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創作観: C-Japan構想(仮)

 またまた毒の籠ったエントリなんですが、前回果てしなく後ろ向きの内容だったのに対し、今回は日本賛歌の方針で行きます。
 ただ、やや過激な発言(笑)も含まれるので、本文は「追記」部分に書きます。と言っても、直接このエントリを開くとそのまま見えちゃいますが。
 ちなみに、本エントリのタイトルにある『C-Japan構想』というのは、『Chaos Japan構想』の略です。これは単に、『Cool Japan』を皮肉るために「C」が共通するように付けた名前であり、そのために「(仮)」なのです。
 だって、「日本独自の文化を海外に紹介しましょう」「で、どう銘打って進めるね?」「イギリスに倣って『Cool Japan』で行きましょう」「アホかい!」という感じです。
 個人的に全然「クール」じゃないと感じている、というのもありますが、「独自の文化」を紹介するのにその煽り文句が『Cool Britannia』のパクリ、というのが果てしなく、この上なく、情けない。
 で私は、日本文化と言えば、何でもあり、何でもかんでも呑み込んでしまうカオス、混沌っぷりが魅力だと思っているので、Cを『Chaos』にしてみました。
 でも、ぐぐってみたら、『カオスジャパン』とう会社が実在するようなので、そういう意味でもやっぱり「(仮)」ですね。


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アニメ: 『魔法少女まどか☆マギカ』 第4話 奇跡も、魔法も、あるんだよ

 なんか最近、土曜は早く起きて録画した『魔法少女まどか☆マギカ』を観て二度寝する、という習慣が……。
 妙に説得力のあるこんな解釈も語られる中、段々話が進んで行きます。
 さて、なんか殆んど全編なんとなーく暗い色調で描かれる第4話「奇跡も、魔法も、あるんだよ」。
 今回は、三つに分けてレビューします。

 まず一つ目のテーマ。魔法少女の「縄張り」もしくは「テリトリー」。
 前回まどかとさやかの二人が目の当たりにしたマミの死。それによる精神的なダメージは大きくて、結局、こんなことになります。

「ねえキュゥべえ、この街、どうなっちゃうのかな。マミさんの代りに、これから誰がみんなを魔女から守ってくれるんだろう」
「長らくここはマミのテリトリーだったけど、空席になれば他の魔法少女が黙ってないよ。すぐにも他の子が魔女狩りのためにやってくる」
「でもそれって、グリーフシードだけが目当ての奴なんでしょ? あの転校生みたいに」
「確かにマミみたいなタイプは珍しかった。普通はちゃんと損得を考えるよ。誰だって報酬は欲しいさ」
「じゃあ──」
「でも、それを非難できるとしたら、それは同じ魔法少女としての運命を背負った子だけじゃないかな」
「……」
「……」
「……君たちの気持ちはわかった。残念だけど、僕だって無理強いはできない。お別れだね。僕はまた、僕との契約を必要としてる子を探しにいかないと」
「……ごめんねキュゥべえ」
「こっちこそ、巻き込んですまなかった。短い間だったけど、ありがとう。一緒にいて楽しかったよ、まどか」
(…………ごめんね)

 ところが、後述のように今回さやかが魔法少女になってしまうため、やって来た魔法少女、佐倉杏子がヤバげなことを。

「まさかキミが来るとはね」
「マミの奴がくたばったって聞いたからさ、わざわざ出向いてやったってのに。何なのよ、ちょぉっと話が違うんじゃない?」
「悪いけど、この土地にはもう新しい魔法少女がいるんだ。ついさっき契約したばかりだけどね」
「何それ。ちょーむかつく。でもさぁ、こんな絶好の縄張り、みすみすルーキーのひよっ子にくれてやるってのもシャクだよねぇ」
「どうするつもりだい、杏子」
「決まってんじゃん。要するに、ぶっ潰しちゃえばいいんでしょ? その子」

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 魔法少女の間には、なんか血生臭い勢力争いがあるようです。

 二つ目。ほむら。
 第1話での登場時から、色んなことを知っているのに謎ばかりのほむら。さやかは毛嫌してますが、どうもそんな風には思えないまどか。
 今回は、マミの部屋を訪れたまどかが帰ろうとするところに現れるほむら。
 ちょっと長くなりますが、二人の会話を引用しましょう。

「!……ほむら、ちゃん」
「あなたは自分を責めすぎているわ。鹿目まどか」
「ぇ……」
「あなたを非難できる者なんて、誰もいない……いたら、私が許さない」

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「……」
「忠告、聞き入れてくれたのね」
「?……うん」

