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独り言: 新・景況指標「黒本指数」

 いや、タイトルは単なるノリでつけたものですけど(笑)。

 わかつきひかる先生のブログにこんなのがありました。
フランス書院文庫で、日本の景気回復について占ってみる。 | わかつきひかるの2013年05月10日の1番目の記事 - 楽天ブログ(Blog)

40代から60代の男性会社員の景況感を映す鏡に、フランス書院文庫があります。
表紙が黒いから、「黒本」という愛称で呼ばれているこの文庫、言わずと知れた官能小説(ポルノ小説)大手です。

はたから見たら同じに見えるポルノ小説ですが、
陵辱&調教&痴漢という鬼畜物(ダーク系)と、
お姉さんが教えてあげる誘惑物(ソフト系)の二種類のジャンルがあります。

これはフランス書院の編集者から直接聞いた話ですが、

景気が良くて男性が元気なときは鬼畜系が売れ、
景気が悪くて男性が元気をなくしているときは誘惑系が売れるそうです。


 例えば、景気の動向を見るときに、タクシーの運ちゃんの話がでてきたり、スカートの長さがでてきたりしますよね。
 タクシーは、客の話を聞いてたり会話をしたりして色々知っているのと、そもそも利用数や距離自体が景気を指し示していたりするってことでわかるんですが、さて、スカートの長さはどうなんでしょ。あれは女性の意識なのか、それとも男の雰囲気を反射したものなのか。
 まあ、ここでは関係ないんですが。

 さて、上記の黒本ですが、一つ興味のあることが。
 私なんぞは、ここでの分類によれば「誘惑物」って分野のを読んだことがほとんどなくて。鬼畜物でない場合はここにない、中間くらいのに行きます。
 景気によりこれらの比率が変わるというのは、同じ人物が違うものを求めるようになるのか、それとも読者が入れ替わるのか。こういうのは多分、売れ行きではわからないでしょうけど。まあ、電子書籍の分とかはわかるかも知れないし、読者アンケートとかの情報を併せて分析すればある程度は……。

 ということになると、アマゾンなんかはその分析が可能かも?

 また、ではもっと若い層をターゲットとしている、所謂ジュブナイルポルノとかはどうなんでしょうか。
 あれは黒本とかよりもタイトルが多様で美少女文庫はこんな感じで二次元ドリーム文庫はこういう方向でとか色々あるので、同じ文庫での動向よりも、それらのシェアとかにより分析することになるんでしょうか。
 でも、リアルドリーム文庫なんかは最近、上の分類で言えば誘惑物っぽいのが増えてきたようだし、美少女文庫も昔は鬼畜物がいっぱいあったし。

 更に言うとこちらは、読者が頻繁に入れ替わっているかも知れませんし。年齢による違いみたいなのは、若いほど細かいような気がするんですよね。「世代」みたいなのよりも。

 ところで、

フランス書院文庫は、毎月6冊発売されています。

2013年4月のラインナップを張り付けます。
(略)
なんと6冊中4冊が鬼畜系でした!

フランス書院文庫を読む壮年の男性は、今の日本の景気を、好況だと考えているようです。


 ラインナップということは、景気の動向が出版に反映されるまでのタイムラグを考えると、まあ出版の事情はよくわかりませんが、数ヵ月、半年とかのずれはあるでしょう。つまり、どのくらいでしょう、暮れから年明けくらいの意識が反映されている、ということでしょうか。出版社を通して。
 ということは、その売れ行きを見ると、その期間の意識・景況感の変化が見られるということになりましょうか。

 これ、真面目に追求すると結構面白い題材かも知れませんね。

 更に言うと、この問題は単なる指標で済まないかも。
 この間書いた話と関係してきますが、これは逆に、景気をコントロールする手段にもなり得る可能性がありそうななさそうな(笑)。規制して押さえ付ければ、過熱した景気を抑えることができるのでは、みたいなことも考えられるかな、とか。
 まあ、規制で静かになる人もいれば、多分逆に犯罪に走る人もいるでしょうけど。抑えすぎると後者に呼応して提供側も乱れ、国そのものが危うくなるかも。

