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ラノベ: 『ノーゲーム・ノーライフ6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです』の簡単な感想

 ……全俺が泣いた。

ノーゲーム・ノーライフ6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです (MF文庫J)ノーゲーム・ノーライフ6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです (MF文庫J)
(2014/04/24)
榎宮祐

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 4月から始まったアニメが何となく気に入って原作を読み始めた本作ですが、今時点での最新刊まで辿り着いてしまいました。

 それにしてもこの作品は、一体どうするのが本来の読み方なんでしょうね?

 あまりにも装飾過多の文体、多用される傍点、太字や大きい文字による強調、仰々しい表現と設定。
 しかし、まるで主人公(の一人)の空という人物そのままとも言えるように、韜晦にも見えるそれらの向こうに時たま見える、小さな欠片のようなもの。
 前者を楽しむのがいいのか、それとも前者は後者を表現するにあたっての「照れ隠し」のようなものなのか。

 今回の主題は、唐突にテトがいづなに語り出した、イマニティの過去の話です。
 大戦の中、地を這いながらひっそりと惨めに生きていた人々。その中に、物語の中心人物たるリクがいました。
 そして、彼はあるとき、Üc207Pr4f57t9、後に『シュヴァルツァー』(通称シュヴィ)と名乗ることになる少女型の機凱種[エクスマキナ]と出会います。
 リクの「死」を意味する筈のその邂逅と紡がれた縁はしかし、「彼女」がリクに興味を持ったことから始まったものであり、後に二人が中心となり大戦を終わらせることになります。
 大きな犠牲を払って。

 そのあまりにも過酷で希望が見えない共闘ですが、どうにも色々と重なります。
 二人自身やそのつながりが空と白に似ていますし、二人の名前も空と白の名前を引っくり返したかのようなものですし、唯一空の過去を知っているクラミーが空のことをどう感じているのかを見ると彼にもこれくらいの過去はありそうですし。
 勿論、空がこの世界に来てからのことを見てもここのことを知っている風でもありませんし、「直接の」関係はないでしょうけど。

 ところで、終盤に唐突に出てくる、この世界に輪廻転生はないというテトの言葉も、ならなんでそんな概念が存在するのかと気になりますし。

 ともあれ、リクとシュヴィと、そしてステフの遠い祖先であるエルキア建国の女王コローネ・ドーラ。この三人の家族(姉、弟、妹)は、一人を残して歴史から抹消されました。だから、それを知る者も限りなく少ない。
 しかし、そんなテトが異世界から空と白を招いたのには、何かテト自信の想いも関わっているのでしょうか。

tag : MF文庫J 榎宮祐

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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