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独り言: 日本企業のブランドに対する見方

 こんな話が。


普及したブランド名である「エネループ」を目立たなくすることや商品名より社名を押し出すことへの疑問の声が出ている。

 「きのこの山」で表現した人、素晴らしいです(笑)。
 この記事の中に「ナショナル」とか「松下電器産業」とか出てきていることで思い出しましたが、以前、「パナソニック」への統一について触れたことがありましたっけ。ブランドについては何度かこの本を紹介しました。
経営者の大罪――なぜ日本経済が活性化しないのか(祥伝社新書276)経営者の大罪――なぜ日本経済が活性化しないのか(祥伝社新書276)
(2012/06/02)
和田秀樹

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 今回の例に似ているので言えば、「楽天Edy」とかウザいなーと思います。なんでわざわざ言いにくくするかな。第一、露骨で押し売りくさい。

 ブランドと言えば、どこで誰が言っていたのか忘れましたが(↑の本かも?)、日本の銀行についても批判がありました。
 合併の度に新しい名前に変えてしまうせいで、すごく歴史の浅い銀行のように思われてしまい、特に海外で信用の面で不利になっているとか。

 なんというか、あらゆる面で日本というのは「無形物」を軽視しますよね。

独り言: またまたアベノミクスについて - 賃金とTPP

 所謂アベノミクスについては何度か触れたことがありますが、ちょっと補足のようなお話。

 安倍首相が経済3団体の首脳に賃上げ協力を要請したということがありました。なんだか、筋違いと言うか、そういうイレギュラーなルートで何か働き掛けをしないといけないということは、政策に欠陥があるということなんじゃないかと思うんですけど。
 それとちょっと関連のある話がありました。宮原耕治・経団連副会長へのインタビューです。
より。

労働側はデフレ脱却のためには賃上げが必要だと主張しています。

宮原:連合の方々とお話をしましたが、賃金を上げないからデフレになっているとおっしゃる。しかし、それは違うのではないでしょうか。デフレの原因は色々あります。総需要が足りないとか、金融緩和の度合いが足りなかったということも考えられます。賃金を上げないから20年来のデフレになったのではなく、デフレという現象があるから賃金が上がらない。逆なんですね。

 賃金については、ベースアップはもちろん出来ないし、定期昇給もすべての企業がそのカーブの通りに上げられるかどうかは分かりません。定昇の一部延期や凍結をお願いしなければならないところはあります。

最初に上がらなければならないのはやはり企業収益ですか。

宮原:そうだと思います。ただ、企業収益が上がっても従業員の賃金に全部いくわけではありません。

 個人的にはちょっとどうかと思う話ですが、こんなものですよね。ある意味当たり前。まあ、前の会談のときも、別にまず先に賃上げしろという要請をしたわけじゃないですけど、「来年まで待とうよ」という話もなんとなく予防線という感じだし、「賃金に全部いくわけではありません」というのは、ゼロってこともあるという意味にも取れます。
 ちなみに、

どこに投資をするか、何に投資をするか、確信が持てない状況だと思います。

というのは、文脈からすると、間違っても人に投資することはないよ、という風につい読んでしまいます。
 予想通りではありますが、企業のこういう姿勢からすると、やっぱりインフレから景気回復へという流れはムリっぽい感じですね。値上がりを見越して先に消費なんて、昭和時代じゃあるまいし。

 さて、今回はもう一つネタがあります。TPPです。
 今朝(2013-02-28)の日経新聞より。

TPP急加速(3) 保険「決着済み」の誤算

 環太平洋経済連携協定(TPP)に関する先の日米首脳の共同声明で、米側は日本の「保険部門」を懸念事項に挙げた。日本側の反応は大きく2つに分かれた。
 まずは驚きだ。声明は米政府が挙げてきた3分野の課題のうち自動車、保険を残す反面、牛肉の文字が消えていた。牛肉と並んで保険も決着済みと踏んでいたかんぽ生命保険の幹部は「がん保険だけじゃなかったのか」と肩を落とした。TPPの旗振り役である経済産業省の幹部も「あとは自動車だけだと思っていた」と誤算を認める。

