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読んだ: 『PC遠隔操作事件』感想

 世間を騒がせたという意味では大事件だった所謂「PC遠隔操作事件」の取材なんかをまとめた本です。

PC遠隔操作事件
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 それとはあまり関係ない個人的な話ですが、この夏は何故かちょっとITづいてました。結局手を入れる必要はなかったのですがLinuxのカーネルいじったり、6年くらい前に書いたCのプログラムを手直ししたり、ラノベ『なれる!SE』が完結したり、購読しているメルマガ/ブロマガでITの話してたり。
 中には、今回の本に関係あることも。部屋の掃除をしてたら、5年前(2012年10月29日)の読売新聞でPC遠隔操作事件の誤認逮捕について検証した記事の切り抜き、というか1ページまるごとですけど出てきたり。

 まあそれはさておき本の感想です。
 まず表紙ですが、……猫ですね。この事件、猫(のまネコ)に始まり(江の島の)猫が締めくくったというかそんな面があります。多分、そういう意味でこうしたのでしょう。
 当時私もそれなりに興味を持って追い掛けていたわけですが、その範囲でもあり事件が事件として進展していた頃の、公判の前くらいまでのことは、分量としては概ね1/3くらいですね。裁判関連のことがこれも1/3くらい。残り1/3くらいは分析、という感じ。

 で、読んでの感想ですが、この「PC遠隔操作事件」。主役は警察だったように思います。

 一連の「事件」として最初に発生したのが横浜のCSRF事件ですが、現象面はともかく意味的には、これはまだ「PC遠隔操作事件」ではなかった。片山(本文にならい原則として敬称を略します)はこの時、身を隠しただけのつもりだったようです。
 しかし、そこでまさかの誤認逮捕が起きてしまった。その「犯人」は犯行の動機や、未公開の情報まで「自白」しています。
 片山はそれでPCを遠隔操作する方向に動き始めるのであって、彼のいたずらを「PC遠隔操作事件」に方向付けたのはこの神奈川県警だったわけです。
 そして曇取山。埋められたUSBメモリを警察が発見できなかったことで彼の計画は狂ってしまい、想定外の対処をすることに。で江の島の猫が登場するのですが、それが逮捕につながることになったわけで。

 結局、警察のミスが全てをドライブしていたと言っても過言でないくらいですね。

 しかも、逮捕後のことはあまりよく知らなかったし、もう色々と忘れてしまったことも多いのですが、警察は取り調べができてなかったんですね。録画等の記録を拒否したことで。
 著者が彼にした質問(p257)くらいで狼狽えるような有り様だったのだから、きちんと取り調べができていればそこでボロを出した可能性は確かに高い。つまり、裁判をこじらせたのも警察だった。

 判決も、主役は警察みたいです。ただこれは、ちょっと可哀想とも言えるものですけど。
 判決では、「高度な知識・技術を最大限に駆使し」たこと等も含め「サイバー犯罪の中でも悪質」としているらしい(p397)。しかし、そこで指摘されていることを見るに、どの辺りがそんなに高度なのか、と。
 そういうことを思いながら読むとこの判決、警察にとってその程度のことがそんなに高度だったのかとかいうことになり、哀れになってきます。もうやめて、警察のライフはゼロよ!

 まあある意味で煽り耐性の低さが暴走させたというようにも言えますが、耐性の低さには、感受性の高さという面もあると思うんですよ。つまり、同じ刺激でもこういう場合には特に、みたいなのが。
 この事件でそれが増幅された理由を考えてみると、ITがキーワードかな。
 例えば、ある犯罪が起きたとき。犯人がスポーツマンだったら、「スポーツやってるのにどうして」という感覚が多くの場合働くものです。これがパソコンオタクだったりすると「やっぱり」となる。そして、こういう感覚は特に、警察のような組織では強いように思いますね。警察はITが苦手なだけでなく、嫌っているし蔑視もしている。「違う世界」(p510)というのは「下」ということです。
 日本で公的な機関がハッキングのイベントをやったりセキュリティ関連のボランティアを募集したりすると、大概誰かが「ブラックリストに載るんじゃね?」とか突っ込みますし。

