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独り言: 目指せ!縦割り社会

 さっきテレビでNHKをぼんやり見ていたら、ドイツの情景が映りました。移民が押し寄せて大変なことになっているので抗議する集団がまず出てきて、続いてそれに対するカウンターの人たちも出てきました。後者では、若いねーちゃんが中指を立ててました(笑)。
 まあ、ドイツは多文化共生の国なので色んな文化があるのかも知れません。例えば、こんな考え方もありますし。

 少尉は肩からぶら下げたエア・ライフルをぽんと叩いた。
「いいか、誤解するんじゃないぞ。こいつは異星人と戦うためにあるんじゃない。(略)うかつなことはするな。握手しようとして手を差し伸べても、相手にはそれが侮辱のしぐさになるかもしれん。その反対も考えられる。奴らはこうやってあいさつするのかもしれん」
 少尉はさっと中指を立てた。


 それにしても、平和を愛する人たちはいつも攻撃的ですよね。これは洋の東西を問わないのでしょうか。日本でも、ヘイトだレイシズムだと攻撃する側はよく中指を立ててますし。
 そう言えばちょっと前、ヘイトのカウンターだけが警察だか機動隊だかに止められていたのに違和感を訴えている人がいましたが、彼等、以前はデモを端から撮影していただけの人を取り囲んで脅したりしていましたよね。武器を持っての暴力事件も何度もありましたが、このカメラの時もそうだったかも。
 言葉の暴力という言葉もありますが、物理的な力に訴えた方が先に排除されるのは比較的自然なことなんでは?
 まあ、彼等の考えは逆のようですが。

 関係ないことですけど、こういう人たちは発展的であるようでいて、何かがないと言い張ればなくなるみたいな極めて古来の日本的な言霊信仰の世界にいるというのが興味深いですね。

 さて、先日も似たような話をしましたが、昨年はヘイトが吹き荒れた感がありました。
 私が言っているのは某国に対してのことではありません。そして多分、そもそもヘイトスピーチの範疇にも入りません。
 それは、不快だと思うものをそれだけで排除しようとする動きのことです。棲み分けなどは考えずとにかく撲滅・根絶しようとする姿勢。
 私の知る界隈では「絵」が主たる攻撃先でしたが、煙草なども、喫煙所ですら許されないというような声がありましたね。

 以前、『レイヤー化する世界』という本の感想を書いたことがあります。
 どうでもいいことですが、この人の本を読むと感想を書きたくなりますね。何故なら、テーマが興味深いのでたまに手に取ったりするのですが、それで読んでみると途中から???となって、読み終わった頃には何だか突っ込みを入れたくなってくるからです。
 まあそれはともかく、こういう情報の流通が活発になった社会なので、地理的な理由とは別のつながりができやすいけど、それは一体化すると言うことではなくその別の理由による区分け、レイヤーができるんでは、というのが、著者の考えと同一かどうかは知りませんが私の感想です。

 やはり「郷に入っては郷に従え」というのを常に意識すべきだと思いますが、それはまた同時に、他の郷のことに口を出すべきではないということでもあります。古典的にはこの「郷」というのは地理的なものですが、レイヤー化の進んだ現代ではそのレイヤー間のことになりますし、ゾーニングのこととも言えます。それは、レイヤーの表象です。
 また、そのイメージを90度違う角度から見てみると、つまりセクショナリズムやなんかの文脈で使うイメージに合わせると……。

 これが本エントリのタイトルである「縦割り社会」です。

 その最も大きな枠が、国境なんではないでしょうか。
 国境線があるから戦争が起こるなどと言う人がいますが、それは逆でしょう。争いを日常から排除していったら最終的に線になったということなんじゃないですか? つまり、それがなければ、生活空間に争いの相手が混在していることになります。
 国境こそが日常的な危険を排除する最後の手段であり、それをぼやかしたり、或いはメカニズムを無視して別の都合で一直線に引いたりすれば、収まるはずだったものが収まらなくなることになるわけで。

 その一例が、昨今のヨーロッパなんではないですかね。

 聖徳太子の時代から、というか彼がそう訴えたのはそれがこの国の本来の姿だからじゃないかと思うのですが、日本は「和」の国です。
 憲法十七条、というか私は十七条憲法と呼びたいですが、そこにあるように「和」は同一化ではない筈です。同一なら議論すら必要ない筈だから。
 そんな我が国がわざわざあちらの国々に合わせる必要もないと思うのですけど、冒頭の感想とは逆に保守がそれに逆行しようというのが、なんだかどっちを見てもなんか狂ってるなぁ、という感想を懐かせますね。

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

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