FC2ブログ

独り言: 日本は北朝鮮に学ぶべき

 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国(笑))に対しては、各メディアや偉い人達が揃って、非理性的であるとしていますが、さて果たしてそうでしょうか。
 日本で言う理性的とか合理的とかそういうのって、本当に理性的だったり合理的だったりする?

 例えば、企業のリストラ。
 そういうのが本当にどれだけあるか知りませんが聞くところによると、各部門で一律で人員削減というのが日本企業の特徴的なやり方だとか。みんなで痛みを分かち合う、みたいな。
 まあ、一律のどこが「リストラ(restructuring)」なのかってのはおいとくとしても、これは非常にまずいやり方だというのは定評があるようじゃないですか。つまり、事業をばさっと切るとかだと現場としては、「どうして俺事業が」となるわけですが、これが一律だと「どうして俺が」になるわけです。前者だと、周囲も含めてだし、人ではなく事業なので二段階の緩衝剤があるのですが、後者だと個人攻撃になります。
 みんなで分かち合うと言ったって、現場まで降りてくれば馘か残るかのデジタルだし。
 しかも、判断を部下に丸投げ、というおまけまで。

 例えば、人的資源の扱い。
 日本には人しか資源がないとか昔よく言われていましたが、どういうわけかそれを、人ならいると解釈する人が多いようで。そのせいかどうか知りませんが、機械を入れるとカネがかかるから人が頑張ればいいじゃないかみたいなことが横行しているようじゃないですか。本末転倒。
 それで人が来ないから外国人実習生を安く扱き使おうとか、人としてどうなの?
 尤も、今はもう本当にカネが出せないのかもね。ケチっている内にポテンシャル障壁を乗り越える力もなくなっちゃったかな。
 まあ、IT嫌いなんかは同情の余地がないわけでもない。結局業務は合理的にならなかったなんて例が沢山あったわけですが、でも元を糺せばそれだって、「現場力」「カイゼン」とか言って色々なことを現場に丸投げして部分最適を推し進めたせいだし。

 立法も行政も司法もメディアも極めて感情的で、むしろ合理性は排除しようとしているみたい。

 ちょっと前に大騒ぎになったWannaCryは、どうやら北朝鮮の関与が疑われると見る人が多いようですね。私も直観的には(つまり大した根拠もなく)そんな風に思っていました。
 それが正しいとすると彼の国は、人を極めて効率的に動かしていることになります。日本とは正反対ですね。
 そもそも、あんな体制の国が何十年にもわたりちゃんと存続しているってのもおかしいじゃないですか。すぐにでも破綻しそうなものをアタマおかしい人がどうやって維持してるん?

 彼等の目的や、目標とする国家像などを真似されては困りますが、学べるところは色々あると思うんですよね。
 その、どう考えても狂ってるとしか思えない相手から何かを抽出できるようになること自体がお勉強と言えるんですが。実は、そういうのが日本では最も必要とされているように思います。
 全肯定か全否定しかないというような非理性的な考え方から脱却するためにはね。

コメント

非公開コメント

No title

「敵に学ぶ」って言うのは、実はよくある手段だって言われている。
どこをどう学ぶかが問題とは言え、敵と言うものは最良の教師、だから「ライバルを持て」とか言うのでしょう。
ライバルを日本語訳すると「好敵手」、「好」ましき「敵」のなり「手」ですから。

以前とある大学の市民講座に行った時、ある講義で教授がこんな事を言っていた。
「人の首を斬るのは本来は最後の手段のはずなのに、最近はそれが最初の手段になっている」
「人の首を斬るのは誰にでもできる手段だ」
日本企業はそこまで追い詰められているのか、それとも考える力が退化しているのか。
なんて思ったりする。

人しかいない、と言いつつも人の扱いが悪い。
「捨てて来い、俺の求める人材はまだ遠い」
「貴様程度の人材は、掃いて捨てるほどいるのだぞ」
悪役が言いそうなセリフだが、実際に言ってそうなセリフである。
いや、言ってるだけじゃなくやってるのかも。
裏を返せばその程度の人材しか集められないあんたらのスカウト能力も貴様程度だよ。
なんて思ったりもするが。

Re: No title

> 「敵に学ぶ」って言うのは、実はよくある手段だって言われている。
まあ、今回書いたのは微妙に違う話ですけどね。
敵というよりも、自分達よりも下だと思っている相手は本当に下なんですか、ということで。
その固定観念を乗り越えて本質を見られますか、ということでもあります。現実問題として、特定の技術では全く敵わないのだし。
言葉と概念のマッピング(が異り得る)が認識できないと、いつまでも言葉に惑わされるばかりなんですけどね。

> 日本企業はそこまで追い詰められているのか、それとも考える力が退化しているのか。
もう何度書いたかわかりませんが、目的とか理由とかそういうことを意識できないからでしょうね。それは同時に、ストーリーを作れないということでもあります。
だから本末転倒なものが多かったり、産業が衰退したりする。結果、追い詰められてしまっているというのも多分あります。
目的ということでは、例えば児ポ法なんかもそうですね。あとは、法律の改正で第一条(目的)を変えちゃう人たちとか。まあそういうのはわざとかも知れませんが。

> 悪役が言いそうなセリフだが、実際に言ってそうなセリフである。
> いや、言ってるだけじゃなくやってるのかも。
超優良な筈の企業の「追い出し」とか、最近なら東芝とか、もう隠し切れなくなっているという感じでしょうか。
大体、近年の日本の経営者で海外から賞賛されてるような人って寡聞にして知らないんですけどどうなんでしょう(笑)?
プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
アクセス解析中