 ただ、この4人の誤認逮捕の被害者を出した事件からもう5年程は経つわけで、色々と意識も変ってきているんではないかなとは思います。
 思いますが、冤罪の恐怖で社会不安を引き起こしている状況は今でも健在(?)だし、これは警察の話ではありませんが、冒頭に書いたメルマガでは、未だに「偉い人」にはITのことなんか些事だという例が出ています。たとえそれが安全保障の問題であっても。
 或いは、私はいつもメディアについて批判していますが、メディアは特にITが嫌いですよね。わからなくてもしかたない、わからなくてもいい、わからなくて当然、だからそんなことやってるヤツはどっかおかしい。当然、間違った記事を書くのも許される範囲のこと。そういえば「iesys.exe」を「アイシス」と呼び始めたのもどっかのテレビ局らしいとこの本に書いてありますね(p334)。まーそんなことじゃないかと思ってましたが。
 またビジネスの世界でも、海外の企業とトップ会談をして、ITのことだから持ち帰って部下に相談しますなんてことがよくあるらしいし? IT系の大企業であっても。

 ともあれ、今はこの事件はあまりサイバー犯罪という印象がないです。勿論、コンピュータを使った様々なイベントがありましたが、こうして後から振り返ってみると、それは本質ではなかった。今だから言えるわけですが、結局ITは脇役だった。
 片山と警察と司法とメディアが繰り広げた、どたばた騒ぎ。レベルはあまり高くなかった。色んな意味で。
 そして、片山がどうかはわかりませんがその他の主要な役者は、さほど変っているように思えない。

 そういう意味では、似たようなことが起きる素地はまだまだ残っているように感じますね。

アニメ: 2017夏アニメ感想 (8)

 今期アニメ感想、7週めくらいのその一です。ちょっと私用で、毎週日曜に書いている感想が今度の週末は簡略版になりそうなので。
 いやこのブログも私用ですが。

ナイツ&マジック 第7章「New & Old」
 ここで、前回二人の美少女に迫られてたときのエル君と今回を比べてみましょう。
knightsmagic_6_2.pngknightsmagic_6_4.png←前回
knightsmagic_7_1.pngknightsmagic_7_2.png←今回
 というわけで分析は終了したので(笑)、本編へ。

 いやもうなんというか、エル君のお陰で本作開始当初と比べると、
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シルエットナイトの動きが見違えるようです。そう考えると、ヨーハンソンのじーさんは実に幸福者ですね。いい時代に生まれたものです。しかも、熟練の技術を手にしてからですから。
knightsmagic_7_4.pngknightsmagic_7_5.png
 このとんでもない機体を、自分の手で完成させることができる。なんという幸運か。
 こうして見ると、エル君達とラボって、ソニーと松下とかそんな感じ?

 そして後半のアンブロシウス王ですが。
 あれってまさかとは思いますが、エル君の新しいシルエットナイトが欲しいから退位したなんてことないですよね?

 あともう一つ。

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「だからね、体を傾けて、グッとして、こうガッと体を戻せば、いけるわ」
「ごめん、全然わからない」

 あーこんな人いましたね昭和の有名人に(笑)。

恋と嘘 第7話「無言の嘘」
 今回思ったこと。本作で一番「可愛い」のって実は仁坂(笑)?

 はまあいいとして、冒頭の、前回ラストからの続きのシーンの莉々奈で、冴えカノの加藤を思い出しました。
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 こんな表情をしていたし、触られるのが怖いとまで言っていたものの、それは結局イヤだからというわけではなかったわけで。
 政府通知恐るべし。
 ただ、それで由佳吏との関係がちょっとぎくしゃくするようになってしまったのも事実。まあ、矢嶋のせいですけど。

 それをつなぎとめ、修復してくれたのが高崎さん。

「なんかぁ〜根島がケガしたって」
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「えッ…!!」
「え?そんな驚く?」
「あ…えっと…」

 それで保健室の由佳吏のところへ急行して、
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莉々奈のことを聞き出し、今度は莉々奈を呼び出して
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相談を装って状況を確認するのですが……。
 この後の演出、ちょっと面白いですね。

