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マンガ: 『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 9』感想

 だいぶ物語の背景、そして人と人との関係が見えてきて、大詰めは近いという感じでしょうか。

最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 (9) (ドラゴンコミックスエイジ)
松沢 まり
KADOKAWA/富士見書房 (2015-07-09)
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 忘れられていた過去のことが浮かび上がってきているし、加えて、比較的最近なのに忘れられていたことまで出てきて。
 特に美月。美月が自身のことを思い出すこと、これが多分、問題になっている状況の解決に最も重要だと思います。でもそれには多分、夕哉もそれを認識して共有することが必須なんではないでしょうか。

 というわけで、9巻では美月の回想?が主体となっていて、日和の出番はあまりありません。そして、忘れ去っていた過去を思い出すというのはやはり、「夢」を見ている、もしくはそれに近い状態が適しているわけで、この巻は全体にそんな夢のような雰囲気に包まれています。

 で、ここで美月の話です。それもちょっと次元の違うこと。
 日和の出番が少ないということは美月が本来の性格でいるということなんですが、元々美月のキャラデザって、おとなしくてちょっと無表情系の感じがありますね。黒くて真っ直ぐな髪とか、つぶらな目とか、小さな口とか特に。それで、であるからこそ、そういう美月って一番いい表情だと思うんですよ。
 だから、美月のいい絵が満載ですね、この巻(笑)。

 でもまあそういうのはちょっと脇に置くとして、夕哉、美月、日和、そして雪那の四人が過去に築いていた関係が、というかそもそも関係があったことがだいぶ明らかになり、それを主要な人物が認識したところで、さて、美月は一体どういう行動を起こすのか。
 更には、今は一人で決断を迫られている美月ですが、夕哉も多分問題を共有し、共に解決に当たることになるでしょう。というか、彼がどのように介入してくるかが鍵になるのでは。

 8巻から9巻にかけてが大体そういった状況を明かすフェーズで、多分この後、それでは何故?みたいなところにもメスが入ることになるのではないでしょうか。
 まあそれらの描写があるかどうかはともかく、この巻に続く展開は見逃せませんね。

 あと、巻末にある二つの「EX Scene」。
 一つ目の「ふ…太ってないもん!」では、ちっちゃい美月がちょっと危険なまでの可愛さを振りかざしてくる脅威(笑)。
 二つ目の「サイドポニーにしたワケ。」では、「姉キャラはやられ役。」という定理に立ち向かう雪那が中々いい味を出しています。

tag : ドラゴンコミックスエイジ 松沢まり

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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