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アニメ: 2015秋アニメ感想(2)

 今週のアニメ感想です。

落第騎士の英雄譚 第2話「落第騎士 II」

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「イッキはアタシのご主人様で、
アタシはイッキの下僕なんだからぁ!」
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「そして決めたの。
父親の愛も、母親の愛も、兄の愛も、妹の愛も……
すべて私が一人で、お兄様に与えようって」

 ……二つの愛の形(笑)?
 でも、珠雫の言葉から「恋人の愛」(等)が削られているのは尺の問題かちゃんと意図してのことか。ステラの方を見ると何となく、意味を持たせているような気がしますね。

 あとEDテーマ曲ですが、一発でアリプロの曲とわかったけど、同時に、何か変ったなとも思いました。

ヘヴィーオブジェクト 第3話「ガリバーを縛る雑兵たち アラスカ極寒環境雪上戦 III」
 というわけで姐さん、
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お姫様の露払い役お疲れ様。
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 この笑顔がいい。
 ……でももしかすると、このヒトが手を回してクウェンサー達を戦場に引き戻したんじゃないかななどとも考えてしまいますが(笑)。いや、もう原作すっかり忘れてるもんで。

ゆるゆり さん☆ハイ! #02「さぁおびえるがいい」
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 こういう人たちとか。
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 こういう人たちとか。
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 ……こういう人とか。ああ、ゆるゆりだなぁ(笑)。
 実は最初は、まあ録画はするけど……というつもりでした。でも、折角なので一話見てみたらあれ?という感じで、もう一話見て確認したら、制作会社違うじゃないですか。しかも、なちゅやちゅみ!から。
 これは、ちょっと遡って見ないといかんですね。

コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ 第2話「『黒い霧』の中で」

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「ま、十万円は出して貰わないと」
「じゅ……えー」「給料四ヶ月分!?」

 というわけで、神化41年頃はどうもそういう相場らしいですが、大体対応すると思われる現実の昭和41年頃もそのくらいだったのかな。
 この時代が選ばれたのはもしかすると、ウルトラマンが放映された頃だから、かも知れないとか思ったり思わなかったり。

 で、今回は風郎太が超人課のメンバーになるまでの話ですが、テーマが大変ですね。
 この頃、世間を騒がせている「黒い霧」というのがありまして。これは小説がどうこうと関係なく、いや関係あるかも知れませんが、まんま黒い霧です。
 風郎太は、上記のおっちゃんが売っていた正体不明の虫
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を逃してやることになったのですが、
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少しした頃に彼の元に友達になりたいとやってきたカムペが、実はその虫でした。
 後年、神化48年8月、風郎太のところに彼を殺しにやってきたタルタロス蟲人は、カムペが成長した姿だったのです。

 今回のサブタイトルに関係あるかどうか知りませんが、テーマは「正義」といったところでしょうか。
 風郎太は、

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「オイラだって、いいことしたい」
「いいこと?」

そう言って超人課のメンバーになろうとしました。しかしこの時爾朗は、超人課がやっていることは「いいこと」だとは思っていないような反応をしています。

 事件は進展し、タルタロス蟲人が何者なのかもわかり、また対抗策も得られました。彼等が作る「黒い霧」に入れる風郎太はその対抗策であるウイルスを使って、彼等を倒すと共に

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「今度は人間にも、タルタロスなんかにも捕まるなよー!」

「囚われていた」虫を逃してやることができたのですが……。
 事実は彼の想像の及ばないところにありました。

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「私は、タルタロスの女王だった」
「女王?」
「幼体だった私は、人間に捕まり、売り物にされそうになっていた。それをあなたが助けてくれた。
『黒い霧』は、私を迎えに来たの」

 しかし、その仲間を風郎太がウイルスで殺してしまった。
 爾朗の説明によると、こういうことでした。

「タルタロス蟲人は、神話の時代から日本の森に住んでいた。それが人間との契約だった。
だが、そんなことを忘れた現代の政治家が、国有林を勝手に払い下げた。
住む場所を失った彼等は、政治家を罰するためにやってきたんだ。……『黒い霧』とともに」


 カムペが去った後、風郎太は爾朗にこう訴えます。

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「あの頃は、簡単だった」
「ああ」
「悪いのがいて、いいもんの超人がそれを倒してくれた。オイラも正義の味方だった。そうだろ?
いつから、こんなややこしいことになっちまったんだ!?
いいもんと悪いもんの区別がつかない。オイラとあんたも敵同士。
なんでだよ!
オイラはいつまでも子供だ。だからわかんないのか!?
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だったら、オイラも大人になりてえよ!」

 そう叫ぶ風郎太に爾朗はこう答えました。

「いや、いいんだ。お前はそのままで…………いいんだよ」


 感想の冒頭でウルトラマンのことに触れました。
 まあ別にリアルタイムで見たわけでもないし、私自身は見ても特に何を思うでもなかったのですが、後年あの作品の紹介を読んだり見たりすると、そこには単純な正義と悪という構造に疑問を抱かせるようなことが描かれていたことがわかりました。まあ、私もジャミラの話などはそのように受け止めた記憶がありますし。
 今回風郎太が直面することになった問題は、そういった「正義とは何か」というような、当時の子供達に当時の超人達(の物語)が問い掛けていたことです。
 だから、前述のように、つまりこの物語の時代があの頃に設定された理由はその辺りではないかと思ったわけです。

