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ラノベ: 『パパのいうことを聞きなさい! 10』 featuring Miu #2

祝! マイエンジェル美羽様モデルデビュー!!
……え?
……あれれ??

 というわけで、以前レビューした第4巻に続き、今回も「featuring Miu」ということで、やっぱり美羽がメインヒロインだよね、この話!
パパのいうことを聞きなさい! 10 (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ)パパのいうことを聞きなさい! 10 (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ)
(2012/05/25)
松 智洋

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 今回も表紙からしてあからさまにそうなんですが。というか私、このシリーズは美羽が目立ってるのばかりレビューしていますね。
 それにしても、どんどん私は佐古先輩になっていくような……(笑)。そういえば私も「俊ちゃん」だし。
 いやいや、大学にそんな長くいたわけでは……わけでは……まあ、あんなに顔が広かったり怪しい人脈があったりはしませんでしたよ。

 さて冒頭。祐太のモノローグは、「『普通』とは何なのだろうか」で始まります。いつものことながら、冒頭の部分がメインテーマを表現していますね。
 春休み、みんなで出掛けた遊園地で、『アイドル発掘! スカウトキャラバン』と称するイベントをやっていました。その賞品に目を付けた美羽。それは沖縄旅行のチケットだったのです。実は、ここに来るまでに、春休みにはみんなで旅行に行くという選択肢もあったので、美羽はその賞品に目を引かれたのでした。

 結局その賞は諦めてしまったのですが、そのイベントを主催している芸能プロのスカウトマン、羽柴さんというのが登場します。彼はなんと、美羽や萊香さんに目を付けてスカウトしようとしたことがあったとか。勿論断られましたが。
 また出会えたことに感激した羽柴さんは、今度こそは逃がさないとばかりに誘ってきます。
 で、美羽が反応します。読者モデルの仕事。仕事ということは、給料が出るのか、と。

 イベントでは萊香さんと一緒にステージに立ち優勝確実かと思われたのですが、結果を見届けることなく美羽は去ってしまいました。最後に登場したのが、両親と小さな娘という「普通の家族」だったからです。
 そして、読モをやろうかと考えたのも、実を言うと、今回日本に来ているサーシャが見抜いた通り、「みんなのために、自分にできることがあったのが嬉しかった」からでした。勿論、母親のサーシャがモデルだったというのも理由の一つですが。
 その母親のことでも、美羽は、「あたしだけ、ママがいるから」と。
 いつも祐太にデリカシーがないと言っていますが、まさに美羽はいつでも気配り娘です。

 そんないつもの美羽ですが、一方祐太はと言えば、デリカシーの方はともかく(笑)、しっかり進歩の跡が見えます。
 例えば、美羽がモデルをやると言い出したときも、家にお金を入れる以外の理由がないのならとめるつもりでしたし。しかし、サーシャのことがあるなら、と春休みの間だけ許可します。
 また、美羽の意向に沿ってサーシャに秘密にしていたモデルのことを、やはり伝えるべきだと決断したのも祐太でした。
 そしてもう一つ。

 一度目の撮影で美羽(に加えて一緒にモデルをすることになった萊香さん)があまりにモデルとして素晴らしかったため、二度目のときは異例なくらい人がやってきます。お偉いさんぽい人まで。
 祐太は、リハーサルのあと、さあ本番というところで待ったをかけるのです。

 このとんでもないドタキャン、作中ではそこまで行きませんでしたが下手をすればお金の話にもなろうかというもの。幸い、サーシャがやってきて代りをつとめてその場は収まりましたが。
 では何故、祐太はそんな無茶をやらかしたのか。

 リハーサルが終わって休憩に入ったとき、美羽のためにドリンクを買いに行った祐太が、ふととある会話を耳にします。
 それは、美羽と祐太の関係から、例の飛行機事故に辿り着いたという、即ち美羽たちの家庭の秘密に辿り着いたという話でした。

「被害者の名前に小鳥遊って夫婦がいたんですよね……」
「美羽ちゃんのご両親かっ!」
「多分……それであの叔父さんが保護者じゃないかと」
「うわっ、悲劇の美少女っ!」
「ええ、それが悲しみを乗り越えて笑顔でデビュー!? 両親にこの姿を見せられなかったことだけが残念ですとか……それだけで特集の価値ありますよね」
「こいつはすごいことになったな!」


 祐太は懊悩し、そして決断します。

 一歩ずつ、ほんの少しずつ進んで、やっと形になりはじめた俺の家族。
 普通に笑えるようになった、大切な俺の三姉妹──娘たち。
 やっと、少しだけ『普通』になったのに。このままじゃ、まずい。
 どうする? どうしよう。この人たちが黙っていてくれても、誰かが気づいたら──
 立ち尽くす俺に、選択肢はたったひとつしか思い浮かばなかった。
 大切な大切な『普通』が壊れる音が聞こえる気がして、俺は駆け出した。三姉妹のもとに。