 最初からそうでしたが、どうもいつもまどかのためを思ってくれているような様子のほむら。

「私がもっと早くにほむらちゃんの言うこと聞いてたら……」
「それで、巴マミの運命が変わったわけじゃないわ」
「……」
「でも、あなたの運命は変えられた。一人が救われただけでも、私は嬉しい」
「……。ほ、ほむらちゃんはさ、何だか、マミさんとは別の意味でベテランて感じだよね」
「そうかもね。否定はしない」
「……昨日みたいに、誰かが死ぬとこ、何度も見てきたの?」
「そうよ」
「……何人、くらい?」
「数えるのを諦めるほどに」
「……あの部屋、ずっとあのままなのかな」
「巴マミには、遠い親戚しか身寄りがいないわ。失踪届けが出るのは、まだ当分先でしょうね」
「誰も、マミさんが死んだこと、気付かないの?」
「仕方ないわ。向う側で死ねば、死体だって残らない。こちらの世界では、彼女は永遠に行方不明者のまま。魔法少女の最期なんて、そういうものよ」
「っ…………酷いよ。……みんなのためにずっと一人ぼっちで戦ってきた人なのに、誰にも気付いてもらえないなんて、そんなの寂しすぎるよ……!」
「そういう契約で、私達はこの力を手に入れたの。誰のためでもない、自分自身の祈りのために、戦い続けるのよ。誰にも気付かれなくても、忘れ去られても、それは仕方のないことだわ」
「私は憶えてる。マミさんのこと、忘れない……絶対に!」
「そう。そう言ってもらえるだけ、巴マミは幸せよ。羨しいほどだわ」

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 「祈り」というキーワードが出てきました。これは、なんか重要そうです。

「──ほむらちゃんだって、ほむらちゃんのことだって、私は忘れないもん! 昨日助けてくれたこと、絶対忘れたりしないもん!!」
「……」
「ほむらちゃん?」
「あなたは優しすぎる」
「え?」
「忘れないで。その優しさが、もっと大きな悲しみを呼び寄せることもあるのよ」
「……」

 なんとなく、まどかの直感が正しいことがどんどん証明されていくような感じです。
 それにしても、ほむらは一体、まどかをどう思っているのでしょうか。ほむらにとってまどかは、一体どういう存在なのでしょうか。
 非常に気になるところです。

 さて、三つ目。さやか、魔法少女になる。
 冒頭、事故で動かなくなってしまった恭介の体、特に左手。それについて、さやかは悩んでいます。

(なんで恭介なのよ)
(あたしの指なんて、いくら動いてたって何の役にも立たないのに……。なんであたしじゃなくて、恭介なの?)

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(思えばそのときのあたしは、まだ何もわかっていなかった)
(奇跡を望む意味も、その代償も)

 このモノローグ、というか「語り」は、非常に気になります。最後にこれについて感じたことを書きましょう。
 さて、さやかはいつものように恭介の見舞いに来たのですが、様子が変です。

「さやかはさ」
「なに?」
「さやかは、僕を虐めてるのかい?」
「え?」
「何で今でもまだ、僕に音楽なんか聞かせるんだ……! 嫌がらせのつもりなのか」
「──っ、だって恭介、音楽好きだから──」
「もう聞きたくなんかないんだよ! 自分で弾けもしない曲、ただ聞いてるだけなんて! 僕は、……僕は」

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「!」
「……動かないんだ……っ。もう、痛みさえ感じない。こんな手なんて!」
「大丈夫だよ! きっとなんとかなるよ! 諦めなければ、きっといつか──」
「諦めろって言われたのさ。……もう演奏は諦めろってさ。先生から直々に言われたよ。今の医学じゃ無理だって」
「!」
「僕の手はもう二度と動かない。奇跡か、魔法でもない限り治らない!」
「あるよ」
「え」
「奇跡も、魔法も、あるんだよ!」

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 ……なんかこう、悪魔の囁き、みたいな? そんな登場の仕方をするキュゥべえ。
 一方、まどかは、街で仁美を見掛るのですが、これも様子が変です。なんと、その首には、「魔女の口づけ」が! 仁美は魔女に魅入られてしまっていたのです。
 というか、まどかが仁美についていったら、仁美一人ではなく、大勢の人が集まっていて、あわや集団自殺、という場面。止めようとしたまどかは、あちらの世界に引き込まれてしまう。

(罰なのかな? これって)
(きっと私が、弱虫で、嘘吐きだったから、バチが……あたっちゃったんだ)

 ……はて、まどかが自分を「弱虫」と責めるのはわからんでもないのですが、「嘘吐き」というのは一体何のことでしょう?
 ところで、この台詞というかモノローグのところ、その直前までの「恐怖」が一転して「哀しみ」って感じで、その声音には凄く迫るものがあります。CVの悠木碧さん、GJ!
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 まどかのピンチ! あわや、というところで、魔法少女登場!
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さやか△!!!
 で、魔法少女になったさやかは、当然のことながら、「願い事」として恭介の手が動くようにしてもらったわけですが。
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 ここで、前述のさやかの「語り」で気になるところがある、という件について書いてみましょう。
 この、手が動くようになったときの恭介の様子、表情。何か、危うい感じがします。
 私は、別に楽器が弾けるとか音楽がよくわかるとか、そんなことはないんですけど。
 でも、あんな風に気持ちが乱れてしまった恭介が、事故の前までと同じようにヴァイオリンを弾くことができるのでしょうか?
 さやかが言った「代償」とは? さやかは、「叶った」筈の願い事で、何を得ることになったのか?

tag : アニメ 魔法少女まどか☆マギカ

アニメ: 『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』 ~3話

 以前、『おにいちゃん★コントロール』という漫画についてレビューしたとき、コメント欄にこの作品(原作の方)について教えてくださった方がいました。
 そこで、「ブラックで病みすぎ」という評価がされていたので、心して見始めたこのアニメ、『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』。
 うーん、確かに(笑)。

 ただ、覚悟してたためか、案外受け入れられるような。
 最近、この間のポルノのレビューでもそんなことを思いましたが、人間、結構なんにでも適応しちゃうもんですね! なるほど、これが進化で生き残ってきた理由か?
 大体、生物の進化で淘汰されてしまうのは、環境の変化に適応できない柔軟性が低い(環境に過剰に適応してしまったもの含む)種であるといいます。
 変態はDNAが狂っているという意見もありますが、柔軟で多様性のある種こそが生き残るのです!

