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アニメ: 2013夏アニメ感想 (13)

 前のエントリで「明日」、つまり昨日書くと言っていた夏アニメ感想です。何だか、明日と言うと大概ずれ込んでいるような気が(笑)。

宇宙戦艦ヤマト2199 最終話「青い星の記憶」
 何だか、沖田艦長、真田さん、そして加藤の三人が一所懸命古代(進)を育てているような感じですね。まあ今回真田さんはどちらかというと別の懸念事項を抱えているので、あまり深くは関わってないわけですけど。

 ともあれ、遂にヤマトが地球に帰還しました。
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 以前の予想通り、コスモリバースに組み込まれていたのは古代守だったのですが、これについてはさすが真田さん。我々のようにスターシャの台詞という決定的なヒントがあるのならともかく、「魔法」のような技術からちゃんと気づいていました。

「問題は、その記憶が一体誰のものなのか、ということだ」
「それは……我々ヤマト乗組員全員の記憶なんじゃないですか? それ以外は……」
「果たしてそうだろうか」
「え」
「やはり、お前なのか……」

 ここで「魔法」と書いたのは、当然のことながらこのシーンを意識してのことです。新見との会話です。

「古代守? システムの中核が、あの古代君だって言うんですか!?」
「論理的に考えた末、導き出した答えだ」
「先生。艦内で、幽霊を目撃したって話があるの、ご存じですか」
「ん」
「非科学的と、笑われるかも知れませんが、私も見たんです。あれは確かに古代君でした!」
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「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない、か」
「え?」
「恐らく、イスカンダルで息を引き取った後、何らかの方法で、その記憶だけは、保存されていたのだろう」

「そして、その意識は、コスモリバースシステムを起動させる核となった。今や古代守がコスモリバースシステムそのもの。いや、ヤマトそのものなのだ」

 なぜわざわざ引用したのかというと、私にとって真田さんの好きなところがこういうところにも表れているからです。つまり、安易に「非科学的」と切り捨てるのはあまり科学的な姿勢ではない、とでも言うべきでしょうか。まして、彼は現実にまるで「魔法」のようなイスカンダルの技術を目の当たりにしているのですから。

 その古代守が、とんでもないことをやらかしてくれました。

「進。俺がお前にしてやれるのは、これくらいだ。艦をお借りします、沖田さん」

 無茶苦茶しやがる(笑)。雪の命を救うために、というかそのことにより絶望に沈む進を掬い(救い)上げるために、地球を再生するためのコスモリバースシステムを使ってしまう、とは。
 彼はわかっていたのでしょうね。単純に借りるという意味もあるでしょうが、やはりここで沖田艦長の名前を出すくらいですから。視聴者にとっての伏線はありましたが、これは守も聞いていたかも知れないし、そうでなくても気づいていたかも知れない。
[追記:2013-10-27]
 BD7巻コメンタリによると、守は「お返しします」と言ったらしい。まあ考えてみればその方が筋が通るんですが、ここ聞き取りづらかったんですよね。
[追記終わり]
 つまり、こういう言葉のことです。

「徳川君」
「はい」
「この艦はいい艦だ。そう思わんか」
「ああ……いい艦です」
「わしはこの艦を誇りに思う。わしのこの命の炎も、間もなく消えるだろう。だが、この艦は死なん。この魂は、若い奴等に託したい」

 こうして、沖田艦長から玉突き式に雪の命が助かることになったのでした。旧作よりもトリッキーな構図ですが、色々なことに理屈を用意したがる本作のスタッフらしい、と言えるかも知れません。

 そして、大役を見事に果たし、静かに去っていく沖田艦長。

「地球か……何もかも、みな懐かしい」

 あの名曲と共に描かれるこのシーン、これこそが本作で最も印象に残るものであると思います。
 考えてみれば、キャストでは彼の名前がトップにありますし。
 彼の穏やかで安らかな表情が、すべきことは全てやった、思い残すことはない、という安寧を示している気がします。
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 表情と言えば、もう一つ印象的なのが、ラストシーンの佐渡先生です。
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 見えませんけどね(笑)。