 一方、政府内では米国の出方に冷めた声もある。TPPの交渉に入ると全体の調整役を担う外務省の幹部は「米国はかんぽ生命の新規業務をとにかく認めないという原理原則をまったく変えていない」と語る。

何をどのように明示すれば、米国は納得して日本を受け入れるのか。政府はTPP参加を前提に、米当局の真意を改めて探り始めた。

 これも同じく、こんなもんですよね。
 これまで、ほぼ農業対製造業という対立を主軸に報道していた日経ですが、TPP参加が濃厚、というか本決まりみたいな雰囲気になってきたら色々出す出す。梯子を外す、という感じです。

 あとは個人的に法律の関係者から聞いた話ですが、TPPで日本の司法制度は崩壊するという声もあります。まあ、そういう職の人から見れば安倍首相は売国奴、ということらしい。法関係と言えば、昔それで「TPPに便乗したビジネスを考えた (アメリカ視点編)」と題するエントリを書いたことがありましたっけ。
 実際、前の安倍政権のときもそうだったから今回もそんなもんだろうと思っていましたが、彼は首相になった途端引っくり返しますよね。今回は経済で、何だか竹中平蔵とかそのお仲間を引っ張り出したりしていますし。
 予測の範囲内なんで、別に裏切られたとは思いませんでしたが。私だって一応学びますから。

 ところで私は最近、経済についてはかなり異端になってきました。円高に対する見方は前から世間一般とだいぶ違っていましたが、他のことも色々。でも考えてみると、アダム・スミスに近くなっている気もします。
 ま、所詮片手間で妄想しているだけですけど。

独り言: メディアに覚える強い「違和感」

PCなりすまし事件の真相「誤認逮捕」今度は大丈夫?学習院中高出身 のネコ男を新聞・テレビに「売った」警視庁  | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]

 逮捕と同時に容疑者の私生活を盗撮した映像・写真が氾濫する。そのことに強い違和感を覚える。捜査情報をリークした捜査当局と、その〝広報機関〟と化したメディアに、あの「誤認逮捕」の反省はない。

 いや、よく言ってくれました。まさにその通りです。私も、非常に強い「違和感」を覚えます。
 例えば、こんな報道とか。

 逮捕前日、自らが報道機関に尾行されていることも知らず、東京・浅草の「猫カフェ」でくつろぐ容疑者の姿。NHKなど、大手メディアで紹介された「PCなりすまし事件」の真犯人、片山祐輔容疑者(30歳・以下呼称略)の映像や写真に驚きを覚えた人も多いのではないか。

(強調は引用者による)

 ……「真犯人」? 警察どころか裁判所からもリークがあったんでしょうか? 裁判の前から?

 警察の捜査を嘲笑い、ついに逮捕された片山とはどういう人物なのか。

(強調は引用者による)

 彼が「嘲笑」った、と? 呼び捨て?

 このように一見、真面目に働いているように見えたが、その陰で片山の心には再び「世間を騒がせて認められたい」との思いが募っていく。

 ドキュメンタリのようですが妄想ですよね?

 そもそも今回も誤認逮捕だったらどうするのか。警察とメディアは、これまでの冤罪事件のいったい何を反省したのか。

 そうですよねー。

 容疑者逮捕のきっかけは、片山が現実世界に残した痕跡だった。

(強調は引用者による)

 彼が残した、と?

片山がわざわざ江の島に出向き、新たな犯行声明を送りつけなければ、事件は袋小路にはまりこんでいた可能性が高い。

(強調は引用者による)

 彼が(以下略)。

 よく「人の振り見てわが振り直せ」と言います。つまり、「人の振り」というのは重要な教訓である筈なのですが、現代には豚に真珠だったようです。
 ……いや、違いますね。メディアに対する批判なので、自身もメディアである現代には「人の振り」ではない、ということでしょうか。

