FC2ブログ

独り言: つい裏を読みたくなる報道

 まあ、単なるごっこ遊びとかせいぜい思考実験と同レベルの話なんですけどね。……とかわざわざ断らなくても、このブログ丸ごとそうだと言ってもいいんですが(笑)。

 ネタ記事は何かというと、今日(2014-08-02)の読売新聞朝刊の一面トップ記事です。

ルーター攻撃 通信障害 ネット480万世帯に影響

という見出しの記事で、一体何事かと思って読んでみたら…….

 この攻撃は「DNSアンプ攻撃」と呼ばれ、大量にデータを送りつけてサーバーを使えなくするDDoS攻撃の一種。

だとか。
 へ?何を今頃?と思ったのですが、そもそも導入の部分に「今春以降多発している」という風に書いてあります。つまり、別にニュース性のある話ではない。まあ、その導入部分は、多発していることが「分かった」という、なんとなく新しげな話に感じられる表現になっていますが。

 で、記事を読んでみたのですがやっぱりどこにも新しい感じの話がない。というわけでもう一度粘っこく(笑)読んでみたら……ああ、もしかしてこれかな?という部分がありました。
 こういう話です。

 この攻撃を受け、総務省は今年4月、プロバイダーが通信を遮断しても電気通信事業法に違反しないとする見解をまとめた。

 つまりあれですか。この件が実際に動き始めるための布石、みたいなもんですか?

 通信を「遮断」、という部分の内容にもよりますが、DNSの問い合わせパケットを余所に飛ばせなくなるんでしょうかね。

 もう結構前の話になりますが、OP25Bが各プロバイダで始まった頃のこと。
 あの時には、結構一般の人にとっても弊害と認識されている理由がありましたし、導入の際にはSubmission portの用意とSMTP AUTH対応などの、OB25Bを導入してもそう困らないような妥当な回避策が用意されていました。

 しかし今回、仮に上記のようにDNSの問い合わせが外部に飛ばせなくなったりするとすると、妥当な回避策ってなさそうな気がするんですけど。
 私みたいに自前でキャッシュサーバ上げている人は、使えなくなっちゃうんですかね。

 児ポ法関連で様々な表現規制が提案され、まあ結局は創作物に関しては回避されたと言っていいでしょう。
 しかし、それで仮に規制が法制化されたとしても、実際にはそうそう当てはめられることにはならなかっただろうと思います。何故なら、諸外国の例を見てもそもそも児童の保護には何の役にも立たないことが示されていたわけで、では結局何が利点かというと、警察の得られる「裁量」です。
 別に彼らは、表現規制をすることによって児童を保護したいなどと考えてはいない。要は、スピード違反と同じです。

 児ポ関連で各プロバイダのDNSサーバに当局(笑)がポイズニングすることになった件も、結局は同じではないでしょうかね。あれで仕組みの導入はできた。児ポ対策と言ったのだから通しやすかったでしょう。
 で、導入に比べればその拡張は比較的楽です。著作権とかまあ色々使えるでしょう。

 では何故今?

 まあ何だかは知りませんが、例えばTPPとかでしょうかね。最近またTPPのことが報道されるようになりました。で、結構雲行きが怪しいらしい。
 TPPに関してはもう随分長いこと、日本のメディアは関税のことしか報じませんでした。で、輸出をしたい製造業の足を引っ張る抵抗勢力の農業、という構図。日経などはまだそうかも。
 ですが最近は、日本以外では結構知的財産権を重視していることがよく報じられるようになりました。
 業を煮やしたのか、はたまた逆に知財を重視する勢力を諦めさせるためか、日経が一面トップ記事で、日本が著作権で妥協したみたいな記事をぶち上げたこともありました。

 実際のところどうなのかはさっぱりわかりませんが、やはり日本政府としては、知財(特に著作権)をバーターの材料にしてTPP交渉を進めたがっているんじゃないかという疑念がどうしても消えません。
 となると、膠着状態にあるTPP交渉を進展させるためにそれが動き始めて、で、ネットの監視の方向へみたいなこともあるかなー、と。
 その布石として、冒頭で紹介したような問題を周知させ、DNSなんかのブロッキングへの抵抗感を薄めておこうとしているのではないかな、とか。

 まあ、そう考えてはみたもののやはり考えてみただけなんですが、しかし、そんなような裏の理由で考えないと、何故今一面のトップ記事であんな古い話を?という謎が解けません。社会面とかならたまにそういう話があったりしますしわかるんですが。

 他にもそれを示すものが何かあれば本当にそうかもなという気になるかも知れませんが、これだけでは自分でも考えすぎだと思います。
 それでもやはり、考えてしまいますね。今回の話が外れていたとしても、ではそれ以外の何かがあるんではないかな、と。

コメント

非公開コメント

プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
アクセス解析中