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「会いたくないのに
すごく寂しい」

 ぽつりぽつりと話す莉々奈。そして、
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ただ、見つめる高崎さん。莉々奈は、矢嶋のアドバイスで連絡してきた由佳吏に、手紙で気持ちを伝えます。
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 そして、二人の気持ちの上では大体元通りになったかなという辺りになってやっと、高崎さんのモノローグ。

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『それは 恋だよ』

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『私がひと言教えるだけで、二人は本当の恋に気付くかもしれない』
『だから——』
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 順番の入れ替えや台詞の省略。とても効果的に働いていると思います。
 巧い。

プリンセス・プリンシパル #06「case18 Rouge Morgue」
 これ、ドロシーにげてー!という話ですね。今後のそういう展開を暗示……というかもしや明示しているのでは、とも思えます。

 チェンジリングとは別のミッションがドロシーに。それは王国外務省の暗号表を盗め、というもので。ノルマンディー公はそれの回収をある人物にやらせているのですが……。
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 それがなんと、ドロシーの父親のダニーでした。
 少なくともドロシーの口から説明される限りでは酷い父親で、ベアトなんかは「あんな親」という言い方をしています。まあ実際に会ってもいるのですがところでベアト、口軽いんじゃない(笑)?
 ただ、ドロシー自身はというと、嫌っているというよりも、嫌なのでしょうね。そんな風でいて欲しくない、ということです。

 自分達が暗号表を奪ったら、ダニーがどうなるか。そう心配するドロシーですが、実際、奪ったら、つまり紛失したらそれは意味がなくなる恐れもあるので、合理的な口実にもなる。
 結局ベアトが見つけるのですが、

pripri_6_3.pngpripri_6_4.png
「それが、暗号表なんですね」
「ああ。書き写すぞ」
「このまま持って帰っちゃだめなんですか?」
「ノルマンディー公に気付かれたくない。それに……」

ドロシーは合理的な口実を口にし、任務と父親のことを両立させようとします。
 しかし、当然のごとく物事は悪い方向へ。

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「大事なもんなんだろう? もうちょっと報酬を弾んでもらおうか」

 この「取り引き」は勿論盛大なフラグなんですが、しかしここではそれはさほど重要ではないと思います。何故なら、これなしでもいずれにしろダニーは殺されていた筈だから。
 重要なのは、ここでダニーが娘の「デイジー」のことを口にしていること。そして、モルグでは「デイジー」の顔が知られている。更に、一緒にいたベアトはデイジーを「ドロシー」と呼んでいる。
 ダニーに協力したのだから、そのデイジーだかドロシーだかは、暗号表を見た恐れがある。

 これはまずいですね。とても。
 だから、冒頭に書いたような感想になるわけです。

 あと、ラストシーン。『moonlight melody』の合唱から、
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同じ曲のピアノバージョンを使ったCMへの流れ、実に綺麗です。

 ところで「ドロシー」というのは、ドロシーことデイジーの母親の名前だったようですね。みんなD?

 あと、ドロシーはベアトに「私は、多分アンジェより弱いんだ」と言っていましたが、CMを挟んでその直後に興味深いシーンが挿入されています。
pripri_6_10.pngpripri_6_11.png
 実に意味深ですね。確かにドロシーよりもアンジェの方が強いかも知れない。でも、脆そうです。
 アンジェことシャーロットは、プリンセスに依存しすぎている。
 これもまた、後の展開に不穏なものを感じさせます。

マンガ: 『からかい上手の高木さん 6 』感想

 相変わらずの高木さん……ですがちょっといつもと違う面も。というか最近そういうの増えてきた?

からかい上手の高木さん 6 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
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 あと、フィギュア付きもあるよ!


 相変わらずだなぁという感じなのは、例えば最初のエピソード「デート」。駄菓子屋?でカップめんを食べる二人ですが、「デートみたいだね」という高木さん。
 クラスメイトに見られたら、という話になり、西片は否定するから大丈夫だよなどと言ってますが……やってきたクラスメイトは、見て見ぬ振り。そりゃーね(笑)。これじゃ否定しようにも。
 さすがの読みの深さです。

 いつもと違う面と感じたのは二つ。
 一つは、三話もかけて描かれている連作「ウォータースライダー」。中井君、真野さんと四人でプールに行く話です。真野さんは縁結びっぽいジンクスのあるウォータースライダーを中井君と滑りたいと思ってるのですが……。
 真野さんと二人での会話の中で高木さんは、軽口のように西片のことを話します。高木さん、女子にはあまり隠す気がないっぽい?
 というかもしや、女子の間では周知の事実?