 やれやれ。

PCで: Firefox OS と「銃社会」

 これまで私はここのブログで、所謂BYOD、日経がよく使う言葉では「私物解禁」について批判してきましたが、その理由としては、主に以下の二点があります。
  • ホットな話題としては"D"(Device)はスマホであり、スマホのセキュリティなんぞ私は信じていない
  • 日本企業の場合、どうやら業務の効率よりも経費削減を目的としているようなので、技術的な面の対応をするとは思えない
 言ってしまえばどちらもセキュリティなんですけど。

 さて、一般紙でも大きく取り上げられるくらいのニュースとなったFirefox OS。見てみたのはここここくらいであまり調べたわけでもないんですけど、ちょっと気になるところが。
 まあ、そんなレベルで何か言うのもアレなんですけど。

 何かというと、オープンである、というところです。

 何だかんだ言っても結局のところ、ITセキュリティの世界ってのはすでに、誰もが武器を持っているんですよね。
 住環境の世界では、例えば日本のように武器の所有が厳しく制限されている社会もあり、アメリカのように銃などがある程度許容されている社会もあります。で、どちらでもそれなりに秩序が成立している。
 しかしこれは、初期値によって定まった方向にずっと進んできたからであって、そうほいほいと変えられるわけでもありません。例えば、アメリカで銃を規制しようとしても、すでに大量に存在しているそれらがある限り、個個人が選択するのは銃を持ち続けることでしょう。

 そして、ITのセキュリティの世界では、すでに「銃社会」が成立しています。そういう中で日本的なポリシーを取ろうとしても、安全の確保は困難です。Androidはもちろん、iOSだってAppleの目に隙があることは知られています。
 ならば、これまでスマホの世界で存在感を持ってきたOSのように、日本の社会のような高度な規制を実施しようとしても、これも同じように、安全の確保は期待できないのでは。

 これまで例えばPCのWindowsのような世界でイタチごっこをしつつ進歩してきたセキュリティですが、スマホの世界では、その導入はおろか車輪の再発明も抑えられてきました。
 しかし、もしかしてもしかすると、Firefox OSの世界は、これまで馴染んできたような、過酷ではあっても自衛の手段もある、「銃社会」になるかも知れません。
 そうであった場合、スマホのようなデバイスでも、進歩が加速されるかも知れません。

 まあその辺りは、Mozillaがどのような方針で行くのか、そこにかかっているわけですが。
 さて。

アニメ: 2013冬(年初)アニメ感想(8)

 今週のアニメ感想です。

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 第7話「暗闇で飛鳥がチューチューされちゃうそうですよ?」
 次回予告がこんなですが、

mondaiji7_preview1.png
「胸の中、暑い〜」
「ずっと閉じ込めてたものね。ごめんなさい」
mondaiji7_preview2.png
「あっちは涼しそう」
mondaiji7_preview3.png

これは本編で飛鳥がこのちっちゃいの(とんがり帽子?)を守って戦ったシーンで胸の間に押し込んだことに応えたものでしょう。
 スポンサーを表示するときの背景ってどの番組も最近結構遊びが多いものですが、やっぱり、作中でも飛鳥と比較されていたコレ↓がいいですよね(笑)。
mondaiji7_sponsor1.png

まおゆう魔王勇者 第八章「剣を取って、我が主」
 今回の興味深い台詞。勇者がとあるかなりうまい話を持ちかけたときの青年商人の反応と、勇者の説明です。

「対価は?」
「んー……。商人は、何でも損得で切り分けて考えるんだよな」
「ええ」
「だからみんなは、業突張りだとか儲けることしか関心のない化け物とかって言う」
「……」
「けど、あいつを見てると、そんなことはないんじゃないかと思うんだ。誰よりも賢く、誰よりも真面目に損得勘定してる商人は、もしかしたら世界で一番最初に、損得では割り切れないものを見つけるかも知れない」
「勇者……」
「俺にもそれを見せてくれ。それが対価だ」

 ところで、いいシーンではありますが、ついこんなことを考えてしまいました。
 つまり、ここで勇者が言ったこと自体が、「損得では割り切れないもの」をすでにある程度わかっているから出てきた言葉なのではないでしょうかね(笑)。

