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ポルノ: 『異世界からエッチなお姫様が嫁入りです!』感想

 ハンバじゃなく久し振りの、美少女文庫作品感想です。

異世界からエッチなお姫様が嫁入りです! (美少女文庫)異世界からエッチなお姫様が嫁入りです! (美少女文庫)
(2014/05/21)
水無瀬 さんご

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 作者の水無瀬さんごさんの解説を読んで読んでみた、んですが、もしかするとこちらのせいかも知れません(笑)。

 で、話はと言えば、上記エントリにこうある通り。

今回のテーマは「ご都合主義の徹底」でして、とにかく都合の良いことばかり起こります。そしてひたすらヤリまくります。

 いきなり異世界からのトンネルが主人公の真守の部屋の押し入れにつながって、中から出てきたのはお姫様のエルゼ(と謎のペット、使い魔のドラゴンのルリちゃん)。
 エルゼの王国は遡ってみればサキュバスに辿り着くらしくエッチで、エッチだけど結構真面目で純真で、エルゼは真守が大好きでそれも純愛で、勿論エルゼ自身はと言えば、真守の表現によると、

 ちょっと身長が低いけど、そこはご愛敬。
 とにかく見たことのない、あまりにも美しい少女である。
 ……あ、それと、胸もでかい。

だそうで。
 まさにご都合主義(笑)。言葉も通じるし文化的にも近い、というか日本文化はウォッチされてたという点もそうかな?

 さて、本作品を通して興味深いのが、主人公の真守のキャラです。
 エルゼの教育係をしている執事のマシューズから、エルゼと結ばれるなら王となる身としてはそのメンツのためにも、「姫様を飼い慣らしていただきたい」、つまり調教せぇ(笑)、と言われたということもあるでしょう。しかし、経験豊富というわけでもないくせに、妙に落ち着いているというか淡々としているというか。
 そのために、逆レイプなどという言葉さえ飛び出してくるエルゼも、どうにも暴走しきれないというか、うまくできているものです。

 ともあれ、そんなわけで二人の関係が始まってみると……。
 真守って、意外とヘンタイさんですよね。発想が素晴らしい(笑)というか何というか。例えば、エルゼが真守の学校に転校してきて、どう振る舞おうかという話になったとき。勿論、最初は常識的に、やらしい関係だということが知れたら困るだろうみたいなことを言っているのですが。

「……ああ、いや、むしろ興奮するんじゃないかな。みんなはエルゼのことを、優等生だと思っている。でも、その裏では、変態ドMの淫乱お姫様だ」
「なるほど……!! 真守さん、さすがですっ! こ、興奮しちゃいます!」
「でしょ?」

 変態は変態を知る、というか(笑)。
 そんな感じで、二人の関係がどんどん進んでいくわけです。

 特に興味深いのが、真守のこんなところです。
 放課後の教室でエロい行為に及ぼうとしたときのこと。

「……もっとエルゼのこと、見たい。俺、はじめてだから、女の子のあそこが……どうなってるのかも知らないし」
「おま×こ、見てみますか?」
「うん。じゃあ、教卓の上に乗って、両脚を広げてみて」
「M字開脚ですね!?」

 さらっと、ごく自然にM字開脚を要求するとか(笑)。
 そういえば彼は後に、

「いや、どうして俺はあんなに言葉責めできたんだろうな、って」

などと言ってますけど。

 こういうのを破れ鍋に綴じ蓋というのか、オナ禁を命じられれば(首輪と)貞操帯を付けるけど、遅効性の媚薬を塗ってみたとかどんなお姫様(笑)。

「……なんで媚薬を塗った?」
「そのほうが面白くなるからです」

 しかし、勿論ご主人様はその上を行きます。
 その遅効性の媚薬が効き始めたので、二人で体育倉庫に行くことになります。当然、エルゼとしてはそこでいたそうと考えているわけですが。

「媚薬の効果は何時間くらい続くの?」
「え……えと、三、四時間くらいです」
「じゃあ、放課後までここにいて」
「ふぇえええ!?」
「チェーンは窓につけておく。逃げられないようにね」

 一体どんだけ鬼畜なんですか!(最上級の賞賛のつもりです)。
 しかも、周到にもエルゼのケータイを持ってきていて、授業を受けている真守にえっちなメールを送ってこいとか(笑)。

「ひぃいいいい……! ご主人様がそんなに鬼畜だなんて聞いてないですよ! すぐにえっちしてもらえると思ったのに!」
「なんでかさ、エルゼを見ると、愛おしくてたまらない……大好きだって気持ちが溢れてくるんだけど、溢れてくればくるほど、エルゼをいやらしく責めてやりたいって気持ちがわいてくるんだよね……」