 もう一つ。これは、「お悩み」という話。
 ある日、西片は違和感を覚えます。……なんと、高木さんがからかってこない!
 エピソードのタイトルの通り、ちょっと悩みを抱えてたんですが、それがなんと偶然にも、西片のお陰で解決、はしてないけど解消されちゃう。その時に出てきた一言がね。
 ぽろっと出ちゃったという風でもないしからかってる風でもない。
 そう考えるとこの回では、一度もからかってないですね高木さん。

 まあそういうのもある意味では相変わらずと言えるんですが、最後にもう一言。
 この巻では最初と最後のエピソードで、二人を見る第三者の目が描かれています。でも高木さん、全く意に介してないですよね(笑)。

艶漫画: 『フンドシWalker』『裸じゃん』紹介

 形式上エロいマンガに分類しましたが、イラスト集に近いです。まあもっと正確に言うと、作品タイトルやロゴから連想されるような形態がより近いですけど(笑)。

フンドシWalkerフンドシWalker

サークル:くろわさび(Official)

裸じゃん裸じゃん

サークル:くろわさび(Official)

 その界隈ではこれまでも独特のフェティシズムで定評があった(に違いない)サークルくろわさびさんですが、DLsiteでは今回が初みたいですね。
 中でもNECK-Paiのシリーズなんか特に素晴らしい発想だとは思うんですが、実は私、実際に購入したことがあるのは最近の何冊かだけだったりします。オフィシャルサイトの絵を見て前から欲しかったんですけど(あ、違法のは見てないっすよ)。
 今回の二冊の内『フンドシWalker』はR-15となっていますが……いいんですかね?
 そして『裸じゃん』。「密着!旅先だからみせる、本当の自分♥」って、ハダカじゃん(笑)。まあ、特集のタイトルが「全裸で歩きたい夏の人気温泉街」ということみたいなので。
 6ページのショットの二人の表情の違いとか、7ページに書いてあるハプニングとか、いーですね〜。

 あと、DL版によくあるパターンとして、ノンテロップ……じゃなかった、文字を抜いたイラストのみのものを収録したりしてるので。

アニメ: 2017夏アニメ感想 (7)

 先週、6週めくらいのアニメ感想です。昨日書き切れなかった二作について。

Re:CREATORS #17「世界の屋根を撃つ雨のリズム "I mean I'm the CREATOR."」
 この英字サブタイトルは、「ウチはあんたの神様や」かな。もしかすると別の台詞のことかも知れませんが、この台詞の直後に出たのでとても合っているように思えて。

 まずは、本作の感想も久し振りなので軽く試運転。

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「セレジア、呼吸を合わせて」
「ええ」

 ここでヘンな想像をしてしまっても、それはセレジアさんの担当する役職のせいですよね(笑)?

 さてではもちょっと真面目に。
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 相変わらずアルタイルの技は美しいなぁしかもちょっとアレンジしてきてるし、と思いながら見ていたんですが。
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 これは? なんか見た覚えないような。やはり日々増えてるんですかね。

 そして、変っている人がもう一人。

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「根に持つ男は娘に好かれぬぞ」

 こりゃたまげた。弥勒寺じゃないですが、冗談なんて言えるようになったんだなぁ。しかも、
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これですよ。まあ、相変わらずな所もありますけど。「時宜を計る」なんて言葉知らなかったので辞書引いちゃいました。

 まあそんなこんなで色々と事態は進みますが。

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「やはりか。これは結界だな。世界から隔絶した虚構の街だ。
だろう? メテオラ」

 やはりメテオラ、読まれていますね。で、これ前にも言ったような気がしますが、回を追う毎によくわからなくなるのがこのメテオラ。この反応は本当に驚いているのか? でも、これも前に言いましたがメテオラが颯太に言った言葉その他どうも心に響かない、つまりぶっちゃけあまり大したことないという可能性も。
 作者のこともよくわからないし、どっちなんだろう。でもこの問題、わかってもあまり面白くない気も。

