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独り言: トランプの件から学ぶべき事(主にマスメディアが)

 三連続でアメリカ大統領選挙関連エントリ……のようでいて実はただの便乗記事で、たまにやっている焼き直しシリーズのようなものです。つまりくどい繰言。
 マスメディア、特に日本のメディアの論調は、トランプ支持はこういう人たちでそんなのの影響なんて微力、というものでしたが、実はそうでもなかった。そういうことからのちょっと無理矢理な展開です。

 彼等の特徴は、こうあるべきとかこうである筈と思い込むと実は本当にそうなんじゃないかとまで思っちゃうところだと思います。
 多分これは、常日頃から「角度を付ける」ことで人心を惑わせてきたからで、それは別に朝日新聞だけの特技と言うわけではありません。

 理想を掲げるのはいいですが、それで世界を変えられるとは限らないし、ましてそれが正しいとも限らないし善であるとも限らないし、現実がそれと違うからと言ってそんな筈はないと思っても無意味です。
 彼等は上記のように人々に情報を伝えることで人々の心を動かしてきたかも知れませんが、厳然として動かせない自然の摂理というものもあるのです。

 人はこう生きるのが現代の流儀である!と言っても、人はまだ全てを(例えば老いを)克服したわけではない。
 人はこう考えるべきである!と言っても、自らを完全に律することができるならば教祖になれるくらいそれは稀有なこと。
 まして、物理の世界の法則とか、論理とか、否定してもそれは虚しい行為です。最後のは、例えば「AならばBである」と言ったら「じゃあAでなければBでないのか!」みたいな場合を指します。

 これ、以前裏のブログで書いたことにちょっと似ていますね。わざわざそちらを探して読んでくれる人はいないでしょうから一部引用すると、こういう話です。

 最近だとHuman Rights Nowhere(仮称,気に入っちゃった(笑))なんかがそうですが、大体人権活動家というのは自分らが擁護している人たち以外の人たちの人権は差別的に扱いますよね。どうしてなんだろうと思っていたのですが、実は至極当然のことなのかも知れません。
 何故なら、彼等はまず最初の一歩で、特定の人たちの人権に着目するところから始めるからです。

 それはつまり、まず最初に人権を区別するところから始まるということでもあります。

 その他の人たちについては当初はニュートラルである筈だとは思うんですが、ある人たちの人権のためならば他の人のものは……という差を付けるのに多分全く抵抗がないんでしょう。


 つまり、マスメディアの人たちはまず人々を導くところから始める(いやそれはそれでおかしいとは思いますが)から、どうも自分達の力が世界を変えられるし、情報を扱うことが専門なんだから自分達に見える範囲が世界であると、そのように思ってしまうのではないでしょうか。
 しかし、それはちょっと道を踏み外しているんじゃないのかな?と思うんですよね。

 トランプの件を完全に読み違えたこと、そしてそれがイギリスとEUの件に続いてのことであること。
 いずれも条件(例えば選挙の制度の在り方とか)によっては反対の結果になった可能性はあるにせよ、彼等が思ったほどの大差は付かなかった点は反省の材料にすべきであるし、それはマスメディアだけでなく、そして今回読みを違えた人だけでなく、最後に取って付けますが(笑)私も含めて、全ての人がちょっと立ち止まって考える良い機会なのではないでしょうか。

コメント

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No title

今、アメリカには三人の有名なドナルドがいる。
一人はマクドナルドのドナルド・マクドナルド。
二人目はウォルト・ディズニーのドナルド・ダック。
三人目がドナルド・トランプだ。

と、いうジョークはさておいて。

確か「特ダネ」で「民主党から共和党への政権交代と見れば今回の事は全くおかしくない」。
こんな感じの事を言っていた人がいて「ああなるほどな」と思った。
アメリカは民主党と共和党の二大政党があってこの二党が政権を交代して国家を運営している。
今までが民主だから今度は共和だろう、というのは冷静に見れば当たり前なのだ。

たまたまどっちの候補者も女性と政治経験皆無と話題性が前に出たので冷静に見られなくなったのだろう。
そんな風に思った。
ショーアップさせようと盛り上げすぎて本質が見えなくなっているのだろう。

今回の選挙騒動を見てふと、かわぐちかいじの漫画「イーグル」を思い出した。
日系人がアメリカ大統領になるまでを描いた漫画なのだが、クリントン(がモデルの人物)が「選挙に協力してやる代わりに妻を副大統領に指名しろ」みたいな事を言っていたのだ。
狙いは自分を傀儡にして一期で終わらせ次の大統領に妻を、と気づいた主人公はそれを断るのだが。
漫画でも現実でもヒラリーは大統領になれなかったなぁ……と少しかわいそうに思った。

四年後挑戦するのかなぁ。

後、トランプさんはなんとなくエリツィンに似ていると思った。
誰だか知らないって?
元ロシアの大統領ですよ。

トランプと言うのは「切り札」の意味がある。
果たしてアメリカ政治の切り札になるのだろうか。

Re: No title

> 確か「特ダネ」で「民主党から共和党への政権交代と見れば今回の事は全くおかしくない」。
うーん、そうなんですかねぇ。ちょっとよくわかりませんね。
トランプは共和党の本流というか本部というかを強烈に批判していますよね。
まあ、それでも党の範囲内にいるってことなんでしょうか。
私はどちらかというと、アメリカも私にとっての日本のような状況なのかなと思っていました。
右は革新だし左は反日だしでどこもダメというところに現れた第三極、みたいな。

> 漫画でも現実でもヒラリーは大統領になれなかったなぁ……と少しかわいそうに思った。
ヒラリーは、敗けた後にガラスの天井とか言い出すような人だから、つまり敗けるべくして敗けたんじゃないかと思いました。

> 後、トランプさんはなんとなくエリツィンに似ていると思った。
顔が、という意味であれば私も思っていました。
でも、そう思って以来トランプに上書きされてエリツィンの顔が思い出せなくなってしまいました(笑)。
人物が、という意味だとすると、もうよく憶えていません。

> トランプと言うのは「切り札」の意味がある。
> 果たしてアメリカ政治の切り札になるのだろうか。
取り敢えず、必要なときに「そもそも」と考えられるようであれば、意外とこなしてくれそうな気がしますが、さて。
プロフィール

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

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