 でも、兄の修輔は妹の奈緒と血が繋がっていないことを知っているので、ある意味、奈緒を気にしていてもおかしくないとも言えます。問題は奈緒の方ですね(笑)。
 ですが、奈緒も、血が繋がっていないことを知ったとき、一度はこんな反応をしますが、

「じゃあ、家族で私だけ血がつながってないんだね」
「……」
「ごめんね。こんなこと、ショックよね」
「うん……。ショック」
(そりゃあ、ショックだよ。だって、だってこれは、実の兄との背徳的な恋愛を楽しめなくなるってことじゃない!)

結局こんな風に考え直すわけで。

(そうだ、そうだよ、血が繋がってないってことは、お兄ちゃんのことを好きになってもノープロブレムってことだよね! つまり、ごく自然な恋愛!)
(お兄ちゃんとのキスも自然!)
(お兄ちゃんとのエッチも自然!)
(お兄ちゃんとの結婚も自然!)
(血の繋がった兄と妹の背徳的な恋愛も捨てがたいけど、どう考えてもお先真っ暗そうだし。血の繋がってない兄と妹の関係、ん~いいじゃない、むしろ最高よ!)
(そうだ、世の中素敵なことだらけだー!!!)

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 見てみると、そんなにおかしくもない気が。むしろ、前向きなところが評価できるかも?
 ……いやいや、奈緒が考え直したときに、そういうコトを全部「自然!」と評価するのをスルーしてしまう辺り、私もいい加減どっかおかしい(笑)。

 ですが、この後、彩葉という幼なじみキャラが転校生として出てきたり(修輔の現在のことまで何でも知ってるストーカーキャラ)して、ヤヴァい(笑)ことに。
 第三話では、彩葉が修輔をデートに誘い、それを奈緒が尾行し、奈緒の友人二人や修輔の友人三人もまざって無茶苦茶になりますが。
 デートは土曜、その後の月曜? 平然と朝の挨拶をする奈緒や彩葉。友人二人はマトモっぽい人達なんで。

「あ、彩葉ちゃんバッグ新しくしたんだぁ」
「うん、土曜日に買っちゃった。 もう、一目惚れ!」
「いいなぁ、かわいー」
(だ、誰かとめてー!)
(お、お兄さんとデートをしたときに買ったバッグを平気で持ってくる土浦ちゃんも恐いけど)
(全部知ってる筈なのに一切言わない奈緒ちんも恐いよぉ!)

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 奈緒が、デートをつけていたときに友人に撮らせた写真も、一体何に使うことやら(笑/怖)。

 更に続いて、繭佳も戦列に加わる筈で。
 あのヒト、一見マトモそうですが、この二人と渡り合うと言うことは、やはりとんでもないヒトであること確定なわけで……。
 うーん、やっぱヤヴァいアニメになること請け合い!?

 でもこのアニメ、こういう作品なんでテレビでは色々修正が入ってるわけなんですけど、なんか基準がよくわからない……。隠す絵と隠さない絵はどうやって決めてるんだろう?
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 それにしても、今期一月から始まったアニメ、ヤヴァいのが多い気が……。これとは方向性が違いますけど。
 『まどか☆マギカ』は最初から予測できてましたが、『フラクタル』でも今週虐殺シーンがあったし。
 うーん。

tag : アニメ お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだから

せいじ: 増税と併せて施すべき政策

 よく見ているBSフジの『プライムニュース』ですが、今日は与謝野がやってきて税と社会保障の改革が云々とか言ってました。
 まあ、以前からそういう話をしてたので、この機会に聞いておきたいことがあったんですよね。何かというと、増税に当たり景気に与える影響に対してどうフォロー、というかケアするのか、ということを。
 そしたら、結局そんな話はなかった。

 ……よろしい。お前等がそういうつもりならば、私が提言しよう。と言っても従来からの持論で、ここでも書いたことがある。

 というわけで、この話題、久し振りにページトップの紹介のところに宣言してあるような「過激な意見」というのをやってみます。
 最近も都の条例について色々書きましたが、私としてはあんなの皮肉くらいに過ぎなくて、毒を吐き足りない感じなんで、今日はがんがん行きます。


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書いた: 『変身なんてしたくない!』 羞恥プレイシリーズ#6

 羞恥プレイシリーズ#6です。
 今回のは、今朝、食事中にぽっと浮かんだものです。起き抜けに『魔法少女まどか☆マギカ』のOP曲『コネクト』とか聞いたせいでしょうか。
 ちなみに、くりすという名前は、アリスからの連想です。
アリス → ルイス・キャロル → クリスマス・キャロル → くりす
 ではなんでアリスかというと、こちらが元ネタです。


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tag : 創作 羞恥プレイ

ポルノ: 『隣の姉妹を○○メイドにしてみた』

 このヒトの前の作品のレビューではついについていけず、「ポルノのレビューというスタンスを放棄します」なんて宣言をしましたが、性懲りもなくまた手を出してしまいました(笑)。
 なんか、恐いもの見たさ?みたいな、そんな吸引力がある気が。……魔力?

