?)、知恵が回るところといい(悪知恵かも)。

機巧少女は傷つかない16上 Facing
海冬 レイジ
KADOKAWA (2017-07-25)
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機巧少女は傷つかない16下 Facing
海冬 レイジ
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 今回完結したこの物語、読み始めたのはアニメが始まってからですが、そこからでももうかれこれ4年近くになりますか。

 天全の行動原理についてはある程度予想していた通りのところがあって、それは計画通りに進んだと思うのですが、そのことが神性機巧の誕生時期に合わせるように遂行されていたのは人類にとって幸だったのか不幸だったのか。

 先日書いたようにこのところ自然科学、それも物理系のネタに頭が親和的になってたり、またこの間量子通信の実証実験の話とかあったためか、雷真が神性機巧に立ち向かう(必ずしも対抗/敵対を意味しない)際の計画がそっち方面の話に似ているように感じてしまって。
 どういうことかというと、魔術原理の話。例えば、硝子のこの言葉から始まる『見立て』の魔術に関する説明。

「単純な類似を超え、同一と呼べるほどの存在になったなら、それは本当に同じもの——という発想よ。(略)

上巻 p223

 なんだか、雷真が最後に神性機巧に対した時の作戦って、もつれた(エンタングルされた)量子の片方を確定させることによる伝達(?)、所謂量子テレポーテーションで夜々になった、みたいな(笑)。
 また、これはどこかにあったように思うんですがちょっと思い出せないのが、何なのかわからないならわかるものにしてしまえばいいみたいな考え方もなんかそんな世界の話みたい。
 で結局、そんなこんなで雷真は夜々をちゃっかり取り戻してるわけですね。

 考えてみるとこの話、賢者と愚者とか、王の正しさとか、そういう概念の「遊び」みたいなネタが沢山あって、私としてはそういうところが特に面白かったかな。
 あと、夜々のボケの面白さが意外と大きかったように思います。「雷々」とか(笑)。飛び出してくるタイミングがいいのかな。
 下巻の表紙イラストですが、考えてみるとこの作品、タイトルの「機巧少女」を「マシンドール」と読ませているところからして答えが書いてあったわけですね。
 ただ、撫子のキャラが今一定まってなかったようにも思いますが、多分あれは本当に定まってなかった、言い換えれば定まってないように定まってたということかも。

 長いシリーズがついに完結したわけで、それもだいぶいい感じの終わり方なので、少しほっとしたような寂しいような?
 上記のように読み始めたのはアニメ開始からですが、お疲れ様でしたという感じ。

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Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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