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おカネ: せんきょがあるのでアベノミクスについて

 ずっと前のエントリにタイトルを似せてみましたが、誰も憶えていないでしょうね(笑)。
 元々「アベノミクス」なんてのは筋の通った政策でもなんでもなく、識者の意見をごちゃまぜにしただけのちぐはぐなもので、名前を付けるほどのものでもないわけですが、そういう意味ではわざわざタイトルにして揶揄するのにぴったりと言えます。

 さて、どっかの頭の悪そうな財務大臣が、老人が悪いんじゃなく子供を産まないのが悪いとか言っているようですが、それつまり、現在数が減ってしまっている現役世代の親世代が悪いって事でやっぱり老人が悪いんじゃないの?ということになるんですが、こういうのを老害って言うんですかね?
 というような話はたまたま今日聞いたので突っ込んだだけで本題には関係ないので閑話休題。

 どちらかというとGDP下方修正の方が本題に近いのですが、やっぱり以前ちょろっと計算した結果に意味があったように思えてきた今日この頃。
 そもそも速報の時に、色んな所から予想外に悪かったという声が出たのが予想外だったのですが、今回も、速報よりも良くなるだろうという予測が多かったという謎の報道がありました。

 さて、何だか話が発散しそうなのでここらで予定していた入り口に向かいます。これまたNBOの記事ですが。
 この記事に、こんなことが書いてありました。

 1997年の5%への引き上げ時と比較すれば、その違いは顕著だ。増税直後に指数は落ちたが、5月には再びプラスに転じた。同年末から再び大きく落ち込んだが、それはアジア通貨危機や金融ショックの影響が波及したためだった。そうした状況を踏まえれば、足元まで物価低迷が続く2014年は、「失策の烙印」を押された1997年よりひどい状況と言えるだろう。

 その原因はどこにあったのか。渡辺教授は「国も企業も消費者のインフレ期待を過信していた」点を指摘する。

 これはどういうことかというと、こういうことです。

 だが、一方で物価上昇分を差し引いた実質所得は目減りしている。経済学では通常、インフレ期待が高いと、消費を前倒しすると考えられているが、多くの消費者が「実生活では今までと同じようにデフレが続く」と考えた結果、買い控えに走った。


 …………いや、そうなんですかねー…………?
 まあ、私は消費者ではあっても、沢山の中の一人に過ぎないので全体がどうなのかわかりませんが、「消費者のインフレ期待」は確かにあったと思いますよ。ただ、「経済学では通常、インフレ期待が高いと、消費を前倒しすると考えられている」というのが間違ってたんじゃないですかね、というのが私の感覚。

 つまり、インフレ期待は高いが、消費を前倒しするのではなく「抑える」方向に向かった。そういうことじゃないんですかね。
 これが20世紀の頃ならまだしも、収入は減っているし、前倒しするにも「ない袖は振れない」。貯蓄率だって無茶苦茶下がっているくらいだし。
 消費税増税の反動減について、ならせば一緒なんだからみたいな意味不明のことを言っている人がいましたが、頭の中がどうなっているのか興味がありますね。嘘です。ありません。
 ならしたら、減っているに決まっているじゃないですか。だって、購買力が落ちているんだから。
 それと同じ。

 日銀が何かしたって、はっきり言って無駄なんですけどね。だって、今お金の流れのどこに問題があるかというと、企業のところで溜っちゃうわけでしょ。家計に回らないのにどうして家計の消費が増えるの。
 そんな状況で企業も設備投資とかするわけがない。

 誰がどう考えても、需要不足の時にその発現である消費に懲罰を課すのがどういう結果になるか、同じ結論に至ると思うんですけど、違う人が沢山いましたね。
 税収を増やしたいがために(もしくは予算配分の「裁量」のために)ダチョウアルゴリズムを導入したのかも知れませんが、だったらいい方法があったのに。
 300兆円を超えるカネがあるんだから、例えば年1%で3兆円ですよ。
 何かって、企業が抱えているお金に課税しようってことです。まあ、さすがに一律はアレだから、例えば時価総額が高い(つまり投資家がカネを出している)、それと内部留保の比率が高い、人件費安い、そんなところを基準に累進課税すれば。
 あ、でもそれだと株価を抑えようとし始めるかな?

 でも、株価って別にどうでもいい話ですよね。
 株価が上がっても、短期的にはただ単にあっちからこっちに動いただけ。それで儲けて使った人がいても、別の人が使えなくなるだけ。
 大体、去年から今に至る株高は、企業の業績が上がりそうだからじゃなく、株価が騰がりそうだから騰がってるだけでしょ。これ、大きな違いですよね。というか丸っきり意味が違う。

 ところで、そもそもどうして企業のところでお金が滞留してしまうのかというと、いざというときに使うためですよね。何か設備投資したくなったとか。多分。
 しかし、それで貯金を始めちゃうという異常事態がどうして起きているかというと、銀行が機能していないからじゃないかと思うんですよ。だから私はずっと、銀行をどうにかしなきゃダメじゃん、と言っているわけですが。もしくは投資(投機じゃなく)をする人ね。
 銀行の能力はバブルの時に毀損したと言えますが、決定的に使えなくなったのが、90年代末〜小泉-竹中の頃のアレのせいじゃないかと思うんですがどうでしょう。
 ちなみに、私は個人的に、パイの増えないゼロサムのを投機、という定義をしています。まあ多くの場合それは短期の取引になりますが。

 話をインフレに戻すと、インタゲとかは「経済学では通常、インフレ期待が高いと、消費を前倒しすると考えられている」点に有効性があるとされているわけですが、それは必要条件であり、それだけでは意味がありません。
 もっと重要なのは、それで値段が上がると儲かることです。それがあって初めて、回り始めるわけですから。
 だから、コストプッシュインフレでは意味がない。株価が騰がるから株価が騰がるのと同じくらい意味がない。

 意味がないと言えば、成長戦略とやらもまず意味がないと思うんですけど、どうですかね。
 だって、彼等に「わかるわけがない」んだから。
 それなら、消費を阻害しているものを排除し、消費者に使ってもらえば民間部門がどうにかするでしょ。でも、それにはもうブレーキをかけちゃった。ある年齢以上の層は「逆噴射」という流行語を記憶していると思いますが、それをやっちゃったからね、4月に。
 どっかで、今回のは離陸の時だが、みたいなことを言っている人がいましたが、そうですかね。私はあの飛行機と同じ状況だったと思うんですけどね。だって、円安が進行していたんだから、消費者の購買力は落ちていた。
 それで恩恵のある部門って、せいぜい一割強だけだとわかっていた筈なのにね。
 いやまあ、それについては私もハズしてましたが。予想よりも更に少なかったという方向で。

 それもこれも、「アベノミクス」には理屈がないからじゃないか、と思ったりします。
 こうするとこうなる、筈。……何で?
 その答えがない。
 どうしてそんなのを信じられるかと思ったら、やっぱりこうなった。

 まあ、多くが後だしじゃんけん的になってしまっているわけですが、少なくとも、理屈のおかしい説は外れる、ということは言えるんじゃないかな。
 まあ、理屈が通っていても、当たるも八卦当たらぬも八卦だ、というのもありますが。何となれば、全ての条件を考慮することもできないから。

 などとまあ、結局話は発散してしまいましたが、所詮思っていることを思いついたままに書いた雑談だから、まいっか。

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

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