 ここで祐太は、もう一つ重要な判断をします。それは、キャンセルの理由を美羽には告げないことです。「悲劇の美少女だなんて、そんな風に言われたら、きっと美羽ちゃんは嫌がる」と。「そういう風に見られていることを、三姉妹には言いたくなかった」からと。
 そして、美羽がもっと大きくなってから本当にモデルになろうと決めたら、そのときは応援するから、だから今は自分の言う通りにして欲しい、と説き伏せます。
 祐太の変化もそうですが、この辺りに、築き上げられた信頼というものが感じられます。それがなければ、美羽は納得する筈がありがありません。しかし、「叔父さんはいつだってあたしたちのことを考えてる」と思っている美羽は、結局従うことにします。理由を聞きたがったのも、祐太に何度も謝らせたくなかったからです。

「判って……くれる?」
「……はい!」
 ほころぶような笑顔。心からの笑顔だと思えた。嬉しくなって、俺は彼女の頭を撫でる。
 美羽ちゃんは、照れくさそうに頬を染め視線をそらした。
「叔父さんってば……イヤだな……」
「えっ、ご、ごめん」
「違いますって……なんだかお姉ちゃんの気持ち、判っちゃいそうで、困りますよ」
「へ?」

 ……。
 「へ?」じゃねーだろ(笑)!

 なんだか美羽よりも祐太の話になってしまった気もしますが、やっぱり美羽の気配りは続きます。
 サーシャが美羽との話の中で、美羽の本当の父親のことを知りたいか、と訊いてきます。
 そこで美羽は答えます。

「あたしにはもうパパが二人もいるの。だから、三人目のことは聞かなくてもいいよ」

 それを告げることは、サーシャには辛いことなんだろう、と。だから、今はいい。知るべき時が来たら、その時知ればいい、と。
 別に実の父親なんかどうでもいい、というわけでもないのです。

 なんというか、どうしてそんなにいい子なんですか!? (いい意味で)

 この小鳥遊三姉妹、誰をとっても確かにいい子なんですけど、美羽のこの気配りは、知性と感性と実行力と、そして繊細さがあってこそという気がして、一番好ましい印象です。
 というわけなので、モデルデビューはなりませんでしたが、まあそれは別にどっちでもいいかな、という気持ちになりました。実際のところ、特にモデルになって欲しいというわけでもなかったし。

 と言った感じで10巻の話はおしまいですが、最後に一つコメント。
 話があらかた片付いたときのことです。

 三姉妹がきゃっきゃっうふふと楽しげにじゃれ合っている。すっかり俺が忘れ去られていて、寂しいぞ。すると、抱きついている美羽ちゃんが二人の背中に回した両手を俺のほうへ向ける。
「叔父さんも大好きですよ♪」
 おお、さすが気配り屋さんの美羽ちゃんだ。俺の存在をちゃんと覚えていてくれたらしい。
 とりあえず手を握ったらいいかな?
 差し出された手を握り返すと、美羽ちゃんは嬉しそうに笑った。


 …………「気配り」?
 まったく、祐太はいつまで経っても(笑)。

tag : 松智洋

歌とか: the songs dedicated to rainbow girls

 今年に入ってからのアニメから、お気に入りでよく聴いているアニソンを三曲ご紹介。

Happy GirlHappy Girl
(2012/02/08)
喜多村英梨

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(『パパのいうことを聞きなさい!』OPテーマ曲)

Lovely Girls Anthem(DVD付)Lovely Girls Anthem(DVD付)
(2012/02/08)
麻生夏子

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(『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』EDテーマ曲)

UNLUCKY GIRL!!(初回限定盤)(DVD付)UNLUCKY GIRL!!(初回限定盤)(DVD付)
(2012/05/30)
Sweety

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(『戦国コレクション』EDテーマ曲)

 いずれも、明るくて軽快で楽しげで、フレッシュな感じの調子のいい曲ですよね。
 ガールズっぽいのでは『けいおん!!』の曲なんかかなり聴いてますが、それとはまたちょっと違う、ちょっと等身大っぽい感じのする曲たちです。
 そういう意味では、『けいおん!!』の楽曲というのは、あれだけ色々あってもHTTらしさというのがどれにもちゃんとあったということです。それはそれでなんか凄い。

 そう思って見てみると、どれもジャケットというかブックレットがアニメキャラではないですね。それも『けいおん!!』とは対照的です。

 というわけで、最近のお気に入りアニソンから、ちょっと似たタイプの三曲を集めてみましたが、なんでこんなことをしようと思ったかというと、4月に始まったアニメの(ED)主題歌なのにやっと発売された『UNLUCKY GIRL!!』を今日ついに入手したからです。
 それだけです(笑)。