 でもそんなことは関係なく、アルタイルはしたいようにしてくれます。

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「朝だと思ったのかね?」

 いや違った(笑)、

「これで大団円だと思ったかな?」

というのも凄みを感じるし、
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この立ち去り方もなんかいい。変なイフェクトとかなしで、ふと見るといないという方がかっこいいですよね。
 そして勿論、この場で起きていることの意味も全て理解しています。その上で、結局行動としては同じことをしようとしている。アルタイルの中では、結局今ここで何が起きていると、あるいは何をしているということになっているんでしょうか。

 という中で、やはり別行動を取っていたコートで中年のおっさんことブリッツ・トーカー。
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 なんかちょっとした波紋を拡げながら歩いてるようですが(笑)。
 彼はアルタイルとも話していましたが、目指すは創造主・駿河駿馬。今一度確認しておきたいのですが、現在想定されている「アルタイルの目的」は、全てメテオラによる推測に過ぎませんよね。
 まあそれはおいとくとして、その駿河さんも大概偽悪的です。

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「当然や。ウチならそうネーム切る」

 この後彼女が言ったことは、時間稼ぎにも誘導にも思えませんね。むしろ、自分の被造物のクセにわからんか、くらいは考えてそう。そしてダメ出し。まあ、確かに彼はあまり面白い話を考える才能はなさそうです。

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「そんな一本調子のシナリオ、どこがオモロいねん。ウチならこうするわ」
「ん?」
「あんたを動揺させて、娘のためにアルタイルを倒すことを決意させる」

 どうやって動揺させるのかと思ったら、

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「…………パパ」
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いやもう思い切り動揺してますがな(笑)。そらそうですよね。
 思うんですが、以前あった回想では彼が銃を撃った瞬間は描かれていませんでした。原作でもそうだったとすると、彼の目にはそれはどう映っていたんでしょう。
 いずれにしろ、えげつないなぁ駿河(笑)。
 ここでふと思い出したんですが、この人に「オモロい」と言わせしめた颯太の案って、どんなもんだったんでしょうね。なんか、
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感動の再会があったようですが。

プリンセス・プリンシパル #05「case7 Bullet & Blade's Ballad」
 水道橋?の上のちせ。
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 時系列的には、多分これが初登場なんでしょうね。ところでこの直後のちせ。
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 アングルは違いますがなんか一話冒頭のアンジェを想起させます。
 今回はちせの話ということで、実に活劇!という感じでした。殺陣をメインとしてアクションの描写にかなり力が入っていた感じ。

 まずは、アンジェとちせ。ちせ程は特化していなくとも武闘派という共通点を持つ二人。
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 こんな出会いだったこともあり、いやまあそうでなくともアンジェならプリンセスのそばにこんな不審人物を置きたがらないのは当然。
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 でにらみ合いになるのですが。

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「アンジェ。あなたは、ちせさんとバディを組みなさい」

 ここ、さすがはプリンセス。ロイヤルという意味でも、指揮官という意味でも、アンジェを知り尽くしているという意味でも。だって、こうですから。

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「その方が危険だというならなおさら、信頼できる人に監視させたいわ」

 巧いなぁ(笑)。ちなみにこの時のベアトの目がなんかいい。直前の絵と同じだとは思うんですけど。
 でもアンジェ、ちせにもちょっと困らされてるし(笑)。
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 さて、途中の駅での出来事でどうやら十兵衛はちせの父親らしいということがわかりました。ちせがアンジェにした説明が先だったら微妙でしたが。その十兵衛は、やはり来ました。
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 なんか、火星の後継者の人を思い出したんですけど。
 そして始まる戦闘大活劇。というか戦闘シーン。
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 それぞれにお見事なんですが、プリンセスもただ護られてはいません。

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「アンジェ、列車を止めよう!」

 さすがにシャーロットとは呼んでませんが、口調はちょっとくだけていますね。そしてもう一つ見事だったのがこれ。
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 刀で切り結んでいる脇をすりぬけて行くプリンセス(笑)。大胆というか豪胆というか……確かに狙われているのは堀河公であり自分じゃないですけど、ねぇ。

