FC2ブログ

独り言: 相対的な評価の落とし穴

 物事を評価するときには、絶対評価と相対評価がある。それぞれに利点もあり欠点もあるので、状況に適合したやり方を選択することとなる。
 尤も、究極的には評価の基準となる場所をどこに置くかの違いに過ぎないという意味で、全てが相対的と言えるのだが、基準を動かすことを想定しないようなケースを通常は絶対評価と呼ぶことになっているとも言える。

 さて、例えば相対評価としては、「対前年比」のようなものがあげられる。これはつまり、変化率を求める場合に用いられる考え方だ。ただ、これで前年に対し向上しているからといって伸びているとは必ずしも言えないのは、前年が極端に落ち込んでいる場合を想定すればすぐにわかるだろう。
 相対評価をする場合には常に、基準の持つ意味合いを認識しておく必要がある。

 弊害のある例としては、成績の相対評価があげられるだろう。点数が全体に対し特定の比率になるように付けられる場合だ。
 以前聞いた話では、県内でもかなり上位の成績を誇る公立の学校の卒業生の進学に、妙に苦手とする学校があるという例がある。これは、全員が優秀であるために、相対評価で付けられる在学中の成績や内申点が悪くなる生徒がいるためとのことだった。

 異常という評価についても注意が必要だ。
 天候、気候などについての、例えば「平年並み」という表現は、その「平年」という基準が年を追って変化するように定められている。従って、数十年も遡った頃の「平年並み」「異常」と現在のそれでは、大きく異っている場合があるのである。
 基準から大きく外れたものを「異常」と呼ぶのであれば、その基準が昔は異常だった値域に設けられてしまうと、過去の異常は現在では普通になってしまう。

 というわけで、私が池袋の駅で西武や東武の場所を勘違いするのは、感覚的に違和感のある方にある筈、と憶えているため、慣れた頃におかしくなるんですね。
 東が西武で西東武〜♪

コメント

非公開コメント

プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
アクセス解析中