 ところで、雪とユリーシャが似ている理由は結局よくわかりませんでした。

<物語>シリーズ セカンドシーズン 囮物語「なでこメドゥーサ其ノ貳」
 今回はあの!OPムービーがありませんでした。『もうそう♥えくすぷれす』はかなりの回数聴いてますけど(笑)。
 それにしても、色鮮やかな背景が多かったですねぇ。
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 ところでここで、全く以てどうでもいい話。
 前回書き忘れたんですが、EDムービーのこのシーン、一体何を意味しているのでしょうか?
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 なんというかこう、凄く「もうそう」してしまうんですけど。エロいのを(笑)。

君のいる町 第12話「君のいる町」
 結局のところ、ここまでの話(アニメはもう最終回ですが)で一番イイオンナだったのは懍なんじゃないですかねぇ。
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 こういう物語では大体に於て、ああいう風に主人公に対してきつく当ってくる女の子は実はいい子と相場が決まっていますし(笑)。そういう先入観があるのであまり第一印象悪くなかったし。
 ちなみにBDのおまけは原作者による薄い本だそうで。
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 「もしも、青大と懍が付き合っていたら・・・」という想定らしい(笑)。

とある科学の超電磁砲<レールガン>S #24「Eternal Party」
 『君のいる町』でつい懍に注目してしまったのと似ているかも知れませんが、こちらの作品では布束に目が行きました。
 主人公達はフェブリのために動いているようですが、私としてはこの話、特に「Silent party」編は、エピソード「シスターズ」で結局放置されてしまった布束に対する救済のためにあったのではないか、という風に思いました。
 だって、妹達を生み出しフェブリ達にもかなり深く関わり、そしていずれに対しても、大切な事を教えていますから。この功績は報われるべきではないかと。

神のみぞ知るセカイ 女神編 FLAG 12.0「初めて恋をした記憶」
 桂馬が大きく変わりましたね。見所が出てきて頼もしくなりました。そして重要なのは、やはり桂馬は桂馬である、と見えることです。
 ただ、最後の演出がちょっと気になりましたけど。

TVアニメ ロウきゅーぶ!SS The 12th game「智花[キミ]がいるだけで」
 やはり硯谷は強い。前回も書きましたが、やはり敵、というか相手方が手強い話は燃えますね。

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「次はちゃんと、五人でやるバスケを憶えてきます」
「期待してる」

 こういうところとか。

 そしてこれも前回書いた通り、これまでチームのつながりが慧心の強みとして強調されてきたわけですが、今回の延長戦、つまりエクストラステージでは、メインヒロインたる智花の個人技が光りました。
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 こういうところも含め、この物語は構成が基本に忠実ですよね。それはある意味、効果的であるということでもあります。
 勿論他のメンバーも活躍していましたが。特に、愛莉と綾の二人の関係には思い入れがあるので印象に残りました。
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 そして、最後は智花と未有。
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 本当に、激しく息詰まるゲームでした。
 こんな締めくくりも実にいい。
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 構成と言えば、最後の最後で昴視点からの「二つ名」を交えての思い入れたっぷりの解説も良かったですね。
 そういう展開なので、こういう↓
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シーンがあってもごく自然に受け入れられます。
 実際のところ、ロリ萌え描写は、真面目さや熱さを隠すためのある意味自己韜晦的なものと言えます。
 言えますが、作者が本当の意味でどちらを描きたいかは私は知りません(笑)。

 更に、熱いクライマックスの後にはこうした静かで綺麗な結末。
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 ……の後に、待ちかねたこれです。
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 これが、智花がバスケを始めた理由。昴を魅了した美しいフォームの誕生秘話でした。
 これもまたいいなと思ったのが、結局、少なくとも描かれた範囲では、この関係には二人とも気づくに至らなかったというところです。
 こういうのはそっと秘めておくのがいいな、と思います。そして、いつの日か二人が気づくときがくることを夢想する。
 そういう余地を残すことが、余韻を生むのでしょう。

tag : アニメ

コメント

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No title

 ヤマト2199
 ああ、終わっちゃいましたね。
 「マギ」第二期までの中継ぎと考えていただろう人の中には
多分「マギ」なんかやらないでずっと続けてと思った人もいるだろう。