 さて、親がいきなり「家の借金を払えなくなったから、あとは任せた!!」とかいう手紙を残してどっかに稼ぎに行ってしまい、金持ちである主人公の聡一の家に転がり込んできた、幼なじみである夏海とみちるの姉妹。
 夏海のちょっとした失敗から言い合いになり、宣言する聡一。

「この家に住みたいなら、メイドとしてじゃないと許さない!!」

 というわけなんですが、それでも威勢のいい夏海を精神的に屈服させようと聡一が考えたのが、トイレの鍵を閉めてしまうという暴挙でした。で、

「部屋の掃除を全部終わらせたらトイレに行かせてやる!」

というわけです(笑)。
 なんですが、掃除の途中で聡一のエロコレクションを見てしまった夏海。見られたからには、ぱいずりをしたらトイレに行かせてやる!とまた暴挙を(笑)。
 ところが、ぱいずりで予想外に気持ち良くなってしまう夏海。

「もう、我慢できない……」

というのは、トイレじゃなく快楽の方で、

 これ以上、ご奉仕するにはこうするより他なかった。

というのは、ぱいずりしながらの失禁。もう、手段と目的が反転してしまっているというか。で、尿意から開放された夏海はもう、ぱいずりで聡一よりも先に達してしまうという開眼ぶりなのでした!

 もう切り替わったと言うか、目覚めたと言うか、翌朝おねしょをしてしまった夏海は、裸になどなれないと聡一の言葉に抵抗したせいで、こんなことに。

「その小便臭いパンツのままでいいんだろ? 早くメイド服に着替えるんだ」
「そ、そんな……」
「夏海が好きで脱がないんだからな。俺のせいじゃない」
「わたしのせいで……パンツ汚いままで……」
 頭ではイヤだって思っていても、ゾクゾクと鳥肌が立ってしまう。

 いい感じです。
 で、聡一はローターをクリトリスの辺りに当るようにして、黒タイツを引き上げ、エプロンドレスの腰帯に南京錠。外れなくしてしまいます。

「明日のためにその一。ローターで過ごして括約筋を鍛えるんだ!」

 というわけなんですが、タイツを下ろせないようにしてあったために、トイレでも脱げなくて、タイツやショーツそのままでの失禁。これで、おもらしとショーツを濡らすことに躊躇いがなくなることに。

 ここで、私がギブアップした前作との違いを考察してみましょう。
 違いその一。本作のおしっこ描写は、夏海を精神的に屈服させるための小技であること。つまり、精神に対して働き掛ける方がメインなんですね。
 違いその二。聡一(主人公)自身は、飲尿とかに走ったりしない。
 こういう流れだと、なんか結構いけるもんですね(笑)。

 というわけなんで、夏海はもうすっかりおもらしで気持ち良くなってしまうように。このあと二人は、もうギュンギュン飛ばしていきます。
 で、夜。恥かしいことをされるのを想像というか妄想して、それで期待に胸を踊らせながら聡一の部屋へ。

(このまま押し倒されちゃうのかしら……?)
 そんなことを考えながらも抵抗もせずにぷるぷると震えていると、
「よし、これで取れた。よく頑張ったな。今夜は寝小便するんじゃないぞ」
「…………えっ」

 「それだけ……?」となんか肩すかしを食らったような思いになってしまう夏海。もう堪えきれなくて、結局、地下室で三角木馬アナルにローターアナルセックスで。

「我慢できないんならいいんだぞ、ここでしても」
「いやぁ」
「夏海のなら俺、気にしないし」
「許して、暮るの……?」
「ああ」
 許可をもらったマゾメイドは、真っ青な表情であっても笑みを浮かべると、ぽつりと呟いた。
「お許しくださいご主人様……もう、我慢できそうにありません……」

「きもち、いいのぉ……もう夏海はあんたの奴隷なんだから……っ」

ということになるんです。……が。

「俺は夏海を本気で好きになっちゃまずいんだよ……」

 聡一は、高校を卒業したら海外留学することになっていたのでした。だから、木馬でのときに前ではなく後ろでしたのは、「逃げ」だったんですね。
 なのに、もう夏海はすっかり変えられてしまっています。

(もう、あいつにしかパンツ換えてもらいたくない……)
 夏海は知らぬ間に下半身を調教されきっていたのだ。

「このお尻は、あいつ専用なんだから……」
 お許しをもらうまでは勝手に使わないでおきたい。

 なのに、聡一は地下室での調教以来、夏海がどんなにねだっても手を出してこない。

(こんなになっちゃったのも、あいつのせいなのに……)
 こうして今夜もなにもせずに終わってしまうのだろうか。
 体はこんなにも熱く燃え上がっているというのに。


 というわけで、夏海は聡一が全然服を持っていないのに目を付けて、服を買いに外に連れ出そうとするのですが。
 メイド服アナルビーズおむつで外出、というハメに(笑)。結局、

 どんなにおかしいと思っていても、それは夏海が下半身を濡らすことに快感を覚えた瞬間でもあった。
 マゾメイドは、ずっとご主人様のために下半身を濡らしていなければいけない。