独り言: クレジットカードは解約しても有効

 先日、解約した筈のクレジットカードで引落しがありました。
 確認したところ、自動継続の支払いの場合、最初の時だけしかカードの有効性のチェックをしないために、解約後でも通ってしまうそうです。

 まあ、この件では、年単位の更新のとあるサービスを解約してなくて、新しい期が始まってしまっていたので、とりあえず今回は放置することにしました。大した金額でもないし。
 しかし、クレジットカードって解約した後でも機能するんですね。知らなかった。
 これは、情報漏洩なんかで流出したら、まあ使わないカードだから解約しちゃえーそうすれば安心、というわけにも行かない恐れもあるかも。何らかの理由で今回みたいに有効かどうかのチェックをすりぬけてしまったら?

 というか、そもそも解約した後でも機能すること自体何をどう考えてもおかしいでしょ。

アニメ: 2012春アニメ感想 (6) 主にさんかれあ

 春アニメ感想、その6です。先週書きませんでしたが。
 今回のレビューは、主に『さんかれあ』の先週の分についてです。

さんかれあ #7「おさな…なじみ…」
 すでに#8「偽りの…自由…」が公開済みですが、#7のインパクトが大きかった(笑)ので。あと、こうすればもっと良かったのになー、という思いも込めて。
 #7は、サブタイトルの通り、まさかのわんこ(こと左王子蘭子)一人称の思い出話です。
 以前、この作品は基本的には原作通り、ただしアニメの形態に合わせてちょっと入れ替えたりみたいな改変あり、というコメントをしました。しかし今回の話は、ほぼアニメオリジナルです。まあ、もしかすると漫画でもコミックスになってないところで番外編的に描かれていた可能性もありますが。
 基本的には、多分コミックス三巻収録の、小学生時代に千紘が野良犬から蘭子を助けた出来事を大幅に膨らませたものでしょう。

 蘭子は千紘の従姉妹で幼馴染みなんですが、なんということでしょう。蘭子の千紘への想いは、「一目惚れ」だったのです! しかも幼稚園の頃。おませさん(笑)。

「アタシとチヒロの出会いは、最高だった」
「アタシは王子様が現れたと思った」

 なんていうモノローグで表現されるくらいの舞い上がりようだったのですが、側にいるうちに程なくして、千紘の実像が見えてきます。

「アタシが見込んだ王子様は、実はただのゾンビ好きの変人で、面倒くさがりやで協調性のない、ヘタレの泣き虫だったのでした」

 そもそもの出会いで蘭子に千紘が王子様に見えたのは、迷い込んでしまった恐ろしい墓地から助け出してくれたからなのですが、墓地が平気だったのは、ゾンビ映画で見慣れていたのと、そもそも実家だったからというだけのことだったのです。

 二年後、出会いのときには蘭子の一家が千紘のところに行ったのですが、今度は千紘が蘭子のところへ行って再会。でも、最初の時蘭子は、帰る頃にはもう想いも醒めてしまっており、千紘がやってきてもそう楽しくもない。
 しかし、ここで例の、野良犬に襲われるイベント発生。
 ヘタレで泣き虫の千紘が棒を振り回し、蘭子を救ってくれたのです。
 ちなみに原作漫画によると、このとき千紘は、蘭子が持っていたゾンビのDVDに傷が付くことを懸念していただけのようですが(笑)。

 それで結局蘭子は、やっぱり自分は千紘が好きだったのだ、と。

 さて、元が原作の野良犬イベントである(多分)からには仕方ないこととも言えるのですが、どうせここまで話を膨らませるのなら、その「元」になったところにもこだわらなくてもいいのではないかな、という気がします。
 なんせ、原作では

「あの時 初めてチヒロのことカッコイイって思ったんだぞ」

と言っているので、この時点で、表現ではなく事実関係で重要な改変が行われているからです(蘭子が嘘をついてなければ)。

 この話は、墓地という恐ろしい場所から千紘が蘭子を救い出してくれたことを出発点とし、一度は幻滅しても最終的に、ヘタレで泣き虫でもやっぱり千紘が好きだと気付く蘭子、という構造になっています。ならば、幻滅してしまっていた(と思っていた)蘭子に想いを再認識させるイベントは、やはり「野良犬を追い払う」などという「カッコイイ」行いではなく、別に千紘なら当たり前じゃん、と思えるようなことであるべきではないか、と思うのです。
 即ち、当たり前で大したことない行動でも、「千紘である」ことが想いの源泉であることを示すべきかと。そうでなければ、これは再認識ではなく別の恋なんじゃないか、と。

