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アニメ: 2015冬アニメ感想(3)

 今週のアニメ感想です。

純潔のマリア LIBER II CONTRA MUNDUM -第二話 世界に対す-
 えっあのミカエルの声、井上喜久子(17歳)なの!?

冴えない彼女の育てかた #2「フラグの立たない彼女」
 毎回思ってるんですけどね。
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 温泉で女湯に執着していると思ったらアニメ談義に加わりたいだけだったり、女の子を家に招いて泊らせたのに一晩中やってたのはギャルゲーだったり、そんなヤツが主人公をやってる番組の真ん中に入るCMがA○Bっすか(笑)。

夜ノヤッターマン 第2夜「ヤッターマンにデコピンを」
 実に謎が多い、というか謎だらけの本作。
 謎もそれなりに興味の対象なんですが、この世界の現実味のない雰囲気に、何だか強烈な吸引力を感じます。
 現実味がないというのは例えば、「人」、つまり対話のできる相手というものが殆んど登場しないとか、何やら象徴的な記号めいた描写が多いとか、そういった意味で。
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 こういうのとか、あと、動植物が妙に強調されて描写されているとか。
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 街はこんな感じだし、ヤッター・キングダムの側からやってくるのは
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こんなのばかり。しかも人々はそれを怖れている様子。一体、ヤッターマンとは何なのか、ヤッター・キングダムとは何なのか。
 そして、追われて逃げ込んだ民家では場面は一転というか一変というか。
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 まずは、何度も登場する鳩、そして繰り返される「天使」というキーワード。
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 写真と、
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住人であり多分この写真に写っている恐らく盲目?の、母ドロシーと同じ声の少女(第3夜でアルエットという名前が出てきます)。
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 彼女もまた、「天使」という言葉を口にしました。
 加えて、EDムービーがこれまた全然世界が違うかのようなもの。
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 果たして、ヤッターマンとヤッター・キングダム、そしてドロシー、ドロンジョ(レパード)達、今回登場した少女、EDに登場する人物等々に、一体どのような背景があり、関係があるのか。
 とても興味をそそられます。

ALDNOAH.ZERO 15 “旋転する罠” -Toll for the Brave-
 今回はスレインのターン、という感じでしょうか。主たる描写が、という意味で。

 それにしても、前回感じて指摘した以上に伊奈帆とスレインは対照的ですね。今回特に強く感じたのが、彼らを取巻く人々です。
 以前暗に言及されていましたが、デューカリオンのアルドノア・ドライブは伊奈帆の持つ因子により動いています。だから、彼を前線に出すのは非常に危険な行為であるわけです。
 それに対し艦長は、このように言っています。

「我々もこの艦も、君に救われた命です。君が戦いたいのなら、それを支えるのが良いと思っています」

 また、そういう意味でだけでなく、多分プライベートな意味でも、韻子などは伊奈帆を助けるために行動しています。

 対するスレインは、味方と戦いつつの戦闘をこなさなければなりません。というか彼、味方いるの?という感じですね。ハークライトくらいしかいないんじゃ?

 登場したと思ったら、いきなり謎の行動を見せてくれたスレイン。

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「さすがにタルシスでも、そこまで遠い未来は見えないか」

 一応この言葉により、スレインにはタルシスの力で未来が見えていることがわかりますが。

 そんなスレインが、未だに火星の騎士達からは疎まれていることも描かれます。

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「あなたの言う通りです。このまま戦場に出ると、私の方が、後ろから斬られ兼ねません」

 しかし、スレインはもう以前のスレインではないわけで。
 彼には、守らなければいけない、いや守りたい人がいるし、明確な目的もある。

 その目的のためにまず必要なのは、力。スレインはそう考えたのでしょう。
 そうして引き入れたザーツバルム伯爵ですが、彼はスレインの思った以上に真っ直ぐな男だったようです。これは予想外のことだったようですが、伯爵はスレインを、自分の息子とすることを宣言しました。
 これフラグだなぁ、と思ったものですが、まさかそのフラグ回収が今回だったとは。