ってな感じでどんどん練れていく夏海
 もう、夏海を止めるものは何もない。夏海はお風呂、というか大浴場に聡一を誘って、一線を越えることに。

「あんたのことが好きだからに決まってるじゃない!!」

 そして、カチューシャだけを残して(これは聡一の命令。GJ!)メイド服を脱ぎ、やっと聡一と一つに。
 ……の前に。

「ああっ」
 ぷしゃあああ!
 尿道を刺激され、夏海はあっけなく潮を吹いていた。
 一度だけではない。指の腹で刺激されるたびにヒャックリのように痙攣するクレヴァスから潮が立ち昇る。
「あっ、あひぃ! 遊んじゃいや……わたしの身体おもちゃにしちゃいやぁ!」

 いやー、やってくれますね、聡一。

 この人が初めてで、本当によかった。
 本心から思うことができる。

「あぁ……もうあなたしか見えない……」
「夏海のこと、もう離したくない……離したくないっ」

「ねえ」
「なんだよ」
「好き」
「俺もだ。ずっと一緒にいたいな」
「うんっ」


 さて、このあとしばらくのことは、アゲネヌ・千ャソや里予田耳口王子がやってきそうなので大幅に省略するとして。

「お兄ちゃんにスッキリさせてもらって、ふかふかのおむつ充ててもらって……みちる、大人になっちゃったんだ……」
「あぁ、あんたにおむつ充ててもらえないと、もう夜も眠れないの」
 まさか、こんなことになるなんて。不安げに呟く姉妹に軽くキスをする。
 後ろ手でドアを閉めると、早くも安らかな寝息が聞こえてきた。赤ん坊のような寝つきだ。
「どこでどうなったらこんなフラグが立つっていうんだ……!?」

ってなことに(笑)。

 で、最終的には、やっぱり遠野だなーという感じです。
 留学すれば、その先には多分、政略結婚が待っている聡一。聡一は、心を決めます。

「一緒に海、渡ろうか」
「えっ?」
「俺と一緒に来てほしい。そしていつまでも俺のそばにいてほしいんだ」
「な、なによ……急に、そんなこと……」
 驚いて見開かれていた黒瞳だけど、潤んできたかと思ったら、目尻から涙がこぼれ落ちていった。たぶん、泣いてる本人は気づいてないと思うけど。


 ……でも、姉妹丼のハーレムエンドですけど(笑)!

 結局上記のように、おしっこだーおむつだーというのも、メインが気持ちや心の問題で、小道具的に使われると、以外とイケるもんですね。ヒロインがエロくて発情してて、精神的に服従し切ってくれてるんで余計に。
 いや、遠野作品を何冊も読んだせいで免疫が? もしや、私も開眼(笑)?

 それに加えて、いつもの遠野節的純愛。イラストもいいし。特に、p117とかp183とか、すげーいい感じ。
 なんか本作、妙に気に入ってしまいました。


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(2011/01/20)
遠野 渚

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tag : 美少女文庫 遠野渚

書いた: 『ありがとうをいいたくて』 (Prototype)

 ここ一週間くらい考えてた話です。
 実際には、第一章とかもっと色々膨らませたいなーとかも思いますが、とりあえず版をここに書いておきます。
 こういう話は、まあアイデア勝負みたいなもんで、既に同じようなのがあったら殆んど意味がないんですけどね。

 というわけで、久し振りの非18禁小説、『ありがとうをいいたくて』のPrototype版です。




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tag : 創作

アニメ: 暗中模索の現状での『まどか☆マギカ』論評

 『魔法少女まどか☆マギカ』関連では、第3話の主要キャラ惨殺で視聴者は騒然としているようですね。ウロブチのこれまでの行状をご存じなかった方には(あまりいないかも?)、ご愁傷さまと言っておきましょう。よく知っている人は「またか」とか思っているかも知れませんが、私はちょっと違うと思っています。
 『Phantom』で血と硝煙の世界を、『ヴェドゴニア』『鬼哭街』で熱い[おとこ]の世界を、『沙耶の唄』で一転して血の凍る恐怖の世界を紡ぎ出した虚淵玄
 でも逆に言うと、虚淵節満開なのにちゃんと「王道魔法少女」してますから。
 私なんかはこれをこそ待っていたという感じ(笑)。
 魔法少女を描くに当って、脚本にこのヒトを選んだ岩上氏か新房氏か他の誰か知りませんが、その人の発想は凄い。

 メガミマガジン2010年12月号のインタビューの中で、プロデューサーの岩上敦宏氏はこう言っています。

 才能と才能の化学変化を味わってほしい……という表現はもはや使い古されていますが、『魔法少女まどか★マギカ』ほどその言葉にふさわしい作品はないと思います。私としても読者のみなさんと同じ気持ちですよ。「この面子が一致団結してオリジナル作品を作ったら、一体どうなるんだろう!?」と。そういう純粋な好奇心で始まった企画ですからね。みなさんにもぜひご期待いただければと思います。

 何かわけのわからないものが出てくるのは必然だったし、そもそもそれが期待されていたのです。

 さて、大きなお友達向け(笑)魔法少女ものというと、最近レビューした魔法少女リリカルなのは』という、「バトル系魔法少女もの」という強烈なジャンルを開拓した作品が印象的です。
 その主人公の高町なのはは、私に言わせれば、いくら萌え系の美少女に見えても、本質は[おとこ]だと思うんですよね。強烈な正義感と強力な魔法で、ガンガン攻めていく。フェイトやはやてを魅了しているのは、その侠気[おとこぎ]なんではないか、と。
 でもその印象が武骨でないのは、やはり少女の繊細さがそれを優しくくるんでいるからではないか、と。
 そんな風に思うんです。