 さて、次回は多分、必見のあのシーンがあることでしょう。

ビビッドレッド・オペレーション 第七話「ゆずれない願い」
 まるで絵に描いたようなフラグですね……。

vividred7_dinner1.pngvividred7_dinner2.png
「早く帰ってこないかなー、みんな。」

 ……絵に描いた作品ですけど(笑)。

gdgd妖精s 第7話「タラタラ」
 「幻惑のトイズ」って……そうか、コロコロの声はアルセーヌの中の人だったのかー。

僕は友達が少ないNEXT 第7話「お兄ちゃんだけど愛さえあれば妹が増えても関係ないよねっ」
 やっぱり、つい理科に目が行ってしまいます〜(笑)。

(理科も見た目は可愛いし、可愛い服も普通に似合うと思うんだけどなー……)
haganain7_rika1.png
haganain7_rika2.pnghaganain7_rika3.png


琴浦さん 第6話「夏休み!」
 あのEDテーマ曲は一体なんだ(笑)。

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる #8「映画館Wデートで修羅場」
  これは説明がちょっと足りなくて難しいかも知れませんが、あの映画館の「本日絶叫イベント」とは、映画を見ながら騒いでもかまわないというイベントデーだったりします。
 で、やっていた映画『アシュラ・ファイト』では、エイジ・チナ・アミという三人の人物がまるで鋭太達のような関係で(笑)。映画を見ながらの登場人物への応援(?)も現実と区別がつかなくなってきます。特に、

「幼なじみってだけでデカイ顔してる女なんかブッ飛とばしちゃいなさい!」

「幼なじみにすらなれなかった女の子の気持ちなんて、あなたにはわかりっこないわ!」

この後者の「幼なじみにすら」というのはとても悲痛な叫びでした。
 後で

oreshura8_ai1.png
「なんでも、ないから」

と言った愛衣。そして、次回は……。
oreshura8_ai2.png

tag : アニメ

ポルノ: 『女子中学生・肛門露出調教日記2』他一作 - 『蕾秘』Vol.02より

 蕾秘Vol.02ですが、Vol.01に続いてやっぱりこちらも裏表紙のイラストの方が個人的には好みですねー。
マニアックノベルハード蕾秘2 (SANWA MOOK)マニアックノベルハード蕾秘2 (SANWA MOOK)
(2013/02/20)
紙魚丸、卑影ムラサキ 他

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reich02_rcover1.png
 もしや前の巻でそういう声が多かったのか、それともただ単に勿体ないからか、Amazonでは02の表紙イラストを表裏一度に紹介していますね。

 さて内容ですが、Vol.02も前巻と同じく五作収録です。
  • 『La croix de chrysantheme 〜放課後汚辱百合倶楽部〜2』
    作・卑影ムラサキ 画・菊水
  • 『アヌス+淫殺』
    作・翠川登志 画・菊一もんじ
  • 『地下室の少女たち ≪後編≫』
    作・柚木郁人 画・墓場
  • 『僕っ娘同級生おパンツ交換遊戯』
    作・遠野渚 画・金襴緞子
  • 『女子中学生・肛門露出調教日記2』
    作・鳥山仁 画・抜天
 で、今回はこのうち、タイトルに書いた『女子中学生・肛門露出調教日記2』ともう一作、『アヌス+淫殺』をご紹介。

 まずは『アヌス+淫殺』から。
 中学一年の樹璃は、ちょっと気になっている少年怜人とともに交通事故に遭い、いきなり死んでしまいます。
 で、ブレーキの壊れた(壊された?)自転車で突っ込んだ車の助手席には、高校2年の美央が乗っていたんですが、一体どうしたことか、気づいてみたら樹璃の魂が美央の体に入っていました。

 主観的には一気に成熟した体に戸惑う樹璃ですが、実は、美央の体は兄の航一郎により、長い年月をかけて牝奴隷としてアナル調教・開発されていたのでした。航一郎は、美央が記憶を失ったふりをしているのではないかとか疑っていて、入れ替わる前のように責めてきて……という話です。

