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独り言: マスメディアの無能さが日本を滅ぼす

 今回ネタにしている二つの記事(等)はいずれも産経のものなので、産経ごときをマスメディアの代表にするなと他の社からは怒られそうですね。でも、これまで朝日日経読売はさんざん扱き下ろして来たし(産経もですけど)、ある意味その一環に過ぎないわけですが。

 まず一つ目は、これは社説です。なので冒頭では「記事(等)」としたわけで。また産経といいつつ引用元はイザ!ですけど、まあ別に同じことでしょう。
 その社説(「主張」)は「2016.8.29 05:02」付けの「18歳 正式に「大人」と認めよう」というものです。
【主張】18歳 正式に「大人」と認めよう:イザ!

 ここで問題にしたいのは、別に18歳への引き下げの是非ではありません。こういう部分です。

 課題も残っている。成人年齢の引き下げに伴い、飲酒、喫煙や結婚、少年法の適用年齢も変更するかどうか、見直しの結論が出ていないことだ。だが18歳を成人とする以上、その他の基準も合わせるべきではないか。成人年齢に複数の種類があるのは望ましくない。分かりやすさは大切である。

 この直後に健康上の理由による反対があることを挙げ、それに対しても理由付けはしています。しかし、「分かりやすさ」を医学的な、つまり生物学的な、もっと言うと自然の摂理に優先していることは確かです。
 ここで、実際に医学的にどうなのかはまた別の問題です。問題は、それよりも社会的な事情が優先されるべきとするその姿勢です。人間がいくら事情を並べ立てても、自然の摂理は動きません。
 産経流に言うならば、自然に対する畏敬の念が足りない。

 もうひとつは、こういう記事です。
「1億総活躍」の妨げは 家事をしない夫が日本を滅ぼす:イザ!

 結論部分を引用すると、こうあります。

 夫が家事・育児をがんばると、少子化に歯止めがかかり、女性の活躍が推進され、労働生産性が高まり、潜在成長率は上昇し、企業業績も伸びる-。そんな成長シナリオを描くことができるのだ。

 しかしこれは、関連のある物事に勝手に因果関係を想定する、いつも批判している姿勢の典型と言えるものです。
 折角途中に、こういう意見を引用しているのに。

 日本の夫が家事・育児をしないのは「男は仕事、女は家庭」という古くさい考えがいまだに根強いからではない。ニッセイ基礎研究所の天野馨南子(かなこ)研究員は「男性の長時間労働が最大の原因。やりたくてもできない」と、夫たちを“擁護”する。

 まあ、ここで天野氏の意見を「“擁護”」と表現している辺りに、一応聞いてはおくけどそんだけね、という姿勢が明らかになっています。
 結局、「夫の家事・育児と労働生産性の関連性」を因果関係であると見て上記の「夫が家事・育児をがんばると」という結論を導いてしまっています。もしここが「夫も家事・育児をがんばれると」となっていれば、関連性(相関関係)から勝手に妄想した記事にはなっていなかったかも知れませんけど。最後の企業業績の話も同じですね。

 冒頭に書いたように、こういったような「現実を軽視し根性で物事が何とかなる」ような考え方や「物事の理屈を考えようとしない」ような在り方は、経済政策や何かについても他のメディアの記事を引用して批判してきました。まあ一番強く批判してきたのはIT関連の記事ですけど。
 別にその「メディア」が、テレビドラマのように娯楽であり「この物語はフィクションです」と注記してあるようなものなら……まあ良くはありませんが仕方ない。しかし、「報道」ですからね。

 上記のように勝手に妄想を追加するのも産経なりの「角度を付ける」方法なのかも知れませんが、それならそれで「※ 個人の感想です」とか付けておいてくれるとありがたいですね。

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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