FC2ブログ

独り言: 『あまちゃん』の震災描写でNHKが果たした役目

 ここ何日かどうしようか考えていたのですが、結局書くことにしました。
 それはタイトルの通り、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、ついに東日本大震災が描かれたことについて、です。

 ドキュメンタリとかそれを描くことを至上命題とした作品とかでなく、娯楽ドラマで、それも日本全国に向けた作品の中で、東日本大震災が発生しました。
 これによって、一つのフェーズ移行が達成されたように、私は思いました。

 物質的な意味での復興がどうかというと、今何か目に見える大きな進展が起きているわけではないし、心情面でも、あれはもう乗り越えた過去であるとまでは言えません。
 しかし、走りながら後ろを気にするようにではなく、立ち止まって振り返ることができるようになっている、そういう状況にはあると感じます。それで、実際にそうしてみる一つのきっかけになったのではないでしょうか。

 それは多分、NHKにしかできないし、NHKがすべきことだったと思います。他の局では多分物理的にも立場的にもできないし、やるべきではない。

 実際にそれが成功したのかどうかは、世の中の空気と言うかそういうものが決める(それでわかる、ではなくそれが決める)わけですけど、私がこれまで見た感じでは、問題なく達成できたのではないかと。

 個人的には、そもそもNHKは最早、他局と一緒に視聴率のための騒ぎに加わるべきではないと考えています。が、現実問題として、朝ドラという娯楽枠がずっと以前から継続して存在しているからできたのだと言えます。今始めたのでは、そのための何かになってしまいますから。

 それと、これはちょっと次元の違う話ですが、日本を舞台とした創作物の世界で震災をどうするのかについてもちょっと微妙な空気があったと思います。今回、それについても一つの姿勢を示して見せたと言えましょう。

 個人的には震災の影響なんて別にないと思っていた私ですが、このブログも、あれから数ヵ月した辺りから結構変わりました。まあ私の場合は、二年前の11月の出来事が追い討ちというか、むしろ大きかったんですけど。

 『あまちゃん』を見ている人がどれだけいるかとか、それ以前にこう書いている私自身もこれまで見ていなかったとかいう問題も、そもそも論としてあります。
 それでも、こういうのは非常に微妙な問題なので、なんとなく微妙に染み渡っていくもののように感じます。
 まあ、だからそれで何なのかというのも同じく微妙な話ですが。

 ともあれ、何かが一つ変わった、という印象は受けました。
 私自身も、同様に「だからそれで何なのか」はよくわかりませんが。

コメント

非公開コメント

プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
アクセス解析中