 回想しつつ蘭子も言っていますが、最悪の出会いだったのに知り合っていく内に心が通じ合っていく、みたいな話とは違います。一目惚れという華やかなスタートを切ったのに一度さめてしまい、しかしやっぱり、というちょっと劇的な展開。
 そして、現在での蘭子の危機的な状況。つまりは礼弥の登場。
 これを一話まるまる使って描いたのですから、もう一歩の詰めが欲しかった気がしました。

 ちなみに、エンディングの直前にいつも、まあサブタイトルの更にサブタイトルみたいなのが表示されるのですが、今回は"Run Ranko Run"というものでした。

「絶対に、絶対に、負けないんだからあああーーーー!!」
sankarea7_ranko1.png

 叫ぶ蘭子。あのサブサブタイトルは、蘭子への激励、鼓舞の言葉なんでしょうね。

氷菓 第5話「歴史ある古典部の真実」
「カンヤ」祭 ← 「関谷」純
郡山「養子」 ← 糸魚川「養子」
 というのは予想通りとして、問題となっていたことが明らかになり、更には
「氷菓」 ← 「アイスクリーム」 ← "I scream"
と一連の謎が解けました。勿論、子供の頃のえるの想いもです。

 さて、最初の頃にもコメントしましたが、この物語、謎そのものはあまり重要でない感じです。で、今回までのところで最も重要だなという印象を受けたのは、奉太郎の変化ですね。
 変化というか、何かを考え始めた、ということです。自分は何を望むのか? 何を、何のためにしたいのか?
 これまで流されるままだった奉太郎は、これからも効率的に流されるままかも知れませんが、少なくとも何かを認識しつつ流されるようになるんじゃないか、そんな気がします。

 しかし何と言うか、第5話でこうくるとすると、シリーズ構成は一体どうなっているんだろう?
 というか、これ全何話なんだろうか?

戦国コレクション
 これまでに何度も、今期のアニソンでは『Fate/Zero』OPの『to the beginning』が一番、とコメントして来ましたが、結局のところ、『戦国コレクション』のEDテーマ曲のこれ↓
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(2012/05/30)
Sweety

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を最も頻繁に聴いています(笑)。
 AメロBメロとノリはいいんだけどサビが……とか言ってたわけですが、ノリで聴いてるからサビが劇的にいいというわけでなくともいいものはいい、という結果に。
 しかし、未だにCDが発売されていない。今もまだ録画したのから切り出して聴いているという状況です。
 アニメのテーマ曲くらいさっさと発売しろよ……。結構機会損失は大きいんじゃないのか?

tag : アニメ

独り言: 「ゲネラシオン・ブル」という名前について

 フランス語の勉強のお時間です。

 ……勿論、嘘です。別に勉強になるような話ではありません(笑)。以前流行った鳥とか豆みたいな。
 先日、アニメ『エウレカセブンAO』に登場するゲネラシオン・ブル社の名前のスペルがわかったということをちらりと書きました。オープニングの最後に"GENERATION BLEU"という言葉が出てきたので、これだな、と。

 多分これはフランス語だな、と判断しました。それはこんな理由から。
 まず、bleuというスペルがフランス語っぽい。これは英語のblueに相当します。
 次に、発音。最初の「ゲ」以外はそれっぽい。ネラシオン、ブル。ただし、テレビで聞いているとゲネラ・シオン・ブルみたいに思えたのでなんだかわかりませんでした。
 加えて、語順。これ、英語に直すと"blue generation"みたいになると思うんですが、フランス語では何かを形容する表現が後ろにつくことが多いです。「青い空」が"le ciel bleu"とか。

 さて、ここからがマメ。思いつくままに行きます。

 まず、アクセント。フランス語の表記にはアクサン("accent")と呼ばれる記号がよく付いてますが("á"みたいな)、これ、我々が「アクセント」と言う時にイメージするものとは随分違います。
 フランス語の辞書の発音記号のところを見てみると、英語の辞書の発音記号のところにあるような「ここを強く読んでね」みたいな印はありません。何故ならそれはデフォルトで単語の最後に来るからです。
 そういう意味では、アニメで発音されている「ブル」はおかしいと言えばおかしいんですが(「ブ」が強い)、実は問題はそれ以前のところにあり、「ブ」のところには母音がないんですよねー。
 あと、「ブルー」と伸ばさないのはフランス語っぽいですが、"eu"は日本語には近い音がないので、普通の日本人は正しく発音できませんね。私もできません(笑)。

