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アニメ: 2015夏アニメ感想(12.99A) 『がっこうぐらし!』#12

 アニメ感想番外編、『がっこうぐらし!』の最終話の感想です。今回の感想もまた#11の時のように二つに分けてみます。というか長くなっちゃったので分けました。書き方の面でもちょっと変えたかったのもあるし。
 あとこれは予定の話ですが、本作については総括的な感想も書きたいと思います。定例の感想の中に書くか、独立したエントリにするかは未定ですが。

がっこうぐらし! #12「そつぎょう」
 終わってみると、この夏というよりもここ最近のアニメで一番はまった作品だった本作。最終話「そつぎょう」の感想を一言で表すと、すごいなぁ、というところでしょうか。特に、ゆきですね。
 さすが、あとみーくんがゆき先輩はすごいとよく?言っていただけあります。あれは正しかった、と思ったりしました。

 あと、ゆきに重ねて、本作のメインテーマとも言える「学校」、その特別なしかしいつかは去らなければいけない空間を、みんながどれだけ愛しているか。それを描き切ったという印象です。
 かれら、あるいはやつらと称されるあの存在も、脅威ではあっても結局は仲間たちでしたし。

 前回、ついにめぐねぇの手から飛び立ったゆきですが、状況は危機的です。
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 しかし、

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(なんだ……こんなところで死んじゃうんだ、私)

地下のみーくん、
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くるみやりーさんはもっと絶望的な状況です。
 その部員の中でただ一人前に進んでいたゆきも、ついにもはやこれまでか、というところで乱入してきたのが、
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太郎丸でした。考えてみると太郎丸のあの動きって、かれらみたいにはなっていませんよね。度合いの点ではより進行してはいるようですが、くるみと同じようなフェーズなのかも。
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 なんとか助けられたゆきですが、こういうところを見るともう、完全に状況が見えていますね。それと、ゆきの愛情の深さを感じたりもします。

 ともあれ、放送室に辿り着いたゆきがしたことは……。ここのところ、本当に凄いと思いました。

(みんな、憶えてるんだ)
(心はなくても、どっか深いところで)
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(だから、ここに戻ってくるんだ)
(そうだよね、めぐねぇ)
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『下校時刻になりました。まだ学校に残っている生徒は、早くおうちに帰りましょう』

 まさか、こう来るとは。
 これまでも何度もずっと、かれらも憶えているのだということが折に触れ描かれてきました。
 前回出てきた回想で、「力もないし」と足手まといな自分に涙していたゆきですが、学校に対する想い、そして学校のみんなに対する想いの象徴とも言えるゆきだからこそ出てきた策だと思います。いや、策と言うべきなのか? 普通に説得しているだけではないのか?という気もしますけど。

 ゆきは、大好きな学校に対する気持ちを、きっと同じように好きだからここに来ているみんなに伝えます。

「楽しいことも、悲しいことも、いっぱいいっぱいあって。
だから、わたしはこの学校が大好きです」
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「……みんなも好きだよね。
ずっとずっと好きだから、だから、ここにいるんだよね。
でも、どんなにいいことも、おわりはあるから。
ずっとつづくものはなくて、それは悲しいけど、でも、その方がいいと思うから」
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「だから、学校はもうおわりです」
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「いつかまた、会えると思う。でも今日はもうおわり」
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「いま学校にいるみんな。こんにちは。ありがとう。…………さようなら。
また、あした」

 と、魔法の言葉を呟いたゆき。零れる水はめぐねぇの涙なんですよね、きっと。なんだか、「よく頑張ったわね、えらいわ、みんな」とか言ってくれてそうです。

 ゆきの……機転というとちょっと違いますか、とにかくきっとみんなそうだよね、と綴った言葉がやっぱり思った通りだったわけで、
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助かったみーくんは薬も届けられたし、
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くるみも……まあちょっと傷口に気になるところは見えるにせよ元気になり、
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困難は乗り越えた、と思われたのですが。
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 見るからに弱っている太郎丸。

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「ワクチンは打ったわ。でも、症状が進みすぎてたかも……」

 りーさんの推測通り、
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みーくんが飲ませてあげた水は末期の水となってしまいました。
 みんな、特にみーくんとしては辛い二度目の別れなんですけど、でも、太郎丸はちゃんと「死ぬ」ことができたのです。そのことは、実は幸運であるとも言えます。この物語では、死にはちょっと特別な意味があると思うのです。

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 太郎丸は屋上に埋葬されることになりました。

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「みーくん、だいじょうぶ」
「大丈夫です。太郎丸は、私のこと、助けてくれたんだから。
私も、元気に見送らないと、だめ、ですよね」
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「そんなことないよ。
……悲しいことをあんまり我慢してるとね、大切なことを忘れちゃうから」

 ここでもゆきは、「凄い」先輩でした。その上、こんなことも言ってのけましたし。

「だから、みーくんも忘れないであげてね。太郎丸の最後の言葉」
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「言葉って……太郎丸は何も──」
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「いってたよ! みーくんに向かって、『ありがとう』って!」

 この時のみーくんの表情の変化が……。
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 ちょっとぽかんとして、
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一瞬だけ笑顔を見せて、
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涙が溢れてくる。
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 本当に、ゆきは「凄い」先輩になりました。

 というわけで、感想後編へ。

tag : アニメ

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水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

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