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ラノベ: 『冴えない彼女の育てかた 9』感想

 やっっっとのことで警戒レベルが1くらいまで下がった、という感じでしょうか。

冴えない彼女の育てかた (9) (ファンタジア文庫)
丸戸 史明
KADOKAWA/富士見書房 (2015-11-20)
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 つまり加藤様のお怒りが収まったかな、という意味ですが(笑)。

 この巻で最も印象的だった台詞は、美智留の口から発せられていました。

「しっかし考えれば考えるほど、このサークルって加藤ちゃん中心に回ってるねぇ」

(p92)

 似たようなことを言った人がもう一人いましたが。

「つまり、既に彼女の行動や態度は、このサークルの存亡にかかわっている……」

(p119)

 こちらは伊織ですが。
 で、それはつまり、加藤さえどうにかすればあとはどうにかなってくれるんじゃという期待もしたくなっちゃうということでもありますね。
 それに気づいて、というか前から気づいてはいたんでしょうけどもうそこを何とかするしかないと思い至ったのかもしれない美智留が、倫也に知恵を付けてくれそうな人に話をつけてくれました。
 詩羽先輩です。

 先輩、ちょっと見ない間に磨きがかかってますね。どういうところがとは言いませんが。なんかもう、ちょっとヘンな人になってますよ(笑)。
 もしかするとそれは、仕事モード常時全開になっているのかも知れません。

 ところで、ほんと加藤はこれまで大活躍だったのですが、この巻ではちょっと違うレイヤーで大活躍ですね。
 どういうことかというと、物語の世界の中で加藤が何かをしたというよりも、物語の中での加藤の役回りが最も重要な部分であったということです。今風に言い分けると、活躍と活用みたいな(笑)。いやまあ字面の上でだけですけど。

 で、主に倫也が道化を演じて……演じてるのかどうかはともかく、最終的には加藤も機嫌を直してくれたのですが、どうも連想しちゃうものがありますね。アマテラス、オモイカネ、アメノウズメ、とか(笑)。
 ただ、現象面ではそうなんですが、じゃあどうしてそういう風に物事が進んだのか。それがこの巻ではよくわからないので、どうしてなのかはさっぱりです。その意味では、解決はしていても完結はしていない。

 そこがわかるのが多分次の巻、ということでしょう。
 あとがきによると次は『Girls Side 2』的なものになるようで。実際この物語、Girlsがどのように動いているかが世界を構築していると言ってもいいくらいだし。だからそちらの側面を見てみないと、まだ法則が理解できていない自然現象のようなものです。
 特に気になるのが、美智留が一体何をしたのか、ということですね。
 そう考えると面白いことに、実はこのエピソードをコントロールしているのって、あんな話なのに非オタの二人ということになるじゃないですか。

 というわけで、そこらがわかることになる(筈の)『Girls Side 2』もしくは『9.5巻』もしくは……みたいな次の巻が出て初めて事態の収拾、ということになりそうです。

 で、続きはいつですかね?

tag : ファンタジア文庫 丸戸史明

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

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