 フランス語ではよく後ろから形容すると言いました。だから、"generation bleu"はほぼ英語の"blue generation"になるだろう、と。
 でも、前から形容することもあります。これ、とても日本人にわかりやすい例がよく使われます。
"le ciel bleu"→「青い空」
"le bleu ciel"→「青空」
 つまり、前から形容するのは結び付きが強い時なんですね。

 アルファベットそのものを読むとき、英語だったらABC...は仮名で書けばエイビーシーみたいな感じになるわけですが、"g"と"j"が面白い。
"g"→「ジェ」
"j"→「ジ」
になるんですねー。
 勿論、仮名なんで色々不正確です。もちょっとわかりやすくすると、こうなりますかね。
"g"→「ヂェ」
"j"→「ジ」
 日本語ではこの区別はもうないと言っていいし、英語圏の人も区別してないと聞きますが、フランス語では結構区別しているようです。
 なんですが、「ゲ」ネラシオン・ブルなんですよね。もしかすると、スイスってことで、他の公用語であるドイツ語っぽい発音を混ぜてみた、ということでしょうか?

 とかまあ単に思いついたことをずらずら並べてみました。
 他にも、英語の"I love you"に相当する一文だけで色々な特徴が説明できたりします。

 などと書いてみたものの、実はフランス語なんて学生時代に第二外国語で取っただけで、しかも成績はお世辞にもよくなかったので、簡単に信じたりしないように。
 ここは、ネットリテラシを試すエントリかも知れません(笑)。

tag : アニメ

独り言: 負け惜しみに聞こえない言い訳のしかたってないかな

 コミュカの足りない私は、よくこんな状況に陥ります。

 先日のH-IIAロケット打ち上げを報じた新聞記事の小見出しが、韓国の衛星など、とかいう表現になってたことについて一言。
私「なんで韓国の衛星などなんだよ」
(意訳:他国から受注したということを報じたいのならわかりやすく初の商業打ち上げと書けばいいのに、なんでそんな持って回った書き方するんだ。そうでないなら日本の衛星のことについて書けよ。中途半端だな)
 これを聞いた知人Aの反応。
A「商業的な意味を強調したかったんじゃないの?」
私「…………」
(意訳:いやわかってたからね? 商業打ち上げ成功の意味があることわかってたからね!?)
 でも、なんか後付けで負け惜しみを言ってるみたいなんで結局そのままにしました。

 思えば私は昔からこういうことを繰り返しています。
 懐かしのアニメ『機動戦艦ナデシコ』に登場するアイテム「CC(チューリップクリスタル)」の名前について、知人Bが言いました。
B「チューリップクリスタルなのになんでCCなんだ?」
私「チューリップだからじゃない?」
(意訳:「チュ」だから"t"じゃなく"ch"だと思ったんじゃないかな。日本人らしい間違いだよね)
B「いやチューリップのスペルは"Tulip"だから」
私「…………」
(意訳:いやわかってたからね? お互い、チューリップのスペルくらい知ってること知ってるでしょ!?)
 ちなみに当時、NICに使うTulipという名前の石やドライバ(正確には違うかも。よく憶えてない)があったからだと思うんですが、そのスペルは共通認識だと思っていました。

 この知人Bとはこのパターンを凝りもせず何度もやらかしました。互いの間で共通認識だと思っていることを前提に喋ると、相手はそうでないと思ってるとか。
 もっとあとには、パソコンやなんかの電源の話だったと思うんですが、品質のいい電気みたいな言い回しをしたらそのパターンにハマってしまいました。
 電気に品質も何もあるわけないんだから、電源の質に違いがあるとするとそれは例えば、ちょっと使ったくらいで電圧がふらふら変動しないとかそういう供給能力のことに決まってるわけです。というかそう受け取って欲しかった。
 そのときには続く会話の中で挽回の機会もあったのですが、別の失敗をやらかして結局元の木阿弥(笑)。

 まあ取り敢えず、こういうのの予防策としてはまず、変に持って回った言い回しというかレトリックみたいなのを避ければいいんでしょうね。
 ただ、最初の例のようにぽつりと言っただけのことだと、そもそも長々と説明するのも面倒だから一言で済ませたわけで、どうしたものやら。

 そして、予防だけでなく、起きてしまったときのことを考えておく必要もあるでしょう。
 それが今回の話題ですが、こういうとき普通は(コミュカのある人は)どうしてるんだろう?
 上手な挽回の仕方があるのか、それともなかったことにしちゃうのか、はたまた韜晦して見せるのか。
 ふーむ。

独り言: B-CASカードについての日経新聞による解説

 このところ各所で話題になっているB-CASカードですが、その書き換え方が公開されたりしたために、新聞などでも取り上げられるようになりました。
 今日(2012年5月22日)の日本経済新聞でも、こんな見出しで記事になっています。