 サキュバスの血を引いていると言われるだけあるお姫様ですが、そのエルゼをこれだけ翻弄するとは。
 なんと素晴らしい。
 ちなみにこれにはまだだめ押しがあって、放課後になって倉庫に現れた真守にエルゼが「なんでもします」と訴えると、真守はこう返します。

「エルゼのオナニーを見せて」
「うう、ご主人様の変態!」


 ところで、エルゼがこんなところまでやって来た理由として、国の事情があります。つまり、どういうわけなのか男性がほとんどいなくなってしまって……というもの。
 そういう背景があるので、こういう二人の関係だけでなく、国とか文化とか、そういう話も絡んできます。
 例えば、エルゼの話。

「私の国が、神話にサキュバスを持ちながら、一夫多妻制を取らない理由。それは、お互いにマンネリにならないよう、工夫しながら人生を過ごそうという意図がこめられているのです」

 なんかちょっといい話ですし、またこんなことも言いました。

「日本人は毎日追われるように生活して余裕がないのです。毎日えっちなことを考える習慣を身につけるときっと国も変わるのです」

 まあ、この意見には真守はこう答えましたが(笑)。

「……とんでもねぇ国になると思うけどな」
 日本文化って特殊だし。


 というわけだからなのか、二人の関係には様々な工夫が。
 例えば、エルゼの国の海に行けば、スイッチを自分で持ったローターを入れさせたエルゼの体を砂に埋めて、動けない状態にして責めるとか。文化祭でメイド喫茶をやれば、バイブを入れたまま接客させるとか。

 ……なんだかこの感想、セックスの描写にほとんど触れてないですね(笑)。ちゃんとしてるんですけど。沢山。

 ところで、メイド喫茶での話で、懐かしいものを思い出しました。それは、そのバイブを挿れるときのことです。
 大昔の作品ですが、こういうのがありました。
美姉妹 秘蜜交姦 (グリーンドア文庫)美姉妹 秘蜜交姦 (グリーンドア文庫)
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 バイブを仕掛けて授業を受けさせるというシチュはこの手の作品によく出てきますが、私が初めてそれを読んだのがこの作品で、その発想の素晴らしさに驚嘆したものです。しかもこれ、リモコンで動かしつつ中途半端に止めてしまうので、ヒロインは我慢できなくなって授業中に自ら慰めてしまうのですが。
 それはさておき、犯人は彼女を、真守がエルゼにさせたときのように屋上に連れ出し、自分で挿れさせるのですが、彼は、ヒロインに見るなと言われてそっぽを向いてしまいます。
 このことが非常に残念だったのですが、本作で真守は、

「じっくり観察しよっと」

と、ちゃんと見ていてくれるのです。
 何だか、長年の懸念事項が払拭されたような気分になりました(笑)。

 で、最後のクライマックスは、エルゼの国に行って、二人のお披露目をするパレード(公開生ハメ中出しえっち(笑))なんですけど。
 しかし、このイベントはこの国では伝統であり、ある意味当たり前のことなんですよね。言ってみれば、風呂場で裸になるようなもの。
 私としては、そこで「見せる」ことよりも、優先して行われる錬金術の成績が優秀な処女の女の子への『感覚共有』の方が気に入りました。つまり、これは性教育も兼ねているのですが、五人の女の子の前でセックスをしてみせ、その快感を、脳をリンクすることで共有するのです。
 以前、『蕾秘』Vol.02の感想で触れた『アヌス+淫殺』という作品を思い出しました。あれは本作とは違いだいぶダークな話で、何も知らない中一の女の子が交通事故で死んでみれば、何故か他の女の子の体に乗り移ってしまっているのですが、その体というのが調教され尽くしたエロにもので……というものです。
 こちらの話にはそんな陰惨なところはないのですが、何か通ずるものがありますね。
 未経験の女の子が、エルゼが極めてきた末に到達した「ぶっ壊れた快感」に晒されるわけですから。

 とまあ、実にヘンタイでありながらもちゃんとハッピーエンドになる、見事なご都合主義作品でした(笑)。それに、エロの方向もいい感じですし。
 ここまで触れてませんでしたが、羽鳥ぴよこさんのイラストも可愛いですし。
 良作ですね。

おまけ:
 ご都合主義と言えば、序盤で真守は、エルゼに会ったことがあるような気がするみたいなことを考えていましたが、しかも何やらありそうな伏線っぽい解説もありましたが、実際にはエルゼが以前マンガのサイン会に来ていたというオチでした。
 なるほど、これもご都合主義、言い換えれば真守のところにいきなり美少女がやってくることに理由なんぞ要らない、ということでしょうか。
 しかし、ふと思いました。
 つまり、二人の間に実はこんな縁が!というのもご都合主義と言えるのではないでしょうか(笑)。

tag : 美少女文庫 水無瀬さんご

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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