 で、伊奈帆は今回スレインに利用されてしまったわけですね。

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「岩石から姿を現した瞬間を狙う」
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「岩石から姿を現した瞬間を狙って来る」
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「当たった?」

 伊奈帆は、スレインが自分の動きを予測してくることを予測していたために、当たったことに戸惑います。
 それもその筈。
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 パパさん登場。伯爵自身も伊奈帆には借りがある。
 これを誘っていたわけです。そして、
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スレインが待っていたその時が訪れます。

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「バカな! たかがデブリごときに、このディオスクリアが!」
『デブリではありません』「銃弾です」
『開戦前に銃撃しておいたんです。地球の衛星軌道を回って、丁度今、その辺りに着弾するように』

 伊奈帆ばりのやり方です。いや伊奈帆すら、デブリだと思っているようです。

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『元々は界塚伊奈帆を倒すための罠だったんです。次元バリアの無効化がネックでしたが、』
「彼ならうまくやってくれると思った」
「スレイン!」
『黙れ! ……僕があなたに忠誠を誓うと、本気で信じたのですか』
「……」
「アセイラム姫殿下に引金を引いたあなたを、僕が許すと思ったのですか!」
「……」
「そろそろ第二波が来ます。──さよなら…………お父さん」
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「ふ。……悪くない」

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 長々と語るスレイン。そして、その間描かれることのなかった彼の目。
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 隠し切れなかった感情は、多分その饒舌さにも表れていた、ということでしょう。
 しかし、これは今回二つ目のフラグでしょうか。つまり、このような道を歩みつつ冷徹になり切れない部分が、最後に彼を敗北させるのでは。
 いや、でもどうでしょう。これでスレイン自身が最終的には多分伊奈帆に敗れるとして、それは「敗北」なのか。
 まあ、その辺りはしばらく先の展開を待つとして、今スレインは、その目的を果たすため、目標に向かって邁進しています。

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「私はこの日、二人目の父を失った。共にヴァース帝国の繁栄に尽くした、偉大な人物だった。私は今ここに、父達の遺志を継ぎ、ヴァース帝国の更なる隆興のため、戦うことを決意する!」
「ヴァース軌道騎士の諸侯よ。今は互いに争っている時ではない。崇高なるヴァース帝国の騎士として、手を取り合い、地球の反抗勢力を殲滅しようではないか!」

 嘘を吐いていないと伊奈帆が分析したこの言葉からはしかし、目的、行動の理念、何故そうするのか、そういったことまでは読み取れていないわけで。
 韻子のことがそうだったように。
 ともあれ、

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「ここからは僕達の時代です。……行くぞ。ハークライト」
「はい。スレイン・ザーツバルム・トロイヤード伯爵」
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こうして地位を手に入れ、存分に戦うための足場を整え始めたスレイン。
 本当に伊奈帆とは大違いの環境は大きなハンディキャップですが、さて、この後どのような展開が待っているのか。

tag : アニメ

ラノベ: 『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 9』感想 - 夏川真涼の復活

 何だか久々のような気がするラノベ感想です。
 いやこういう話題があってよかった。トップに真面目なエントリが並んでいるとみっともないですからね(笑)。

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 で、しばらくもにょもにょしていた夏川真涼が、ついに復活! メインヒロインの帰還です。
 ごめん千和、俺、真涼派なんだ。真涼の方が胸がでかいのにな。
 ……あれ?