「B-CASカード不正利用 法的措置を検討 スカパー・WOWOW 総務省も実態調査」

 記事中には、ではB-CASカードとは何なのかという解説もあるので、それを一部引用してみます。強調は引用者によります。

 B-CASカードは現在、約1億5000万枚が発行されている。カード内に不正視聴を防止する暗号が組み込まれており、通常は有料放送の視聴契約を交わした放送事業者から送信される信号によって暗号が解除される。

記事本文より

B-CASカード 有料放送の契約者だけが放送を視聴できるようにするICカード。テレビやブルーレイ・ディスクレコーダーなどに付属し、有料のBS放送や一部CS放送の契約者が受像機に装着し、ICチップの視聴防止機能の暗号を解除したうえで、放送を試聴する。

記事に添えられた用語解説文より


 まあなんというか、知らないと思って好き勝手書いてますね。
 確かに、嘘ではないかも知れません。「通常」なんて言葉は定義もはっきりしないし、「有料のBS放送や一部CS放送の契約者が」装着することは間違いないし。そうでない視聴者がどうするかについては説明を省略したけれども(笑)。

 でもだったら、その「通常」でなく特殊な視聴である「有料のBS放送や一部CS放送」でない地デジ無料のBS放送なんかのときB-CASカードはどんな役割を果たしているのでしょうか?
 B-CASカードなしで見られる番組が一体どのくらいあるのか、ちょっと興味があります。

 まさか、テレビ局も抱える大手新聞社がB-CASカードの使用実態について知らないわけもないし、そうするとこれらの解説は明らかに印象操作ですね。
 今回問題視されている書き換えは不正な行為かも知れませんが、だからと言ってこんなあからさまな嘘八百(上記のようなことはいわゆる「屁理屈」ですよね)で読者を騙すというのはちょっとどうかと思います。
 いくらそれが不正行為でも、わざわざ実態と異なる報道をしてまでその「悪どさ」を強調することは、報道機関としてどうなのか。

 こういうこと、つまり自分の主張を強調するために事実(実態)と異なる報道などをしているから、メディアの信頼性が落ちているのだとは思わないのでしょうか?

ラノベ: あのヤジマも読んでる!『なれる!SE』シリーズ

 タイトルにある「ヤジマ」とは、日経BPのIT関連の筋では有名な谷島宣之氏(コンピュータ・ネットワーク局編集委員)のことです。この表記を使ったのは単に煽りっぽいタイトルにしたかったからというだけで、他意はありません。様式美ってやつです。
 あ、でも様式美というなら、昨今の風潮を鑑みるに、ここは「ステマ()」の一言を添えるべきでしょうか(笑)?

 今回、カテゴリを「ラノベ」としているのは、元が『なれる!SE』シリーズというラノベで、ラノベの紹介の紹介の形式になっているからですが、実はもうひとつ理由があります。
 それは、今回紹介する矢島氏による紹介のコラム↓

『萌えるSE』と「燃える営業」、永遠の闘い

が、まるでラノベのようなストーリー展開になっているからです。いい年をしたおっさん(失礼)が、書店のラノベのコーナーの萌え空間に怖じ気付いて中々目当ての本を買えないところなんか、ある意味萌え要素ですよね。私にはそんな初々しさはありませんから(笑)。

 そういえばちょっと前にどこかで、説得力のある文章を書きたければストーリーを意識すべし、みたいな指摘を読んだような記憶が。
 まあ、ストーリーとは言っても多分全部ちゃんと実話だと思いますけど。

 事の発端はというと、ある日出社した矢島氏は、自分の机の上になんか心当たりのないものを見つけます。
 そこの表現を引用しましょう。

 出社すると、机の上に妖しい物が置かれていた。文庫本が2冊あり、表紙カバーには下着姿で微笑む美少女のイラストが描かれている。

 これが、『なれる!SE』の一巻と二巻だったわけです。ちなみに「下着」は後にキャミであったことが判明します。
 しかし、「妖しい」って(笑)。

 そして、本を置いた犯人である日経コンピュータ誌編集部の記者から矢島氏に、よくSEについて書いてるけど実態をわかってないでしょ、などという失礼なメールが届いています。
 萌えなんぞに全くこれっぽっちも興味のない矢島氏はこのメールをさくっと削除し、本もゴミ箱へ……と思ったのに、本というものに対する思い入れのためそんなことはできません。
 仕方なく持って帰り、些細な点ですが気になるところもあったので読むことにしました。

 で、先のシーンに続くのです。何かというと、翌日の仕事帰りに、当時の最新刊である第三巻を買い求めに書店に行ったのです。

 我慢して棚の前まで行き、目当ての本を見つけ手にとると、美少女はスーツを着ており少し安心する。それでも、この表紙カバーの電撃文庫を店員に差し出すまでに多少の時間を要した。

