FC2ブログ

アニメ: 2013春アニメ感想 (9)

 今週のアニメ感想です。

翠星のガルガンティア 第8話「離別」
 今回は、船団長フェアロックの死去と、後継者となったリジットの話。
 ですがまあ、ことはほぼベローズがリジットにかけたこの一言に込められている、という感じですね。

gargantia8_leadership1.png
「あんたがやらなきゃならないのは、誰に何を頼ればうまくいくか、考えることじゃないのか?」

 確かにリジットは未熟です。だが、リーダーだ、ということですね。
 それともう一つ、こちらはリジットの話みたいな一般論ではなく、キャラの変化の話。クジライカ掃討を目指すレドが、こんなことを言っていました。

「エイミーを悲しませたくない。だから、ヒディアーズを、倒す」

 変われば変わるものです。ヒディアーズは人類の敵。倒すべきものだから倒す。それは所与の条件であり、自分はそのために存在している。
 その所与の筈のことに理由付けができあがっています。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 第2期 第9話「俺の妹がこんなに可愛いわけがない!」
 以前、自分の幸せをぶち壊してしまう黒猫、という言い方をしましたが、そう言えばちょっと違ったんですね。
 最初からその先を見据えていたと言ってもいいかも知れない。

 俺妹とは関係ないんですけど、ClariSのアルバムのCMでこんなのが流れました。
oreimo9_cm1.png

oreimo9_cm1a.png
「あの子が守ろうとした輝きがここに。
ClariSニューアルバム『SECOND STORY』、6月26日発売。
だからわたしは、戦い続ける」

oreimo9_cm1b.png
「たくさんの輝きが詰まったアルバムが発売されるよ。
ClariSニューアルバム『SECOND STORY』、6月26日発売。
クラスのみんなには、内緒だよ!」

 運も実力のうち、とよく言いますが、ClariSって恵まれていますね。今回のネタのまどマギもそうだし、俺妹もヒット作だし。
 歌手の中には、凄く上手なのにいい曲に巡り合えない人とかもいるし、むずかしいものです。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (9)「三度[みたび]、彼は元来た道へ引き返す。」
 毎回言っているような気がしますが、やはりヒッキーの考え方好きだなぁ。現代社会のカウンターパートというか、アンチテーゼをぶつけるとともにアウフヘーベンしているというか、その割に全然誉められたものじゃないというか(笑)。
 ところで、今回の花火のシーンで執拗に描かれていたこのビルは、一体何でしょう?
oregairu9_buil1.png
 特に、雪乃の話題が出るときに強調されている気がするんですが。

oregairu9_buil2.pngoregairu9_buil3.png
「もしデートだったんなら、雪乃ちゃんは、また選ばれないんだね」

 もしやこの時、雪乃はここにいたんでしょうか?

変態王子と笑わない猫。 第9話「100%の女の子」

henneko9_azusa1.png
(わかってたことだもん。別にショックじゃないもん)
(ヘンタイは悪くないもん)
(もし、もしも、悪い人がいるとしたら、それは……自分)

 新キャラのエミが登場する話ですが、常に物語の裏側には小豆梓。
henneko9_azusa2.png
 非常にややこしいのは、この話の端緒であり物語につきまとうようにその「姿」を現す小豆梓ですが、小豆梓自身は更にその……。

宇宙戦艦ヤマト2199 第九話「時計仕掛けの虜囚」
 以前、BDを見たときの感想でもやはり科学者だなーと書きましたが、本当に、真田さんの描写はいいですね。今回の主役はアナライザーと「ガミロイド」と呼称されることになったガミラスの何か。ですが、やはり真田さんの存在があってこそ光るストーリーであり、実際、ラジオヤマトの「ヤマトラジオ文学館」での『観測員9号の心』の朗読は、真田さんのリクエストによるものでした(BDコメンタリより)。

yamato9_analyzer1.png
「昨日、女神に会いました」
「女神」
「この艦の女神です」
「……誰のことだろう」
「お前は誰だと問われました。私は『オルタ』と答えましたが、名前を訊いているのではない、と言われました」
「森船務長のことだろうか。それとも新見女史……まさかな」
「あなたは答えられますか。お前は何者か」
「私は……」

