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せいじ: 所謂「朝日叩き」に対する池上彰氏のコメントへのコメント

 結局社長の馘を切って生き延びそうな朝日新聞。何となくこれで手打ちになりそうな残念な雰囲気です。
 私もここのブログで何度も攻撃しましたが、さて、朝日新聞に対するバッシングはどういう理由で起きていたのか。

 一部には、ってこの一部がどれだけの割合なのかさっぱりわかりませんが、誤りを犯した、けしからん叩いてやれ、という状況だと思っている人もいるようですが、どうなんですかね。私なんぞは、長年の反感が噴出したもののように思えたのですが。
 まあそれはともあれ、その件に関わりもあるジャーナリストの池上彰氏のコメントがネットに転がっていました。

〈今回、一番私が違和感を覚えるのは、「国益を損なった」という言い方です。極端な言い方をすれば、メディアが「国益」と言い始めたらおしまいだと思います。〉
〈これが国益に反するかどうかと考え始めたら、いまの政権を叩かないのが一番という話になるわけでしょう。それでは御用新聞になってしまう。私は、国益がどうこうと考えずに事実を伝えるべきで、結果的に国益も損ねることになったとすれば、その政権がおかしなことをやっていたに過ぎないと思います。〉

 これは孫引きなので文脈を正しく追うとまた違ってくるかも知れませんが。

 さて、氏は実に真っ当なことを言っています。「メディアが「国益」と言い始めたらおしまいだ」「国益がどうこうと考えずに事実を伝えるべき」。まさに仰有る通りですね。同感です。

 というわけで、これに沿って二点ほど述べてみます。

○ そもそも朝日新聞がやっていることは報道なのか
 朝日新聞の件ではこういう見解が出されています。

同社の発表によると、社外委員からは「吉田調書報道は例外的な問題ではない」(弁護士の国広正委員)、「主張先行型の報道からの脱却が必要だ」(ジャーナリストの江川紹子委員)、「上層部をかえるだけでなく、従業員一人ひとりが深く反省しないと企業は変われない」(日産自動車副会長の志賀俊之委員)といった指摘が出た。江川さんは日本報道検証機構の取材に対し、会合では「主張と事実の切り分け」ができていないと朝日新聞の記事を具体的に挙げて指摘したといい、改革の効果が出るような「再生プラン」をまとめたいと語った。

(強調は引用者による)

 以前私も指摘したことがありますが、朝日新聞の所謂「誤報」には傾向があります。それはつまり、朝日新聞にとってのあらまほしき姿というのがまずあり、それに従った「報道」をするというものです。
 サンゴには落書きがなければならない。指示と異ることをしたらそれは逃亡でなければならない。そうに決まっている(must be)。
 つまり、妄想癖と虚言癖がある。報道機関は、国益がどうこうと考えずに「事実を伝えるべき」である筈なんですが。

○ 朝日新聞はずっと国益を追って来た
 朝日新聞はこれまでずっと、国益を意識した報道をしてきたように見えます。
 それは、日本の国益を損ねるためなら虚偽報道でも何でもする、ということです。

 ただ、これも前にも指摘しましたが、真に日本の国益を損ねることが目的なのか、それとも、損をしてでも隣国を利することが日本のためになると考えていたのか、そもそも隣国との関係を悪化させることを目論んでいたのか、そこまではわかりませんが。

 池上氏が言うように私も「メディアが「国益」と言い始めたらおしまい」だと思うのですが、それは何も、自国を利することばかりが該当する訳ではない筈です。常に国益のことばかりを考えて歪めた報道をするようでは、どの国に益があるようなことでもメディアとしては失格ではないか。
 まあ、そういう言い方をしたら、そもそもそれは国益がどうこうという話に限らないのですが。


 そんなわけで、池上氏のコメントを私が読むとどうにも、朝日叩きを批判していると解釈するのがいいのやら?ということになってしまうわけですが(笑)。
 まあ、氏はちょっと「朝日叩き」が行き過ぎだと考えているように思えるので、ちょっと頭を冷ませと言っているのでしょうが、それでもそれは一般論に過ぎないような気がするんですよね。
 果たして?

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

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