FC2ブログ

マンガ: 『やがて君になる 3』感想

 1巻の感想で書いた状況が、そろそろ現実化しそうな雰囲気です。

やがて君になる(3) (電撃コミックスNEXT)
仲谷 鳰
KADOKAWA (2016-11-26)
売り上げランキング: 50

 つまり、最後の方に書いた

 侑にとって燈子が特別になった時こそ、燈子にとって侑が特別でなくなってしまうというフラグ?

という部分ですけど、うーん、そこまでは行かないかなこの先も。多分、侑がそれに気付いてしまって悩むことはあるでしょうけど。
 というか正確には、「でなくなってしまう」まで行かないで欲しいという願望ですね予想というよりも。なんだそんなこと気にしてたの?みたいになるといいな、とか。

 今回特に気になったことはいくつかあって、その中から二つ挙げてみます。

 まずは(多分)表紙のイラストにもなっている相合傘〜雨宿り。
 この時侑は、傘がなくて濡れて帰ることを覚悟したところに七海先輩が来てくれたことについて、多分無意識に、「嬉しかった」と言ってしまいました。先輩は「嬉しかった?」と返していますが、直後、

「その嬉しいって」
「どういう意味?」

というモノローグが、二つのコマの二人の顔に跨るように挿入されています。先に動いたのは侑の方で、「変な意味じゃない」と弁明しています。
 ……してしまっています。
 それに対し先輩は、「そうだよね 侑は」と応えています。侑はそれを聞き、「……」の間に一体何を思ったのか。
 この巻では最後に体育祭があるのですが、先輩は侑に、ごほうびをねだっています。侑の方からする、というのがそのごほうびの重要なところなのですが、この雨宿りの時に侑はすでに、自分から求めようとして、そしてそれを実行する前に引いています。つまり、手を重ねようとしたことですけど。

 冒頭に述べた願望にはなんだかんだ言って予想という側面もあって、侑がこのように特別になってしまうことを気にしているのに対し、先輩は侑から動くことを求めているわけで、つまりさほど気にしていない可能性を示しています。
 問題は、その「さほど」ってのがどこまでなのか、なんですよね。表紙と同じように多分帯に書かれていることもそれが重要だからだと思うんですが、侑のこの台詞(モノローグ)が引用されています。

あの時の七海先輩は たぶんこう言ってた。
「私のこと 好きにならないで」


 さて、もう一つの気になったことは、体育祭の日の槙くんとの対話。
 こちらは雨宿りの方ほど謎が深まる!という話ではないんですが、というかむしろ何かが明らかになる系ですね。
 つまり、侑の気持ちが動いている、それがよく見える。そういうところをよく観察している人物の目を通していることで、言葉としても表現されていますし。

だってさっきのは
寂しくない人のする顔じゃないよ


 とまあ、侑の側が見えてくるとその反対側にいる先輩がどんどん謎になってくるのが面白い。という理由でなのかもしれませんが、何となく今回の感想では「先輩」と表記しています。
 そんなこんなで目が離せない今後の展開ですが、取り敢えずこの3巻についてもうちょっとコメントしておくと、侑の寝顔を先輩に送ったお姉さんGJ!とか、「かっこいい」が効いた時の侑がいいなとか、あの先生が……!とか。

コメント

非公開コメント

プロフィール

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

最新記事
勝手広告その2
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
アクセス解析中