 という感じの研究、誰かやってませんかね。
 なんだか、少子化を克服した実績もあるようだし、20世紀前半のドイツあたりでやってたんじゃないか、みたいな気がします(笑)。

コメント

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No title

そーいえば青橋由高先生も最近ブログで過去10年を振り替えっての記事を上げてましたけど、10年前は「メイドは現実離れしてるからダメ」と言われたそうですね。「ファンタジーはNG」と(笑)

これに景気動向が関係してるかはわからないですけど、エロ業界も10年もあれば潮流の変化というのもあるんでしょうね。

美少女文庫でもわかつきひかる先生が挑戦するまで「妊娠エンド」は以ての外だったようですし、実近親ヒロインも今より少なかったようですね。
ま、これに関しては誰かが先陣をきって、それがウケれば後に続く人が出てくるってだけかもしれないですけど。

Re: No title

> 青橋由高先生も最近ブログで過去10年を
それ私も読みました。ここ数年の美少女文庫しか知らない自分としては、多分当事者とは違う意味で時代の変化を感じました。
平成生まれが昭和の話を聞かされたようなものでしょうか(笑)。

> エロ業界も10年もあれば
色々あるでしょうが、編集さんの年齢というのも要素かも(笑)?

> 誰かが先陣をきって、それがウケれば
本文中にも書きましたが、ジュブナイルポルノの主な読者くらいの年齢層って、年代によって結構細かく違いがある気がするんですよね。そして、年を重ねるに連れそれが、ぼやけるように曖昧になっていく、みたいな感じ。
そういうことになると、嗜好の入れ替わりが、つまりは新陳代謝が活発なので、何かが放り込まれるとざざっと流れが変わって行く、みたいなことも多そうですよね。

No title

北都凛さんが「王女姉妹」で妊娠エンド書いてます、美少女文庫。
 同時刊行でわかつきさんの「テニス部プリンセス」が出ているので
妊娠エンドの「my 姫」以前の作品ですね。
 幻の先駆者。

 まあこの作品で北都さんは美少女文庫を出るので
「最後に一発かましてやるぜ」と書いたのかもしれません。
 だからわかつきさんとは違うのかもしれませんが。
 

Re: No title

> 北都凛さんが「王女姉妹」で妊娠エンド書いてます、美少女文庫。
読んでないのでなんとも言えませんが、エンディングにおけるその現象の比重がどれだけか、というのはどうなんでしょうね。
それにより印象が違うかも知れません。

No title

  「王女姉妹」。
 とある王国にやってきた侵略者が王様と王妃を殺し、王女姉妹を
凌辱妊娠させるという、実にストレートな凌辱物です。
 後半、確実に妊娠するという薬を飲まされた二人を王国の重臣達の
前で犯し、国民の前で妊娠の報告までしてるんですけどね。
  さらに妊娠初期の二人を犯すというラストです。

 やはり知名度の差かな。
 10作も出したが「凌辱はいらない」と追い出された人と、40作出している
エースとの差かと。
 
 ファンタジーはNGで思い出したがナポレオン文庫の頃は学園ラブコメが
マイナーでした。
 SF&ファンタジーが主流でしたね。
 皮肉なものです。
  

Re: No title

>   「王女姉妹」。
なるほど、まさに「それ」を描くため、という感じの作品ですね。

>  10作も出したが「凌辱はいらない」と追い出された人と、40作出している
> エースとの差かと。
というか、そうされない差がエースの知名度を築いたのでは。

>  SF&ファンタジーが主流でしたね。
それも、増えすぎたらまた減る、とかきっとあるんでしょうね。周囲も含め、バランスはあるでしょうから。
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水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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