 ちせvs.十兵衛は、
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こういうちせの身軽さを活かした体術がやはり華やかですね。
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 これは双方に言えることですが、こういう風に相手に背を向ける瞬間がある、つまり回転/翻身を多用する戦法はなんか好き。でも、戦い方の違い、そして多分基礎体力の差もありちせの息があがってきます。
 そして、勝負に出るちせ。
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 父・十兵衛を超えた瞬間です。
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 ちせの中ではどちらなのか。父を超えたが喪ってしまったのか、その逆なのか。描写は前者を想定しているように見えますが……。

 この後、仲間となり
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「握手」をするアンジェとちせですが、実は途中のアンジェの台詞に注目したいものが。

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「戦力は多い方がいい」

 つまり、ちせは敵戦力ではないということですね。非常事態の最中とは言え、この時点で既にこういう認識であったわけです。

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「ちせ。プリンセスを護ってくれて、ありがとう」

 何故、わざわざここで言うのか。
 これは、アンジェ流の慰めだと思うんですよ。勝手に、自分の損得のことを言う。それはアンジェが決めることであり、ちせが何をどう言おうと、ちせの行動によりアンジェに利益があったことは間違いない。
 武闘派であるアンジェは、やはりちせとは親和性が高いのですかね。また知性派でもあるアンジェとしては、こういう自分の知性の枠を超えた人物が興味深いのかも知れない。
 そして、自他ともに認める嘘つきであるアンジェには、ちせのような真っ直ぐな人間は眩しいのかも知れない。
 ただ、それは安らぎであると共に自らの闇をより際立たせるものであるかも知れませんが。

 という感じで、ちせの話ではありますがアンジェの話でもある、というふうに思いました。
 まあ、主人公でしょうし?

アニメ: 2017夏アニメ感想 (6)

 今週のアニメ感想です。
 今回は二つに分けて、『Re:CREATORS』と『プリンセス・プリンシパル』については明日書く予定です。
 でも明日だと、プリ・プリの方は次の話が放送されちゃってますね。

天使の3P! #05「君の姿を撮るのが楽しいんだ。なぜなら君はとても可愛いのにそれに全く気がついていないから。」
 いや相変わらず、
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誰も彼もがあの手この手で響を事案に捲き込もうとしてますね。
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 この人たちなんて特に。それでも警察の厄介になってない彼は実はとても凄い人なのでは?
 それから桜花さんねぇ。

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「子供できた?」

 この純真な笑顔には答えてあげないといけないと思わないんですか?

恋と嘘 第6話「恋を強いる檻」
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 とても、お役所の人とは思えませんね! ……色んな意味で。
 でも一条さんも、高崎さんと似ているところあるんじゃないかと。色々と隠しているっぽい辺り。まあ原作の話ですけど。

 というわけで、破廉恥な夢を見てしまった莉々奈。誰かさんの夢もこんなだったのか?というのはおいとくとして、
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それで図書館に来ちゃう辺り莉々奈だなぁ。しかも何か学術的な方向で調べてるし。
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 由佳吏から、傍から見てる人が引いちゃうようなモノをもらって喜んでたりするし、実際お似合いですね。
 それにしても資料映像(笑)……だけでなく、この世界のお役所って、
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ここまでするのかぁ。逆に言うと、そこまでしないと少子化は克服できなかったのかも。あの制度も最初から万全だったわけでもないだろうし。

ナイツ&マジック 第6章「Trial & Error」
 相変わらずヒロイン(?)勢が空気なのはやはり、
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主人公がこういう人だから、でしょうねぇ(笑)。
 でも、メカ以外の仕事も意外とちゃんとやってるじゃないですか。一応は社会人だったから、かも。
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 まあ、メカ、というかロボの方も相変わらずですが。

「反省は終わりました。課題も見えました。
後ほど、段階を経て実験しましょう」

 という台詞は先日あったロケットの件を思い出しました。
 そして今回のオチ(笑)。
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 ところでロボといえば、前回バックドアの話をしましたがさすがにそこまではしませんでしたか。
 ……自粛したのかな(笑)?

