FC2ブログ

マンガ: 『やがて君になる 1』感想

 何だかこういう百合作品がだいぶ認知されてきた感じがしますねぇ。
 いいことです(笑)。

やがて君になる (1) (電撃コミックスNEXT)
仲谷鳰
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015-10-24)
売り上げランキング: 876

 主人公は、高校に進学して程無い小糸侑。侑は今、何だかちょっと周囲との距離を感じているようです。
 中学の卒業式の日、とある男子から告白をされたのですが、まだ答えを保留しています。

 侑は、特別という気持ちがよくわからない。

 だから、友人達の恋バナにも乗れないし、少女漫画やラブソングのことばも「わたしのものになってはくれない」。
 そんな侑が出会ったのが、学校の先輩で生徒会の七海燈子。

 燈子が特別な人になったというわけではなく、彼女が告白を断ったところに出くわしてしまい、後にちょっと親しくなってから燈子から聞いたことが侑を動かしたのでした。燈子は、

今まで好きって言われて
どきどきしたことないもの

と言ったのです。だから侑は、燈子になら「特別って気持ちがわからない」自分のことを話せるのではないか、と。

 さて。
 元々侑は入る部活も決まらず、成り行きで生徒会の手伝いをすることになり、何だかそのまま……という状況だったのですが。
 侑の同類だった筈の燈子が一足先に、「特別」を知ってしまったのでした。

 その相手はなななんと、侑(笑)。

 最初は好きになりそうとか言われてただけだったのですが、生徒会の仕事に引き込みたがったり、キスをされちゃったり。
 これまで当ブログで公開してきた自作のものなんかでもどちらかというと、素敵でかっこいい先輩に憧れちゃう少女、みたいなのよりもその逆の構図が多いわけですが、こういう関係性、結構好きです。
 ただ本作の場合、侑の方もだいぶ振り回されそうですけど。

 で、侑の感想がまたふるってます。

ずるい
七海先輩はわたしと同じだと思ったのに
手を握ったくらいでそんな顔するなんて
先輩はもう特別を知ってるんだ


 ただ、それでつながりを切り捨てちゃったりできないのは、……もしかしてこれも特別を知らないからでしょうか。それとも?

 まあそんなこんなで関係は継続していたのですが、どうして燈子の特別が自分だったのか、侑が知るときが来ました。
 それは、燈子が負ってきたこれまでの重荷。理由まではまだはっきりとはわかりませんが、特別でいなければいけない燈子にとり、誰のことも特別に思わない侑は、特別になろうとしなくていい相手だったのだ、と。

 これはあれですね。
 侑にとって燈子が特別になった時こそ、燈子にとって侑が特別でなくなってしまうというフラグ?

 その時、実際に燈子がどう思うかはわかりませんが、少なくともこのことに気づいた侑はそのように考える筈です。となるとさて、どういうことになるかな。

 あとがきによるとこれが初連載初単行本だそうですが、この人の絵と作風、何か見覚えがあります。初単行本ということは、雑誌か何かで見たのか、もしや同人とか?
 それとも、「仲谷鳰」名義では初という意味だったりして(笑)。

tag : 電撃コミックスNEXT 仲谷鳰

コメント

非公開コメント

プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

最新記事
勝手広告その2
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
アクセス解析中