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ポルノ: 『My姫 プリンセスの休日』 幕張の休日

 幕張ですかぁ。昔、マックユーザだった頃、よくMacWorld Expoとか行きましたね。仕事で行ったこともあります。某巨大通信会社のア○リスプロジェクトとかで。いや、それ終ってその後だったかな?

 この作品はなんというか、ちょっとピンと来ない感じでしたね。少し考えて、ああ、この辺りかな、と思ったことがあるので、最後に書きます。

 さて、ヒロインのシャルロットは北欧のヴァレンシア国第一王女。イベントの視察やら何やらで幕張にやってきています。
 ヴァレンシア国は、日本では、北欧家具メーカーのイケナと携帯電話会社のノキエが有名なんだそうで。これらのモデルはそれぞれ、スウェーデン発祥のIKEAとフィンランドのNokiaですかね。ヴァレンシアはベルギーの隣だそうですが、地理的には……?
 あと、レアメタルがあって、というのは、どっかで聞いた話ですね。

 シャルロット(シャルと略しちゃダメ(笑)?)が博人と出会ったとき、なにこのヒト……とか思っちゃいましたよ。お酒入ってましたからね。この国では17歳で成人だそうで。どうでもいいですけど、缶入りのお酒とか、ジュースみたいなデザインのが多いので誤飲を避けるために大きく「お酒」と書いてありますが、彼女、日本語話せても字は読めません。

 ただ、彼女がアレな人だったのにはもう一つ理由があって、王位継承の問題から、わざとおバカな振りをしてたんですね。
 そんなわけで、博人と逃げ出したときも、カードを使ってホテルを取って追っ手をそちらに誘き寄せて、他のところに宿を取るとか、実はなんか賢い。

 そこら辺、自分の立場と資質とかについて 結構悩める人だったわけですけど、博人と会って方向性が見えてきました。

 ──弟が王様になるほうが、国民のためよ。
 ──だって、私は、国民すべてを愛し、全員を幸せにする、なんてできないのだもの。
 ──でも、たったひとりの男性を愛して、一緒に幸せになること、なら、できるわ。


 サブタイトルが『プリンセスの休日』である辺り、先生ご本人も『ローマの休日』を引き合いに出して、こっちはハッピーエンドだよ、とご紹介なさってます。ハッピーエンドを迎えることができた理由として、シャルロットがアン王女と比べてラッキーだったところと言えば、こんな感じでしょうか。
  • ヴァレンシアにはレアメタルが埋蔵されていることがわかっていて、今後の希望があること
  • アルフレッドという優れた継承者がいること
  • ミルフィという人物がいること

 エロいシーンでの私の嗜好性としては、ローター入れてクリ刺激具をつけてちょっと買物に出るところとか、良かったなぁ。

 歩き出すと、とたんにビリッと来た。じっとしていると平気だが、歩く動作でシリコン樹脂のトゲトゲが動き、秘芽をざりざりと掻きむしってくる。
「あっ、ぁあぁっ、あーっ」
 力が抜けて腰をつきそうになったが、クリトリスがトゲにざりっと抉られて、あわてて膝に力を入れる。
 密がたらたらっと滴って、内腿を滑り落ちていった。

 ですが、

 ──いやよ。こんな路上でイキたくない。
「やめなさいっ! 命令よっ」
 震動が止まった。

うーん、これ最後までやって欲しかったなぁ。だけど、

「だ、だめーっ」
 シャルロットは唇を放して伸びあがった。
 脳裏で火花が散る。立ったままでイッてしまう。周囲が銀色に染まる。
 そのとき、突然、震動が止まった。
「…………?」
 絶頂寸前で引き戻されて、泣きそうになってしまう。

こっちはやめて正解。つくづく、イジメるのが好きなんですね、私は(笑)。

 オナニーもありましたが。
 こういうこと多いんですけど、わかつき先生の作品では、最後までやってくれないんですよねぇ。それ、ちょっと不満。折角始めたんだから最後まで通してくれればいいのに。

 その他色々ありましたが、エロいシーンが、エロいってのは、いいですよねぇ(笑)。私もこういうのが書けたらなぁ。
 でも、この間『ニュー・ムーン』をリリースしてみてからそういう視点でこの作品を読んでみて、ちょっと思うところがあったので、その内あっちに手を入れてみようかな。

 そう言えば、こんな台詞がありました。

「命令します。【フェラチオ】している間は、リモコンのスイッチを入れないで。噛んでしまうかもしれなくてよ?」

 上記の『ニュー・ムーン』の主人公香穂のモノローグをここに引用してみましょう。

 ……そうか。
 男の人にとって、フェラチオってのはとっても怖いことなんだ。いくら勃って固くなったと言っても、歯の固さと顎の力にはまるで敵わない。そして、そこは男の人にとって急所であり、とっても大事なところ。だから、簡単に再起不能にできるんだ。
 あ、今私うまいこと言った。

 ポルノでは、これに触れてる作品ってあまりないですよね。あまりそういうこと思わないのかなぁ。それとも、ないことにしてるのかな?