 『なのは』を漢字で表すと、私なら「愛」「闘」といった文字を選びますね。
 では、『まどか』はどうかというと?
 私が現時点での印象で選ぶと、「哀」「抗」という感じでしょうか。

 私はここに、大昔のロボットものアニメで起きたことを想起します。
 何かというと、『機動戦士ガンダム』の登場です。もしくは、『新世紀エヴァンゲリオン』まで含んでいるかも知れません。それだけのことが起きてしまったのではないか、と。

 まどかは、「甘い」。
 交通事故なのか、生死の境にいたときにキュゥべえと出会い、選択の余地もなく魔法少女になったマミ。
 何があったのか、恐らく天才的なヴァイオリン奏者だった恭介少年は病院暮らし。その左手は、満足に動かせない。そんな彼に寄り添い支え続けるさやか。
 何があったのかはまだ不明ですが、甘っちょろい経歴である筈もないほむら。
 対してまどかは、単に自分に自信が持てない、そんな程度の悩みしかない。
 しかし、まどかは、そのことにより自身の存在意義に疑問を持っている、いわば危機的状況にあるのに、自分でも「甘い」と自覚しているため、また明らかに自分よりも辛い重荷を背負っている人達が身近にいるため、人に相談することなどできるわけがない。

 恐らく、ほんとに憶測でしかありませんが、虚淵は、彼女に「重荷」を背負わせるでしょう。
 それはもしかすると、前のエントリで私が妄想したような内容かも知れません。
 支えとして慕っていた、上記のような事情があるのに自分の「甘え」を打ち明けたほどのマミの死に、まどかは耐えられるのか。
 魔法少女になれればそれで夢は叶ってしまうと言い放ったまどかに、願いを叶えるチャンスが与えられたら、そのマミを蘇らせてしまうのではないか。
 それも、キュゥべえの発言によると、願い事と魔法の強さは相関関係がある。
 第1話冒頭でまどかは、世界の終焉を見た。それで選択をするとすると、可能な限り強い魔法を使えるようになりたいと考えるでしょう。ならば、死者を呼び戻せるくらいの「お願い」も通るかも知れない。

 しかし、誰にも死は訪れる。だから、マミが蘇らされたら、彼女はまどかのせいで「二度死ななければいけない」ということになるわけです。
 それも、もしかすると、魔法で蘇ったマミの命は、まどかが死んだら一緒に消えてしまうなんていうことにもなるかも知れない。

 ですが、もし本当にそんな展開になったとしても、それでまどかがなのはのようになるとはあまり思えないし、そうなるのはなんかおかしい、という気がします。

 ここで、二つの主題歌、OPの『コネクト』とEDの『Magia』が思い出されます。
 メガミマガジン2011年2月号によると、『Magia』についてKalafinaのHikaruさんは、「「願い」の持つ強さを芯として歌わせていただきました」と言っています。また、『コネクト』についてClariSのクララさんは、「今回のOPは冒険、仲間、絆、夢がテーマになっています」と言っています。
 「願い」を抱くまどかは、「仲間」との「絆」で事態に立ち向かう、そんな気がするのです。

 なのはの魔法は、大量破壊兵器のように強力です。
 まどかはと言えば、キュゥべえに言わせれば、

「まどかが魔法少女になれば、マミよりずっと強くなれるよ」
「え?」
「勿論、どんな願い事で契約するかにもよるけれど、まどかが産み出すかも知れないソウルジェムの大きさは、僕にも測定し切れない。これだけの資質を持つ子と出会ったのは、初めてだ」

という感じなんで(第3話より)、これも多分強力です。
 でも、多分まどかは上記のように、なのはとは大分違う魔法少女になるでしょう。

 OPではまどかの涙が印象的です。
 そこから二つの涙を見てみましょう。
madokamagica_op1.pngmadokamagica_op2.png
 これらは、対照的とも言えます。
 これが、魔法少女としてのまどかなのでしょう。

tag : アニメ 魔法少女まどか☆マギカ

歌とか: 『コネクト』 まどか☆マギカOP

 『魔法少女まどか☆マギカ』のオープニング曲、ClariSの『コネクト』を、リピートで聴きまくってたりします。
 いや、まだCDが発売されてないんで、録画したのからオープニングの音声だけ切り出して、なんてことしてるんですけどね。
 綺麗な声が綺麗でノリのいい旋律を、なんか『まどか☆マギカ』らしい歌詞とともに届けてくれる、とても気持ちのいい、耳に残る曲です。

 歌っているのは、ClariS。「現役女子中学生クララとアリスのアイドルユニット」だそうで、そんな事情から顔出しはなし、蒼樹うめさんのイメージイラストが公開されているのみ。
 アニメ俺妹のOP、『irony』でデビューだったんですが、これも結構聴いてます。
 でも、私としては、今回の『コネクト』の方が好きですね。

