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独り言: 「プログラミングが楽しい」ことの意味

 こういう記事を見掛けました。

2014/07/29
大森 敏行=日経ソフトウエア (筆者執筆記事一覧)

 ここ半年ほど、「プログラミングを職業とすることの意味」を考え続けています。私自身は職業プログラマではないので、プログラマ向けの各種サービスを取材して、何とか手がかりをつかもうとしています。(略)
 こうした取材から見えてきたのは、優れたプログラマの間では「プログラミング技術一本で生きていくには、前提としてプログラミングが好きである必要がある」と固く信じられているということです。

 ちなみにこの後はこう続いています。

プログラミングに限らず、仕方なくいやいや行う作業よりも楽しんで行う作業のほうが生産性が高いのはよくあることです。少なくとも、プログラミングが好きな人のほうが有利なのは間違いないでしょう。

 この記事の主眼は、楽しいから続けられる、続けるには楽しいと思えなければ、という考え方に置かれていると言っていいでしょう。勿論タイトルが示している通り、そう単純なものなのか、という話になっていますが。

 ただ、好きでなければ、楽しいと思えなければ、ということには、他の意味もあると思うのです。まあ、取材を受けるような「優れたプログラマ」がどう考えているかなんてわからないわけですが。なんせ、趣味で続けてはいますがリタイアしちゃった私が言っているわけで。
 ということになるとここから先は全部何の説得力もない話ってことに……(笑)。でも一応続けます。
 他にどんな意味がある(と主張したい)のかというと、そのことがプログラムの「質」に影響してくるのではないかということです。

 それは、高度なアルゴリズムだとか膨大なデータを処理する能力だとか、そういうのとはまた別の話で、なんというか、センスのようなものに関することです。
 ソースコードの読み易さ、わかり易さ、メンテナンスの容易性。もしくは有する機能、使い方。そういったところに、なんというか、違いが出てくるんですよね、人によって。

 それは、ある場面では直交性と呼ばれたりしますし、レイヤーの綺麗さだったりしますし、コードの構造だったり、データのスコープだったり、UIの洗練具合いだったりしますが、ある程度までは機械的に片付けられることではあっても、どこからか、センスとでも呼ぶべきようなものが関わるようになってきます。
 ということになると、じゃあ作っている人はそれをどう評価しているのか。
 やはり、こう書いた方がすっきりしていて気持ちいいとか、美しいとか、そういった世界に踏み込んでしまうように思えるのです。

 それらを表現する言葉は確かに前述のように沢山あるのですが、やはり「言葉じゃないんだよね」ってところはあるんじゃないか。
 で、そうなると、こういうコード(その他色々)が好き、みたいなものの出番になります。
 自己満足のようであっても、すっきりしてわかりやすい、手を入れやすい、汎用的、そんなものが作れると気分がいいとか、そういうのがないと、中々使い続けられるコードにはならないものなのではないか、とまあそんな風に思うのです。

 結局、いいと思えるものとそうでないものを切り分ける基準を持っていないと、そもそも自分が作ったものの評価ができない。そんなところに「好き」「嫌い」が登場してくるんじゃないでしょうか。
 となると、それを持っていてこそ、つまり「プログラミングが好きである必要がある」ということにもなりそうです。

 実際はこの言葉はこのような文脈で使うものではないと思いますが、つまり「続けるには」という文脈になるかと思いますが。
 しかし、ここで述べたような側面も、やはり存在するのではないでしょうか。

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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