 さて、今回は自演乙の女子部員四人の物語上での立ち位置が、特にくっきりとしているように思いました。
 あーちゃんこと愛衣は、そもそも今鋭太が目指している状況の提唱者だし。ヒメこと姫香は、何やら妙に興味深い視点からの分析をしてくれるし。真涼は勿論メインヒロインとして。
 そして千和は、皮肉にも、そのメインヒロインの復活を高らかに宣言したと言えそうです。

 ちなみに、カオルが真那を落としたシーンは見事、というか恐ろしかった(笑)し、カオリが「お腹が減った時は僕をお食べよ!(意訳)」などと言い出したのも衝撃的(笑)でしたが。

 鋭太は愛衣にそそのかされてハーレムを作ろうなどと考えているのですが、そこはそれ鋭太は鋭太、妙に真面目と言うか偽悪的というか。しかもカオルにそう問われて、「『偽悪』どころか、『真の悪』なんじゃないか?」などと言っていますし。
 つまりは、らしいというのはそういう、わかった上で妙なことを始めるところです。

 そして、自身の目標のこともあり、生徒会長に立候補などすることに。

 ところで、わざわざ上で指摘した姫香の分析は、例えば、鋭太がハーレム計画について告げたときのこと。
 姫香は、真涼を「今度こそ『本物の彼女』にしてあげて」と言うのです。それは、真涼が不安定だからだし、千和についてはむしろ振るべきだ、と。

「チワワはもう安定している。良い意味で『普通の人』。エイタと結ばれなくて一時は落ち込むかもしれないけど、ちゃんと別の恋に走り出せる」

(p162)

 また、この時もそうでしたが、千和に対して同じような話をした時も、千和の指摘にこう答えています。

「否定。むしろわたしが間違ってた。考えを改めなくてはならない」

(p233)

 つまり、常に状況判断の方向修正を行なえる柔軟性もあるということですね。

 そして、真涼。と鋭太。
 この二人が、奇しくも時をほぼ同じくして極めて近い結論に達している、というそのシンクロニシティはやはり、何か運命的なものが見えてくる演出と言えます。

 ある日鋭太の所に突如、客人が。それは誰かというと、行徳寺ソフィア。つまり、真涼の母です。彼女は、以前鋭太と真涼がこっそりと姿を見に行ったとき、そのことに気づいていたのです。いやさすがにあれを一発で見抜いたわけではないようですが(笑)。
 そのソフィアさんが言ったことが、鋭太に衝撃を与えました。
 彼女と、元夫が、どうして真涼に対しあのように接している、つまり政略結婚などさせようとしているのか。それは、正に真涼の幸せを考えてのことだった。
 別れたことを非難する鋭太に、彼女は言いました。「私たちは燃えるような恋をしたから失敗した」と。続けるソフィアに、鋭太は既視感を覚えます。

「恋愛の熱はいつか冷める。情熱を永遠に燃やし続けることは誰にもできない。ならばそれを織り込んだ上で人生を設計すべきだと、彼は言いました。人生における恋愛要素の排除。私もそれに賛同し、夏川の家に残ることが真涼の幸せだと決意して、あの子の前から去ったのです」

(pp200-201)

 物語の始まりから、主人公である鋭太、そして彼が出会った同類の少女真涼が共有していた「恋愛アンチ」。その考えこそが、鋭太が不幸と考えていた真涼の状況を作る根拠だったわけです。
 これは、物語そのものの大転換の瞬間と言っていいのではないでしょうか。

 一方の真涼は、もうここしばらく、姫香は「不安定」と表現していますがそんな穏当な言葉で表現し切れているのか疑問なくらい奇行に走っていますが、その延長で起きたことが同じく真涼に衝撃を与えます。
 鋭太と二人で街を歩いていたときに出会った学校の先輩、生徒会副会長に、「『恋愛脳』みたい」と言われてしまうのです。
 この時、真涼の中で何が起きたのか。それは一言で言うと、自分の中にあるものを、全て認識したということではないでしょうか。矛盾するものであっても説明はつけず、そのまま。あるものはある。そういうものなのだと。

 現在鋭太の目標である生徒会長への道。その具体的な第一歩である立候補の表明の挨拶の日、真涼は、それこそ全力で「自らを演出する乙女」として出現し、立ちはだかりました。

 いいぜ。それでこそ真涼だ。
 わかったよ。よくわかった。
 偽彼氏は上手くいかなかった。部活仲間でもぎくしゃくした。もちろん本物の彼氏彼女になんか絶対なれっこない。
 俺とお前が一番しっくりくる関係。
 それは──敵だってことか。