 加藤と原田が結婚、しかも出来てました。
 多分、いや絶対に原田が加藤を押し倒したのだろう。
 目立ってないのでデスラーの襲撃後なんでしょうきっと。
 ここに来て古代、艦長代理路線ですか。
 雪の事で気を紛らわせるためだったのだろうがその行動が
古代の成長を促しているとか?
 やはり、コスモリバースシステムのコアは古代守でしたね。
 でも、弟を救うために使っちゃいけないでしょう。
 兄として大した事をしてこなかったからその償いか。
 艦内の幽霊騒動、ユリーシャの次は古代守か。
 コスモリバースシステム、波動砲から起動したと様に見えたが
波動エネルギーの最大出力で使われる物なのか、それとも
技術的に波動砲と同系統の技術なのか。
 最後に親友と昔の女に別れを告げて消えていった古代守、
彼に代わりヤマトの船魂になったのか沖田は。
 沖田十三、彼こそが本当のヤマトの主人公だったのかも。
 
 雪、蘇生。
 しかし桑島ヒロインは本当に死亡率高いかも。
 雪だっていったん死んだんだし。

 感動の最後の後に驚きのエピローグ。
 来年映画って、しかもオリジナルと言うことは「さらば」や
「新たなる」みたいな旧作の焼き直しではないと言う事なのか。
 見たいけど、多分僕の街の映画館では来ないでしょう。
  
 「超電磁砲」、「物語」シリーズは週末、「ロゥきゅーぶ」の最終回は来週です。
 BS11では。
 なのでコメントがかけません。

 「君のいる町」
 購入特典が原作者書下ろしによるエロ同人ですか。
 そういえば、この原作者前作で少年誌であるにもかかわらず
妊娠、出産エンドの最終回描いた人だ。
 だったら描けるなぁ。
  

Re: No title

>  ヤマト2199
>  多分、いや絶対に原田が加藤を押し倒したのだろう。
それ以外考えられませんね(笑)。しかも、一度してしまったら加藤ならもう覚悟を決めるでしょうし。
原田から見ればチョロいかも。

>  でも、弟を救うために使っちゃいけないでしょう。
まあ、すぐに沖田艦長が替りになってくれると思ってたのでしょう。
……おいおいちょっと待て(笑)。

> 技術的に波動砲と同系統の技術なのか。
というよりも、そもそも波動砲はそのための力を転用している兵器だ、ということでしょう。

>  沖田十三、彼こそが本当のヤマトの主人公だったのかも。
本文にも書きましたけど、キャストでは彼が一番上ですし。

>  しかし桑島ヒロインは本当に死亡率高いかも。
あまりよく知りませんが、ナデシコのユリカとか?

>  感動の最後の後に驚きのエピローグ。
というかCMというか(笑)。

>  来年映画って、
どうなんでしょうね。ヤマト関連についてはあまり事前に期待しないことにしているので。

>  「君のいる町」
>  だったら描けるなぁ。
いやまあ、結構そういうことやってる人いそうな気がする(笑)んですが、どうなんでしょうね。

はぁ……

ロウきゅーぶ!が最終回になってしまい、明日への生きる希望を見失いそうな今日この頃。しかももっかんたちは進級……、もう小学生じゃないんだ(絶望

↑という声がたくさんあったとかなかったとか(え
しかし今期も色々と魅せてくれましたね。特に後半はバスケシーンが多かったですが、まさかここまで手に汗握る展開や描写をしてくれるとは思わなんだ。特に気に入ったのは、個人的には真帆でしょうか。彼女らしさ(人間的な意味で)はそのままに、バスケ選手としてもずば抜けて成長して、つばひーたちに対して姉のように接する彼女の姿に、すごく意外、しかし彼女らしいという感想を抱きました。いやぁ、いい作品でしたね。
まったく、ロウきゅーぶ! は最高だぜっ!


さて、じゃあ次は『天使の3P』のアニメ化ですね(え

Re: はぁ……

> ↑という声がたくさん
どどどうしてわかるんですかエスパーですか!?

> まさかここまで手に汗握る展開や描写をしてくれるとは
いや本当に良かったですね。
後半はバスケのゲームがかなり続いたのですが、対五年チーム、硯谷との非公式戦、公式戦の第4クォーターまで、そして延長戦、考えてみるとどれも意味合いが違います。
単純に熱いゲームをしているだけではないんですね。

> 真帆
彼女は変わりましたよね。大人になりました。しかしそう言いつつも、本質的なところはずっと変わっていない。
まさに仰有る通り、と私も思います。

> さて、じゃあ次は『天使の3P』のアニメ化ですね(え
今日2巻を買ってきました。相変わらず危険な文書です(笑)。
プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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