はじめてのギャル 第5話「はじめてのパギャル」
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 一々スマホで言葉を確認してるパギャル(笑)。中途半端というかにわかですね。
 それにしても、周囲の人間が面白いですよね〜。

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「ちっ、なんだババァかよ」

 あくまでブレない奴とか。

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(あれ? あの女以外の匂いがする)

 鋭すぎるぞとか。
 しかし今回なるほどと思ったのが、これ。

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「じゃないとお兄ぃに絶対彼女なんてできるはずがないんだから!」
「どさくさに紛れてひといこと言うな」

 あまりに(こういうシーンでは)自然だったので全くスルーしてましたが、とても重要な意味のある言葉だったんですね。

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『僕が今のままイケてなかったら、寧音がお嫁さんになってよ』

 ああ、こういうことだったのか、と。うーん、普通に凄い。
 しかも、ジュンイチはあくまで八女さん一筋だし。本作って色んな意味で意外。

 それにしても、今回の寧音の絵の(自主?)規制は凄かった(笑)。やはり、年不相応に若く見えるから?

捏造トラップ−NTR− trap:6「キスされると思った?」

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「そうだね。由真ちゃんにはわかんない感覚かもね」

 あー着々と嵌りつつある(笑)。
 もう一押しですね。藤原に負けるな!

ゲーマーズ! DAY5「亜玖璃と通信エラー」
 これですよこれ! この展開こそ本作の醍醐味! 前回のまったりとした空気、天道さんのBefore/Afterをじっくり描いた話とは打って変わって物凄いスピード感。
 絵を載せようかと思いましたが、展開が速すぎて絵が多くなり過ぎそうなので省略。
 通信エラーというのも言い得て妙という感じ。色んな言葉がことごとく違う意味で伝わるという(笑)。景太の言った「彼女」とかね。まあ言葉だけじゃないですけど。
 しかも、なんと言っても上原君!
 最も多くの情報を掴んでおり、「運命の人すぎる」景太と千秋と何とかしたいが天道も応援したい、しかしやることなすこと全部裏目に出るし。
 そういう意味では、景太は主人公ですが上原君こそが中心にいる人物かも。

艶漫画: 『負の事情』紹介

 恒例になってますが、サークル春待氷柱の市町村さんのC92新作をご紹介。

負の事情負の事情

サークル:春待氷柱(Official)

 これまでの作品から、この人ハッピーエンドが好きなんだろうなーと以前書きました。異論はあるでしょうが(笑)。ただ本作は私の基準からすると、珍しくバッドエンドな作品ですね。
 まあ、細かいことは例によってあちらのブログで。

ラノベ: 『なれる!SE16 2年目でわかる?SE入門』感想

 だいぶ長く続いたこのシリーズも、ついに本編完結ですね。ちょっと感無量です。いや私が書いたわけじゃないですけど。

なれる!SE16 2年目でわかる?SE入門 (電撃文庫)
夏海 公司
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 最終巻らしく、前の巻から続く提案の件は実に血湧き肉躍るというか手に汗握るというか、とんでもない展開の末に見事な結末を迎えました。
 また、シリーズ全体を締める意味での結末も続きます。

 ネタバレがデフォルトと宣言している当ブログですが、こういう場合にたまにやっているように、一応この続きはトップには表示されないようにしておきます。

続きを読む

PCで: FFmpeg:MPEG-2 TS→MPEG-4でAACのオーディオをコピー (3)

 今回のは、タイトルには「(3)」とありますがさほどまとまった話でもなければ何か新たにわかったというわけでもなく、最初ののおまけ程度の内容です。でも、あそこに書き足すのもなんか面倒になってきたので新たにエントリを起こしました。

 上記のエントリで、たまに音が映像とずれたりするけどよくわかんないと書きましたが、今回はそれが回避できたという話です。
 ですが、どうしてこれでうまく行くのかわからないし、見つけたのも他の作業の副産物みたいなものなので。

 まず状況ですが、上記のエントリのスクリプトを使ってMPEG-4(.mp4)に変換しているとたまに映像と音声が微妙に(1秒くらい?)ずれたりすることがありました。音声がちょっと遅れる感じ。