 これがあるべき姿なのよ、鋭太。
 彼氏でもなく、偽彼氏でもなく。
 友達以上で恋人以上の関係、汝の名は“強敵”。

 なんかここだけ抜き出すと「以上」が続いて誤字のようですが、ともあれ、ジョナサンとディオのような(笑)、そんな関係こそが真涼の出した答えだし、鋭太も瞬時に理解し、受け入れています。

 物語が始まってからずっと抱いてきた信念が崩れさったその時、彼らが見つけた答えがこれでした。
 そして多分、これが二人の正解なのでしょう。

 なんとなれば、千和がこう感じているからです。

 どうしてえーくん、笑ってたの?

 夏川だってそう。
 あんな晴れやかな笑顔で、えーくんのこと見つめて。
 彼氏彼女だった時よりも、よっぽど仲良さそう。ううん、仲が良いとかそんなんじゃない、二人にしかわからない世界に行っちゃってるように見える。

(p250)

 千和の立ち位置から本当に感じた危機。それこそが真涼の復活を示しており、しかもそれは以前のような消去法的にたどり着いていた空疎な姿でなく、真に生きている真涼であることも意味しています。
 千和が感じたことだからこそ、その宣言になり得る、というわけです。

tag : GA文庫 裕時悠示

独り言: 身代金ってイスラム的にどうなんかなァ?

 いや、詳しいわけじゃなくうろ覚えだし、面倒なので調べてもいないんですけどね。
 イスラム、だかアラブの教えとかで、利子みたいなのって許されないんじゃなかったかな、と思って。それで、銀行業(つまり借りた金で金貸しをする)が中々できなかったとかいう話を聞いたことがあるような。

 人質をとって身代金を要求するのって、カネが流れる方向は逆だけど、それはつまりマイナスの金利を主張しているということで、イスラム?の教えに反するんじゃないの?

 異教徒が相手ならいいのかな。そういえば銀行とかもそれで切り抜けたんだったような気がするようなしないような。
 異教徒相手なら何をしてもいいってのなら、先日批判したキリスト教と考えることは同じなんだな。まあ、所詮源流は同じなんだし、やっぱりそんなもんか。

 やれやれ。

独り言: パリのテロ事件で色々思ったこと

 パリでのテロについては先日やその他にもコメントしましたが、そういうことも含め、もっと広く何となく感じたことについて、ざっと書き連ねてみます。

○ ヨーロッパ
 というか、イメージしているのはキリスト教圏なんですけど。
 今回わかったのは、彼らの言うことは結局、彼らの自由、彼らの理想、彼らの正義なのであって、それらは彼らのルールで決めるのだ、ということです。
 しかも、押し付けがましい。
「我々はこんな間違いをした、だから反省している」
「そりゃ殊勝な心掛けだ」
「ついてはお前等も反省しろ」
「えっ」
「えっ」
ってな感じ。
 歴史の中で色々学んだようではあるけれども、「自由」とかについても、結局同類の間で取り決めをしただけであって、他者は想定していないというわけです。
 ただ、ユダヤについてはちょっと例外かも。
 しかし、それを例えば「それはナチスのお陰」などのように表現する自由は、ヨーロッパにはない。

○ アメリカ
 以前何度か、新興国で青二才のアメリカが勝手な理想を振かざして迷惑、みたいな話をしましたが、その時、ヨーロッパは歴史があるからみたいなことも言いました。
 しかし、実際にはこんなもんだったんですね。強いて言うと、仲間内での調整は少し進歩した。
 で、イスラムについては逆に、最近学んだばかりのアメリカの方が少し冷静なようにも見えますが、しかし、実はただ単に、巻き込まれるのを嫌がって逃げ腰なだけなのかも?

