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ラノベ: 『[小説]ゼビウス【ファードラウト サーガ】』の紹介

 紹介と言っても、「じゃあ読んでみよう」というわけにはいかない作品ですね(笑)。

小説ゼビウスファードラウトサーガ (fukkan.com)小説ゼビウスファードラウトサーガ (fukkan.com)
(2005/08/25)
遠藤 雅伸

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 と思ったほどではないかも。復刊されてたようじゃないですか、一応。

 なんでいきなりこんな話をしているかというと、こういう話があったからです。
 ……あったから、という文脈は成立しませんね。全然関係ない(笑)。強いて言えば、ゲームの話だということくらい? あちらは、そもそも映画でそれもSFになるんかということ自体謎ですが、こちらは、ゲームを作る際に背景のこういう設定をしていたらしいですから。

 それにしてもこの本、探そうと思い立ってものの1分くらいで見つかりました。私の蔵書の検索性能とアクセシビリティ、恐るべし!
 でも、この間アニメ『ソードアート・オンライン』の感想を書くのに参考にしようと思ったら、原作小説本が見つからないということがありまして。二次記憶よりもキャッシュの方が遅いってどうよ(笑)。

 実はこの『ゼビウス』という小説、妙に好きなんですよね。
 ゼビウスというゲームは当時一世を風靡した縦スクロールのシューティングで、私も結構やりました。まあ、最後の面がどうしてもクリアできなかったんですけど。でもこの頃のゲームってエンディングがあるわけでもなし、ゼビウスも、最後の面をクリアすると途中に戻って繰り返しになります。二周目はちょっと変わったような気がしますが。

 小説の物語は、このシューティングゲーム、つまり地球外からやってきた謎の敵との戦争という状況に至るまでの話です。地球と、彼らの住む星の数奇な運命というかかかわり合いというか、そういうものが描かれていて、どう表現したらいいのかよくわからないのですが、何か郷愁にも似たものを感じたものでした。
 彼らが開発したバイオコンピューター「ガンプ」の謎の提言、巻き込まれる人々の行動。
 年代を超えてつながる物語は、ゲームの舞台へと収束していきます。

 一体、どこがそんなに魅力的なのでしょうか。前述のようによくわからないのですが、例えば。
 彼らの用いる数は16進数で、数字は/と□を組み合わせたものでです。/の周囲の4つの辺のあるなしで4ビット、0から15を表現します。またそんなわけで、大雑把な数字として4096のような細かい数字が出てきます。
 こういった小道具自体も面白いと言えば面白いのですが、「違い」を表現する時にそういうものを用意しようとする感性から生み出されたもの、というところにセンスの近さを感じるのかも知れません。
 あとは、時を超えてつながる、結び付く人や物、というようなロマンとかでしょうか。

 また、どことなく悲哀を感じさせる展開やそこから復活する人々、そして最後に全てが収斂するという構造も綺麗ですし。

 で。

 ゲームであるということくらいしか共通点のない「テトリス映画化」の話題で何故これを思い出したかというと、それは多分、この物語の結末がわからないからです。
 前述のように、この物語はゲームの背景の設定として作られたものであるらしく、エンディングのないゲームの背景であるからには終着点は戦争の開始なのです。
 だから、結局彼らはどうなったのだろう、という疑問というか関心が答えを得られず解決せずに残っていたわけで、それでたまに思い出すんですよね。

 上でリンクしたWikipediaのページによると、実験的なアニメも作られたようですが、どうもそれもあまりそれに答えてくれるものではなさそうな感じ。
 というわけで、『ゼビウス』、映画化希望。
 いや、別に映画でなくてもいいんですけど、今回の話の発端に合わせてみたということで。

tag : 遠藤雅伸

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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