 こういうことをほとんど何も知らない中1の少女が、アブノーマルに開発され切った肉体にいきなり放り込まれてしまうというシチュは、なんか実にいいとこ突いてますね。

 ところでこの『蕾秘』ですが、巻末に執筆者募集の案内があり、募集する作品についての要項にこんなのがあります。

(5) 物語の冒頭に、読者または主人公が「そんな馬鹿な」と思ってしまうような、理不尽なシチュエーションを導入してください。展開に関しては、リアリズムを要求しません。

 なるほどー(笑)。

 さて続いて、『肛門露出調教日記2』の方。
 前回の話に登場して亜里砂に興味を持った舟木氏が、亜里砂とのつながりを求めた交換条件として、娘の愛美を孝史に貸し出すと言い出しました。
 ……しかしですねぇ。
 舟木氏は「寝取られ」が大好きで、ならば自分の娘を他人にどうこうされるのは、むしろ嬉しいんじゃ? 全然交換条件じゃないんじゃ? という気が(笑)。

 ともあれそんな経緯で愛美と会うことになった孝史ですが、彼は別にロリ好きではあっても無理矢理するのは好きではない。ということで、一応ちゃんとその辺り、父親に強要されてやってきたのだったら話はなかったことにすると伝えるのですが……。
 大体、前回のときも、女性は全裸という規則になっている撮影場所にやってきていましたし、そのときの様子からして、ねぇ(笑)。案の定、処女のくせにかなりの強者の愛美。人がセックスしているのを見るのが大好きで、

「愛美ちゃん、他の人がセックスするところを見るのが好きなんでしょう?」
「あの……はい。好きです」
「他の人がセックスするところを見ながら、オナニーするの?」
「は、はい。……恥ずかしい」
「一日に何回ぐらいオナニーするの?」
「あ、あの……回数は分からないです」
「そんなに? 毎日するの?」
「はい。家に帰ってからすぐと、寝る前に一時間ぐらい……毎日ずっとオナニーしてます」

こんな感じ。なんと、自分の母親のエロ動画もオカズにしています(笑)。

 で、亜里砂との行為を見せてあげるし、愛美の性感の開発も早速始めることに。
 体育座りのような格好で縛り付けて、他人の手で「性的な意味で」身体を触られ無理矢理何度もイかされることを教えたり、下半身裸でコートを着ての外出、野外でのオナニー、等々。

 しかし、それと同じくらい亜里砂もです。
 つまり、そうして孝史が愛美をどうこうすることは亜里砂にとってとてつもなく興奮する「寝取られ」なのであり、これまでにないくらい派手な絶頂を繰り返すことに。

 そして〆は、亜里砂の愛液にまみれた逸物を愛美に掃除させます。

 黒髪の少女はカメラをトイレのタイルに置くと、湯気を上げる肉棒に片手を添え、亀頭を口に含んで別の少女の淫汁を舐めとった。


 中々に素晴らしい展開ですね(笑)。
 というわけで、前回に続き今回も、早速続きが気になっていたりします。

tag : 蕾秘

独り言: PC遠隔操作事件の「関係先」とCompanyName

 昨日のエントリで、ウイルスから片山容疑者の派遣先の会社に関する情報が得られたみたいな報道に対し、何のことなのかわからんとコメントしましたが、その辺りちょっと試してみました。

 まず、Windowsのプログラミングはよくわからないので、手持ちのLinuxマシンにMonoを入れて、適当なC#のソースを見繕って.exeを作ってみました。
 で、ファイルをダンプしてみたら、こんな文字列が。UTF-16かな。
00001f60: 01 00 43 00 6f 00 6d 00 70 00 61 00 6e 00 79 00 : ..C.o.m.p.a.n.y.
00001f70: 4e 00 61 00 6d 00 65 00 00 00 00 00 20 00 00 00 : N.a.m.e..... ...
 他にも色々ありますが、とりあえずはこれに着目。
 ぐぐってみたら、こんな感じで表示できるようです。
$ csharp
csharp> using System.Diagnostics;
csharp> FileVersionInfo myFileVersionInfo = FileVersionInfo.GetVersionInfo("xxx.exe");
csharp> myFileVersionInfo.CompanyName;
" "