○ イスラム
 以下は全くの想像なんですけど。
 これまでのコメントでも、言論に対して暴力ってのは……という論調はやはり基本にしていました。しかし考えてみると、これももしかすると不適切なのかも。
 彼らの考えでは、例えば、生と死は我々が考えるよりもシームレスなのかもしれません。そして、その世界そのものを司る法則であるところの神やその教えを伝える預言者の方が、大切である、とか。
 ここで、SF的な想像をしてみます。爆発など伴うものではないが、局所的に自然法則そのものを破壊してしまう兵器が開発されたとしましょう。核爆弾などと比べ、どちらがより脅威か?

○ 日本
 以前述べたようなことを考えてみるに、ヨーロッパ辺りと比べると、宗教的な成熟度は日本の方が高いなと思います。
 日本では、そもそも具体的な教えそのものを排し、というか共有することを放棄し、感覚的な部分だけを基盤としたように私には見えます。前の例で言えば、OSとアプリケーションのように。
 ただ、ではそのような日本式のやり方で解決がはかれるかというと、まあまず無理でしょうね。これはこれで、かなり厳しい条件をクリアしないと成立しないし。
 ところで、では日本では今回のような問題が起きるかどうかですが。
 かなり危ないんじゃないでしょうかね。そう私は思います。何故なら、まあ中世や近世辺りまではおくとして、日本には海外の考え方を、あちらでこれはダメだとわかった頃に周回遅れで、無思慮に、わざわざ改悪して導入するという悪習がありますから。
 もしかすると、世界中が平和になった頃に日本にだけ紛争が残る、などという笑える未来が待っているかも。
 ……勿論冗談ですが。それよりもむしろ、無くなっている可能性の方が高いんでは。

アニメ: 2015冬アニメ感想(2)

 今週のアニメ感想です。反省した筈なのに、また何だか長くなってしまいました。
 みんなA/Zが悪いんや。

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tag : アニメ

アニメ: 2015冬アニメ感想(1.1)

 先週のアニメ感想、のおまけです。アニメそのものでなく、関連するもの、主に原作小説について。

○ 『銃皇無尽のファフニール』, 『アブソリュート・デュオ
 何だかこの二作、原作1巻の表紙が妙に似てる気がするんですけど(笑)。
銃皇無尽のファフニール1 ドラゴンズ・エデン (講談社ラノベ文庫)
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○ 『冴えない彼女の育てかた
 これの原作小説なんですが……。
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 著者の名前をどっかで目にしていたので気にはなっていたんですよね。買おうと思ってわざわざ本屋に行ったこともあります。
 ただ、手にとって裏表紙の解説を読むとつい棚に戻してしまう、ということの繰り返し。
 うーみゅ。

○ 『新妹魔王の契約者
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 まことに個人的な感想なのですが、実はこれ、アニメにならない方がよかったな〜、などと思っていたりします。なんでか。
 この話、結構エロ成分多めでできあがっていますよね。いや、単にエロいという話ではなく、というかそれもあるんですが、エロそのものが物語に組み込まれているというか。
 で、アニメにするとなるとどうしてもその辺りの表現が甘くならざるを得ないわけで。円盤になったとしても、です。小説で、妄想にまかせるからこそ、というのありますよね。更に言うと、そもそも読者にまかせてそういうシーンが飛ばされたりしますし。
 本作のようにそれがストーリーと一体になっていると、物語そのものが薄くなってしまいそうな気がして。

おまけのおまけ:
○ 『ソードアート・オンラインII』

 おまけの『かわはられき黙認 そーどあーと・おふらいん つー』では、回を重ねる毎に
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キリトの扱いがぞんざいになって来ている(笑)ような気がしますが、コメンタリでもキリト役の松岡さんがいじられまくっているのが(笑)。ま、いじ「め」られてるのではないようなのでいいんでしょうけど。
 コメンタリと言えば、BDではまだ≪ファントム・バレット≫編なので沢城さんがよく登場しているんですよね。2巻では音響監督の岩浪さんと三人。ちなみに3巻では原作者の川原さんと銃器の監修をしていた時雨沢恵一氏がやってきていて、彼等がよくしゃべってくれたお陰かだいぶ楽そうでした。

