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おカネ: インフレの意味???

 もう何度も書いてきたことの繰り返しですが、この記事に突っ込んでると結構それらを一度に書けるかな?とか思ったりしたので。


ある政府高官は「欲しい物があっても『値段は今後も変わらないから急いで買う必要がない』と考えている人は物価が上がって損をする。お金を使わない国民に罰を与える作戦だ」と話す。

 ところが、現時点ではこの政府の思惑は外れているようにみえる。渡辺教授によると、日本はほとんど価格が変動していない品目が商品全体の約5割を占め、その傾向は1990年代後半から現在まで続いている。

 いやその作戦はある意味正しいんですが、「消費者のデフレ心理が薄まらなければ」とかいう問題ですかね。例えば、スピード違反の罰金を莫大な金額にしたら、罰金を払う金がなくて車を運転する人がいなくなった、みたいなもんでは。あ、でもこれは交通安全のためには成功とも言えるかな?
 何かというと、値段が上がるのなら、その分も含めてこれまでの予算に収めるようにする、もしくは将来のためもっと絞る。つまり買い物そのものを控える、という解もあるわけで。その理由として、そもそも「ない袖は振れない」とかね。
 今、貯蓄率もどんどん下がっているわけで、まあこれは収入のない高齢者が取り崩しているからとかいう説明もありますが、それでも、値段が上がったものを買うための原資がないってことはあるんじゃないかな。それは、将来の収入減も見越して。

 日本総合研究所の湯元健治副理事長は「日本企業は安くて質のいい製品をつくるのが得意だ。消費者もそれが当然と思っていることも影響しているのでは」と推測する。

 うーん、そうなん?
 私はもう、メイドインジャパンは幻想だと半分くらい思ってるんですけど。実体験から。ちょっと前、職人さんの手作り!みたいな売りのとある商品を買ったら、完成した後一度でも使ったら、というか見るだけでもわかる欠陥があって呆れたことがありましたし。
 それに限らず、私の馴染みのITの世界では「安くて質のいい製品」なんてどう考えても日本製品にはあり得ないし。

ある政府関係者は「物価上昇には一段の円安が不可欠なのに、政府が円安を怖がっている印象を持たれた。デフレ脱却を目指す姿勢がちぐはぐだ」と批判する。

 これ、インフレを目指す意味わかってるんですかね。
 そもそも、まずは好景気があって、それでインフレになってそれが上記のような理由で循環するというものなのに、それをインフレから始めようとしているんだから、最初から無理がある。だから、そこは政府の出番だと言っているのですが。それも、今やっているのとは逆の方向で。
 そして、無理(つまり消費者の手元にカネがない)が通ったとして、それが好循環になるためには、売った側が儲からなければいけない。しかし、円安のようにただ単にコストが上がるだけでは、そのカネは外に流出するだけで、循環しない。
 インフレになったとしても、儲けが出ないくらい原料コストがかかってたらそれはトレンドを考えればデフレなんですよ。だから、

少しずつ商品の価格が上がれば、企業の売り上げも少しずつ増え、その企業で働く従業員の収入が増えたり、

円安のような理由による価格の上昇は、売り上げが増えても利益が出ない恐れが大きいんだから、利益が出なければ収入も増えないでしょ。

家計は単なる消費者ではなく、政府や企業と並ぶ経済の“主役”だ。国民もデフレ期のように預貯金に励むだけで家計防衛が可能だった時代でなくなったことを自覚するべきではないか。

 このところ預貯金を増やしているのが誰なのか、調べたことはないんでしょうか。

 これもいつもいつも言ってますが、こういう人って、自分の言っていることの理屈、仕組み、構造、そうなる理由とかをちゃんと説明できるんですかね? 意味をわからずに言葉だけ寄せ集めても、歯車が噛み合っていない機械のようなものなんですけど。
 そのくせ、現実が理屈に合わないなどと奇妙なことを言う。現実が説明できなければ理屈の方が間違っているのであって、おかしいのは現実じゃない。

 以前、科学万能主義を批判するメディアに対し、いやいや、科学者が科学が万能などと言うことはありえない、そんなことを言うのは科学者じゃないと指摘したことがありました。
 その思考の形態、なんだか似ている気がしますね。

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

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