 何の設定もしてないので空白が出ただけですが、環境設定によっては何かが書いてあるののでしょう。手元にあったWindowsの.exeファイルを色々試してみたら、なんか表示されたのもありました。
 例えば、ここに会社の名前とか入ってたんでしょうかね。あとは、その会社にあるPC毎にちょっとずつ違う情報がここかまたは他の場所に書いてあったりしたのかも知れません。

 まあ、こういうのもあったのかー、ということで。

独り言: アシストロボットで蘇ったトラウマ的シーン

 こういう報道がありました。
 テレビのニュースでも見ましたが、素直に評価したいものです。が、どうにもタイミングが悪いですね。非常に個人的な事情で。

 なぜかというと、どうしてもこれ↓を思い出してしまって……。
robotics16_robot1.png
(ROBOTICS;NOTES #16「巨大ロボットが、大好きです」より)

独り言: PC遠隔操作事件の「錯綜」

 誤認逮捕の末の警察による冤罪事件を引き起こすきっかけとなったPC遠隔操作事件ですが、未だにどうにもすっきりしません。何だか情報が錯綜している感があります。

 まず、犯人(冤罪事件でなく遠隔操作事件の)については、個人的に次のどれかではないかなーという想像をしていました。
  • (1) 技術は中程度よりちょっと下。動機/目的は掲示板への書き込みで、匿名化のために他人のPCを踏み台にしていた。メールにあったような動機は後付け。ウイルスをわざと残したなども、見つけられてしまったミスを取り繕うための言い訳。
  • (2) 技術は中程度。動機/目的はメールにあった通り。Torの使い忘れなどのミスはあった。
  • (3) 技術はやや高い。Torの使い忘れのようなミスやJPEGのメタデータの誤りらしきものも全て意図していたもの。
 で、(2) が一番ありそうかなーと思っていました。(1), (3) はそこから下や上へ振れた場合。
 (2)だと思ったのは、ウイルスを調査した結果を読んだ感触からです。結構雑なところはある。しかし、自前で作ればウイルスチェックソフトからは見つけられにくいことはわかるので、そのくらいは気を使う。動機については、まあ何となく。
 そういうわけで、逮捕されたらさっさと罪を認めるだろうと思っていましたし、片山容疑者は犯人だとも思っていたので、これで色々明らかになるかな、と。

 ところで、片山容疑者が犯人だと思った理由については、警察による逮捕です。
 今回真犯人を逮捕することには、真犯人を逮捕することよりもずっと重要な「警察のメンツ」がかかっているからです(ややこしい)。
 そして、逮捕されたらさっさと罪を認めるだろうと思った理由は、これはこれまでにも使っていた表現ですが、犯人の方から警察の得意分野に歩み寄ってくれたからです。
 これは自首に近いのではないかと思うのですが、そういう解釈は報道機関には見られませんね。殆んどが、調子に乗ったからだという解釈をしているようです。私と同様の解釈はIT系の報道でしか見ませんでした。

 ところが、実際には彼は犯行を認めていない。
 これは、(2)ではなく(1)で、結構悪あがきするタイプだったのか。しかし、前回彼が別の事件で逮捕されたときにはさっさと認めていたらしい。

 ここで、片山容疑者が犯人であると思われる理由については様々な証拠が報じられています。色々な写真、人形の購入、そしてFBIからの情報など。
 特に最後のものについては、これまで「関係先」(報道によっては「関連先」)という謎の表現が使用されていましたが、今日の報道によると、どうやら彼が働いていた会社のPCで作成したことを示す情報がDropboxにあったウイルスより見つかったようです。これはかなり重要な証拠です。
 ……相変わらず、どういう情報なのか、報道ではさっぱりですけど。

 ところが、どうにも「錯綜」していると思わせることも。
 一つは、警視庁による情報公開です。情報を詳細に公開することで、「有力な情報提供の促進に資する」と考えたからとのこと。これは、片山容疑者を犯人と考えるだけの情報が足りていないのかという見方もできますが、まあ、情報は多いに越したことがないので、追加で提供を求めてもおかしいというほどではない。
 もう一つは、片山容疑者の弁護人による説明です。特に、この辺り。