 爾朗は、超人課に風郎太を加えるべきかどうか決めるとき、このように言いました。

「あいつは、俺達が悪を倒していい超人を護る組織だと思っている」
「はぁ?」
「あいつがいれば、俺もいつもそれを思い出すことができる。
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だから、必要です」

 これが、後に彼が風郎太に「そのままでいい」と言った理由なのでしょうが、この言葉にもやはり二重性がありますね。
 そのように思っている風郎太がいれば自分も常に「正義」を意識し続けられる。しかしそれは同時に、風郎太をそのように利用したいという自身の都合で彼を招き入れたのだとも言えるわけです。そう考えると、「大人になりたい」と望む風郎太に「そのままでいい」と言ったのは、爾朗の側のエゴであるわけですね。

 そういえば、今回の話の中には、こんなやりとりもありました。

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「時には超人同士の抗争で、市民に迷惑がかかる」
「抗争なんて言い方、イヤです。正義の超人と悪が戦っているってことですよね」

 超人の一人である輝子は、シンプルに正義と悪をイメージしています。しかし、ややこしい現実に触れた風郎太は、子供だからわかんないのか、だったら大人になりたいと訴えています。
 第一話冒頭で神課46年の輝子が爾朗に、自分は二十歳になったと言っていました。
 もしかするとあの言葉の意味は、この辺りにあるのかも知れません。

 ところで、風郎太を殺しに来て、でも結局そうせずに去っていたカムペは、別れ際にこう言っていました。

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「風郎太。見て。私大人になったわ。……だけどあなたは、あの頃のまま。
今の私達じゃ、友達にはなれないわ」
「!」

 この言葉は、どういう意味なのでしょうか。カムペは、爾朗が「友達だから許せないか」と言ったのに応えたわけですが。
 許せない相手ですらないという宣言か。許すからもう友達じゃないということか。
 それとも、友達ではないから許すということなのか。

tag : アニメ

コメント

非公開コメント

No title

>ウルトラマンが放送された頃だから、

その通りです。
ウルトラマンと言うのはかなりエポックメイキングな作品だったんだなぁと今更ながらに思います。

Re: No title

> その通りです。
となるとやはり、今回考えたような、例えば「正義」のようなテーマは本作の根幹をなすものなのかも知れませんね。

> ウルトラマンと言うのはかなりエポックメイキングな作品だった
当時の大人がどう思っていたかは知りませんが、最近でも大人向けの特集番組をやっていましたっけ。
あと、日本の子供向け作品は単純な勧善懲悪でないものが多いという指摘がありますが、もしやそれは伝統的なものではなく、この辺りから始まったなんてことも?

No title

ウルトラマンより前の子供向け作品、と言う奴を詳しく知らないので何とも言えませんが。
押川春浪という作家の戦前の少年向け戦記物小説を以前読んだ事があります。
内容は勧善懲悪が凄い、という物だったので戦前と戦後で変化したのではないかなぁと思いますね。
一冊だけですけど、読んだのは。

やはり敗戦が転機になったのかなぁ、と。
敗戦によって戦争は悪、やってはならないと言う雰囲気が生まれるも、外の世界では戦争は起こり、絶えない、だから戦争に備え闘う力は持たないといけないがでも戦争はいけない事だ。
この矛盾を抱え込んでいるのではないでしょうか。

固定観念に固まった見方かも知れないが、アメリカンヒーローは能天気なのが多いのも戦争に勝ったからと言うのがあるのではと思ったりする。
ベトナム以降悩んだりするヒーローが生まれたとも聞くけど。

ウルトラマンが生まれた頃もベトナム戦争が起きていたので影響はあったのかも。

Re: No title

> ウルトラマンより前の子供向け作品、と言う奴を詳しく知らないので何とも言えませんが。
ただ、仮にそのような傾向の作品が以前にあったとしても、その浸透の度合いを考えるとウルトラマンというのはやはり特別な存在だったのでしょうね。テレビ恐るべし、なのか。
現に最近になっても話題になっているわけですし。

> やはり敗戦が転機になったのかなぁ、と。
一つ言えると思うのですが、日本には(例えば)敗戦によりそのように変化する素地があったのではないでしょうか。
別に日本に限らないのですが、絶対神が信仰されていないからです。
まあ、日本は特に顕著かなとも思いますけど。

> アメリカンヒーローは能天気なのが多い
その辺りは相乗効果かも知れませんね。スパイラル的に影響していそうな。

> ベトナム以降悩んだりするヒーローが生まれたとも聞くけど。
悩んでも最終的には正義は正義ですけど。
※個人の感想です(笑)……というか実際にどうか関係なく書いてます。
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Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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