 アナライザーと、彼がオルタと名付けたガミロイドとの対話です。
 何者かと問われたとき、それはそもそも何を問うているのか。

「オルタに、お前は何者かと訊かれました」
「何と答えた?」
「友達、と」
「友達か。いい答えだ」

 真田さんの「いい答えだ」というのはとてもいい評定だと思います。
 また、脱走したオルタを追う保安部の、特に伊東との会話も興味深いです。

「心? あれに心が?」
「あれは自動人形だと、副長ご自身が仰有ったと聞いていますが」
「確かにガミロイドは、プログラムの膨大な積み重ねによって動く、自動人形だ」
「でしょ? 所詮、機械は機械だ」
「だが、我々の脳も、同様に、多文書多重処理によるオートマタでないとは言い切れない。彼らの処理系に、我々と同種の意識は芽生えない。そう君は思いたいようだ。だが、それを証明することは、実はできないんだよ」

「真田副長。まさかあなた、あれに心があると思っていませんか?」
「私には、君に心があるのかどうかさえわからない」
「……」
「君には、私の中にあるような意識はなく、人間らしく振る舞っているだけなのかも知れない」

 そのように見えることと実際にそうであることの違いは、実に単純でありつつ奥が深い問題で、人工知能がテーマである場合でなくとも直面することの多いものです。特に最近では、ICTの世界での仮想化とか。
 また、量子の世界のように本質的に違う分野でもやはりそういう考え方に直面するというのは興味深いことです。

 ここでもう一つ指摘しておくべきは、真田さんは、何がわからないかをちゃんとわかっているということです。大昔の有名な哲学者の言ったことを思い出します。実際、本来の哲学は実学であり科学であったわけですし。

 今回の話は、ラジオヤマトでの朗読で締めくくられます。

たった一人残された観測所の小部屋で、彼は思いました。
あの美しい人形に心があったとしても、またなかったとしても、
自分には、関係のないことなのだと。
そして、こうも思いました。
私の心がこのようにあることは、私だけの、秘密なのだから。

 自分には関係ないという言葉から受ける印象は、ややネガティブなものである場合が多いと思います。冷たい、とか。伊東に対し、君に心があるかわからないと言ったこともです。
 しかしここでは、「なかったとしても」関係ないというのが主題でしょう。伊東に言ったことも、だた単に「わからない」と事実を告げたに過ぎず、そこに何かの意味を込めているとは限りません。まあ、込めているかも知れませんが。

おまけ:BD感想
宇宙戦艦ヤマト2199 BD#5
 真田さんを賞賛する感想を書いたばかりですが、第17話にちょっと気になる表現が。慣性質量は、別にあのシステムが機能していなくても普通に感じるのでは? まあ、重箱の隅みたいなものですが。
 岬百合亜、ユリーシャに乗っ取られてるみたいで、なんだか可哀想ですね。あとでなんとかしてあげて欲しい気が。
 ユリーシャと言えば、雪は別人だったとされたわけですが、それでもまだ納得行かない。どうしてあの二人はあんなに似ている?
 これは、まだ何か隠されていると見るべき、でしょうね。

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる BD#4
 以前もありましたが、コメンタリで主題歌『Girlish Lover』が絶賛されていました。
 そうですよね、いい曲ですよね〜。
 それにしても、以前もちょっと触れましたが、この作品のコメンタリの雰囲気ってちょっと独特ですね。話題の切り出し方とか切り込み方とか、何かうまく表現できませんが、知性的?いやちょっと違う。うーん。

ソードアート・オンライン BD#8
 コメンタリを松岡さんに仕切らせるとは、また酷なことを。愛の鞭なんだろうか(笑)? 私に「そこはこう受けるとこだろ!」と突っ込ませるって、よっぽどですよ。

 ところで、キリトがハーレム状態のときにこんな話の流れになりました。雑談的な会話なので正確には書き写せていませんが。人数が多いので、松岡さんのところだけ太字にします。

「今みたいにモテモテー、になるかも知れないし。女の子に取り合いをされるとか」
「夢じゃない」
「夢じゃない男の子の」
そうですねー……そうですねって言っちゃったよ
「取り合いされたい?やっぱ」
取り合いされ──
「ハーレム的な?」
いや僕はハーレムはいやですね
「「「えぇー!?」」」
「そうなの」
「そうなんだ」
「なんでなんで?」
いや、だって、なんか、ハーレムって言ったら、ちょっと僕的には拒否反応が出るんですよ
「へー」
「珍しいね」
「そうなの」
侍らせるって、男としてどうなの、みたいな感じが
「あらあら」
「誰か一人好きな子がいてくれればそれでいいの?満足なの?」
ですよね。満足ですよ