当初は半信半疑でした。新聞には決定的な証拠があるかのように書かれていましたし。でも、取り調べで警察はそういうものを本人に示していないんですね。なので、接見の後、取調官に「もし決定的な証拠があるなら、早く示して欲しい。それで(否認しても)ダメだと分かったら、弁護人からも本人を説得しますよ」と言ってみたが、警察は「はい、分かりました」と言うだけ。「本当はそんな映像ないのでは?」とも聞きました。すると、「そういうこと(=決定的な証拠があるというような情報)はマスコミが勝手に書いているだけ」と。検事にも、「(本人が猫に首輪をつけたことを示すような)防犯カメラの映像はないのでは?」と水を向けたところ、沈黙しか返ってこなかった。
私がそう指摘した翌日は、取り調べもせずに捜査会議をやっている。その後も、彼が猫に首輪をつけたことを示す映像は本人に示されていません。報道でも、いつの間にか映像の話は立ち消えになりました。

実は、問題のウィルス「iesys.exe(アイシス・エグゼ)」に使われたプログラミング言語はC#ですが、彼は「僕はC#は使えない」と言うんですね。ところが、警察が最初に取った身上調書に、彼が使えるプログラミング言語が列挙してあり、その中にC#が入っていたそうです。彼は、C#は他人が書いたプログラムがあって、それが実行できるかどうか確かめろと言われて確かめたことはあるが、自分では書けない、と説明したそうです。そういう大事なことをさりげなく調書に入れ込もうとしていたことが分かったので、調書ができる時のやりとりはちゃんと記録してもらわないと危ない、と思いました。

 この最後の言語の話は数日前からネットで話題になっていました。彼が普段使っていたのはJavaだとのこと。

 私はC#はさっぱりなんですが、どうなんでしょうね。例えば、
  • (a) Linux上でのC言語とPerl
  • (b) LinuxとWindowsでのC言語
と言ったようなプログラミングを考えてみると、私の感触では、(b)の方が圧倒的に「違い」が大きいと思います。
 C#とJavaって、文法的にどうこうよりも、プラットフォーム的にどうなのかが気になります。

 そして、前述したような重要そうな証拠も、よくよく考えてみると実に曖昧な情報しか伝わっていません。片山容疑者の派遣先のPCで作られたらしいと言われても、ではどのような情報なのか? 報道機関が述べているだけであって、FBIの情報を直に見てこれは確かに、と納得したわけでもない。

 ふぅーむ。
 何だか、まだまだよくわかりませんね、この事件。
 容疑者は、真犯人がまたメールを送ってくれないかと言っているようですが、真犯人の目的が過去のメールの通り(つまり上の(2))だとすると、彼が有罪だとされるまでそれはないかも知れません。
 収束したものと考えるのは、まだちょっと早そうです。

関連項目:

創作観: 物語における「絶望」の描き方

 先日、アニメの感想で、『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』の真涼と『魔法少女まどか☆マギカ』のほむらに似ているところがあると書きました。
 ただ、それについてはただし書きを入れていて、二人の間には「薔薇と虞美人草」のような違いがある、としました。その原典はこの作品です。
さようならアルルカン (集英社文庫―コバルトシリーズ 52B)さようならアルルカン (集英社文庫―コバルトシリーズ 52B)
(1979/12/10)
氷室 冴子

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 この本の表題作の『さようならアルルカン』には、三人の特異なものを持つ、もしくは非凡な、高校生の少年と少女が主な登場人物として描かれています。主人公の少女も、決して平凡とは言えないでしょう。
 主人公の「私」(小田桐)はある日高校の図書室で、同学年の少年の宇野緒美と出会い、親しくなります。そして、彼が「私」と自分の共通点を表現したときの比喩が、薔薇と虞美人草でした。
 二人はいずれも『仮面の人生』を送ってきた。「私」は薔薇のように人を近づけず孤独を守っている。緒美は風の吹くままに揺れる虞美人草である。