注) 二頁目以降を読むのにははユーザ登録が必要です。
 この辺りは前述のように一種の萌えポイントですよね(笑)。

 以降、作中の名台詞の引用とか、

「エンジニアを馬鹿にする人間は会社を問わず私達の敵です」
「大事なのは結局、お客さんの欲しいものは何かだろう」

そのストーリーの痛快さの指摘とか、

(略)と決めた女性主人公が対峙する第3作は、胸がすく結末を迎える。

果ては今後扱って欲しいテーマにまで触れる矢島氏。
 自身で「愛読者」と言っていますが、まさにその通りの紹介コラムです。
 ……あの矢島氏が、ラノベの紹介!
 しかもITproで。

 以前私は、第一巻のレビューのとき、これ楽しめる人は中々限られるのじゃないか、例えば引退したSEとか、みたいなことを書きましたが、矢島氏のようにSEに深く関わりつつもSEはやったことない、という人もそれに連なる、という感じでしょうか。
 ともあれ、私のそんな感想に対して業界では結構有名らしいこの作品。今回も元はと言えば日経コンピュータ誌の記者からの紹介。
 矢島氏ではないですが、今後に期待したい作品です。

 ちなみに、矢島氏は橋本課長のファンだそうで。

間連項目(当ブログ内の本シリーズレビュー):

tag : 電撃文庫 夏海公司

独り言: 神とか宇宙観とかについて

 最近の気候の激甚化、例えばちょっと前の「爆弾低気圧」とやらとか(この言葉初めて知りました)、竜巻のようなのを見ていると、自然の変動の大きさみたいなものを感じます。
 不思議なんですが、先の大震災のようなことよりもこういうことの方が色々感じます。それは多分、あの地震のようなものは巨大すぎて「特別な」事象であるように見えるからだと思います。日常起きていることの激甚化の方が「変わって」来ている、と感じるからでは、とか。

 こういった変動には人の活動が影響しているという説も多いですが、だから自然を守ろうという声が出てくるのにはちょっと何か違和感を覚えます。
 自分達の住み良い環境を維持しよう、というのならわかります。しかし、自然を守ろうというのは、人間は自然が生み出したものではないのか、という反発が沸き上がってくるのです。人間が何をしようと、その人間を生み出したのは「自然」であり、人間の活動も自然の一部である筈です。
 現に、「野生生物保護は「美しい種」が優先、生態系に影響も」なんていう指摘もありますし。

 環境破壊だなんだと言ったら、数十億年前、遊離した酸素なんぞという毒物を撒き散らした植物の祖先のせいで一体どんだけの生物が死んだでしょう(笑)。

 ところで話は少しとびますが、「神」のような超越した存在についての私個人の見方はと言うと、私はそういうの信じていません。
 しかし、ないとも言いません。存在しないことを証明できるほど宇宙のこと知りませんしね。
 要するに、非常に不安定な立場にいるわけです。
 これは、もっと身近なものでもそうです。例えば占いなんかは、先の予測とかについてはそもそも気にしませんが、人の性格とかについては、占いの結果が影響を及ぼすこともあるかも知れないという意味でないとも断言しません。
 それから、西洋占星術の性格の分類の仕方(四大元素とか男性星座女性星座とか)にはちょっと興味があったりします。加えて、人が占いのようなものについてどのように考えるものなのか、とかにも。

 そんな私なので、つまり神みたいなものも否定はしないので、もしあるとするとどんな形態がいいかな、とか思ったりすることもあります。
 そういう場合どういうのを思い描くかというと、これが冒頭の話にちょっとつながります。

 何かというと、人がいて神がいる、という構図ではなく、「存在」するものがあって、その一部が人間であり他の生物であり物質であり、……というものです。以前書きかけで公開した小説『ありがとうをいいたくて』みたいに、作家と登場人物みたいな関係が神と被造物の間にあると言う表現もできるでしょう。

 こういった考え方は、ガキの頃に読んだ橋本健の本の影響が大きいと思います。まあ、ガキとは言っても小学生の高学年にはなっていましたが。
 それは、『次元の本』のようなものを気に入ったりしたことにもつながるでしょう。
 それが今どんな感じになっているかというと、最近滞っていますが、物語を作るときの世界観、宇宙観のベースにしていたりします。上記の『ありがとうをいいたくて』もそうですが、そもそも最初に考えた物語もそうでした。

