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ラノベ: 『冴えない彼女の育てかた 8』の加藤について

 もう、加藤のことしか頭にないんかというくらい加藤のことばかり書いているような気がしますが(笑)。

冴えない彼女の育てかた (8) (富士見ファンタジア文庫)
丸戸 史明
KADOKAWA/富士見書房 (2015-06-20)
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 いや、たまたま新刊が出たから続いちゃったというだけですよ?
 さてそれでは、タイトルに「加藤について」と書いたんですから、早速加藤のことを。

 ……なんか、属性薄れましたね。

 いやまあ、キャラは濃くなってますけどね。

「加藤が怒ると平気で二か月は口きいてくれないとか、誰も勝てないとか、超怖いとか、十分すぎるほど理解してる自負があるんですけど〜」
「メインヒロインに属性がついてよかったね〜」
「そんなめんどくさい方向なのは望んでなかったけどな〜」

なんて会話もありましたし(笑)。
 ただ、加藤を加藤たらしめていたフラットさ、ステルス性能がなんかダウンしている気がします。伊織にはこんなこと言われちゃいましたし。

「君の彼女、ちょっと重いよ?」
「……………………」
 あ、加藤の目が死んだ。

 まあそこは加藤も気にしているようで、

「う、うん……わたしはフラット……感情表現が適当で、後に引かない、喜んでるのか怒ってるのか哀しんでるのか楽しんでるのかよくわからない女の子……それがわたし、加藤恵……」

などと自分に言い聞かせていますが、その時点でフラットじゃないし(笑)。
 ……いやまさか、前からそうやってステルスしてた?

 ともあれ何と言うか、どうしてそう思うのかはまあ相変わらずわかりませんが、何を思ってそうしているのかはわかるという感じ。「加藤」が「ヒロイン」に、あるいは「恵」になっている、とでも言いましょうか。まあ、恵、倫也くんと呼ぶ仲になりつつあるわけですが。

 でも、そういう辺りは仕方ないのかも知れませんね。なんせ、詩羽先輩や英梨々という濃いキャラの出番がかなり減っていて、いくらおいしくてもご飯だけでおかずなしじゃ寂しいのと似たようなものかも。出海も頑張っていますが、やはり役者不足な感は否めない。美智留なんかはオタでさえないし。

 さて、伊織や出海やなんかの話も出てきたし、折角なので物語の展開についても触れてみることにしましょうか。
 『blessing software』から詩羽先輩と英梨々がいなくなり、出海が加わったもののやはり戦力不足。というわけで倫也が選んだ道が、伊織を巻き込むことでした。
 実はその過程でまた例によって加藤を怒らせてしまったりもしましたが(笑)。

 それを頼みに行ったとき、伊織は企画書を見て「これじゃ売れない」と突っぱねるのですが、再チャレンジのチャンスはくれました。
 ……というか、売れない理由は、伊織が「内容に満足いかない」と言った次のページにあるんですけどね(笑)。
 まあともあれ、それで倫也と加藤が頑張ってなんとかして、そのなんとかする過程で上記のように呼び方が変るようなイベントがあって、という展開なんですが。

 詩羽先輩と英梨々も勿論、その間遊んでるわけじゃない。
 この巻のラストでは、英梨々がその恐ろしさを見せ付けました。その衝撃は、作中の表現を借りれば、「幼稚な天才の残虐さ」。
 勿論、それに対するのは出海になるのでしょうが、だとするといずれ、詩羽先輩と倫也の脚本対決という展開になるんですかね。
 ……詩羽先輩、ラスボス(笑)?

 ってな感じの、新展開という意味では序盤の8巻。
 まだまだ色々ありそうな今後は、どんな風になるのでしょうか。

tag : 富士見ファンタジア文庫 丸戸史明

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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