 で結論から言うと、色々試している最中に偶然、音がずれないやり方がわかりました。こんなオプションを付けます(output_file_options)。本当はもっと臨機応変に。
-map 0:p:NNN:0 -map 0:p:NNN:1
 この「NNN」のところはPMTのprogram_numberを書きますが「当該サービスのservice_idを記述する」ことになっているようなので……多分固定ですね。NHKなら1024(総合1)か1025(総合2)とか。
 理由はよくわからないのですが、もしや、別のプログラム(例えばワンセグとか)の音声を拾っちゃってるとか? ストリームの選択はffmpeg任せにしてますからねー。ま、結果オーライということで。
 相変わらずいー加減な(笑)。

 ところで何を色々試している最中だったかというと、副音声がある場合です。最近、副音声でコメンタリやってるケースとかちょっと増えてきたので。
 どうしようかとずっと悩んで……たわけではなく、困ったなと思いつつ放置していました。これ、ファイルの途中からストリームが増えることになるので(いつも、冒頭に余裕を取ってるので)、イベントIDの指定をするんだろうなーでもどうやろうかなーと。

 結果的には、そういうのよりもずれる奴の方が多いので、副産物の方が成果としては大きかったかも。

読んだ: 『純粋娯楽創作理論 VOL.2』読後メモ

 VOL.1に続いて第二章収録のVOL.2についても、読後メモということで思ったこと書いたりちょっと頭の整理したりしてみました。

純粋娯楽創作理論 第二章・キャラクター分類指標
開巻書房 (2014-09-11)
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 第一章を収録したVOL.1では、面白さとは予想外のことが起きることと定義されています……と言うと多分ちょっとおかしくて、作中で予想外のことが起きたときの「快」を面白さとしているという方が近いですかね。
 で、物語を動かすのはまあ多分殆んどの場合で人であるわけで、ならば面白くしてくれる登場人物について分析しようってのがこの第二章ってことでしょうか。……と言うと多分ちょっとおかしくて、キャラ(キャラクター)と言うべきでしょうね。人と書きましたがそれはホモ・サピエンスに限らないので。
 というわけで本書では、なんというかそういうキャラのタイプを列挙してる、という感じかな。

 さて、物語を面白くしてくれるキャラ=予想外の展開をもたらしてくれるキャラ≒予想外のことをしてくれるキャラなわけですが、本書ではそれを「馬鹿」と表現しています。第十項冒頭で「天才が馬鹿のバリエーションとして分類されているのは、単語の意味からすると矛盾に思われるかもしれません。」とありますが、それは多分そもそも「馬鹿」という命名がおかしいからだと思います。第二項に「「馬鹿」と呼称され」という表現がありますが、これはこうした分類のために使われて来た表現なのでしょうか。なら仕方ないですけど。
 実際には、規格外の人を表す言葉があれば多分それが適切ですね。規格外の人は非常識なことをしてくれるので。

 で、規格外、つまり機能や性能が常人、というよりも読者から掛け離れている人物が本書で言うところの「馬鹿」ということになります。
 例えば持っている情報。超越している、つまり沢山持っているのが天才パターンですね。天才は通常、知識も豊富ですから。違う情報を持っているのが旅行者や異邦人など、少ないのが世間知らずや狭義の馬鹿とか。
 論理とかだと、超越しているのが天才、違う(論理的に間違っている)のが狭義の馬鹿や破綻しているタイプの狂人。ただ、価値観が異るために狂人と表現される場合も。
 体力などの物理的な能力なら、超越しているのがスポーツエリートだったり、違うのが超能力社とか神とか。
 他にもありますが(途中出てきた価値観とか)、こんな感じでしょうか。持っている能力それぞれについて、機能や性能を縦軸や横軸にしてどっち方向に外れているのかを考えると体系が作れそうですね。

 さて、どうもよくわからないのですがこの第二章、途中の第七項で感情移入について触れています。うーん、これがここにある理由って……。
 まあそれはおいとくとして、次は第三章。構成の話ですか。
 娯楽の原理、素材に続いて組み立て方ということですかね。
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水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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