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アニメ: 2015秋アニメ感想(3)

 今週のアニメ感想です。

ヘヴィーオブジェクト 第4話「親指トムは油田を走る ジブラルタル通行阻止戦 I」
 冒頭にサービスシーンとかあったりしたけど、やっぱり今回の話の一番の注目ポイントはここですよね。

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(ふふ、ちゃんと役に立てたかな)

 その証拠に、
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局側もそう考えているようです。
 ただ、これがいい絵かとかいいシーンかというと……(笑)?

落第騎士の英雄譚 第3話「落第騎士 III」
 実を言うとこの作品、第1話冒頭のやる気のない素振り(いや描かれてる本人はやる気あるんでしょうけど)見てどうもなーと思ったんですけど。でもコンテ(演出)やCGは頑張ってる感じですね。
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 ただ、つい頭の中ではこんな補完をしてしまったりして(笑)。

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『またつまらぬものを斬ってしまった』

 いや、時節柄そういう人多いんじゃないでしょうか。調べてないですけど。

ルパン三世 第4シリーズ 第4話「我が手に拳銃を」
 時節柄というのは、今期こういうのが放送されているからです。
 今回の第4話、次元が大フィーチャーですね! かっこいいシーンがあるのに、結局は虫歯治療せずに痛み止めだけで乗りきろうとするところとか。
 そして主人公たるルパンがほぼ出てこない。たまにこういう話が入るというのも何となく好きです。

 ところで、こういう記事を見ました。
 で試してみると、ホントだああああ! 物凄く立体的に見える! 驚き!
 記事で指摘されていることの他に、……いや、これももしかすると「奥行きのある映像」の一言に込められているのかな、ピントが合っている部分がかなり限定されているというのもありますよね。奥行き的に。
 今回のシリーズは、OPムービーのこういうところとかも含めてかなり絵に気合いが入ってそうですね。
 あと、もしかすると一応、通してつながっている背景的ストーリーがあるのかな?

ゆるゆり さん☆ハイ! #03「自覚無し」
 前回のサブタイトル「さぁおびえるがいい」を想起させるようなが。なんか夢に出てきそう……(笑)。
 まあともあれ。

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「あら、二人ともよく描けてるじゃない」
「え?」
「優しい気持ちが詰まった絵になってるわ。けんかばかりしてるけど、お互いに相手を大切に思ってるのね」

 さすが先生(笑)。
 あと、
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綾乃のこういう絵ってなんかちょっと新鮮。

コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ 第3話「鉄骨のひと」
 面倒くさいのでストーリーについてはほぼ割愛します。

 超人課のメンバーも揃い、テーマが「正義」であるらしいことも見えてきて、今回辺りから本格的にそれを追い掛けるという感じでしょうか。
 今回の話はまずは、正義をとことん追求する刑事の柴来人、そして正義を貫くよう設計された人造人間の乙號と丁號、その辺りが主軸になっているようです。

 柴は、まあわかり易い台詞を紹介すれば、

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「正義の超人などいない!
いるのは市民に迷惑をかけたか、いつか迷惑をかける化け物だけだ!」

こういう人物です。この脚本、こういう人の特徴を実によくとらえていますね。
 対する乙號と丁號は、それぞれ女性型と男性型で、合体したときに本来の性能を発揮するように作られた兵器です。

 正義というものについての比較を、この対立軸で描いているようですね。そして、ノーマライズにより条件の統一を図っている。それは、実は柴が人造人間であること。つまり、柴と乙號丁號はともに機械である。
 では違いはどこにあるかというと、人吉博士の言葉を借りればこういうことです。

「君は元の人間の記憶や思考を電子計算機で模擬演算。その限りで自由思考体だ。
だが、乙號興梠美枝子、丁號半田馨の二体は完全な人造人間であり、その思考もモラルも、研究者が植え付けたものに過ぎない」

 つまり、人と機械の違いについて、体の構造の違いによるものを排しているわけです。

 ところで、乙號丁號が男女型の二体として作られたことについては作中で合理的な説明がなされていますが、設計者たちにそのようにさせた本作制作側とてしては多分、こんなことを意図しているのかな、と思ったことがあります。
 それは、「感情」の影響の除外です。
 まず、乙號と丁號が求め合うことについて、爾朗と人吉博士の間にこういうやり取りがありました。