 で、2巻収録のコメンタリによると、沢城さんはもう、かなりあの業界では重鎮という感じになっているようですね。「大女優」と呼ばれているとか、恐がられているとか。大女優の方はどういうニュアンスなのかよくわかりませんけど。
 しかしそういう話を聞くと、「にゅ」とか言っていた頃が遥か昔の夢のように思い起こされます。
 ……あ、いや、もうそのまんま遥か昔と言ってもいいのかも。それによくよく思い出してみると、ぷちこって結構黒いキャラだったような気がしますし(笑)。

tag : アニメ

独り言: 虎穴に入って虎子を得たのは

 フランスでは、表現の自由の御幡のもと何やら色々行なわれているようで。

 で、結局あのテロの一番の被害者は誰かというと、ムスリムの人たちなんではないでしょうかね。
 元々のフランス人は、虎穴に入って、虎に殺された人もいましたがまんまと虎子を得たわけです。まあそう意図してのことではないとは思いますが。
 そして、ムスリムの、或いは彼等を支援する側の「表現の自由」は、制限されることになるでしょう。勿論、あからさまに弾圧などするわけもありませんが、彼等や支援者が発言しにくくなったりするでしょうね。

 具体的に何をしたか細かいところまではわかりませんが、多分悪ふざけだと思うんですけど、すでにそれで逮捕された者も出てきているようですし。

 まあ、やっぱり所詮彼等の理想は彼等だけの理想だった、ということで。

マンガ: 『あの娘はヤリマン』感想

 またまたねとらぼからですが。

 Webコミックサイト「少年ジャンプルーキー」に投稿された漫画、「あの娘はヤリマン」の内容が衝撃的すぎて、ネット界隈(かいわい)が騒然となっています。(略)
 作者はがちょん次郎さん。もともとpixivやTINAMIなどの画像サイトで公開していた作品ですが、今回あらためて少年ジャンプルーキーに掲載されたことでふたたび話題になっているようです。


 こりゃ確かに衝撃的すぎ!
 そして確かに少年ジャンプでどうなのか……(笑)。

独り言: 欧米人の言う表現の自由は弱い者いじめの道具なのか?

 パリでのテロに呼応して発生したデモには、370万人もの人が参加したという。これはもう古い情報なので、実際にはもっと多かったかも知れないし、各国の首脳も参加することで質量共に大規模なものとなった。
 彼等は「表現の自由」のために、と叫んでいるが、しかしそれは一体何なのか。

 遠く極東の片隅から見ていると、私にはこんな構図に見える。
 そもそも彼等「西洋人」が、欧州内や中東の方のことで反省したのか何やら自分勝手な理想をぶち挙げ、それに反対する者をナショナリストだの極右だのと呼んで封じ込めて、例えば、EUのような壮大な社会実験を始めた。自由と平等の理想に従って膨大な数の移民も受け入れた。
 しかし、その移民が気に入らないとなれば排斥運動を始める。
 結局、彼等の綺麗事に巻き込まれ、迷惑を被ったのは、主にムスリムの人たちではないか?

 デモの参加者が掲げる「表現の自由」にしても、そのような理想を掲げている割には、ここから先はいけない、と勝手に線を引く。例えばBBCがやっているように。

 彼等は言う。これは暴力ではないから、と。
 それで思い出したのが、バーミヤンの仏像の破壊だ。確かにあのような自分勝手な行為は許しがたいと感じる。しかし、今回の「風刺」は宗教を題材としたもので、元々形のないものだ。まして相手は、偶像崇拝を厳格に禁じる教えを信奉しているのではないか。
 であれば、それに対する口撃を暴力と区別するのは、表現の自由に対する冒涜ではないか?

