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せいじ: 「サイバー攻撃は武力攻撃」

 今日(2016-05-24)の読売新聞夕刊一面トップ記事がこんなタイトルでした。今度行われる伊勢志摩サミットで各国がそのように宣言するということになる運びらしいです。
 記事には国連憲章とか国際法とかいう言葉が出てきますが、そういう攻撃が武力を伴う自衛権の発動の要件となるような考え方を想定しているようですね。

 で。
 そういうことになると、一体日本はどうなっちゃうの?とちょっと心配になったのですが。
 どういうことかというと……。

 憲法の9条2項により日本は戦力を持てないことになっています。
 サイバー攻撃が武力攻撃、それもそれに対抗するための自衛権の発動も認められるような攻撃と言うことになると、日本はそれを行う能力を持ってはいけないことになります。

 ITというのはハードとソフトからなり……いや大概のものはそうですが、ITは特に、ソフトにより機能も性能も規定される部分が大きいわけで。
 コンピュータというハードを持たないことはもう今の時代ちょっと考えられません。ただ、ITにおけるソフトの役割の大きさを考えると、ハードだけなら持っても認められるかも知れません。

 でも逆に言うとそれは、サイバー攻撃が可能となるソフト的な能力は憲法上認められないということにりませんかね。
 ということは、サイバー攻撃を自らはしないとしても、攻撃手法の研究などをすることは攻撃の「知見」を持つことであり、ハードはすでにあるのだからその時点で能力を持ったと見做すこともでき、憲法上は禁止?

 何歩か譲って、攻撃のためのツールを持つまでは戦力を持ったことにならないとしても、攻撃に使えるツールって一体どこからなんだろう? 攻撃するためのツールは単純所持禁止とか? いやいやPythonみたいなものをインストールしたらもうNGかも?
 そういえば、nc(netcat)はよくウイルススキャンで検出対象になりますよね。

 なんだか、サミット以降は日本だけフルボッコ状態という未来が見えてきちゃったり(笑)。

コメント

非公開コメント

No title

どうも、お久しぶりです。
今頃なんですが、コメントしたいと思います。

以前スピリッツを読んでいたら「王様たちのヴァイキング」という漫画にサイバー攻撃を憂慮するようなセリフがあったのを思い出しました。

陸・海・空・宇宙・電脳空間と脅威が来る世界は広まっているのに旧態依然の憲法でいいのだろうか、と心配になる。

Re: No title

> どうも、お久しぶりです。
お久しぶりですね。

> 陸・海・空・宇宙・電脳空間と脅威が来る世界は広まっているのに旧態依然の憲法でいいのだろうか、と心配になる。
実はすっかり忘れていたのですが、この声明本当に出されたのでしょうか。全く記憶にないんですけど。

ところで、ここ数日は佐賀県のシステムが話題になっていますが、その杜撰さたるや相当なものみたいですね。
やはり日本は憲法に従って、(自衛も含めて)ITでも武力を放棄しているのでしょうか(笑)?
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Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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