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「機械の愛だ」
「非科学的なことを言うんじゃないよ」
「だって」
「あれは機械だ。彼女が対である男性型を探しているのだとすれば、それはそのように作られたに過ぎない」

 では、本物の愛とは? 人間もそのようにできているに過ぎないわけです。
 それについては、今度は爾朗と輝子の間にこんなやり取りがありました。

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「愛じゃない。互いに求めるように設計されただけだ」
「でも、人間だってそうでしょ? 誰かを愛し合うように設計された、だから人を愛さずにいられない。
違いますか?」

 輝子がこのようなことを言うのはちょっと意外でしたが、柴が人間であることによる違いを感情に求める、言い換えれば感情というものを特別視する立場を取らないという宣言なのではないでしょうか。

 さて、そうしたところで、神化47年。戦争が終わってもずっとグァム島に潜伏していた日本軍元軍曹の……じゃない半田馨、実は丁號に柴は言いました。

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「その間にこの国は腐ってしまった。俺の信じる正義は喪われ、沢山の若者達が死んだ。
だから合体してくれ!美枝子さんと」
「君達は偽の愛情、偽の正義を与えられてきた。
今なら俺が、本物の正義を教えてやれる。この日本の目を覚ます、そのために!」

 しかし、合体した彼等は柴のことをこう断じました。

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「柴刑事。僕はあなたに従えない」
「何故だ! 美枝子。俺がお前達を再び会わせてやったんだ」
「それには感謝する。だがあなたの目的は、悪だ」

 では、その違いは一体どこで生じてしまったのか。

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「機械に何がわかる!」
「機械じゃない。正義だ」
「こいつらに正義がわかるのか!」
「科学者は彼等に正義を教えた。国を護ること、人を救うこと、正しい行いとは何か。
人間はそれを勝手に解釈して、間違えることもある。だが機械は正確に従う」
「彼等が正義で、俺が悪だと!?」
「俺じゃない。彼等がそう判断したんだ」

 つまり、出発点は同じで、正義を目指すとしても、人はその過程で間違えることがある。

 さて、では人はなぜ間違えるのか。科学者が彼等に与えたものの正しさは。そもそも正義とは。
 でもそれについてはまだお預けのようです。何故なら、爾朗自身も見失っているようだからです。

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「どちらが勝っても、俺達はもう正義じゃない!」

 いや、どうでしょう。少なくとも道を踏み外しているという自覚はあるようですが……?

 とまあ、今回はこんな感じでしたが、柴はこの後どうしたのでしょうか。EDムービーの終りの方で、まず当初の超人課、
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そして数年後
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が描かれますが、爾朗が「こちら側」に来ています。つまりそこにある断絶を表現しているのでしょうが、柴も描かれていて、どちらかというとこちら側ですね。
 もしかして、一緒に行動することになるとか? まあちょっと距離があるので、作中でもそう接近はしないかな。

P.S.
 ところで関係ない話ですが、横井庄一氏で思い出したのが小野田寛郎氏。
 でWikipedia見てみたらこちらの人、つい昨年まで存命だったんですね。

tag : アニメ

コメント

非公開コメント

No title

爾朗と言うことはジロー、つまり「人造人間キカイダー」でしょうか。
キカイダーは不完全な良心回路により善と悪の間で揺れ動く存在でしたけど。

でも、完璧な良心回路による究極の善と悪と言うのはどんなもの?と思ってしまう。


Re: No title

> でも、完璧な良心回路による究極の善と悪と言うのはどんなもの?と思ってしまう。
とりあえず、今回そういう話に踏み込んだと言えるわけで。
本作で描かれている後の時代の方の爾朗は、自分が正義ではないと考えていることが今回わかりました。
まあ、超人課から離れたことからしてその認識を示唆していましたが。

では、彼はどのようなところに今(神化47年頃)辿り着いているのか。今後どこまで行くのか。
興味深いですけど、難しい話なので落しどころも難しそうですよね。
うまい着地点を見つけられるといいのですけど。
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水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

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