 結局創作のネタにしてるだけ、ということなんですが、実際のところ、超越者(自然としてもいい)と自分(あるいは人類)を対置する考え方というのは、世の中に色んな問題を撒き散らさないか、という懸念があったりします。
 というか、現実にそうなっているのは実はそういう見方のせいではないか、と言い換えてもいいです。
 対置して対峙するような見方は、結局対立を導くことになる気がしますし、ちょっとこういう包含的な見方も示してみたいな、とか思います。
 それは勿論、宗教(笑)を始めようなんてことではなく、例えば創作物にしてみたりするとどうかな、とか。

独り言: 橋下市長について気付いたこと

 今週は、仕事がそこそこ忙しくて、でもちょっと怪しいことをやろうと計画もしていて、加えてやや厚めの本を読んだりもしていたので、結局ずっとブログを更新しませんでした。
 で、その三つめの話、読んでいた本の内容からふと大阪市の橋下徹市長のことを考えました。

 日本の有名人から、まあある意味での三傑を挙げてみます。
  • 竹中平蔵
  • 枝野幸男
  • 橋下徹

 この三人は、私の中では結構似た人物です。
 まず、論争したら絶対に敗ける自信があります(笑)。私は頭の回転が鈍いので、こういった人たちのようにまくしたてられるとだめなんですよね。
 で、もう一つの共通点。それは、話している内容についてです。
 竹中の言うことは、聞いてるとなんかそうかもとか思えてくるんですが、後でよくよく考えてみると、その論理だと結論が逆じゃね?とか思ったりすることがよくあります。
 枝野は、後でよくよく考えてみると、結局何を言っていたんだ?と首を傾げることになります。以前彼が官房長官になったとき私はちょっと見直したのですが、それは何かというと、大臣としてはダメだけどスポークスマンとしての能力はあるな、と。まあ、官房長官が単なるスポークスマンというのはそれはそれで何かがおかしいですけど。

 で、橋下ですが。
 彼の場合、後でよくよく考えてみると、あっちで言っていたこととなんか矛盾とまではいかなくともなんかちぐはぐで、立ち位置がよくわからない、という点が挙げられます。

 よくハシズムだのなんだの言われますが、彼についての似たような指摘で、ヒトラーが登場したときと似ているみたいな意見がありました。
 私はそれになんか頷けるものがありました。どっちに行こうとしているのかよくわからないからです。
 ちなみに、自民党の谷垣がそれを言ったときには随分批判が集まりましたが、状況が似ているのであって、自分達が国民の信頼を得ることができなかったからそういうことになったのだと反省していました。橋下がヒトラーに似ていると言ったのではなく。
 まあ、反省しても結局その後も何も信頼を得られるようなことをしてないのは変わりませんが。

 そんな風に思っていた橋下のことですが、冒頭述べたように、ふと何かに気付きました。

 一つ例を挙げます。
 彼(ら)の政策の中に、死後に財産を没収するというものがありました。今もあるのかな?
 要は使い切ってもらうことで経済を回そうということと、個人の労働で得たものは当人のみに帰するべきということらしいですね。
 でも、使い切るにしても、財産がなくなったときに寿命が来ればいいですが、そうでないときはどうするのか。安楽死の要件を大幅に緩和してそういうときに認められるとかしてくれるんならともかく、そんなことは無理でしょう。
 また、消費するのに限らず、人に贈与して心の満足を得るという使い方も、自分で稼いだ財産なら認められるべきでしょう。しかし、これも上記と同様、あげてしまった後に寿命が残っていたら困ってしまう。
 だったら、死んだら自動的に贈与できるようにすれば……いや、それは遺産相続と何が違うのか。

 そして、個人が得たものは個人が死ねば消失すべきというなら、そもそも没収というのもおかしい。没収というのは結局、みんなが相続するということですから。
 財産を築くのに公共のサービスを利用している筈だというのなら、個人地方税(住民税)はどうなるのか。
 つまり、財産を使い切れずに死んだら、残ったものはすべて処分すべきなのです。ものなら廃棄するなどすべきだし、欲しいという人がいたらお金と交換し、現金資産とともに銀行にでも預けて、コンピュータの中のデータをさくっとクリアすればよろしい。
 それをしないで没収というのは、色んな意味で理屈に合わない。

 さて、彼の色んな政策を見ているとイデオロギーみたいなのは見えないし、というかそれぞれで違うように見えるし、上の例のように、よくみてみるとどっか変なことがある。
 ところが、上の例に感じたような違和感を保持しつつ他の政策も見てみるとあら不思議。なんか共通点が見えてきます。
 それは、それぞれの政策のお題目とは別のところにあります。お題目だけ見ているとちぐはぐに見えても、そうでないところが共通しているのです。
 その共通点を見てみると、やっと彼の立ち位置みたいなものが見えてきたような気がします。

 まあ、それが彼の本心を正しく見抜いたものなのかどうかはわかりませんが、なるほどー、という感じですね。
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水響俊二

Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
 

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