 やはり女性は、男はハーレムを好むもの、と思うんでしょうかね。まあ男でもそれが当然と思う人多いでしょうけど(笑)。

tag : アニメ

コメント

非公開コメント

No title

 変態王子と笑わない猫

 女の子が全員スク水という状況に、二次元ドリーム文庫で
神楽陽子さんが書いていた「ハートフルパニックどきどき臨海学園」という作品を
思い出した。
 女子の制服が上がセーラーで下がスク水というとんでもない設定の学校で
繰り広げられるハーレムエロラノベでしたから。
 
 ロリペドハイブリッドって、あなたも見た目だけだとその対象だよ月子。
 
 ヤマト2199
 船には船霊(ふなだま)という存在があると言いますが、ヤマトにもいるんでしょうか。
 英語で船はSheで表されるから女性なのか。
 波動エンジンの起動ユニットにこめられたサーシャの残留思念みたいなものか。
 伊東と真田のやり取りを聞いていて「まるで真田は自分が人間ではない」と言っている様だと
思ったのは僕だけか。
 両手足が作り物、の設定が生きているのならありうるかもしれないが。
 こういう哲学的なSFって最近のアニメじゃやらない、けどこういう話好きです。
 ああ、やっぱりあのリクエストは真田でしたか。
 
 俺の青春ラブコメ
 「生徒会」や「僕は友達が」とこの作品が違うのは主人公が
徹底した皮肉屋で偽悪的な思想の持ち主という事ですね。
 そういう点ではこいつもある意味中二病だ。
 材木屋ほどひどくはないが。
 でもそこが斬新なのかも。
 
 男はハーレムを好むもの。
 まあ「ハーレム王に俺はなる」などと言ってるライトノベルの主人公が二人ほどいましたし、
二次元ドリーム文庫はハーレム物にした途端売り上げが増えたというし、
美少女文庫もハーレム物が多いし、単独ヒロインはわかつきさんやみかづきさんが多い。
 神話伝説でも男神はハーレムが多いし、好きな物は全部手に入れたいというのは
ある意味男の本能みたいなものなのかもしれない。
 好きな人は一人、一途ですという一点集中もそれはそれで理解できるけど。
 

Re: No title

> 女の子が全員
私は『裸エプロン学園』を思い出しました(笑)。

>  女子の制服が上がセーラーで下がスク水というとんでもない設定の学校で
思うにその学校の制服は、外見上ほぼビビッドレッド・オペレーションのアレですね。

>  船には船霊(ふなだま)という存在があると言いますが、ヤマトにもいるんでしょうか。
まあその点については、17話辺りで明らかになるあのことと関連があるでしょう。

>  伊東と真田のやり取りを聞いていて「まるで真田は自分が人間ではない」と言っている様だと
> 思ったのは僕だけか。
ふーむ。「私の中にあるような意識……」という表現からは、自分の意識は人間的と認識している、という印象しかありませんでした。

>  ああ、やっぱりあのリクエストは真田でしたか。
シロ=志郎、シンタ=真田、だそうで。

>  「生徒会」や「僕は友達が」とこの作品が違うのは主人公が
> 徹底した皮肉屋で偽悪的な思想の持ち主という事ですね。
あまりに不健康で普通考えないようなことを突き詰めた先に実は意外な何かがある、というのが本作の魅力、だと私は思います。

>  男はハーレムを好むもの。
私もあまりハーレムもの好きじゃないんですけど、私の場合は松岡さんの「男としてどうなの」とは随分理由が違います。
沢山いると、マネジメントが面倒そうだなー、などと思ってしまいまして。
フィクションの世界の話なのに夢がないですね(笑)。

No title

  「ハートフルパニックどきどき臨海学園」に出てくる制服は
 上は普通のセーラー服、下は紺色のスク水です。
 「ビビッドレッド」みたいなタイプではなく上と下で独立してます。
 男子はワイシャツに海パン。
 
 ちなみに、ストーリー内容。
 南の島に作られた良家の子女専門の全寮制の学校。
 親がその子の親に仕えているため、とあるお嬢様のお付きとして
やってきた一般庶民の主人公。
 実は彼は幼い頃のトラウマで水に入ると体が硬直してしまうという
体質だった。
 お嬢様やそのルームメイト、好意を寄せる女子生徒達のHな特訓で
それを克服した主人公だが、今度は水に入ると欲情してしまう体質に
なってしまう。と、いうものです。
 

Re: No title

>  「ビビッドレッド」みたいなタイプではなく上と下で独立してます。
というかそれ以前に、頭の中でイメージしていたのはストウィチの方でした……だめじゃん。

> それを克服した主人公だが、今度は水に入ると欲情してしまう体質に
> なってしまう。と、いうものです。
一緒に訓練したら水に入ると欲情するようになってしまった女の子は出てきませんか(笑)?
プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
アクセス解析中