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創作観: 『半沢直樹』と『メイドインジャパン』

 今日、新聞のテレビ欄を見たら何やらNHKの新作ドラマに面白そうなのがありました。
 どうやら、アメリカのパテントトロールと日本のメーカーとの攻防らしいです。
 見てみようかなと思って、同じく新聞の番組紹介のところを読んで、なーんだと思って結局見るのをやめました。なのでこの作品についての話はなし。

 しかし、これで思い出したことがあります。それが、本エントリのタイトルになっている二作品です。
 前者については今年はかなり話題になったし、私も途中、一話か二話くらい見て、ああなるほどこれなら、と思った記憶があります。
 後者については、始まる前にちょっと触れたことがありました。で、結局ドラマの感想については「面倒になってスルー」したわけですが。
 その理由は、『太陽の罠』を、今回は見る前にスルーした理由と同じと言っていいでしょう。

 『半沢直樹』は、ある意味ファンタジーではありますが、そのドラマとしての方向性は一定だった、と思います。しかし『メイドインジャパン』は、社会問題にもなっていると言える技術者、そして技術の流出を扱っていた……割に途中からgdgdで、何だかホームドラマみたいになって何やらわけのわからない方向にブレまくり、わけのわからない内に終わってしまいました。

 結局これは、以前からよく使っていた例をちょっと言い回しを変えて使ってみると、密室から犯人がどうやって抜け出したかという推理小説を読んでいたら、実は犯人はエスパーでした、みたいなのと同じでしょう。
 そもそもこの作品は一体何なのか。
 『半沢直樹』のかなりぶっとんだところと『メイドインジャパン』のドキュメンタリーみたいなところは、かなり違います。しかし、それとは別次元のところで、かなり近いものがありました。少なくとも、『メイドインジャパン』の途中までは。

 それも、その『メイドインジャパン』が変遷していった姿が、『半沢直樹』でばっさばっさと切り捨てられた部分とよく似たもので構成されていたわけです。結果、扱われたテーマ・問題点は特定個人の怨恨に矮小化され、社会問題とかどうとかはどこかへ行ってしまいました。

 このNHKドラマは、まあこの問題の答えを指し示すのは無理にしても、問題を意識させる、社会問題として認識させる役割があったのではないかと思います。しかし現実には、これが何か話題になったという印象は全く残っていません。まあ、私が興味をなくしてしまったせいかも知れませんが。
 それは、まるでその問題を視聴者に認識させないようにどこかから圧力がかかったかのような見事さです(陰謀論(笑))。

 それが一体何を描くものなのか。
 それについては、いくつかの次元があると思います。その中にもやはり変わってはならないものというのはあって、作品が存在する目的、理由みたいなものは常に押えておかないといけないのではないでしょうか。
 まあそういう意味では、『太陽の罠』はテーマの割に最初から「違う」というのがわかる分いいのかもしれませんが。

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水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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