 それにしても、この声、なんか中学生って気がしないんですけど……(笑)。

 ちなみに、音声の切出しに使ったのはAvidemux。それでOP部分だけPCMで出力して、FLACでFLAC(Free Lossles Audio Codec)に変換して、Audaciousで聴いてるんですけど、そもそも録画はFriioでrecfriioを自作のシェルスクリプトRecFriio.shをcronから呼び出して実行する、なんてことを。で、これら全て、Linux(ディストリビューションはVine Linux)でやってます。
 ついでに言うと、いつもアニメのレビューのときに絵を貼ってますけど、あれはVLCで見てるんでそれでPNGのスナップショットを取り、GIMPを使って縮小してます。
 全然金を使ってないですね。素晴らしい世の中です。ありがたや、ありがたや。
 あ、Vine Linuxは過去何度か商用版を買いましたけど。お布施のつもりで。
 まあ、コンテンツは買いまくっているので、総合的には随分お金がかかってますね……。


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(2011/02/02)
ClariS

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 でも、こういうこともその内違法になっちゃうのかも。今でもFriioなんかの所謂無反応機器はグレー、というか人によっては違法だと言ったりしてますしね。
 録画したのを編集していいのかとか、そこから取った絵をレビューのために貼るのが、著作権法上の引用になるのかどうかとか……?

tag : アニソン ClariS

アニメ: 『魔法少女まどか☆マギカ』 第3話 もう何も恐くない

 『魔法少女まどか☆マギカ』第3話「もう何も恐くない」のレビューです。

 まず、これを見ておきましょう。オープニングの最後に出てくる絵です。
madokamagica3_op1.png
 あ、そう言えばオープニングちょっと変わりましたね。まどかの変身シーンとか。よく見ると毎回変わってるかも?

 さて、アヴァンタイトルでは、さやかと上條恭介君。恭介の見舞いに来たさやか。彼女が買っていたCDは、ここに届けるためのものだったんですね。
 一緒に聞こうと、イヤフォン(というかインナーイヤーヘッドフォン……もっと短い言い方ないのかな?)を差し出す恭介。流れるラフマニノフ『ヴォカリーズ』。そして、蘇る記憶。動かない恭介の左手。
madokamagica3_sayaka1.pngmadokamagica3_kyosuke1.pngmadokamagica3_sayaka2.png

 いつものようにマミの戦いについて行ったまどかとさやか。その後、色々話をします。そこでまどかが聞いたのが、マミが一体何を願ったのか。「私の場合は……考えている余裕さえなかったってだけ」
 で、その答えに対して、さやかが訊くんですけど。
madokamagica3_mami1.png

「後悔しているわけじゃないのよ。今の生き方も、あそこで死んじゃうより余程良かったって思ってる。でもね、ちゃんと選択の余地のある子には、きちんと考えた上で決めて欲しいの。私にできなかったことだからこそ、ね」
「ねえマミさん、願い事って、自分のための事柄じゃなきゃダメなのかな」
「え?」
「例えば……例えばの話なんだけどさ。あたしなんかより余程困ってる人がいて、その人のために願い事をするのは」
「それって上條くんのこと?」
「!例え話だって言ってるじゃんか!」
「別に契約者自身が願い事の対象になる必然性はないんだけどね。前例もないわけじゃないし」
「でもあまり感心できた話じゃないわ。他人の願いを叶えるのなら、なおのこと自分の望みをはっきりさせておかないと。美樹さん、あなたは彼に願いを叶えて欲しいの? それとも、彼の願いを叶えた恩人になりたいの?

madokamagica3_mami2.png

「マミさん……」
「同じようでも全然違う事よ、これ」
「……その言い方は、ちょっとヒドいと思う……」
「ごめんね。でも今のうちに言っておかないと、そこを履き違えたまま先に進んだら、あなたきっと後悔するから」
「……そうだね。あたしの考えが甘かった。ごめん」
「やっぱり、難しい事柄よね。焦って決めるべきではないわ」

 容赦なく、でも優しく真摯に対応するマミ。ほんとに命懸けで戦っている、そういうことですね。

 まどかはまどかで、自宅に帰ってからキュゥべえと話していて、「まどかが魔法少女になれば、マミよりずっと強くなれるよ」とか言われて、かなり心が動いた様子。
 また、夜中にぐでんぐでんに酔っ払って帰ってきたママの介抱をした後、パパとこんな話をします。

「なんでママはあんなに仕事が好きなのかな。昔からあの会社で働くことが夢だった、なんてないよね」
「んー、ママは仕事が好きなんじゃなくて、頑張るのが好きなのさ」
「え」
「嫌なことも辛いことも一杯あるだろうけど、それを乗り越えたときの満足感が、ママにとっては最高の宝物なのさ」
「……」
「そりゃ、会社勤めが夢だったわけじゃないだろうけどさ、それでもママは自分の理想の生き方を通してる。そんな風にして叶える夢もあるんだよ」
「生き方そのものを夢にするの?」
「どう思うかは人それぞれだと思うけど、僕はね、ママのそういうところが大好きだ。尊敬できるし自慢できる、素晴らしい人だってね」
「うん」