 彼等の掲げる理想は彼等の理想であり、違う思想を持つ者の理想は「理想から外れている」。
 結局のところ、彼等のダブルスタンダードは、その偏狭さが昔から全く変っていないことを如実に表している。
 ならば、私も線を引こうではないか。

 このような記事があった。
 この記事では、「欧州の風刺漫画は「ヤワじゃない」」とし、対して日本のメディアは弱腰であるという。

 日本は、どうなのだろうか。2014年には、『美味しんぼ』(原作・雁屋哲、作画・花咲アキラ)の描写が問題になった。登場人物が福島第一原発の取材に行った際に、原因不明の鼻血を出す場面などが描かれたことに対して、読者から「風評被害を助長する」といった批判が出て、舞台となった福島県双葉町が出版社に抗議する事態になったのだ。出版社は、連載を続けるとともに、「ご批判、お怒りは真摯に受け止めて、表現のあり方を今一度見直していく」といった釈明を雑誌に掲載した。

 「原発問題でも、海外からたくさんの風刺漫画が送られてきましたが、奇形とか甲状腺ガンとか、それこそ『住民感情を損ねる』ようなものもありました。日本のメディアで掲載するのは無理でしょうね」と、山井さんは言う。

 山井さん自身、今回の原発事故が起きる前に、新聞の4コマ漫画で、サンタクロースが原発の煙突から入ろうとする絵を描いたところ、担当者から「煙突の煙が出すぎている」と言われ、煙の色を薄くしたことがある、と明かした。「日本のメディアは、批判が出る前に自主規制で文句が出ないようにする傾向がある」と言う。

 この件については後段でもう一度触れるが、ここでは反論をする。
 表現、言論の力には、強弱がある。どんな理想/綺麗事をこねくりまわそうが、言論の世界にも強者と弱者がいる。これは事実だ。
 例えば私がここで何を述べたとしても、多くの賛同者が出るとは思えない。所詮匿名であり、権威もなければそもそも海のものとも山のものともつかない、臆病な卑怯者だ。そして、何の間違いかもし仮に賛同者が多く集まったとしても、彼等を言葉巧みに煽動し先導し船頭を務める能力はない。そのことは、この稚拙なレトリックにも表れている。

 上記の記事の漫画は、強者が表現したものだ。そして、強者の掲げる理想のために利用され、攻撃に巻き込まれて被害者となったのは、弱者だ。フランスの風刺漫画でも似たような構図が見られる。巻き添えとなったのは、ムハンマドやその崇拝者だ。
 これは、強者によるただの弱い者いじめではないのか?

 表現、言論の強者が、弱者を嬲ることは許されない。
 私は、そこに線を引きたい。

 ただ、ここで心しておかなければいけないことがある。
 弱者は、彼(等)に対してて配慮を求める声に強制力が生じたとき、一気に強者となる。反転は容易で、これは、実際に我が国の中でも随所に見られることだ。
 そのような「強者」のためについ配慮してしまうことは、「弱者」となってしまった側には多々あるだろう。ただ、上記の記事で日本のメディアの自主規制が批判されているが、私は、それはやや違うのではないかと感じる。
 日本のメディアが批判されるべきは、本エントリで表現しているような意味ではなく、もっと物理的な意味での強者、例えば色々な意味での権力者に媚び諂い阿って「自主規制」する、そのような点ではないか。表現、言論の強者が権力者とタッグを組んで弱者の上に君臨するとは、一体何のためのメディアなのか。

 もう長いことアフリカで紛争が多発しているが、その理由を象徴しているのが、何カ所にも見られる、一直線に引かれた国境線なのではないかと思う。
 フランスで、テロにより人が殺害された。これは結局は、そのことと似通った問題なのではないか。
 その場所がフランスであり、また近年問題が多発している場所の一つがスウェーデンであるということ、これらもまた、象徴的であると言えるかも知れない。

 彼等の言う表現の自由は、結局のところ誰の自由なのか。
 そのような問いを発したくなる理由は、彼等の本質の部分にすでにあるのではないか。

独り言: とにかく凄い『Live2D Euclid』

 Live2Dからまたもこんな話題が。

 いや何が凄いって、こういうのを本気でやろうとすること自体が凄い。技術も大変なものなんでしょうが、個人的にはむしろそちらに感銘を受けましたね。
プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

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