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アニメ: 2014秋アニメ感想(6.1) SAO2「マザーズ・ロザリオ」編開始にあたって

 今週のアニメ感想別冊、SAO2についてです。
 SAO2の今回の話から「マザーズ・ロザリオ」編に突入ということで、今回の感想というよりも今後の展開について書いてみたいと思います。

ソードアート・オンラインII 第18話「森の家」
 ついに始まった、ちょっと覚悟の要る物語。
 原作者の川原礫氏は、原作文庫版のあとがきに、ある小説家の言葉を引用してこのように記しています。

 貴重なご教唆をたくさん頂戴して今でも感謝しているのですが、中でも最も強く記憶に残っているのが、「たとえ小説でも、人間の不幸を書く時は、それをなぜ書く必要があるのか、よくよく考え抜かなくてはならない」というひと言です。

 つまり、この話には「不幸」な人が登場するということです。
 しかし逆に言うと、その「不幸」な人にはそうである必要が、言い換えれば理由がちゃんと描かれている、少なくともそのように考えて作られているということでもあります。

 アインクラッド編から、時系列的には原作8巻に収録された話なども経て7巻のこのマザーズ・ロザリオ編までの構成について私は、以前書いたファントム・バレット編の感想の中で触れました。そこで私は、ファントム・バレット編がキリトの抱えたものについて描いたのに対し、今回のマザーズ・ロザリオ編はアスナの背負ってきたものについて描いた話、と位置づけました。
 そのテーマはと言えば、ファントム・バレット編がキリト(とシノン)にとっての「強さ」の話なら、マザーズ・ロザリオ編はアスナ(とユウキ)にとっての「強さ」の話ということになりましょうか。
 ……今回、「抱える」と「背負う」をちょっと使い分けてみたのですが、伝わりますかね。後者はやや、環境や他者に由来するものというニュアンスを表現したいんですが。

 この話は特に好きなエピソードでもあるんですが、その評価基準はSAOシリーズの他の話とはちょっと違います。しかし、それでもこれは外伝ではなく本編に含まれるべき話であり、それは設定がどうこうとか同じ世界だからとかいうことではなく、やはりキリトとアスナは互いが互いの伴侶である、というところから言えることだと思います。

 キリトとシノンは、言わば同志として共通の何かに立ち向かい、共に戦って答えに辿り着く間柄でした。
 なので、同じような立場から同じような方向を向いていたわけですが、アスナとユウキは、互いに向かい合って互いを見つめる、互いに相手の中から答えを見つける、そんな風に見えます。だから、アスナとユウキはだいぶタイプが違いますし、違うところがかっちりと嵌り合うような対照的な存在のようです。

 マザーズ・ロザリオ編はアスナの話なので、キリトは「女房役」に徹している感じです。今回なんか、
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彼はほとんどずっと寝ていましたし(笑)。
 思い返してみると、まあ言ってしまえばネトゲ廃人だった彼が、こんな風に誰かを支え続けられるまでに大きくなったというのも、感慨深いことではありますね。

 で、今週の話ですが。
 サブタイトルの「森の家」には二重の意味があるように思えます。つまり、アインクラッド22層のプレイヤーハウスであり、アスナの記憶にあるあの家。それは多分、プレイヤーハウスでありそれとは別に、ということではなく、プレイヤーハウスがつまりはあの家、という、横並びではなく縦方向に連なる関係でしょうか。
 ついでに言うと、「家」は、houseでもありhomeでもあるという点でも二重の意味があるかと。

 アスナにとってhomeであるここは何としても再び手に入れなければならない場所で、そのために取った彼女の行動は凄まじいものでした。
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 いや、「ちっ」とかちょっと(笑)。
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 こんなだからバーサクヒーラーとか呼ばれるんじゃないかと(笑)。
 そういえば、以前キリトがちょこっと言っていたくらいで、この二つ名についてはアニメでは未だにはっきりと説明がないですね。

 ともあれ、21層のボスをちゃっちゃと片付けて、家のある筈の場所へ。
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 やはりオリジナルのアインクラッドではないので、本当に同じ場所に家があったときの喜びはいかばかりか。
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 無事購入できたときのアスナ。
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 この場所がアスナにとって、何故そんなに大切なのか。それが、この物語の一つの大きなポイントであると言えます。

 そして、その「家」で友人達が集っていた時に出てきた≪絶剣≫の噂から、この物語が始まります。

 それにしても、その噂を持ち出したのはリズなんですが、リズはいつもながら、物(事)をしっかりと見ていますね。ものづくりの人だからでしょうか。
 今回も、キリトと≪絶剣≫のデュエルについて、いくつか興味深いコメントをしています。

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「あの次元の戦闘となると、あたし程度じゃあ本気かそうでないかなんてわっかんないんだよね……」

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「それにさ、あたし、思うんだ。たぶんもう、正常[ノーマル]なゲームの中じゃ、キリトがほんとの本気で戦うことはないんじゃないか、って。逆に言えば、キリトが本気になるのはゲームがゲームじゃなくなった時、バーチャルワールドがリアルワールドになった時だけ……だから、アイツが本気で戦わなきゃならないようなシーンは、もう来ない方がいいんだよ」


 また、アスナにとって絶対であるキリトが敗けたというのはショックでも、リーファから何やら気になる情報が。
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 キリトが、デュエルの最中、≪絶剣≫に何か話しかけていたというのです。しかも、リーファが訊いても教えてくれない。

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「それじゃあ、それはその≪絶剣≫さんに直接聞いてみるしかない、かなっ♪」

 こうして、アスナと≪絶剣≫の二人が相見えることになるのです。
 ……何だか、敵と出会うみたいな表現ですが(笑)。

 早く、取り敢えずは映像化された≪絶剣≫のOSS「マザーズ・ロザリオ」を見たいですね。あの十字に繰り出される11連撃を。

 ところで、EDテーマ曲とムービーが変りましたが、こういうの反則でしょ……。
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 テーマ曲の『シルシ』にも、「ボクが生きたシルシ」みたいな歌詞があるし(仮名遣いはわかりませんが)。

[追記: 2014-11-10]
 ≪絶剣≫ユウキのCVって悠木碧さんなんだ……(笑)

tag : アニメ

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

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