 まあ、ほむらが薔薇はいいとしても、真涼が虞美人草はどうかという気もしますが、相手は限られていても一見まともに人付き合いしているということで。

 ところでそうすると、『さようならアルルカン』には、さやかも登場していることになります。
 真っ直ぐで「積極的」で正義感に溢れ、しかし絶望に敗けてしまった、柳沢真琴です。

 彼女を捜した。
 何をするというあてもなく、ただ彼女の姿を見て安心したかった。そのとき私は、彼女がこなごなに砕けてそこいらへんに散らばっているのではないか、と真剣に思ったほどだった。

(略)ふふ……ふ……長かったわねえ……十年ね。……十年も……私、むだに泣いてきたのね……いつか……いつかわかってもらえる……って……ふふ……」

 それが始まり──。
 その次の言葉を彼女がいうまでもなく、私にはわかっていた。きょうで終わりだ、と。
 彼女は崩壊した。

 その美しい輝きで「私」を魅了した真琴は、「自らにnot to beを命ずる道化者[アルルカン]になって」しまったのでした。
 それが中学二年の時。やがて「私」は真琴に意外な形で再会することになります。

 古今の様々な物語で、人は絶望して来ました。が、大概はそこから不屈の闘志で立ち上がったり、凄絶な死を選んだり、自らを守るために退行したり、あるいは翻って犯罪に手を染めたりしているように思います。
 考えてみれば、長く愛される物語というのはやはりそこに何か得るものがあったりするわけで、畢竟、絶望してそのまま潰れてしまう人物など残りにくいのでしょう。いるかも知れませんが、私などは文学作品を読みあさっているわけでもないので、ダイジェスト版の知識になると、そういう人物は省かれてしまうかも。

 しかし、私の思う「絶望」はやはり、「もういいや」というものなんですよね。最悪の形であっても行動したり、まして立ち直ったりするなどは何か違う。
 真琴の場合は、まだアルルカンであることを選びもしたし、「私」の手紙という鍵もありました。でも、方向性としてはやはり「これ」なんです。
 もう投げ出してしまい、「きょうで終わり」、と。

 それが表れているのが、以前書いた小説の『碧の森の住人たち』の譲の台詞です。

「譲さん! そんなことしたら、譲さんも捕まっちゃうでしょ!」
「私、もうね、そういうの、わりとどうでもいいのよ」
「──!」

 もう、どうでもいい。そのことを告げるのすらどうでもいいことで、自分の言葉でなくネットスラングですましてしまう。

 その表現の極致が、先に述べた『魔法少女まどか☆マギカ』の、さやかの魔女化のシーンだと思います。それを見たときの感想からちょっと引用します。

 酷いとか、怒るとか、恨むとか、そういうのは全てもうどうでもよくなってしまって、ただ、ああ、もういいや、と。
 私がそれを哀しいと感じたのは第三者が見ているからであって、そこには、哀しみすらないのではないでしょうか。
 それこそが、「心の死」なのかも知れません。

 魔女は、呪いで人を死に至らしめてきたようです。
 でもそれは、憎いとか、そういう、たとえ後ろ向きでも積極的な気持ちではなく、ただ、もういいや、何もかもどうでもいい、という気持ちに誘い込むものなのではないでしょうか。


 このシーンでさやかは「別にもう、どうでもよくなっちゃったからね」と言っていました。この作品では、そのとき一体何が起きるのか。
 アニメ作品なので、映像があります。再度、上記の感想のエントリから。
madokamagica8_dying1.pngmadokamagica8_dying2.png
madokamagica8_dying3.pngmadokamagica8_dying4.png

 これは多分、さやかの最も大切な想い出です。このとき、そういった、彼女を形作っていたものが崩壊していくのです。ここで描かれたのは、さやかの心のバラバラ死体とでも言うべきものかも知れません。

 ここでは、魔女化という現実の世界にはないことが起きているのですが、さて、それではこれは全くの架空の出来事なのか。何となく、これは現実に起きていることのようが気がします。
 これが私にとって「絶望」の描写としてとても印象深いものになったのは、やはり『さようならアルルカン』より得た印象と同質のものが行き着くところまで行った描写なのだ、ということなのだと思うのです。
プロフィール

水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

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