 ところで、今回のは、イラストがちょっといまいちだったかなぁ。それに、口絵も裏が白いし。

 さて、冒頭で触れた、ピンとこない点についてですが。
 何かというと、キャラの個性の強烈さがないんですね。

 例えば、おバカなお姫さまの振りをしている。でも、それをやめて地を出したときにも、そんなに、「こ、これは凄い人だ!」という感じがしない。
 ある意味、キャラが立ってないとも言える。
 でもそれは、当然とも言えるんですね。何故かというと、そもそもシャルロットが悩んでいて、逃亡するに至ったのは、上で引用したように、自分が女王なんて器じゃないと思っていたから。
 まあ、そういうキャラとして成立しているとも言えますが。

 博人に対しての態度にしても、こんな。

 矛盾しているが両方ともがシャルロットの本音だ。

 これは難しい。
 まるで、先生ご本人の懊悩を示しているようです。

 少し前、某作家さんブログに、「属性が重い」みたいなことが書いてありました。
 要するに、流行と言える属性、ツンデレとか男の娘とかに、創作者が食傷気味になっている、ということなんでしょうか?
 この間、私は「属性」についてこんなことを書きました。

 この前のエントリで、『ハルヒ in USA』という論文を紹介しましたが、その中の「文化のグローバルデータベース」から「文化要素」を借りてきて構築する、みたいな手法について。これ最近、「グローバル」じゃなくなって来てませんかね。「売れたもののデータベース」から持ってきてるだけ、みたいな。

 属性が、創作のための部品でなく、ルールになってしまっていないか?
 そんな気がしたりするのです。

 私はその辺り、好き勝手書きました。『ニュー・ムーン』にしても『ある恥ずかしかった一日のこと』にしても。それは私がアマで、売れ行きとか関係なく書いているからです。
 対してプロの作家さんには、第一に考えなければいけないことがあるわけです。

 ところで、これまでに私はここのブログで、アニメなんかの振興、海外進出について、売り込むに当たってグローバルスタンダードみたいなことを考えてはいけないと何度も書きました。そんなことをしたら、売り込むべき魅力が失われる上に、誰にでも作れるものになってしまい、人口の多い、もしくは人件費の安い国に負ける。
 その上、そんなものには誰も夢中にはなってくれない。つまり、ファンをつなぎ止められない。ちょっとしたことで、ファンは他所の国の作品に流れていってしまう。
 とか言いつつ、本心ではそんな売り込み自体するべきじゃないと思ってたりしますけど。

 この二つは、同じ問題です。

 違うことがあるとすると、後者は、ポップカルチャーは日本の主力産業ではない、ということでしょうか。
 でも、その違いは、行動の選択(戦略?)に決定的な違いをもたらします。
 だから、私は言ったことがあります。
 作家さんが、ほんとに自分で書きたいと感じていることだけを書いた作品を読んでみたい、と思うことがある、と。
 過去の高名な芸術家にも、パトロンがいたからこそ名作を残せた、そういう人が一杯いたんだろう、とか思ったり。


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コメント

非公開コメント

相変わらずレビューが早いですね(驚)

僕はこの作品を買うか保留状態なんですけど、少し興味出てきたかな……?
「本来有能な人間が訳あって虚けのフリをする」ってシチュ、割りと好きなんですよね。

Re: タイトルなし

その、訳あってしたことのせいでシャルロットは結構大変な目にあいますが、最終的にはうまくいくので、まあいいですよね。
彼女もやっぱり真面目な人で色々悩んでいたので、終り方はなんかほっとする感じです。
でも、本文に書いた通り、かなり良い条件が揃っていたから、なんですよね。

No title

こんばんわです。

私も遅まきながら、手に入れました♪
でも、同時に購入した作品もあるので、先に読むか後に取っておくか、悩むなぁ・・・(汗)

それと当ブログの更新ペースをネタ切れ防止のため来月から少し抑える事になるので、ご迷惑をおかけしますが、今後ともよろしくお願いします(汗)

Re: No title

> 同時に購入した作品もあるので、
私は今、一緒に買った非実在……じゃなくエロゲー好きを読み始めたところです。
なかなかいけますね、これ。

> 少し抑える事になるので、
いや、いつも思ってたんですよ、物凄い人だなぁ、と。
まあ、無理をして肝心の作品が楽しめなくなってしまったら本末転倒なので、余裕を持ってお続け下さい。
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水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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