 問題はこの後。
 まどかとさやかは病院に来ていました。さやかが恭介の見舞いをするためなんですが、恭介にはなんかの事情で会えず、帰ろうとした二人が、病院の外壁?になんとグリーフシードを見付けてしまいます。
 ……気づいたのは、まどか。
 孵化してあの迷路が出来上がったら、居所がわからなくなってしまう。というわけで、さやかとキュゥべえが見張り、まどかがマミを呼びに行きます(ケータイの番号を知らなかった)。
 で、まどかがマミを連れてやってきたときにはもう孵化してて、二人が忍び込むと、後ろからほむらが来ています。
 実は、この前に、マミとほむらの間に一幕あったんですよね。ほむらはマミに、「わかってるの? あなたは無関係な一般人を危険に巻き込んでいる」と指摘しますが、そう、私も最初から思ってました。
 マミは、笑顔の裏に色々隠してそうで、今回のこの後のまどかとの会話でも、実際何を考えているのか?と思いつつ見てました。
 ほむらは、「今度の魔女は、これまでの奴等とはわけが違う」と忠告しますが、マミは、ほむらを魔法で拘束して、先に進みます。
madokamagica3_homura1.png

 その、まどかとの会話。

「どんな夢を叶えるつもり?」
「私って、昔から得意な学科とか、人に自慢できる才能とか、何もなくて。きっとこれから先ずっと、誰の役にも立てないまま、迷惑ばかりかけて行くのかなって。それが嫌でしょうがなかったんです」
「……」
「でもマミさんと会って、誰かを助けるために戦ってるのを見せてもらって、同じことが私にもできるかも知れないって言われて、何よりも嬉しかったのはそのことで、だから私、魔法少女になれたらそれで願い事は叶っちゃうんです! こんな自分でも誰かの役に立てるんだって、胸を張って生きて行けたら……それが一番の夢だから」

 ちょっと、こんなのを思い出しました。
『“う”あがり美人になりたくて』Vol.9
「降格になっても、あなた自身は何も変わらないよ」と言われて、素直に頷けますか?
 つないでいた手を離し、後姿のまま告げるマミ。

「大変だよ。怪我もするし、恋したり遊んだりしてる暇もなくなっちゃうよ?」
「でも、それでも頑張ってるマミさんに、私、憧れてるんです!」
「憧れるほどのものじゃないわよ、私」
「え」
「無理してかっこつけてるだけで、恐くても辛くても、誰にも相談できないし、一人ぼっちで泣いてばかり。いいものじゃないわよ、魔法少女なんて」
「マミさんはもう一人ぼっちなんかじゃないです」
「っ……そうね。そうなんだよね」
「本当に、これから私と一緒に戦ってくれるの? そばにいてくれるの?」
「はい。私なんかで良かったら」

 このとき、マミは何を考えて、思っていたのでしょう。多分、二つのことを同時に考えていたのではないでしょうか。まどかに対するたくらみ。そして、一人ぼっちでないと言われて、本当に嬉しかった。そんな感じで。
 そして、優雅に、華麗に、舞うように戦うマミ。
madokamagica3_mami3.png

(体が軽い……! こんな幸せな気持ちで戦うなんて、初めて!)
(もう、何も恐くない)
(私、一人ぼっちじゃないもの!)

 襲い掛かる魔女。
madokamagica3_mami4.png
 突然解除される、ほむらを拘束していたマミの魔法。ほむらは、「まさか……」と言いつつ、多分状況を正確に把握していました。
madokamagica3_homura2.png

 解ける、マミの変身。そして、墜ちていくマミ(拡大)。
 そこに登場するほむら。その戦いぶりは、マミとは随分違い、冷静で冷徹で質実剛健で、実直そのもの、という感じです。性格が表れていますね。
madokamagica3_homura3.png
 魔女を倒したほむらが、二人に告げます。

「目に焼き付けておきなさい。魔法少女になるって、そういうことよ」

 カットインされるこのシードの描写は、「血」の隠喩でしょう。
madokamagica3_seed1.png
 ……誰だ、「血溜まりスケッチ」とか呼んだ予言者は?
 叫ぶさやかと、応えるほむら。

「……返してよ。返せよ。それは……それは、マミさんのものだ! 返せって言ってるだろ! マミさんに」
「そうよ。これは、魔法少女のためのもの。あなた達には、触る資格なんてない」


 重い、あまりにも重たい今回の話。願いとは、それを叶えるとは、戦いとは、そして魔法少女とは。
 虚淵によるこの話は、我々を一体どこに連れて行こうとしているのでしょう。
 まどかは、一体これからどうするのか。
 エンディングの映像が、初めて流れました。これまでは、本編に被さってましたからね。
 シルエットのまどかが、脇にいる人達を振り切るように歩いていく、そして熾烈な戦いに臨む、そんな映像です。
madokamagica3_ed1.pngmadokamagica3_ed2.png


 私なら、どう話を展開させるか。
 まどかは、魔法少女になるに当たり、その対価である願い事として「マミを生き返らせて欲しい」なんてことを言い、本当にそうなってしまう。
 そしてまどかは、マミという人の命の重みを背負って、戦いに挑む。
 ……なーんてね。虚淵なら、もっとずっと凄い話を用意してくれることでしょう。

 おまけ。以前から予告されてはいましたが、CMで流れました。
madokamagica3_cm1.png

tag : アニメ 魔法少女まどか☆マギカ

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Author:水響俊二
水響 俊二 [MIZUKI Shunji]

暫定的に、18禁作品の感想などは裏サイトで書いています。
   

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